平成10年第3回(6月)湯沢町議会定例会会議録(第2号)

                   平成10年第3回
               湯沢町議会定例会会議録 (第2日)
 

1 招集場所      湯沢町議会議場

2 開  会      平成10年6月11日  午前9時32分
3 出席議員               
          1番  寺 本 一 郎      11番  樋 口 晴 雄
          2番  細 川 弘 美      12番  北 本 吉 治
          3番  高 野 栄 司      13番  高 橋 茂 雄
          4番  腰 越   忠      14番  半 沢 利 貞
          5番  柿 崎 直 治      15番  冨 沢   哲
          6番  高 野 軍 三      16番  中 村 昭一郎
          7番  岸 野 力 雄      17番  南 雲   賢
          8番  宮 田   學      18番  林   三 郎
          9番  長谷川 昭 次      19番  池 田   宏
         10番  黒 柳 敏 子      20番  山 本 邦 悦
4 欠席議員
   な し
5 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の氏名
  町      長  村 山 隆 征    助      役  池 田 祥 一
  収   入  役  南 雲 宗 雄    総 務  課 長  剱 持 善 治
  企 画 調 整 課長  南 雲   正    税 務  課 長  茂 木 三千夫
  住 民  課 長  田 村 正 孝    福 祉 保 健 課長  上 村 宣 之
  農 林  課 長  田 村   勇    観 光  課 長  中 村 乾 一
  建 設  課 長  岡 田 雅 充    下 水 道 課 長  腰 越   勉
  水 道 温 泉 課長  剱 持 誠 一    清 津 川 ダ ム  南 雲 宣 夫
                       対 策  室 長
  診 療 所 事 務長  樋 口 新 一    ロ ー プ ウ ェー  樋 口 俊 治
                       事 業  所 長
  学 校 教 育 課長  南 雲 重 次    社 会 教 育 課長  田 村 武 雄
  監 査  委 員  野 口 雅 男
6 本会議に職務のため出席した者の職氏名
                      議会事務局長   田 村 亨 一
                      次    長   坂 西 静 夫
                      書    記   本 田 千恵子
7 本会議に付した事件
                 別紙のとおり
8 議事日程
                 別紙のとおり


             議  事  の  経  過
 
発言者          発  言  の  要  旨
議  長   ただいまの出席議員は20名でございます。
       定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
       会議に入る前に連絡でございますが、皆さんのおかげで南魚沼郡の郡展
      の関係ですが、通知が入っていると思いますが、無事30周年記念大会が終
      わったそうでございますが、またことしも3,000円の後援会費をもらいた
      いそうですが、今回の夏期期末手当から引かせてもらいたいと事務局から
      ありますので、ご承知くださるようお願いしたいと思いますが、異議ござ
      いませんか。
             ( 異議なし )
議  長   では、3,000円ずつ引かさせていただきますので、お願いいたします。
       それから、岸野議員が10時から一時退席で、葬式があるそうでございま
      すので、それを許します。
 
  日程第1       一 般 質 問
 
議  長   それでは、日程第1、一般質問を10日に引き続きまして行います。
       質問順7番、5番柿崎直治議員の発言を許します。
       5番柿崎直治議員。
柿  崎   皆さん、おはようございます。一発目ということで、ひとつよろしくお
      願いいたします。
       きのう、ちょっと晩酌で西山へ行っていましたら、毎日ではないんです
      けれども、民宿の方に偶然会いまして、それの話の中で、来年の2月十何
      日ですか、ワールドカップのスノーボードの世界大会が日本で初めて苗場
      でやるという話になったら、この不景気なときに今度はお客さんは少しで
      も来るという、非常に喜んで雑談をしていまして、来年に期待をしている
      という声が多かった、そういう話をしていました。
       それでは、最初の質問をさせていただきます。今回は三つの質問をいた
      しますが、まず第1番目は、選挙公約のその後の具体的な進「状況を伺う
      ということであります。町長は3期当選いたしまして、1期、2期は無投
      票でございましたから、町民の皆さんに自分の具体的なビジョンといいま
      すか、方針というものを示す機会がなかったかと思いますが、今回の3期
      目に当たりましては堂々と七つの公約といいますか、村山の方針という形
      で発表いたしました。いろんな目途がありますけれども、その数ある、今
      時間がありませんから読みませんけれども、町長自身は自分の方針ですか
      ら知っていると思いますので、それが今半年過ぎましてどのような形で行
      われているかを質問します。
       中には、私たち議員は一番町民と身近な存在でありますから、町長はあ
      れだけのことを言って当選したんだけど、何かひとつまだぱっとしないな、
      どういうことをやっているのだろうという話を最近よく耳にするようにな
      りました。そういうことで、この一般質問は町長に、私たちのこういう質
      問がありますと議会だよりにも載りますし、また自分の議会広報を出す場
      合にも正確な答えを載せなければなりませんので、やはり町民が納得でき
      るような毅然とした答弁をこの件についてお願いしたいと思います。
       それから、二つ目は、地域活性化に支援をということでありますが、皆
      さんのところに月夜野町で取り組んだ資料を机の上に置きましたのだけれ
      ども、参考のために見ておいてください。月夜野町が村おこしといいます
      か、一つのあれとして、これは民間サイドからの声であったそうですが、
      私も新聞で見まして非常にいいなと思っていまして、電話しましたらいつ
      でもおいでくださいというので、この間、暇なときにちょっと行ってきま
      して、農林課がやったことなのですけれども、それをお伺いしまして、一
      つの町おこしといいますか、こういうことは月夜野町ではなくてもっと前
      からも何個かの市町村でやられているみたいなのですけれども、いわゆる
      ふるさと体験というようなことで月夜野町がやられました。これは、こう
      いうやり方もあるのだろうということでございますので、質問の本文は地
      域活性化に町は支援をしてくださいということであります。
       それが二つ目の質問でございまして、三つ目は、ノリタ光学の例の跡地
      の問題ですけれども、もう何年かたちまして、昨年はサーカスのやったあ
      れに地直しをしましたというのですか、整地をしまして、三千余万もかけ
      ましてやったのですけれども、それが周りを終わったら何にもない、それ
      だけお金をかけて、ぐるっとさくをめぐらせて一歩も入れない状態だと。
      もったいないではないかという声を町民の皆さんが大分声にしております
      ので、何かそれが使い道がないだろうかと。あんな高いお金を出して買っ
      て、そして整地までして、その後ほっぽっておくのはもったいないから、
      何とかして町でいい使い方をするように、おまえなんかもよく言っておけ
      なんて言われましたので、そういうことでこの質問をしたわけなのですが、
      ある程度何をするにしても多少の費用はかかると思いますけれども、物が
      物だけに全町民の皆さんの合致した意見といいますか、コンセンサスが得
      られた上で何をつくるかというのが決まるまで、まだ財政面の問題もあり
      ますから、おいそれとはいきませんから何年かたつでしょうが、その間、
      あそこの使い道を町として考えたらいかがですかということなんです。
       第1回目の質問、以上3点についてよろしくお願いします。
議  長   柿崎議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   おはようございます。柿崎直治議員の一般質問に対する答弁をさせてい
      ただきます。
       まず、第1点目が選挙公約のその後の具体的な進「状況を伺うというこ
      とでございまして、私も選挙後半年がたちまして、ちまたの皆さん、町民
      の皆さんが期待をされたり、また現在の経済状況から考えてなかなか厳し
      い状況の中で、いろいろと行政に対して、また私ども町職員に対して期待
      をし、また厳しい目で見ておるということは重々承知をしております。そ
      れがゆえに私自身も何とか頑張っていかなければとみずから気を引き締め
      て新たな気持ちで取り組んでおりますし、また課長を初めとする幹部職員
      を含めて、全庁的にも町民の信頼を得るような言動を含め、また政策に対
      しても頑張ろうという意気込みで常々話はしております。
       そんな中で、私が選挙時に公約をいたしました内容につきましては、大
      変いい方向へ向かっているというふうに認識をしております。例えば具体
      的に申し上げますと、清津川ダム問題の積極的解決というところに、重要
      施策と経済という中に入ってきておりますが、おかげさまで実施調査の全
      面実施を地元の皆さんからご理解をいただき、お認めをいただきまして、
      この問題については議会の特別委員会の委員長さんを初めとする委員の皆
      さん、さらには地元対策協議会の委員の皆さん、国、県に交渉をし、そし
      てまた利水市町村協議会の総会にもみずから出席をさせていただいて、強
      く利水、そして清津川ダムの必要性というものを市町村協議会の皆さん方
      から声を大にして県知事等にやっていただきたいというお話もしてまいり
      ましたし、また生活再建計画並びに地域整備計画の素案という問題を地元
      でも返上することなく、それを考えていくということになっておるわけで
      ありますので、いずれにいたしましても、平成11年度の調査費の予算を増
      額していただくということが当面の課題であるというふうに認識しており
      ます。
       そんなことで、私自身も担当の室長同様、一緒になって今国、県の方に
      も足を運んでいるわけであります。したがいまして、一歩一歩この問題の
      解決に向けて進んでおるということでは、議会議員の皆様の後押しもある
      ということで感謝を申し上げておりますし、さらにこの問題は、三俣地域
      だけでなくて湯沢町全町の問題として大きくとらえておりますので、さら
      に力強く、積極的に問題解決のために努力することをお誓い申し上げたい
      と思います。
       福祉の面につきましては、湯沢町医療保健センターの建設ということで
      掲げておきました。これは、いろいろ議論があるわけではございますが、
      おかげさまで自治医科大学の方の医師の派遣等に絡めて、一体となった形
      で医療、福祉、保健の拠点に医療保健センターを位置づけて、地域医療振
      興協会という機関にお願いをいたしまして、これを調査をしていただいて
      現状把握、そしてまた将来の湯沢町の医療センターがどうあるべきかとい
      う位置づけの調査費を今議会に計上させていただきました。おかげさまで
      医師の派遣並びに将来どういう建物をつくったらいいのかも含めて調査が
      出るわけでありますので、大きく前進をいたしましたし、また心強い支援
      の中で医師を確保できる見通しが立ちましたので、私自身もほっといたし
      ておりますし、また担当の事務長も積極的に奔走しておりますので、力強
      い限りというふうに考えております。この問題についても一生懸命取り組
      んで、平成13年、そして14年ぐらいには解消できればというようなことで、
      今歩を進めているところであります。
       また、特別養護老人ホームは、ゆのさと園の建設ということで昨年から
      やらせていただきまして、おかげさまで8月の10日には竣工を見、さらに
      は10月の1日に開所するという予定でございます。竣工式も10月の末、秋
      ごろには何とかできるのではないかということでありますので、ぜひ西暦
      2000年の待ったなしの介護保険のシステムづくりにも向けて、これがゆの
      さと園が大きくメニューづくりの中で貢献をしてくれるものということで
      期待をいたしております。
       それから、観光面につきましては、ロープウェー事業所の活性化という
      ようなものも挙げておいたわけでありますが、これにつきましても議会の
      皆さんのご協力をいただく中で、一部民間の委託をし、そして大幅に支援
      策を講じる中で職員のリストラをさせていただいたということで、まさに
      経費を節約して、そして新しい展開に一歩大きく踏み出したと。そして、
      コンセプトは雲の上の花公園ということで、今所長以下職員が一丸となっ
      て、土づくりから始まって花を植えるということで張り切っております。
      どうぞまた機会を見られて、7月以降には花もきれいに植栽されるように
      なりますので、ぜひ新装なった今までの事務室の売店等もごらんいただき
      ながら、我が湯沢町の高山植物園のすばらしさを、そしてまた高山植物園
      へ行くまでの途中の花園をぜひ皆さん方からもごらんいただいて、大いに
      町内外にPRをしていただければ幸いであります。
       次に、文化、教育ということで、湯沢中学校校舎棟の建設というような
      ことで掲げてありますが、これにつきましても着々と今目的基金というこ
      とで中学校建設基金の目的基金を創設をいたしまして、何とかまためどを
      つけていきたいということを考えております。また、美術館の建設等につ
      きましては、何とか任期中には完成をさせたいというふうに考えておりま
      す。しかしながら、美術館の場所等、また内容、それらのコンセプトをき
      ちんとしないと大変難しい。ましてや川上四郎先生というようなことにな
      ると、相手の方々にも敬意を表しながらご理解をいただかないと、これも
      なかなかかなわぬものであります。したがいまして、全国童画展の童画美
      術館というお話もありますので、その辺を取りまとめるということも大事
      な要因になってまいるかと思います。今後また、いずれの機会に調査費等
      を計上いたしまして、美術館建設を任期中には完成させたいという気持ち
      でおります。
       さらに、町内循環バスの運行ということで、福祉や通学、通勤、観光に
      利便なダイヤの構築というようなことを掲げてありますが、昨日の一般質
      問にもお答え申し上げましたように、とりあえず町内の循環バスの調査を
      今どうあるべきかということを企画調整課の方で調査に取り組むというよ
      うなことで今やっているところであります。
       さらに、生活と土地活用の中にございました下水道の施設整備を全町に
      ということで頑張っておるわけでありますが、これにつきましては今58%
      の下水道普及率になってきております。したがいまして、これから中里、
      土樽方面を含めて徐々に管渠の布設をどんどん計画をしておりますので、
      これなども大変な金額をかけて、他町にない施設整備を心がけております
      ことをひとつご理解いただきたいと思います。
       さらには、行政改革と諸課題を申し上げますが、情報公開条例の制定と
      いうことで、これにつきましては平成11年度には何とか制定を見たいとい
      うようなことを考えておるところであります。さらにまた、中高層建築物
      の指導要綱の見直しというようなことは、委員会を通じて今着々と進めて
      おるということでご理解をいただきたいと思います。
       いずれにいたしましても、6カ月という中で、公約をすれば即すべてが
      できるということではありません。時節柄、厳しい状況の中ではどうだ、
      こうだというお話もあろうかと思いますが、やはり着実に、安定的に、堅
      実にこまを進めていくということが私は大事じゃないかなと思っておりま
      す。そんな気持ちを吐露いたしまして、答弁にかえさせていただきたいと
      思います。
       2番目の地域活性化に支援をということで真沢の森という月夜野町の方
      で新しくふるさと体験という施設をつくられて、機会を見て行こうかとい
      うことで月夜野の方に連絡をしておりましたところ、蛍サミットがちょう
      どあるものですから、私も行ってみたいなと思って連絡をとっておるので
      すが、そうしましたらちょうど蛍サミットの日がいっぱいだというような
      ことで、もしあいたらまたご連絡くださいというようなことでお話を今し
      ておるところであります。行けるかどうかわかりませんが、いずれ機会を
      見て、お隣の町の月夜野の交流施設をぜひ拝見をしてみたいなと思って、
      勉強に行こうかと思っております。
       それはそれといたしまして、確かに湯沢の町も都市型の生活機能を有し
      たアーバンリゾートシティーづくりを進めておるところでありますが、旭
      原を中心としたあの一角は大変広大な自然がございまして、大源太山と足
      拍子沢に囲まれた風光明媚な場所であります。したがいまして、あそこに
      中山間地域の総合整備事業ということで調査費が1,000万円、ことし5月
      に北陸農政局長さんからご返事が参りました。一生懸命足を運んだかいが
      あったのかなと思って、担当課長を含めほっといたしておるところであり
      ます。さあ、ではこれから現実的にどういうふうにするかということにな
      りますと、一番今湯沢町で大切でありますグリーンツーリズムといいます
      か、農業の体験農園と申しますか、それを都市と農村の触れ合いの場とし
      てここに位置づけていきたいという考えを持っております。
       いずれにいたしましても、中山間地域の総合整備事業の予算がついたと
      いうことで、実質的な今度活性化事業がこれに採択ということになれば、
      体験工房含めて、農道の整備を含めていろんなことができるわけでありま
      すので、ぜひ今の活性化になる施設等を演出を含めて研究していきたいと
      いうふうに考えております。
       次に、3点目のノリタ光学の跡地の有効活用ということであります。昨
      年は町の観光協会の、そして商工会の共同主催ということでサーカスをや
      ったわけであります。あそこの場所が非常に広大ですばらしい場所である
      というようなことではよかったなと。改めて町民の皆さんがあの場所でい
      ろいろと勉強になったんじゃないかなと思っております。
       その後何にするんだというようなことでありますが、ノリタ光学の5万
      5,000平方メートルという広大な土地は、町民の夢を買ったと、また将来
      のまちづくりの資産ということで、慎重に利用計画を進めるべきであると
      いう議会議員の皆さんの声もございます。今バブル経済が崩壊をいたしま
      して、社会経済の条件はまことに劣悪であります。まさに先行き不透明と
      いうことでありまして、そんな中でこれから町民の皆さんの総意というも
      のを結集することは、この時期においてはなかなか難しいというふうに考
      えております。
       したがいまして、当分の間は現状を生かしまして、短期的なイベント広
      場、または町民憩いの場として活用していただくことが最良の方法ではな
      いかというふうに考えております。その利用ルール等については早々関係
      部署で検討に入りたいというふうに思います。このことによりまして、将
      来、時代のニーズに合った利用計画を策定し、対応することが容易となる
      というふうにも考えております。いずれにいたしましても、将来、21世紀
      をにらんだあの広大な広場は議会議員の全員の採択の中で購入した大変な
      宝物でありますので、ぜひ湯沢町の地域活性化、また町民から本当によか
      ったと言われるようなものにしていくように、また努力もしたいというふ
      うに考えております。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       柿崎議員の2回目の質問を許します。
柿  崎   2回目の質問をいたします。
       公約というのは、通告にも書いてありましたとおりに、選挙に当選した
      いがために、できないようなことを言う場合もあるわけですから、湯沢町
      の町長に限らずに、理想論というか、そういうことを言って、町民の、有
      権者の皆さんの気を引きつけるという一つの手法でもあるわけですから。
      しかし、それとてやはり約束事は約束したわけですから、やはり当選した
      暁にはその一つ一つに対して理解を得られるように努力が必要だと思うの
      です。ですから、今町長が申し上げました七つのあれにしましても、福祉
      の問題、養護老人ホームができましたし、清津川ダムの問題に対しても非
      常に積極的に取り組んでいるということは評価いたします。
       それから、あと中学校の建設、美術館の構想も甚だお金がかかるわけで
      すから、一概になかなかできないと思います。町長は、私は計画性に欠け
      ると思っているのですが、例えば美術館にしても中学校にしても非常にお
      金がかかるわけです。年次計画というのですか、3年間は診療所みたいに
      基金をプールして、そしてつくると。そういうようなことでやらないと、
      多額にお金がかかるものはおいそれとはできないと思います。私は、3年
      間町長とおつき合いしておりますけれども、計画性にちょっと欠けるとこ
      ろがあるのではないかと常日ごろ思っています。やはり年次計画といいま
      すか、プランニングを立てまして、そしてこの次はこれ、この次はこれと
      いうふうなはっきりした計画を持たないと絵そらごとに終わってしまいま
      すので、やはり公約というもののお金のかかる部分においては非常に緊密
      な計画を立ててやっていただきたいと思います。町民の皆様も美術館はい
      つできるのだろうと必ず思っているわけでありますから。
       それとまた、公約の中で、例えば観光面で言われました高速デジタル通
      信網の整備ということもありまして、この辺ももっとお聞きしたかったの
      ですが、これは多分に商工会が試算しました三十数億円という費用もかか
      りますし、補助金が半分ぐらい出るみたいですけれども、今マルチメディ
      アの時代ですから、こういうことができることによってタイムラグという
      のですか、時間のずれが非常になくなると思います。東京へ新幹線で行っ
      ても1時間半かかるという、それがこういうマルチメディアの世界に入り
      ますとあっという間にいろんなことができるわけですから、観光立町と言
      われていますけれども、なおさらのこと、光ファイバーなどが設置できれ
      ば、あらゆる面で情報が高速化して、非常に町のためにはいいことだと私
      考えております。今町長答弁の中で言われませんでしたけれども、こちら
      の方も本当に考えてもらいたいと思います。こちらは要望ですけれども。
       それから、もう一つ大事なことは、平成9年の2月でしたか、産業企業
      委員会に町長は観光振興計画出されましたですね。ああいう観光振興計画
      は一体その後どうなっているのでしょうか。例えば、あれにはすばらしい
      今後の湯沢の観光の町としてのあり方のビジョンをうたってあるわけです
      が、計画は2月ですから、1年何カ月か過ぎているわけです。やはり観光
      の町の町長でありますから、あれだけ立派な計画案をつくりましたら、そ
      れはやはり大成させなければいけないと思うのです。それがどうなってい
      るのか、これの方は2回目の質問でお答えいただきたいと思います。
       それから、たくさんありましたけれども、一つは町長の考えているまち
      づくり、私も思ったのですけれども、町長はリーダーでありますから、町
      長の性格を自分なりに分析しまして、やっぱりリーダーシップにおける町
      長の考え方は、地域産業振興型といいますか、それと生活環境の整備型、
      イベント型、地域間交流型と、いろいろ一人一人の個性によってあるわけ
      ですが、やはり町長は私は地域産業振興型の部類に属する性格の持ち主で
      はないかと思います。いわゆる観光というものを基点にしまして、それで
      地域の産業を振興して町民所得の水準を高めるということです。
       湯沢町は、ご存じのように7年間にわたって町民所得が第1位でありま
      すから、407万3,000円という多額なお金で新潟県下においてトップなので
      す。それはマンションの問題、年間750万も来る、かつては1,000万もお客
      さんが来るわけですから、本当に観光の町としてのそれゆえの理由がある
      と思いますけれども、最近腰越議員も質問いたしましたけれども、やはり
      滞納の問題などもあります。そういう問題があるにしても、私たち湯沢町
      民は7年間にわたって県下所得が1位という歴然とした事実があります。
      そういう地域振興型といいますか、そういう姿勢は私は町長のやり方だと
      思います。それはそれで観光町のリーダーとしては大変すばらしい、いい
      ことだと私は思っています。今のこういう時代になりましたから、地域産
      業振興型ではなくて、これからは生活環境を整備したり、地域間の交流を
      やったりするような、そういう形を融合させながらやっていかなければな
      らない時代に入ったかと思います。生活環境整備型といいますれば、花の
      問題もそうでございましょうし、また医療の問題もそうでありましょうし、
      健康保養地の問題もそうでありましょう。グリーンツーリズムもそうであ
      ると思います。こういうものが産業振興型と融合されてなれば一層のまち
      づくりができるのではないかと思いますので、その点も考えながらやって
      いただきたいと思います。
       町長は、先ほど申したように一番偉い人ですから、いろいろなことが決
      裁ができるわけですから、何でも失敗を恐れてはだめだと思います。選挙
      のときにも申し上げましたけれども、優柔不断というのは時と場合によっ
      てはいいかと思います。物事を早急に決めるよりはじっくり考えて、そし
      て判断をするというのも私はいいと思うのです。ですから、優柔不断とい
      うのはいい意味にもとれますし、悪い意味にもとれますから、優柔不断と
      いうのをいい意味でやって、じっくり考えて、正しい道でいろんな施策を
      していただきたいと、まず思います。第1の質問に関しましては、これは
      あくまで町長の姿勢の問題でございますから、2点ほど、デジタル通信網
      の問題、それから観光振興計画の問題、この2点ぐらいはお答えいただき
      たいと思います。
       七つの施策を持って当選したわけですから、一つでも落ち度がないよう
      に、町民の皆さんが本当によくやってくれる町長だなと、ああいう約束を
      したけれども、次回の選挙の前までは大将はよくやったな、できないもの
      もあったけれども、でもやったと評価されるようなことになれば、4期目
      も楽々当選するのではないかと思います。
       それから、二つ目の質問ですけれども、二つ目の地域活性化に支援をと
      いう言葉でございますけれども、これについては、なぜ私が月夜野町へ行
      ったかということを申し上げますと、これを言うにはどうしても今問題の
      農業の減反、生産調整の問題がかかってきますので申し上げますけれども、
      農家の方、湯沢町は67.35ヘクタールでしたか、この間農林課長にお伺い
      しましたら91%ぐらいですか、どうしても5町歩ぐらいは減反ができない
      のではないかというようなこと、かなり厳しい状況だということをおっし
      ゃっていました。そういうことを耳にしていましたから、月夜野へ行って、
      棚田、それから畑というものを民間の皆さんから募集して成功したという
      ことで、この活性化ということにつながるのですけれども、どうしても減
      反すると。そうすると、減反をしなければ幾ら新しい食糧法ができました
      って、政府の言っているような、いわゆる減反は減反しろと。去年より30%
      ほど多い減反割り当てだそうですけれども、幾ら減反してもいろんな問題
      が生じるわけです。減反ができないと手挙げ方式といいますか、自主減反
      という言葉をうたっておきながら、減反ができなければいろんな助成の面
      で圧力をかけてくるわけです。そのいいあらわれがありまして、岩手県の
      東和町の町長なんかだったら、行動性というか決断力がありますから、自
      主減反でもってそれを華々しくうたって、達成はできませんでしたけれど
      も、それと高知県の今の橋本首相の弟さんですか、大二郎さんあたりでも、
      減反に対しては毅然とした態度で反対しているわけです。
       そういうような押しつけがましいことを言っておきながら、小さい農家
      も大きな農家も一緒になって減反調整を割り当ててくると。そんなばかな
      話があってたまるかということで、やはり毅然とした態度で政府に反論し
      ているみたいでありますけれども、湯沢町で減反の問題を言いますと、町
      長が今大変に力を入れている中山間地の総合整備事業の中の旭原の花の郷
      です。これももしかしたら減反を達成できないと、一応今調査費が1,000万
      ついたとおっしゃいましたけれども、調査費がついても湯沢町が減反だめ
      だと言えば、政府からはきっと補助金出ませんよ。だから、町長の方は躍
      起になって減反してくれ、減反してくれと言っていると思うのですが、た
      だ言うだけで減反して、よく南雲議員なんかからも農業に対して町はもっ
      と補助していいのではないかと町長は言われていますけれども、一つの例
      があるのです。これをちょっとよくお考えいただきたいのですが、減反を
      しろ、減反をしろと言っても、やはりそれは国の政策に対していろんな補
      助金をもらえなくなる、そういうこともあるから減反をしなさいと町は減
      反奨励してお願いしているわけですが、湯沢町みたいに保有米というので
      すか、民宿をやっている方も多いです。塩沢、六日町、大和に比べれば田
      なんか本当に小さいものですから、そういう中でも民宿をやっている方が
      多いと。自分でとったお米をお客さんに食べさせるということは非常にい
      ろんな効果があるわけです。そういう自己保有米が多いとなかなか減反で
      きない現状ではないかと思うのですが、津南町は新しい食糧法になりまし
      たときに、国が減反をしたその農家に対していろんなメリットを与える意
      味で、全国共補償制度というのをつくったそうです。共補償制度というの
      は、基金をつくりまして、減反をした農家の割り当てが一律3,000円です
      か、3,000円を基金としていろんな補助というものの形を考えていくそう
      ですけれども、津南町はご存じのように、津南町の農林課の人がおっしゃ
      っていました。うちは農業立町だからと。湯沢町さんみたいな観光立町で
      はないので、いろいろ減反も大変だと。それで、津南町の町長さんは、共
      補償制度の基金の農家の負担分の3,000円を、減反面積がふえた上に、10ア
      ール当たりですから、10アール当たり3,000円の農家の負担は大き過ぎる
      と。そういう考えから、農家に2,000円の補助をしたのです、町が。です
      から、それで先ほど私は言ったのですけれども、2,000円の町は補助を決
      定しました。そして、その2,000円で、ただ2,000円を農家の方に補助する
      のでは、農業従事者ではない一般の人からも不平不満が出ると、そういう
      ことで、その2,000円のうちの1,000円を商品券にしたのです、商工業の振
      興という意味で。それで、床屋も使えますしスーパーも使えます、飲食店
      も全部が使えるような1,000円分を商品券にしたのです。2,000円の補助の
      うち1,000円を商品券にして、そうすれば農業従事者ではない普通の方か
      らもいわゆる不満が出ないと、そういうようなことをやったのです。それ
      で、津南町のことしの減反750町歩。そして、この3,000円のうちの2,000円
      を町が補助した中での総予算が3,200万。農業立町ですからできることか
      もしれませんけれども、さらに減反を100%達成した集落には700万という
      予算をつけまして、総額で3,900万をその農家、農業に従事している人の
      ために町が施策をやったわけです。
       これは、3月の議会を通りまして今やっているそうでありますけれども、
      湯沢町は観光町ですから、湯沢町の観光協会にも町は補助はしております。
      津南町は農業が主体のところですから、これはいたし方ないと思いますけ
      れども、しかしこういう毅然とした態度で農業従事者の方に補助してやる。
      こういうことすれば、町の方が、行政が一方的に何とか減反してくれ、減
      反してくれと言っても、やはり町民の、農家の方のコンセンサスはとれる
      と思うのです。そして、なおさら、2番目の質問になってきますけれども、
      例えば減反してもそういうところをこういう形で月夜野さんみたいに生か
      せないかというのがこの質問の趣旨であります。
       そうすれば、この月夜野さんがやったのは、資料でありますようにこれ
      棚田なのですけれども、新幹線のあそこの駅から2キロぐらいのところに
      あるのです。それで、荒れ地だったのですが、今棚田というのは非常に世
      界的に遺産として見直されているところがありますし、棚田を守るという
      日本の動きもあるみたいですけれども、そこを50区画貸したのです。畑は
      30平米ですか、田んぼが50平米。それで、3月の何日でしたか、やったら
      あっという間に申し込みが来まして、私がお邪魔したのが先月の終わりご
      ろだったと思いますけれども、まず1週間であっという間にいっぱいにな
      りまして、それでもうとてもではないが、今でもひっきりなしに問い合わ
      せが来るということで、これは補助金でやりましたから、たまたま温泉は
      引いてあったので、ここに国民宿舎みたいな真沢のあれをつくりまして、
      そして自分たちで田をやったり畑をやったりしたお客さんが泊まっていっ
      てもいいし、まんま食うだけで帰ってもいいということだったら、ほとん
      ど泊まっていくそうです。ここはホテルもまた多いものですから、そうい
      うので一応成功したと。これは第三セクターでやっているそうであります
      が。
       例えば、湯沢町も非常にそういうことができる。私の知り合いの中里の
      方でも、年間何百人かお客さんが来て、田植えをして、秋には収穫をして、
      非常に喜んで帰っているそうでございます。ある民宿と提携しております
      から、延べ人数で約700人から1,000人ぐらいそのために泊まっているので
      はないかということで聞きましたけれども、本当にすばらしいことだと思
      います。
       そういうふうに、やればできる、小さくても余りお金をかけなくてもや
      ることはいっぱいあるわけですから、その例としてこの月夜野町へ私は行
      ってきたのですけれども、こういう減反の跡にそういう、一つの減反跡を
      それをまた転作していろんな活性化ということになりましょうし、それは
      その中にはそばもいいでしょうし、いろんなことができると思うのです、
      田んぼも。本当に都会の人が今何を求めるかということは、やはり今ふる
      さと指向の時代でありますから、グリーンツーリズムがそれに流暢にあら
      われておりますけれども、やはり自分で土をやって草取りをしたい、まし
      てやトマト、そういうナスをちょこっとでも植えて、そして持って帰って
      東京の自分のとこの食卓で食ったらどんなに人生が豊かになろうと。
       非常に私も岩原で小さいながら畑やっていますけれども、マンションの
      近くでやっているものですから、いつもとっていると、分けてくれないか
      とか、草むしりさせてくれないかとお客さん来るのです。冗談なんか話し
      ているのですけれども、やはり都会の人が湯沢へ来て求める気持ちという
      のは、本当にふるさと指向であると思います。だからこそこの月夜野さん
      も成功しているし、月夜野さんではありませんけれども、よその県でもや
      っていますから。
       私はこういうことを町長がそれをやるためには、それはまた費用も少し
      はかかるでしょう。月夜野さんの場合は農機具を二、三台買って、それで
      1日講習させて、あとは皆さんで使ってくださいというふうに貸してやり
      ます。それとて二、三十万の耕うん機もかかるわけですから、そういうこ
      とにはこれは町の単協の皆さんが腰を上げて、例えば岩原高原だと、下の
      方は3集落の方の持ち主で今耕していない、非常に荒れているところが多
      いのです。そういうところを岩原観光協会の人とやって、岩原高原のあな
      たの畑はどうですかというようなことをやることになったときに町が支援
      していただきたいというのが私の質問の趣旨であります。
       これはひとつまた2回目の町長の考えを聞かせてもらいたいのです。多
      分にもちろん支援ということは、行政というのは民間の活力が大事だと私
      前から申し上げておるのですけれども、やはりこういうのも一つの町おこ
      しの、地域おこしの大事な要点ではないかと思いますので、そういう場合
      が生じた場合、町長は前向きに考えていただけるかどうかの2回目の質問
      で答弁お願いします。
       それから、3番目のノリタ光学の跡地でございますけれども、やはりこ
      れとて先ほど申しましたように、町長には壮大なビジョンもあるみたいで
      すから、1万7,000坪ですか、おいそれとはもちろん決まらなくていいと
      思います。何をつくるかというのは多分に大きな資本投下がかかるわけで
      すから、投資が。ですから、ゆっくり考えていただいてもいいのですけれ
      ども、今せっかくあれだけ整地されたところがあるのですから、何か活用
      ができないかというふうに思うのです。
       テニスコートという話が出ましたけれども、テニスコートにするには、
      またこれお金を取れるようなテニスコートは非常にお金がかかると。では、
      何をすればいいかと言っても今のところなかなかないのですけれども、も
      し、これは理想論かもしれませんけれども、ああいうところはやはり行政
      の面でもっと、行政が企業家になりましてあれを活用するようにいろんな
      企業に対して売るとか、これだけの1万7,000坪がありますから、どうぞ
      使ってくださいと。それに対しては旅館、民宿がタイアップする。例えば
      コマツ、いろいろ冬の圧雪車とか、それから雪国だけしか使わない除雪車
      とかいろんなのありますけれども、スノーマシーンとか。そういうマシー
      ンの発表をするときにはぜひ雪国でやった方がそれはいいわけですから、
      そういうのを企業に町として売り込んでいくわけです、1万7,000坪新し
      い展示会でも使ってくださいと。それやっぱり町が積極的に企業家になっ
      て売り込んでいけばまたあそこの活用にもなるし、旅館にも泊まるかもし
      れません。民宿に泊まるかもしれない。一つの活用の仕方です。そういう
      こともやり方によっては考えられると思うのですが、その跡地のあれとい
      うものを町長さっきの答えはちょっとわかりませんでしたので、今後そう
      いう運動場にしても幅広く開放する意思があるのかないのかをお伺いいた
      します。
       2回目の質問を終わります。
議  長   柿崎議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、再答弁をさせていただきます。
       まず、1点目の観光振興計画と高速デジタル通信網の問題でありますが、
      これはそれぞれの担当課長から答弁をさせていただきます。
       2点目でございますが、津南町の減反の例を出されておりましたが、観
      光立町と農業立町という言葉がふさわしいのかどうかは別として、農業に
      従事する人たちの数が余りにも違うと。また、農地も全然、湯沢町はもう
      250町歩ほどしかありませんので、相当な津南町との差があるわけですか
      ら、そういう意味での感覚的なものがまず違うのでしょう。それと同時に、
      今湯沢町も100%減反達成の生産調整のことも担当課長を含めて頑張って
      おります。何とか100%にできるような手当てをしようということで話を
      今詰めておりますので、またこれを100%にしませんと、先ほどの中山間
      地域の総合整備事業も、湯沢は何をしているのだということで大変なまた
      おしかりを受けるわけでありますので、その辺のことも加味しながら、
      100%達成に向けてまた努力をしたいと思います。
       いずれにいたしましても、月夜野の例は、これから旭原を中山間地で考
      えていったときに、湯沢ももう都市化が進んで、新幹線エリアの大字湯沢
      エリアはもう町場であります。したがいまして、農地や風光明媚な山、川
      のある場所は旭原あたりが大変いいわけですから、そんなときにどういう
      ことであそこにほっとする安らぎの場が提供できるかというようなときに
      先ほどお話しいたしました体験農園的な今柿崎議員が言われるようなもの
      を考えていくためにも月夜野農園に行って勉強してみたいなというふうに
      考えておりますので、ぜひまたいろいろアイデア等ございましたらご進言
      をいただければと、こんなふうに考えております。
       3点目でありますが、企業のお話が出て、一つの展示会的なものという
      ようなこともありますが、それらも含めまして、先ほど私答弁いたしまし
      たが、その利用のルールについては関係部署で検討に入っていきたいと。
      今のことも含めて、企業の云々というくだりも含めて、今後イベント広場、
      また町民の憩いの場、そういうような利活用がどうあるべきかということ
      を検討に入りたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
       前段の件は、それぞれの担当課長から答弁をさせます。
議  長   観光課長。
観光課長   それでは、観光振興計画について補足で説明させていただきたいと思い
      ます。
       大変策定がおくれておりましたけれども、ほぼ素案がまとまりましたの
      で、近々に策定委員会を開催して、最終的に計画策定をしたいというふう
      に考えております。
       以上でございます。
議  長   企画調整課長。
企画調整   ご質問いただきました高速デジタル通信網の整備の関係でございますけ
課長    れども、ご存じのように平成9年度予算で若干その調査費を計上させてい
      ただきました。その背景につきましては、湯沢町の情報化研究会から提案
      のありました湯沢町全体にケーブルテレビ網を引いて、そこに光ファイバ
      ーを通すというような話がございました。これについては、25億円ぐらい
      かかるだろうという話でありました。
       それに対して調査をかける予定でありましたけれども、そういう一つの
      流れの中に出てきたのが、建設省サイドにおきます国道沿線における光フ
      ァイバーの埋設、そして河川の周辺におきますやっぱり河川に沿った形の
      光ファイバーの埋設のような話が建設省の方から参っております。そして、
      2010年を目途に、郵政省の方でもやっぱり全国に光ファイバー網を埋設し
      たいというような話も参っております。そういう一つの流れの中で、現在
      5全総、第5次国土計画の中で、やっぱり同じように全国くまなく光ファ
      イバーを埋設したいと、こういうような話が計画として出ているわけであ
      ります。
       そういうことで、国の各省庁、それから県をあわせた中で、それぞれが
      そういうような計画がばらばらに出ていますので、必ずこれが統一される
      時期が近々に来ようかと思います。そういう中で、再度もう一度考えまし
      て、経費ができるだけかからないような方法、それから国、県を巻き込ん
      だ中の対応を考えていきたいと思いますので、再度検討させていただきた
      いと、こういうことになろうかと思いますので、よろしくお願いいたしま
      す。
柿  崎   要望すべきものがひとつやっていただくように要望しまして、終わりま
      す。
議  長   以上で5番柿崎直治議員の一般質問を終わります。
       では、しばらく休憩いたします。
                                 10時21分
      
              ( 休     憩 )
      
議  長   それでは、休憩前に引き続いて会議を開きます。
                                 10時37分
       一般質問を続行いたします。
       質問順8番、18番林三郎議員の質問を許します。
       18番林三郎議員。
 林     おはようございます。体調を崩して大変見苦しい格好で申しわけありま
      せん。なお、町長さん、答弁者にお願いしておきますが、音声がやっぱり
      悪いようで、聞きにくい点はまたお許しいただきたいわけでありますが、
      それでは許可をいただきまして一般質問を行います。
       昨年の町長選挙以来、村山行政は3期目を迎えたわけでありますが、3
      期目に入り行政活動が非常に活発になり、まことに頼もしいものであると
      感じております。高く評価するものであります。
       まず、質問の第1点といたしましては、4月末の臨時議会で三役交代に
      よる教育長の席が空席になりましたが、その後その後任者の任命について
      伺うものであります。新学期開始早々のことでもあり、おろそかにできな
      い問題であると思うので伺うわけでありますが、教育長の任務は、文書に
      よりますと、教育委員会の権限に属するすべての事務をつかさどる、ある
      いは事務局職員の任免の推薦をする点、あるいは教育委員会事務局の事務
      を統括し、職員を指揮監督する、こういう重要な役目を控えている職務で
      ありますが、これらの任務権限のある職務であり、空席であってはならな
      い役職を一日も早く充足していただきたいものであります。こういう観点
      から伺うものでありますが、今回の定例会の明日の議案の中に同意を求め
      る議案も見受けられますので、町長の方針を簡略で結構ですので、伺いた
      いと思います。
       2番目に、これは教育行政の2番目でありますが、湯沢小学校のプール
      は大変日当たりもよく、校舎の南側にあり、教室とは体育館を間に隔てて
      おり、授業に障害にならない場所としては適地でありますが、昨年度にお
      いて主水公園の改善をいたしました。そのためにまずプールが公園より見
      下ろしになった点、しかもプールわきまで盛り出した側壁ができ、駐車場
      ということで公園の擁壁が近過ぎるので、たばこのポイ捨てとかごみ類の
      投げ捨ての点でプールの中へ、それらのたばこの吸い殻とかごみのポイ捨
      てがプールに入るような考えが浮かんでくるわけでありますけれども、そ
      れの防止の役目。あるいは、通学路がプールのすぐわきを通っているので、
      幼児あるいは低学年生徒に危険性が考えられる点。これ上級生になれば心
      配ないのですが、低学年あるいは幼児の転落事故等の面が考慮されるわけ
      でありますが、これらの点からプールのワイヤーをつくり、もろもろの支
      障に対する手配をするとともに、ワイヤーにより水温の点等から利用期間
      の延長を図る点等について、その必要性を町長なり教育担当者はどのよう
      に考えているのか、伺うものであります。
       3番目といたしまして、いじめ問題、あるいは粗暴問題、学校施設の破
      壊の問題、中学生のたばこの喫煙問題等については、最近は湯沢町におい
      ては非常に物静かになっているやに受けとめられますが、現況はどんなも
      のですか伺うとともに、情操教育、道徳教育、これやスポーツによる心身
      鍛練育成の面からの不良、いじめ問題等の減少を図る。そういう点から、
      家庭教育、あるいは地域社会教育と相まってどのような取り組みを町自体
      として教育行政に考えているか。これはこの前の一般質問で伺いましたが、
      小学校5校、あるいは中学校含めて、同じ問題というか、表題の道徳教育
      等の施策を統一するように、それぞれの面があると思いますけれども、一
      つぐらいはそういう統一した道徳教育等の面を配慮できないのかどうか。
      これもこの前の答弁のとき、多分現在の助役さんが教育長時代答弁も伺っ
      ておりますので、簡単で結構ですので、簡明にひとつご答弁いただきたい
      と思います。
       第2問といたしまして、民生行政、あるいは衛生行政の点について伺い
      たいわけでありますが、まず1点といたしましては、空き缶の投棄は町の
      至るところに見受けられるものでありますが、これは町だけでなく、国内
      どこ行っても見られるわけでありますが、特に川辺等で子供らと遊びに行
      って適当な場所に腰をおろしても、足元に空き缶が転がっていると非常に
      不快感が起こり、楽しさも半減するような事態も出るわけでありますが、
      これらはやはり住民の良識喚起のため、あるいは来訪された外来客等のた
      めにも、ポイ捨て防止の立て札等を要所要所に、現在もそういう手当ては
      やっていただいておりますが、それをさらに衛生組合等と連絡し合って数
      をふやし、必要なところにポイ捨て禁止の表札を取りつけたらどうか。こ
      ういう点につきまして6月7日の広報にも呼びかけを掲載しております
      が、こういう呼びかけを今後も続けるとともに、要所要所への立て札です
      か、そういうのを立てる政策をひとつお願いしたいわけでありますが、ど
      のように考えておるか、伺うものであります。
       2番目といたしまして、空き缶つぶし器はそれほどの高価なものではな
      いと思いますが、他の町で無償配布してその販売先をあっせんし、空き缶
      投棄対策の一助としているところもあると聞きますが、湯沢町でも身障者
      協会等に同じような対応はできないものか伺うものでありますが、ある文
      書によりますと、山形県の某町で、10万円の予算で身障者協会等に無償支
      給をしてその機械を購入していただいて、身障者協会員が空き缶を拾った
      り集めたりして、それを町であっせんしてくれた業者へ販売し、貴重な社
      会復帰への財源としている、運動のための財源としている、こういう記事
      も読んでおりますが、町としてはどのように考えておりますか、伺いたい
      わけであります。
       3番目といたしまして、衛生行政で、年々事業量もふえて、住民福祉へ
      の熱意のほどがうかがわれてまことに結構なことと評価するものでありま
      すが、医療保健センターの整備計画も平成13年度建築を目途にほぼ20億の
      建築費が何か18億とかの発表をしておりますが、そのほかにもかかるもの
      と見て、約20億の事業費で基金積み立てや用地取得等の完了を見て、今回
      は町長答弁にもありました、ほかの議員からの質問に対しての答弁もあり
      ましたように、医師の手配等にも手を尽くしている点がうかがわれるので、
      まことに結構なことと思うわけでありますが、医療センターの実現の点で
      伺いたいことですが、地方分権の実施前の行政で、町単独で持ち出し予算
      のほかに国、県からどのぐらいの交付金等の歳入を予定しているのか、伺
      いたいわけであります。
       2番目としまして、医療関係で最も心配される点は、よい医師の確保で
      ありますが、新しい施設で開業するまでさらにさらに努力をして自治医大
      等と提携をするような答弁も伺っておりますが、いい医者の確保に努力を
      していただきたいものでありますが、さらにくどいようで申しわけありま
      せんが、町長の医師確保への点についての所信を伺うものであります。
       3番目として、新医療センターの開業に伴い、住民福祉のために送迎バ
      ス、福祉バスですか、先ほど観光課長だかどなたでしたか、答弁何かあっ
      たようですが、送迎バスの運行計画も今から準備しておかないと、完成の
      暁に乗りおくれるのではないかと思うわけでありますが、この構想につい
      て先ほどの議員とともに伺うものであります。
       次に、第3問、健康保養地問題でありますが、これは民間の方より非常
      に熱心な呼びかけで、健康をテーマにした都市づくり健康保養地構想につ
      いて、町のまちづくり夢委員会を通じて熱心な取り組みをしておるようで
      ありますが、議会でも総務常任委員会で取り上げております。スキー産業
      も中だるみの下降をしている現況を考慮してこの問題に活力を注ぎ、観光
      事業に活気を呼び戻す点で町長としては、町政執行者としてはどう考えて
      いるか、伺うものであります。
       平成11年度に県に申請し、さらに県から厚生省へ取り継ぐという今まで
      の成り行きの説明は伺っておりますが、町行政ではどのような体制で今臨
      んでおりますか。平成11年度、県への申請、さらに厚生省への取り継ぎ、
      それらの状況はどのようになっておりますか、伺うものであります。
       以上、まことに言葉がはっきりしませんで申しわけありませんが、伺う
      ものであります。終わります。
議  長   林議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、林三郎議員に対しての一般質問の答弁をさせていただきます。
       まず、第1点目の教育行政についてということでございますが、A、B
      は学校教育課長の方から答弁をさせていただきます。
       @のみ答弁をさせていただきますが、教育長不在で町の教育行政に支障
      がないかということでございますが、1カ月間空白になっておりまして、
      教育の空白、停滞は許されるものでありません。その中で大変支障があり
      ますので、今議会に同意を得られるべく今人選を、選任の同意を上程する
      わけでございまして、何とかその停滞を取り戻すべく今努力を進めている
      ところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
       2番目の民生、衛生の行政についてということでございますが、まず@
      の空き缶のポイ捨て対策ということでございます。これは一つはモラルの
      問題ということに尽きると思うのでありますが、このことは、空き缶を捨
      てるということでは全国のどこの市町村でも手を焼いている問題で、中で
      は対策として罰則つきの条例、お金まで取るというところもあります。私
      どもの町も心ないモラルに欠けた人々による空き缶のポイ捨てとか不法投
      棄は方々にありますが、湯沢町の衛生組合というものがございまして、全
      町一斉に道路とか河川を清掃すると。そして、各種実践活動をして、国道
      工事事務所や道路公団、町の建設課の道路清掃、その他町内の皆さんやら
      その他の施設の管理者とか占有者の清掃等により環境を保持していくとい
      う内容であります。
       啓発事業ということになりますと、環境美化運動の推進に伴う啓蒙、看
      板の設置、それから婦人会や小学生のごみ処理場の見学、高校生の空き缶
      回収活動、また広報紙による広報というようなことでいろいろやっており
      ます。いずれにいたしましても、ポイ捨てというのは前段申し上げました
      ようにモラルの問題でございまして、この意識の高揚を図ることが重要で
      ありまして、さらに啓発事業を検討して実施していきたいというふうに考
      えております。
       2点目の空き缶のつぶし器とリサイクルでございますが、私どもの町の
      リサイクル事業は、中子の最終処分場の延命化のために、平成2年、中子
      ストックヤードを開設いたしました。古紙、金属類、瓶類の三つの資源を
      回収しまして、法改正に伴う新施設基準の最終処分場建設から広域事務組
      合で処理をすることとなりまして、昨年の4月、広域のリサイクルセンタ
      ー魚野が開設いたしました。容器のリサイクル法の動きに合わせて九つの
      分別回収で、県下でもトップクラスの資源回収をしているというのが実態
      であります。また、この春衛生組合を通じまして、リサイクル事業を普及
      して推進するために、空き缶のつぶし器を助成つきであっせんをいたしま
      した。150個ほどの注文があったという実績であります。
       3点目の民生行政で福祉バスの活用でございますが、湯沢町の総合福祉
      センターの利用者の便宜を図るために、毎週月曜日に浅貝方面に1台、火
      曜日には土樽、旭原方面にそれぞれ1台バスを運行しています。福祉バス
      です。昨年までは隔週と、1週間に1回ということでございましたが、今
      年度からは隔週を毎週ということにいたしました。平均的な利用者数は、
      浅貝方面が20名、土樽、旭原方面がそれぞれ約15人ということで、福祉バ
      スの充実を今年度から週1回ということにしたということでご理解いただ
      きたいと思います。
       なお、林三郎議員の方でいろんなこと言われたのですが、一般質問は通
      告制に基づいておりますので、大変申しわけないのですが、答弁はちょっ
      と控えさせていただきますので、お願いいたします。
       3点目の健康地の保養問題についてということでありますが、これはま
      ちづくりの夢委員会というようなものを町民の皆さんと幅広く意見を交換
      して討議をしているわけでありますが、その中で川野豊さんが提案をいた
      しました健康保養地構想につきまして、議会への請願採択、それから総務
      文教常任委員会の中に準備会の設置という経過もありました。そして、今
      はまちづくり夢委員会の中に専門委員会ができまして、その専門委員会の
      中に湯沢町健康保養地検討会というようなものを設置しまして、川野豊氏
      を責任者として、あくまで民間主導により検討を進めていくこととなりま
      して、現在月1回定例検討会を開催をし、今まで4回開催しております。
      町といたしましては、民間の手で計画策定に向けて検討が進められていく
      中で、まちづくりという観点から必要な経費を支援したいと思います。必
      要な経費というのはではどういうのだということですが、講師を呼んで会
      議をやると言えば講師に対する経費、それから資料の印刷費、郵便料、そ
      ういうようなものは支援していこうと。しかし、あくまで主体となるのは
      民間主導でやっていただくのだよというところであります。このことにつ
      きましては、予算審査の特別委員会においてご承知いただいているところ
      であります。あくまで民間の手による検討会の推移を見守っていきたいと
      いうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
       それでは、前段の件は学校教育課長から答弁をいたします。
議  長   学校教育課長。
学校教育   それでは、2番目、3番目の問題についてご説明をいたします。
課長     湯沢小学校のプールに、上屋の必要性についてというご質問であります
      が、前から水温が低いとか、あるいは気温が低いとかというようなことで
      のいろんなお話がありまして、私どもの方といたしましても、昨年度各小
      の、平場の方の小学校については温水シャワーをつけました。そういうよ
      うなことで、少しでも改善をしたいということでやってきております。湯
      沢小学校もそうでありますし、そのほかの学校もそうなのですが、上屋を
      つくるということになりますと、相当な建設費や、あるいは維持管理など
      も含めると、やはり時間がかかるのではないかというふうに思っておりま
      す。
       それから、3番目のいじめ問題の現況と町独自の対策についてというこ
      とでありますが、これにつきましては、町独自のというのと、それから我
      々の方としては県の方から教職員の人事配置をもらった中での、どちらか
      といえば県の方から協力いただいたものを主体にしているという部分があ
      りますが、ご了解いただきたいと思います。
       それで、昨年度は非常にいろんなことがありまして、そういう中では校
      舎の掃除用具入れだとか、あるいはそういう器物破損などがありまして大
      変な状況でありましたが、新年度に入りまして生徒も非常に平静を取り戻
      してきています。そういう中で、教職員一体となって対処するべく、平成
      10年度の年初めの人事異動の中で、いじめ対策の加配教員を1名増員をい
      ただいたとか、あるいは県の方も非常に財政が大変だというようなことを
      言われていますが、ことし新規の県単事業でハートフル相談員ということ
      で、新年度の新規事業でありますが、県下20中学に配置をしていただく中
      に湯沢中学を入れていただきました。そういうようなことで、人的体制を
      強化してもらっております。今後校長先生を中心にして、きめ細かな生徒
      との触れ合い、あるいは毎月行っていくというふうに言っていますが、オ
      ープンスクールなどをやりまして、保護者の方に学校をよく見ていただく
      こと、あるいは町の教育相談員などの方々にも見ていただく、あるいはP
      TAの役員の方々など保護者との連携を多くとって問題行動やいじめが起
      きないように一層努力をしていかなければならないというふうに考えてお
      りますので、よろしくお願いいたします。
議  長   執行部の答弁が終わりました。
       18番林三郎議員の2回目の質問を許します。
 林     議長にお願いいたしますが、足が痛いので、壇まで上らないで、ここで
      要望だけ申し上げて質問を終わりたいと思います。よろしいでしょうか。
議  長   はい、どうぞそこでではやってください。
 林     それでは、許可をいただきまして、この席で申しわけありませんが、答
      弁の要らない要望事項といたしまして、3問につきましてそれぞれ町長の
      方からご答弁をいただきましたが、さらにこの問題につきましては内容審
      査をしていただいて、町として尽くすべき点についてはさらに努力をして
      いただきたい。三つの問題点もそれぞれ同じでありますが、そういうこと
      を要望いたしまして質問を終わります。ありがとうございました。
議  長   それでは、以上で18番林三郎議員の一般質問を終わります。
       引き続いて、質問順9番、10番黒柳敏子議員の発言を許します。
黒  柳   一般質問させていただきます。
       今回は美術館を早急にということで、これに絞って質問いたします。先
      ほど5番議員の中で、町長は美術館をつくるということですので、宣言い
      たしておりますので、つくるということで、それを前提に質問したいと思
      います。もう答えが出ているのであれですが、一応「童画だったら新幹線
      の湯沢町」美術館を早急にということでお願いします。
       県展も今長岡で開催中であり、郡展の日時も決まって、日報等新聞は連
      日美術館でのお知らせが載っております。それで、実は私は自分では絵を
      かかないのですけれども、美術ファンでありますので、5月7日の新潟日
      報に、「県内にも欲しい、花に埋まる美術館」という見出しの安曇野のち
      ひろ美術館の記事を見て、もう矢も盾もたまらず日帰りで行ってまいりま
      した。今や安曇野の地と花と子供の画家のちひろ美術館は、全国女性のあ
      こがれになっています。観光客を意識した集客が十分可能であるのですが、
      ここの美術館は村民のための美術館を理想に掲げていて、しっかりと地域
      に根差しているという、そして余り美術館に縁のなかった村民が、田んぼ
      の仕事を終えて絵を見に行ってみようと足を運ぶということなのです。村
      民の出入りが自由だということ。子供たちはしたがってパス券がないので、
      本来は有料なのですが、名乗ってくれればフリーに入れますよとのことで
      した。全くすばらしいです。「2年1組〇〇です」と入館する子供たちの
      姿があるということです。私が行った日は日曜日でもあり、駐車場に交通
      整理が出ているほどいっぱいでした。もう広い敷地に、ちひろ公園の中の
      美術館は本当にくつろげるような設計にされた建物でありました。本当に
      うらやましい限りでした。
       絵本は、子供の栄養と言います。子供たちの成長と教育には絶対に美術
      館は必要なものと思っています。任期中には美術館をつくるということを
      宣言していますので、前社会教育課長も「雪国」に4月号のあいさつの中
      で、全国童画展、この事業で湯沢の新しい文化、童画のまちづくりを全国
      にアピールできたと言っていました。そして、全国から寄せられたすばら
      しい作品の数々を一日も早く一般に公開できる美術館の建設を期待してい
      るとありました。町民の方々の中にも、「選んだものばかりでなく、全部
      見せてくれたらいいのに」と言われていた人も随分おりました。
       何よりも、日本童画の父と言われている川上四郎先生は長年湯沢に住ん
      でいて、かつての町の原風景の作品を、河原や田んぼ道で元気に遊ぶ子供
      たちの姿を描いた作品が多く残されていますし、童謡とか絵本、絵雑誌、
      もう本当にいっぱいあります。湯沢で川上四郎展が開かれる以前に、長岡
      市で川上四郎展が開かれていたときに見に行きましたが、懐かしい絵本に、
      児童の絵雑誌から童謡に余りにもたくさんの作品に出会い、驚いてしまい
      ました。そして、なぜ湯沢ではないのだろう。川上四郎先生はまさに日本
      童画の父であり、湯沢の宝だと思います。
       町長の任期中とあれば、もう早速具体化されるべきです。実行委員の方
      々も、町民の方々も、美術館の実現を早急に望んでいます。やる気のある
      町長の美術館の具体的計画と、またイメージされている、考えている美術
      館とは、場所もどんな環境を考えているのかを伺います。わかりやすい答
      弁をひとつお願いします。
       それから、これからはますます望まれるゆとり教育、言葉や命令だけで
      はなくて、ややもすると学校から帰ってからも勉強、勉強と強制されたり、
      塾も学習塾、いわゆる学校の成績だけを気にするような勉強では、心豊か
      な、しなやかな成長は望めないと思うのです。遊びの中からなり、家庭の
      中の手伝い、生き物の世話、自然との触れ合いの中で感動したり、スポー
      ツや読書、音楽や映画、美術との出会いなど、日々成長している子供たち
      に、ゲームをやってはだめだとか、あれもやってはだめだとか、こういう
      余り不健康なことをしてはだめ、だめ、だめの規制をすることではなくて、
      よりよい環境と文化に触れさせ、よりよいものを与えたら、質の高いよい
      ものの方に関心を持ち、選んで向上しようとする者が育つはずです。
       たくさんの湯沢の原風景や、絵本のある雪国、湯沢が大好きになる湯沢
      の歴史、伝統、文化が伝えられるような美術館がもっと早くあったなら、
      町を誇りとする、町をもっともっと愛するすてきな人材が育っていたと思
      います。憂える心の児童生徒がふえている現状の中、教育の見直しなど言
      われがちですが、望まれるしなやかな心、豊かな心を持った子供たちの成
      長と町民の幸せのため、町民と子供たちに喜ばれたら観光で訪れるお客様
      は自然についてきます。
       美術館を早急に具体化して望むことは、第5回全国童画展はその美術館
      で開催する。そうなれば任期中に美術館が実現されます。建設の具体案を、
      予算づけとか基金の積み立て等、担当課の職員や実行委員の構成等、また
      活動はこれからどうしていくのか、町長の経緯を伺います。ひとつわかり
      やすく答弁お願いしたいと思います。
       第1回の質問を終わります。
議  長   黒柳敏子議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、黒柳敏子議員の一般質問の答弁をさせていただきます。
       実はきのうからワールドカップが始まりまして、私も大変関心を持って、
      日本の14日はぜひテレビを見ようかなと思っておるのでありますが、きの
      うNHKの「クローズアップ現代」見られた方もいらっしゃると思うので
      すが、このワールドカップのみんなで一丸となって応援をする歌が「翼を
      ください」という歌で、今から30年前だか20年前だかちょっと忘れてしま
      ったのですが、歌っておったのが、今またそれを変えて大ヒットしたと。
      そして、子供たち、学校教育にもその歌がいまだに歌われたり、寸劇の中
      にも取り入れられたりというようなことで、私も感動しながらこのNHK
      を見ておったのですが、今黒柳議員が言うゆとりの教育、まさに感動する
      という部分では、その「翼をください」の歌と同じように、みんながやっ
      ぱり原風景、湯沢町に訪れる方も、そしてここに生まれ育つ子供たちのた
      めにも、ほのぼのとするような童画、これをやはり中心とした美術館が私
      はいいのではないかなというふうに考えておりまして、黒柳議員とまさに
      同じであります。
       したがいまして、私は選挙公約で美術館の建設ということを申し上げま
      したが、まあまあともすると行政が主導ですべて場所を決めて、作家も決
      めて、初めから美術館ありきというようなことでやりますと、やはりそこ
      に住んでおられる地域の皆さんや町民が愛着を持ったり、そして私たちの
      美術館なのだという意識というのがどうも芽生えないような気がいたしま
      すので、きょうまた質問をいただいて、心を、また気持ちを新たにしたの
      でありますが、早速この美術館を建設をする手当てがどういう方向がいい
      のか、担当課、また財政計画を担当する企画調整課等も踏まえて、我々三
      役とも、では調査費をいつの時点でつけて、どういう手法で、いつのころ
      に計画を立ててということで慎重にまた早速検討させていただきたいなと
      思っております。
       ただ、言えることは、任期中にはぜひ公約でもありますので、美術館は
      建設をするということでありますが、黒柳議員の質問にございました平成
      12年には第5回の今のままでいけば童画展をやるわけですが、それをその
      新しい美術館でということはお約束はできませんので、ひとつご了解をい
      ただきたいと思います。
       ただ、これから今黒柳議員の言われております美術館の建設委員が設置
      されたというようなことですが、この美術館の建設委員というものはどう
      いうものなのかは私ちょっと承知しておりませんので、この辺むしろ逆答
      弁をしていただければ私は助かるかなと思いますし、それから私自身も非
      常に先ほどお話ししていましたように、設置のまずコンセプト、趣旨、そ
      れから展示の内容、それから場所、それから規模、そういうようなものの
      検討というものは大事だと思います。それから、作家をどういうふうにす
      るのか、童画展のことしは第3回になりますから、1回が大体60点ぐらい
      ずつ集まっていますので、もう百二、三十点は集まっています。それに第
      3回のことしが入れば180点ぐらいは集まるわけですから、大変な財産に
      なっておりますので、その中からいいものを選んでやるのか、それとも剣
      持越峰先生の書をどうするか、岸野海雪さんという日本画がどうするのか、
      また川上四郎先生はどうするのかというような問題の議論にもなろうかと
      思います。
       したがいまして、私が今こういうふうなことを考えているのだよとこの
      場で言いますと、それがひとり歩きいたしますので申し上げませんが、基
      本的には川上四郎さんの川上四郎展というのを平成5年に実施をして以来
      やはり童画というものを、全国童画展も通してそういうふうなことに来て
      おりますので、それらを根底に検討していった方がいいのかなという気は
      いたしますが、まあまあ白紙の状態で、作家の問題、規模や場所や展示内
      容等を、ぜひその趣旨を、コンセプトをしっかり踏まえて、文化の薫り高
      い町をつくりましょうという町民憲章に合致するような、そしてアーバン
      リゾートシティ・サーティー計画に合致するようなぜひプランニングを検
      討していきたいなと思っております。したがいまして、ぜひきょうの質問
      の趣旨を踏まえて、また早急に実は私どもも調査費を含めてどうするかと
      いうことを三役で検討したり、担当課等も呼んで打ち合わせもしてみたい
      なということを申し添えて答弁にかえさせていただきます。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       10番黒柳議員の2回目の質問を許します。
黒  柳   先に確認をすればよかったのかもしれませんが、県の補助金が、今回の、
      ことしの300万円がたしか載っていると思います。さわやか文化の風おこ
      し事業ということなのですが、この補助金は今後とも出してもらえるのか
      どうか。やっぱり続くとすれば、ただこれ童画展だけをやって、あとはそ
      のまままた次もというようなことでなく、やっぱり美術館の建設が前提で
      はないかと思いますので、その辺のところをよく聞いておきたいと思いま
      す。ちなみに、今回は賃金と報償費と会場費、作品の撮影費というような
      ことで、そのほか印刷、通信が細かく金額は載っていませんけれども、そ
      ういうものがかかれば500万からのあれがかかっているかと思います。
       それと、今回の予算書を見ますと、県立近代美術館の巡回ミュージアム
      というようなことが9月に公民館ということで、104万5,000円というよう
      なことが載っているようです。そういうことで、早急にやっぱり美術館の
      建設等、具体化するということなのであれですが、よろしくお願いしたい
      と思います。
       それと、美術館の計画委員会というようなこと私が書いてしまいました
      が、計画委員会と、そのときちょっと今までの川上四郎展の実行委員会が
      あるということを話聞いていますので、そういう気持ちで書いておきまし
      たので、よろしくお願いしたいと思います。
       それで、これからいわゆる童画館というようなことは女性と子供に一番
      受けるものですので、どんどんよその町にもオープンされると思います。
      長野県の岡谷市に童画館ができたという話を聞きましたので、電話をしま
      して、それでパンフレットをいただきました。イルフ童画館というような
      ことで、武井武雄の世界とありました。武井武雄さんという人がまさに川
      上四郎さんと同じ年代で、川上四郎さんの年報を見ますと、「子供の国」
      の創刊、この絵雑誌に名前を連ねて、中心的レギュラーとして長く絵をか
      いていたというようなこと。それから、第1次童画家協会結成に一緒に参
      加しているという、それと第2次日本童画家協会というようなところにも
      やっぱり武井武雄さんの名前も載っております。それと、先ほどのちひろ
      さんも、やっぱり川上四郎先生と交流があったようです。私も旅行記だか
      何か見たときにそういう、湯沢を訪れたということが出ておりました。
       それで、その武井武雄さんの世界とあるのは、岡谷市市営の童画美術館
      で、その絵を見たときにあっと思ったのですが、この絵あれだなというふ
      うに思ったのですが、本当にメルヘンとか幻想の言葉にぴったり、ラムラ
      ム王というのが、代表的な絵が載っていたのですが、トランプの王子様を
      かわいらしくしたような画風というか、建物は3階建てで、企画展示もも
      う既に決まっていて、3人の童画家の展示が計画されていましたし、一番
      あれだなと思ったのが、4月から9月までの黒柳徹子さんの絵本、「木に
      とまりたかった木の話」の挿し絵を武井氏にお願いしてあったのだそうで
      すが、そのお願いをした3週間後に武井さんが他界してしまったわけなの
      です。そこで、娘さんの三晴さんが、その本の文章に合った武井氏の作品
      の中から選出したもので完成したというようなものが展示されているとい
      うふうなことなのです。あらかじめその文章を読んだかと思われるほど文
      章にぴったりの絵ということでした。町に童画美術館があれば、世界の童
      画や他市町村の童画館の作品にも触れることができ、夢が膨らむ思いです。
      町民、子供たち、訪れるお客様の心の栄養となり、思い出も深まり、再度
      湯沢に訪れてみたいと思うことが多いと思います。
       それで、楽しみ方は型にはめないで、地域にやっぱり密着したファンを
      ふやしていけるような町民との信頼関係のあるソフトが充実しているとフ
      ァンの集いができたり、私としては大きな美術館をあれするのではなくて、
      いわゆる等身大で気軽に行ける、地元の学芸員というか、そういう人たち
      とも雑談ができるような、身近にこんないいところがあるのだよというよ
      うな美術ファンをふやしていける美術館であったらいいなというようなこ
      とを考えます。
       そして、町史の編さん室だよりで昔話の調査のお願いが出ていましたが、
      湯沢の伝えていきたい民話や昔話を絵本に残して子供たちに与え、湯沢が
      どんなところであったのか知ってもらう事業なども、童画美術館を通して
      湯沢が豊かな人材をはぐくんでいけたらよいなと思っています。
       場所としては、川上四郎先生も絵の中に河原で遊ぶ子供の絵がたくさん
      ありますし、河川公園、カルチャーの近くの公園の中にちひろ美術館方式
      の1階だけの木のぬくもりと自然を生かしたものというようなのを提案し
      たいなというふうに思っています。絵はかけないですけれども、そういう
      あれがあったら魅力ではありますが、いろいろなことを今提案できるよう
      なことができればいいなと思いますので、その点もひとつ実行委員会等が
      活動し始めたらやっぱり情報も教えていただきたいと思います。
       2回を終わります。よろしく。
議  長   黒柳議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、再答弁させていただきますが、先ほど出てまいりました全国
      童画展の県の方からの補助金なのでありますが、これは新潟県知事さんと
      も私お話をさせていただいて、全国童画展のことで予算づけしておいたよ
      ということで、いずれ町長、湯沢の町に美術館というものも考えてもらう
      足がかりになればというようなことで言われたのを覚えておるのですが、
      そのさわやか文化の風おこし事業という県でやったときに、それを担当課
      も頑張ってお願いに行って、そして1回300万で3カ年ということで、3
      カ年ですから、ことしで終わります。ですので、10年度で、第3回の全国
      童画展で終わるということになりますので、その後美術館への道をという
      ような中で言われてもおりますので、いずれつくらなければいけないかな
      ということであります。したがいまして、今黒柳議員の言われたいろんな
      勉強されたご意見等を拝聴いたしまして、それらを踏まえて今後また検討
      してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
議  長   以上で10番黒柳敏子議員の一般質問を終わります。
       引き続いて、10番、12番北本吉治議員の発言を許します。ただし、これ
      質問だけになるかもわかりませんが、よろしくお願いします。
       12番北本吉治議員。
北  本   質問順10番北本、よろしくお願いいたします。
       まず初めに、冬期の駐車場問題についてでございます。主にこれは湯沢
      高原スキー場、また布場スキー場あたりの駐車場が非常に少ないと思いま
      すので、それについて布場スキー場東側の県道沿い、JRガード下のとこ
      ろのコンクリーのけたがちょうど道路と平行線にある部分ですが、これは
      ほかの方も、この上に何かちょっと鉄板、コンクリでもやらせてもらった
      らいい駐車場になるがなという話は何人かからも言っております。
       これについてですが、私もこれはけたの上に橋かけるのは恐らくJRさ
      んがオーケー言わないだろうと思っていたわけですが、成田空港に我々建
      設委員会で視察のとき、ことしの2月でしたが、そのときちょうど2階建
      ての駐車場が、あれは組み立て式で、雪国ではあれではちょっと無理だと
      思いますが、幾らでもつなげばどこまでもどんどん広い駐車場ができる。
      これは既製品で、非常にいいものです。あれ駐車場でなくても、ほかにも
      いい使い道があるなと思いました。
       そういうことから思いついて、布場の東側のガードのところにこの前見
      に行ってみますと、けたより下は割と高さが幾らもないので、既製品のよ
      うなわけにはいかないが、下から鉄骨組めばけたに触れないで、けたより
      もわずか20センチか30センチ上部に鉄骨かけるわけですが、ちょっとした
      いい場所に駐車場ができるなと思うのですが、JRさんも関係あると思い
      ますので、その辺は町長もJRと一応話してみる必要があると思いますの
      で、町長の考えをお聞きいたします。
       それから、2点目も、青少年体育館の地下を駐車場にどうかということ
      は、これは何年か前にも1度質問出したことあるわけですが、そのときは
      地下と書いたわけですが、地下という方が言いやすいから地下と言います
      が、地下ということになりますと、もちろん地上の地面の底が本当の地下
      だと思うのですが、それで地下ではなくて、今ある床を1メーター30から
      1メーター50高くすると、今でも北側の方は1メーター50ぐらい高いとこ
      ろあります。そうすると、合計2メーター50ぐらいの床を上へ上げれば高
      くなるから、乗用車専門なら十分入るわけです。私もこの前ちょっと見ま
      すと、通路を入っていく方と出ていく方と2本とっても三十五、六台ぐら
      いは入るなと。ステージの下は計算に入れておりませんが、これはだっと
      見たところです。
       それで、この前もこれ質問出したことあるのですが、あの辺に駐車場を
      つくるということは、非常に 家も密集しておるし、雪も冬は降るし、ほ
      かにつくるといっても、これは高い土地を買うか、分けてもらうか、とて
      もお金がかかって難しいと思うので、ああいう下を研究すればできること
      はできるのだけれども、どのぐらいの予算がかかるか、これは私はそこま
      で調べておりません。自分がすべてやってもいいということになれば調べ
      てみますけれども、そこまではやるわけにはいかないので。
       それちょっと私ども考えてみますと、あそこ体育館から、屋根から雪が
      落ちてくるので、こっちの県道の方から上がっていきますと玄関に、正面
      ですが、玄関のちょっと北べりの今のロープウェーと体育館の間、車の通
      り抜けできるところ、あの辺は体育館から雪が落ちてこないようにもちろ
      ん雪に耐えるぐらいのコンクリーのスラブをかけて、その辺を入り口にす
      ればなることはなると思うのですが、その辺に少々工事費もかかってくる
      と思いますが、町長にもう一度どういうものか、お尋ねいたします。
       それから、2番目に観光面についてですが、これは湯沢高原アルプの里
      の山頂駅からサントピアにかけての道路沿いですが、あそこは私も去年3
      回ほど行って、ちょうど暑いときばかりだったのだが、非常に歩くと暑く
      て、ちょうどあの山ほら山が西向きになっているから、余計西日で暑いと
      きあります。それで、あの舗装から西に入ったちょうど土の面、あの辺に
      アケビとか、フジとか、ヤマブドウのつるなら山から引いていってすぐ植
      えると割と根がつきますので、これを日陰にどうかと。スキーシーズン前
      には、秋には地にはわせばほとんどスキーの邪魔にはならないかと思いま
      すので。そして、フジ棚ができれば、ベンチも何台かぽんぽんと置いてお
      けば、お客様そこで腰かけている人もある。前を歩く人もある。そういう
      あの山をにぎやかにするということです。
       それから、この観光面の2番目は、湯沢高原アルプの里のほどよいとこ
      ろの勾配のところに地に埋め込み式の幼児用の滑り台を二、三本つくった
      らどうかと。長さ10メーター、15メーターと書いておりますが、これは長
      さはまだまだいろいろ研究せねばならぬけれども、これも前にちょっと私
      一般質問に出したことあります。あそこのボブスレーですか、あります。
      あれは私は乗ったことがありますが、大人でもちょっとおもしろいですが、
      小さい子供さんでも親に乗せてもらって、あれもあれなりにスリルがあっ
      て楽しいと思いますが、滑り台というのは、私もこれずっと昔万国博覧会
      で見たことあるのですが、私はこの地に埋め込みの滑り台のよさというも
      のは、ほかのどこにでもできない、湯沢高原のような山でないとできない
      ような滑り台に意味があります、長さもとれるし。そして、滑り台の縁に
      は芝生をずっと植えてありますから、例えば芝生のようなもの。これはど
      んな小さい子供さんでも、そこに入ってもまず下に落っこちる心配はない
      し、それから滑り台もさっと早く滑っていくのでなくて、もうちょっと滑
      ったらいいがなと思うぐらいな長さ、勾配です。それ見ていると、そうい
      う小さい子供さんが滑っているところでは割と親も、じいちゃん、ばあち
      ゃんでも連れていっているが、そこから割と離れないで、山の人の集まる
      にぎやかさがあったと、そういう印象残っております。そういう意味で、
      あの山をにぎやかにするために、花もきれいでにぎやかいいけれども、人
      が愉快にのんびりとするのも、花のようににぎやかさがあるのではないか
      と、私はこういうふうに思います。
       それから、3点目に、湯沢高原の下から見える位置に電信柱を何本か立
      てて、赤色の電球の球をつけて湯沢高原のイメージを出してはどうか。こ
      れは何年か前にオーストラリア、ニュージーランドに視察旅行に行ったと
      きに、クインタンという町ですか、あそこを五、六人我々議員で夜の町を
      歩いておりますと、町長も覚えていると思いますが、町長が一番先見つけ
      て、ああ、あれは何だと見たときに、ばっときれいな印象があるわけです。
      それで、昼間ゴンドラで山に上がったわけですが、全くそれに私は気がつ
      いておりません。それで、夜になって初めて下から町の、ちょうどこの町
      からあの高原を見たような形のところにぱっと電気が、赤い球ずらっと並
      んでついていたのが印象に残っているわけですが、町長も思い出すと思い
      ます。あれが時間があれば、明けの朝どんな仕掛けになっているのかもう
      一度山に上がって見てくればよかったのだけれども、なかなか時間がなく
      て、それをこの前ある湯沢町の電気工事やっている人が私のところの仕事
      があって来て、それを思い出してちょっと聞いてみましたところ、電柱は
      長いのと中とか小とかいろいろあるそうですが、長いものでは立てやすい
      場所なら1本20万円ぐらい。機械が寄りつけるところです。湯沢高原のあ
      の道端のほら邪魔にならないこっち寄りの方ならもっと短い電柱でもいい
      わけですが、それにワイヤーを張って電線をつけて、球がどういうものか
      ちょっとわかりません。そんなに高いものではないと思います。工事費用
      はかからないような気がします。
       それと、これは4点目に、三俣の八木沢川の上流のところを八木沢1号
      線が通っているわけでございますが、その1号線沿いから歩いて5分ぐら
      い、東べりの山に、沢のところに小平屋という地名だそうです、そこは。
      そこに割ときれいな岩場に水が流れているところが、20メートルぐらいだ
      と思うのです。もっとあるかもわかりません。これは下から上まで全部べ
      たっと一枚岩できれいなのです。上でしりもちついたら下までちょうどう
      まく滑っていくような割ときれいなところです。そこが私も25年ほど前に
      そこを知っていたわけですが、今回初めてもう一回また行ってみました、
      荒戸城というのがあそこに出てきてから。それで、この辺は町の土地だと
      も地元の人に聞いてみました。町の土地だということも聞いておるし、そ
      の沢の上端はきれいなブナ林になっていて、大分大きいものがあります。
      大きいものは、もう電信柱ぐらいのものがあります。それをずっと上に、
      尾根に上がるともうすぐ荒戸城跡であります。そこ私通っておりません、
      まだ。でも、すぐ上が荒戸城跡だということはわかっております。そこを
      町の何かちょっとした観光名所というほどにもいかないかもわからないけ
      れども、一回観光課からでも見てみる必要があるのではないかと思います
      ので、町長何かいいお考えがあったらひとつお聞きいたします。
       1回目を終わります。
議  長   12番北本吉治議員の1回目の質問が終わりました。
       答弁、また質問が半端になると困りますので、これで休憩にしたいと思
      いますが。
                                 11時46分
      
              ( 昼 食 休 憩 )
      
議  長   休憩を解いて会議を開きます。
                                 13時01分
       先ほどの北本吉治議員の質問時間はまだ46分残っていますので。
       それでは、先ほどの12番北本吉治議員の1回目の質問に対する町長の答
      弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、北本吉治議員の一般質問の答弁をさせていただきます。
       まず、1点目の冬期の駐車場問題についてということでございますが、
      ご指摘のようにこの布場エリアは駐車場が不足をしているということでご
      ざいます。幸いことし布場の地区の皆さん方、有志の方が、たしか12名ほ
      どで自分たちでみずからお金を出し合いまして、あのゲートボール場の用
      地おわかりでしょうか。あの下の段になるのですが、そこを改良含めて工
      事をやりましょうということで、駐車場を今シーズンに間に合わせるべく
      今町も協力する中で整備を始めております。
       それで、既存のスリーセブンという滝沢の駐車場があるわけですが、こ
      れにつきましても先ほど言った地元の有志の組合がつくればまあまあ間に
      合うのかなと。あとはスリーセブンでと。当座はそんなところで様子を見
      て進めていきたいということと、ご提案のJRの高架下の駐車場というこ
      とで、私どもも管内巡視のときにあの場所をこうだああだという議論をさ
      せていただいたのですが、いずれにいたしましても整備に要する費用とい
      う点を考えますと、すぐ取り組めるという今の財政状況にもございません
      ので、ご了承いただきたいなというふうに考えております。
       それから、Aの勤労青少年体育センターの床下を地下駐車場にどうかと
      いうことで以前にも質問されたわけでありますが、この体育館というのは
      夏場の利用が多くて、特にバレーボールの利用が一番多いと。バレーボー
      ルですと高くボールが上がりますので、高さがある程度なければだめです
      し、高度の技術があるプレーヤーにとっては、とてもこれ以上低くすると
      もうプレーができなくなるということです。また、仮にこの駐車場を地下
      につくった場合、床を上げてしまうということですから、床下のあれは空
      洞ではなくて、それを床張りしている、支えていく支柱というのがあるの
      です。ですので、これを取り壊したり、それから新たに床張りの工事をす
      るということになると、大変な高額費用がかかるということで、今のとこ
      ろ実現はできないというふうに考えております。
       2点目の観光面について、アイデア等々含めて4点ほどご質問されてお
      りますが、まず1番目の問題につきましては、フジとかアケビ、ヤマブド
      ウなどのつるの木での木陰を、日陰というのですか、それをつくるという
      のは非常によいアイデアだと思います。今年度はことしから3カ年の植栽
      計画を作成しますので、その中で検討してまいりたいと思います。
       Aの幼児用の滑り台も、大変遊具としての魅力があります。あそこはア
      ルプの里ということで高山植物園になって、小鳥のさえずりを聞いて、静
      寂さの中で安らぎをという、散策をということをお見えになる方は願って
      いるわけですので、そこに構築物である滑り台があるということでは非常
      に難しいので、問題は設置する場所です。これを全体のコンセプトの中で
      やはりゾーンを決めて設置をしていかなければいけないので、これについ
      ても慎重に計画を立てていきたいというふうに考えております。
       Bの海外の視察のときにも、確かに私もあれは何だということでびっく
      りしたわけでありますが、今湯沢の自然景観、環境色彩計画を唱えていろ
      いろアーバンリゾートシティー・サーティー計画を打ち立ててやっている
      中においては、町全体のイメージから見てどうか、今のところこれについ
      てはちょっと考えておりません。
       最後になりました三俣八木沢上流の岩場についてでございますが、ここ
      に写真がございまして、早速観光課長に指示しましたら、みんなで現地に
      行って写真を撮って、これを私拝見して、現地には行っておりませんが、
      大変きれいな清流がとうとうと流れておるのですが、いかんせんちょっと
      規模的には余り大きくはないと。奥入瀬の渓流というようなわけにもいか
      ないなという感じがしておりますが、いずれにしても観光名所となり得る
      かどうか、今後の研究課題ということで、その趣旨を踏まえてまた勉強さ
      せていただきたいなと、こんなふうに思っております。
       以上でございます。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       北本吉治議員の2回目の質問を許します。
北  本   2回目の質問をいたします。
       冬期の駐車場について1番、2番は、これは町長の答弁のとおりほかに
      駐車場が見つかったということで、そこは私も場所は大体わかりますが、
      何台ぐらいとまってどうなのか細かいことはちょっとわかりませんが、そ
      れはいいことだと思いますので、これはこれとしまして、それから観光面
      についてのことだけれども、フジとかアケビを植える、こういうことは環
      境には差し支えないと思いますが、この滑り台も、町長は何というか、人
      が集まる、にぎやかにするということは、ある程度空き缶も投げる人も中
      にはあるかもわかりませんが、それはやっぱりだれかがきちっと拾うとか
      いうこともまたこれ一つの考え方の意味として、簡単にあきらめない方が
      いいのではないかと思います。
       それから、赤い電球の球をというの私はそれほど風観に悪くはならない
      と思います。冬場はほら物すごいスキー場に街灯、電気がいっぱいつけて、
      私も初めてこの湯沢に来たときに、向こうの、六日町の方から帰ると山々
      の電気が非常にすばらしい感動を受けるというか、あれを初めて見た人は。
      たまたま冬はこの電気が消えてしまって何か寂しい感じというか、ちょこ
      ちょこついておりますけれども、この赤い球というのは、人間は子供のこ
      ろから赤の電球の球とか非常に心に残る色でございますので、そう悪くは
      ないと思いますので、またこれはこれとしまして、この八木沢の私も写真
      撮っておるのだけれども、まだ焼き増ししていないので、また後で見せて
      いただきます。あそこも規模はやっぱり小さいけれども、よそに行けばい
      ろいろほら、例えば華厳の滝とか、那智の滝とか、十和田湖の下流の景色
      なんかも、町からも行ったことありますが、これは日本の指折りで本当の
      昔から自然にできて、相当の年数がかかって今日全国に名前が売れている
      場所でありますけれども、湯沢町はそういうところがあればいいけれども、
      これは自然を人間がつくるわけにいかないので、小さくてもあるものを湯
      沢町としてはやっぱり考えるべきでないかというふうに思います。
       それで、この八木沢の小平屋というところは、規模は小さいけれども、
      あそこ私もこの間登ってみますと、水が流れている岩場の横、人が歩いて
      登っていかなければならぬところもやっぱり岩場で、上から見たところは
      何か草が生えたりコケが生えたりしておりますが、ちょっと湿気で滑りま
      す。あのコケとかああいうごみをきれいに取ってしまうと水の流れている
      縁まで岩が出てきて、洗えばきれいになると思うのと、そこに取りつけた
      鎖でもちょっとつけて、そうするといかにもよくなってくるのではないか
      と。
       それから、後で聞いたのですけれども、その小平屋川をずっと上に登っ
      ていったところから、昔荒戸城跡へ水を取っていた堀が今でも残っている
      そうです。それで、私そこは見ておりませんが、荒戸城にもその沢の上か
      ら、今だから細いホースで水を引けば、ちょっと人が行ったときにひしゃ
      くで一杯水取るようなことは簡単にできるように思います。そういう意味
      で、あの辺をちょっとしたそこの栄太郎峠のようにだれでも一般が行くに
      はちょっと無理がありますけれども、あの辺ならまあまあその小平屋川と
      いうところから上の城跡のところまでジグザグに歩道の人が歩ける道を切
      れば、ブナ林も切れるし、夏は涼しくいいところではないかと。たまたま
      残念ながら下に駐車場をとる場所が今のところ私は見つけておりませんの
      で、これが一つの検討として考えていただければと思います。
       2回目終わります。
議  長   北本議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   再答弁させていただきます。
       まず、滑り台の件でございますが、これについては設置箇所の場所、こ
      れを検討した方がいいのではないかということですので、まあまあ自然景
      観損なわない、また不評を買わないような場所にということで計画を立て
      てみたいというふうに検討しながらやってみたいと思います。
       それから、湯沢高原の赤色の電球ということでありますが、これは非常
      に難しいので、相当いいデザイン的なものとか、お金かけてやるならばま
      たいざ知らず、ちょっとへんてこりんなのをつけますと湯沢全体のイメー
      ジがダウンするというような中で、町民の間からも、観光客の間からも、
      果たして自然の中にそういうものをやったときに、昼間はちょうどそれが
      見えてくるわけですので、果たしてどうかなということで、今のところは
      消極的に私自身考えております。
       それから、おっしゃるとおり水の流れる岩場、これが小平屋沢の滝とい
      うような、小規模ではありますが、水も確かに夏場もあるやに聞いておる
      ところであります。規模の問題もありますし、観光名所と果たしてなり得
      るかどうか、今後検討させていただきたいと思います。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       それでは、12番北本吉治議員の一般質問を終わります。
       引き続いて、質問順11番、19番池田宏議員の発言を許します。
       19番池田議員。
池  田   通告に基づきまして、3点ほどの質問をいたします。
       最初清津川ダム問題のことについて質問をいたしますが、このことにつ
      きましては町長は為政者として常に心を砕いていただいておることに対し
      て感謝を申し上げる次第でございます。
       まず、清津川ダム問題の解決と、その後の住民生活の安定をどのように
      対処していくかということにつきまして質問をいたしますが、清津川ダム
      問題の解決は、埋没が予定されている三俣住民、これは「全民」となって
      いますが、私は「住民」と書いた。どちらでも結構ですが、全民のその後
      の生活再建計画が最も重要であると思うが、伺いますと。また、住民から
      受け入れられる生活再建案が出されていない現状の中で、町がとるアンケ
      ートは無謀という声もある。町長はどのように考えているかということ。
      それから、現在より人口の減と生活基盤の縮小があるとしたならば、町の
      定住人口の増を図ることからも問題であり、為政者として最大の努力をし
      なければならないところであるが、どのように考え、対処していくかとい
      う大まかな質問をここに書いた次第でございます。
       41年にこの清津川ダム問題が建設省から提案されました。41年のたしか
      3月であると、かように認識をしております。以来、32年間が経過いたし
      ました。日にち数にして1万1,680日という途方もない時間が過ぎた次第
      でございます。日本列島に3,300とも、3,500とものダムがある中で、なか
      なか解決できないダムは幾つもあります。西には岡山の苫田ダム、東には
      群馬の八ッ場ダムというようなことで、皆様ご承知のとおりでございます。
      八ッ場は解決のめどといいますか、住民との対話がとれまして、建設に向
      けて進んでおるところでございますが、苫田では非常に大変な状況が起き
      ているということで、人ごとと思われない心境をお互いが思っているとこ
      ろでございます。
       32年間を過ぎたこの清津川ダムでございますが、いつの時代にあっても、
      幾ら時が流れても、変えてならない、変わってならないのは住民のその後
      の安定した生活と、これの構築をお互いが考えてやる、町の行政政治が考
      えてやることが不変のことでなければならないと、かように思う次第でご
      ざいますし、私も大変なことでありますが、終始一貫してそのことを唱え
      続けてきた次第でございます。
       また、59年には三者協定が行われ、そして湯沢町に調査事務所が開設さ
      れたと。59年4月24日であると思います。そのときに町、県、国、県は知
      事名、町は町長名、国は現場署長名ということで三者協定がなされまして、
      その協定の中にこの問題の進行と解決に当たっては地元の生活再建整備計
      画なるものを最優先にして、そのこと以外は行わないというほどの協定を
      していただいているわけでございまして、そのことについては今も変えて
      もらっては困ると、変わってもらっては困るという住民の強い、変わらぬ
      要望があると思います。
       32年間が過ぎる中で、いろいろと人の心が変わったり、世の中の動静が
      変わる中で、当初はとてもとても考えられなかった全面実調、調査の同意
      ということが昨年地元からも出されたわけでございますが、しかし総論賛
      成、各論に異議ありというような状況もあるわけでございまして、そこら
      は町長も肌で感じられているのではなかろうかと思う次第でございます
      が、とかく町長の言葉の中に、全面実調なされてよかった、うれしかった
      というような言葉は大きな声で出されておりますが、しかし町民からは町
      長の言葉の中に、生活再建、それから地域整備計画、これに対する町の長
      としての不満の言葉がまず今まで聞かれていないと。まことに寂しいと。
      三俣の住民の方々がたとえよろしいと言っても、私がチェックした中でこ
      れでは生活再建に安定性がないということであれば、私は町の長として先
      頭に立って反対しますよというような強い言葉、住民を守る言葉がないと
      いうことで、非常に住民の方々からその気持ちを私は聞かせていただいて
      おるところでございます。
       国県、住民との端境にあって、一つの言葉を話しするにも非常に気遣い
      も要る、話しにくいという立場もわかるが、先ほど皆さんの農政に対する
      問題、それらに対する問題等の中で、減反に対して高知県の知事が減反反
      対であると言い切る、そういう首長としての強い言葉と姿勢を欲しいとい
      うことを聞いておる次第でございますし、そのことについては町長もやは
      り国県に尾を振るのではなく、住民を守るという立場で国県に言いづらい
      言葉もやはり出していただくということを強く質問をいたします。どのよ
      うにお考えであるか、今後の対応についてお伺いをいたします。
       また、前回の町長選挙のときに町長の後援会報が配られましたが、その
      中に「清津川ダム失敗を繰り返しますか」、その下に「生活再建案を国県
      に強く求めると言っている。池田副議長がずっと主張してきたこと、それ
      で何が進んだか。ただ県との関係をこじらせただけ。実施調査なくして生
      活再建案など立てたくとも立てようがない。ダム本体にかかる圧力は物す
      ごい。現地でその地盤がどれだけの圧力に耐えられるものか調査しなけれ
      ば、ダムの設置も高さも、それどころか果たしてダムをつくれるかどうか
      も決まらない」、このような文言があるわけでございまして、後援会報即
      町長の気持ちということにも私は限定はしておりませんけれども、このよ
      うなことが町長の言葉から出たものを後援会報が出されたのか、お聞きを
      いたします。
       それからいま一つ、清津川ダムをおくらせたのは副議長の池田であると
      いう言葉も載っているのです。ですので、そこは私は選挙戦なので、いろ
      いろと気持ちが高ぶって、勝たなければならないための所作と言動である
      かどうか。お互い了解できる言葉いろいろございますが、いかにしても湯
      沢を、9,500町民を代表する長でございますから、やはりかづけた文言は、
      これは町長が発したものであればうまくないというように思います。私が
      清津川ダム問題をおくらせたと町長が言い切るのであれば、どういうこと
      でおくらせたか、どういう言葉を私が吐いたかということについてお聞か
      せいただきたいと思います。
       それから、先ほどお話しいたしました「副議長がずっと生活再建案を国
      県に強く求めると言っている。池田副議長がずっと主張してきたこと、そ
      れで何が進んだか」、この言葉です。生活再建案、地域整備計画案、これ
      を唱えなくしてダム問題の解決はないと断言できると思います。そして、
      これを叫んで悪いということは私は全くないと。これを叫ぶことこそ町長
      の役目であり、私ども議員の立場として大いに国県に叫ばなければならな
      い言葉であろうかと、かように思いますので、32年間を語れば筆舌に尽く
      せないいろいろの事柄、そういうものもありますけれども、できるだけ短
      く、ほかの質問もありますので、話をしたいと思っています。
       それから、この質問の中にありますいわゆる住民に対して生活再建案、
      それから地域整備計画案、皆さんがダムで埋没され、移転されるときには
      このような状況になりますよというものがわからないで賛否をとるなんて
      いうことは、これは町長無謀だというように地元のやはりこの問題に対し
      て研究されている方々からの非常に真剣な意見であります。私も全くそう
      だと思います。生活再建案が不備であればあるほど、いわゆるそんな不備
      な生活再建案であるならば、この雪深い三俣で生活するのは無理である。
      また、年をとってスコップを持って除雪もうとてもやれないという弱い気
      持ちにもなるわけでございます。そういうことから、やはり生活再建案、
      整備計画案なるものをしっかりと、その後の生活はこうなるのだというも
      のを提示して、そういう中でアンケートをとるという親切がなければなら
      ないのではないかと、かように思いますので、そこらについて町長がどの
      ようにお気遣いいただいているか聞かせていただきたいと、かように思い
      ます。
       それから、とかく全国のダム問題で、皆さん、埋没住民の方々は何も悪
      いことしていないのに、いや、賛成がいいとか反対が悪いとか、本当にそ
      の地区の中が感情問題で揺れるわけでございますが、そのようなことにつ
      いても町長はどのように対処していくか。
       それから、最近の社会情勢の中で、前回知事のところ、それから本省等
      の視察を行った次第でございますが、当時1億7,000万トン、堤高150メー
      トルという計画案でこの問題が進んできておるわけでございますが、知事
      いわく、水が当時の計算より必要なくなったと、さらに計算をしてみなけ
      ればならないということでございまして、国県の対応というものはそれほ
      ど地元に実施計画調査の同意とかいろいろの同意を打ち出しておるわけで
      ございますが、そのようなことを言っていながら水需要の計算すらもはっ
      きり出ていないという国県の手おくれ、これに対して町長は地元に対応す
      ることもさることながら、国県に今後どのようなことで対処をしていくの
      かというように思います。
       このダム問題で三俣が湯沢町の地図の中から消えたり、それから人口が
      減少したり、他町へみんな行ってしまって小さな小さな三俣になってしま
      ったというようなことは、町長は為政者として大変な責任問題です。そこ
      ら町長はどのようにお考えか、お聞かせをいただきたいと思います。
       2番目に入ります。2番目、ロープウェー企業に対する町長の姿勢と山
      鳥原町有地を一般会計で購入したのは正しい経理になるのかということで
      ございます。ロープウェー企業に対する町長の姿勢ということにつきまし
      ては、前回船井総研からコンサルをいただきまして、それに基づいて対応
      したということにもなりましょうが、船井総研の出されたそれに対するも
      のを熱心に一生懸命対応しないで、ただ一般会計から出した、それから山
      鳥原町有地を売って使ったとか、そういうことは非常に努力がないのでは
      ないかということを町民からも聞かせていただいておるわけでありまし
      て、やはり今やられたことは船井総研に多額な金を払ってまでやらなくて
      も、町長執行部として当然やろうと思えばできることではなかったかとい
      うように私は思いますし、そのような話が町民から聞かせていただいてお
      るところでございます。
       努力ということになりますと、担当所長、職員の方々いろいろあるわけ
      でございまして、その方々から毎日毎日の努力を書かれた日誌ですか、そ
      のようなものを所長からもいただいて詳しく読まさせていただいておると
      ころで、本当に職員の方々は涙が出るほどの努力もされていることはよく
      わかっております。やはり町長がかじ取り役としてもっと赤字の出ない体
      制を長としてつくり上げ、邁進していかなければならないのではなかろう
      かと、かように思いますが、そのことについてどのように町長はお考えの
      中で現在の方策をとられたか。
       そして、この山鳥原町有地を一般会計で買われたわけでございますが、
      これは私もいきさつは知っております。しかし、山鳥原というのがロープ
      ウエー企業の財産であり、そして経理管理もしているというものが行われ
      ていたのかどうかと。それは、伝え聞いたところによってそのようにした
      ということであれば、余りにもそれは諸手続を省いた正しい経理でないと
      いうことになるのではなかろうかというふうに思う次第でございます。山
      鳥原というものはロープウェー企業の財産であり、土地であるということ
      が議会にかけて、ロープウェー企業が財産としての管理を明確に行ってき
      たかどうか、このことがあるのかどうか、あわせて質問をいたします。
       それから、3番目の冬期ガーラ駅始発列車についてということでござい
      ますが、ここに書いてあるとおり、冬期ガーラ駅始発列車が年々増車され
      ていると。当初予想しなかった本数である。それによる冬期湯沢駅の停車
      不足と湯沢駅周辺の沈滞につながらないかと。同じ町内に新幹線の駅が二
      つあるのは日本一と言っているが、軒先貸して母屋を取られるのではと言
      われてもいると。共存共栄も大切だが、時々ブレーキも必要と思われる。
      町長はどのように考えているか、質問をしたいというところでございまし
      て、当然企業にも入っていただかなければなりません。そして、共存共栄
      もしなければならない次第でございますが、当初ガーラ駅始発はたしか3
      本であるというような記憶もあるわけでございますが、年々増車をされま
      して、ゆえに湯沢、今までの駅周辺の不況にも、貧困にもつながっている
      ということが聞かされておるわけでございまして、町長もこの上信越リゾ
      ート会社の大きな地主で、理事であるわけでございますので、これを流れ
      川棒、そして青天井というようなことで野方図にしておいたならば、現在
      までの駅の沈滞、そしてガーラがますますそのことによって始発が多くな
      ればなるほどどうしても始発の利用が多くなるわけでございます。そして、
      東京で集めたお客さんを一気に運んで、そして遊んでいただいたお客さん
      を一気に東京に運んでしまうというようなことからも手放しで喜んでいら
      れない状況もあるのではないかということで、転ばぬ先のつえも必要なの
      ではないかというふうに思いますが、そのことについて町長の今後の気持
      ち、見解をお聞きいたしまして1回目の質問を終わります。
議  長   池田宏議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、池田宏議員の一般質問の答弁をさせていただきたいと思いま
      す。
       まず、第1点目の清津川のダム問題のことでありますが、今ほどお話を
      承りまして、私も少なくとも三者懇談会とか、地域のダム対策協議会の会
      長さんを初めとする委員の皆さんともいろいろとお話をさせていただいて
      自分なりに努力しておるつもりですし、また担当の室長もよく報告をして
      くれたり、またまとめ役でもって地域にも入っておりますが、今池田議員
      の言われるような町長は住民を守ってくれないというような声とか、アン
      ケートをとるのは無謀だというようなことをどなたが言われているのか。
      私は少なくとも今言われているようなことは伺ったことはありませんし、
      三者懇談会の席でも、委員の方からそんなお話を耳にしたことはありませ
      ん。そういうことがあれば、ぜひまた池田議員としても私にその席上で言
      っていただいて結構でありますので、どうぞ遠慮なくおっしゃってくださ
      い。
       それから、まず後援会だよりの件でありますが、このことについてのい
      ろんな問題が取りざたされておるようでありますが、これはあくまで後援
      会のことでありますので、私この場では差し控えさせていただきます。
       それと、生活再建の問題は非常に重要であるわけであります。地元では
      感情問題がいろいろ取りざたされているということでおるようであります
      が、それはいろんなご意見があるし、いろんな問題をはらんでいるという
      のも、大変大きな、三俣地域だけでない、湯沢町全体の大きな問題として
      とらえておりますので、当然のことだと思います。そんな中で、私はやは
      り話し合いを続けて納得できる再建案づくりを目指すという姿勢には変わ
      りございませんし、私は少なくとも、住民を守らないような町長のような
      ことを言われておりますが、私はいつも終始一貫地元の皆さんの住民の意
      向を尊重すると、そういうことを申し上げているわけですから、そういう
      声をいかにも今の発言ですと三俣地域の人がそのようなことを言っている
      ということでありますので、まことに私は不可解きわまりないというふう
      に申し上げておきたいと思います。
       それから、国県に対しての処理の仕方でありますが、新潟県知事は水の
      利水量、利水という問題については、これは今後やはりきちんとお互いに
      責任を、国だ、県だではなくてきちんととりましょうと、やらなければい
      けないですねということをあの場でも言ってくれたわけです。したがいま
      して、これらは私も国の本省の局長にもぜひ皆さん方とともにであります
      が、何しろ生活再建を考えるについても調査費を計上して増額をしなけれ
      ば前に進まないだろうということを申し上げて本当に積極的に動いており
      ます。したがいまして、そういった点についても、今後地元の方からいろ
      んな意味で私は声を聞いて反映してまいりたいと、そういうふうに思って
      おります。
       したがいまして、三俣地域の住民の方が希望する生活再建というものが
      どういうものであるかを取りまとめていくという責務もあろうと思います
      し、それから住民の声を反映していく計画案づくりというものも私は当然
      大事だと。ならばこそ、この地元住民と国、県を含めた話し合いの場を通
      し求めていくことが必要であるという考えから、その第一歩としてアンケ
      ート調査を実施したところであります。単に、皆さん方もおっしゃってい
      ましたが、国や県からの提示を待っていたのでは納得できる、いわゆる地
      元民、町も含めてですが、納得できる計画案が出されるまでには余りにも
      長い時間が費やされてしまうという懸念によることによって、今までご理
      解をいただいて、話し合いをしながら少なくとも進めているので、独断的
      に話を進めていたつもりはまことにないというふうに申し上げます。
       また、人口の減少問題につきましては、これはけさの新聞にも一生涯の
      出生率がたしか1.39だったでしょうか、非常にまた低下が続いている。少
      子化傾向が続いている。離婚も23万組も1年間に出ていくというようなこ
      とも出ておったわけですが、なかなか難しい問題だなと。特効薬的な対応
      策というのは難しい。ただ、女性にとって働く場が確保されて、育児がで
      きる環境、すなわち育児休暇的なものや労働時間の短縮とか、そういうも
      のが必要なのだなというような話は出ておりました。三俣地域だけの問題
      ではありませんが、特にダム問題を抱えている地域として人口の減少が拍
      車がかからないように、魅力ある地域づくりを住民の方々のご意見を聞き
      ながら研究してまいりたいというふうに考えております。
       それから、ロープウェー企業に対する町長の姿勢と山鳥原町有地を一般
      会計で購入したのは正しい経理になるのかということでありますが、この
      問題につきましては、山鳥原というのは二居スキー場の開発時に二居町内
      からロープウェー事業所にいただいたというふうに伺っております、歴史
      的にです。それで、台帳に載せての管理というものはしておりませんでし
      た。あくまでロープウェー事業所の所有という認識のもとに議会の皆さん
      方にお諮りをいたしまして、売買ということで一般会計の方からロープウ
      エー事業所にいただいたという内容になっております。それで、これを地
      元布場スキー場の再開発にというふうなことで当初は予定しておりました
      が、地元と慎重に協議をして、やはり時間をかけて将来過ちのないように
      という地元の意向も酌む中で平成9年度は実施できませんでしたが、この
      結果としては元利償還金に充てたと。本年は、おかげさまで今冬の営業実
      施のために担当所長を含めてみんなで努力をして、リフト建設が完成する
      ことを願っておるわけであります。
       また、企業努力が非常に安易で足りないのではないかと言われておりま
      すが、その点につきましてはやはり精いっぱい皆さん方にも、多大な議員
      の皆さんからも後押しをいただいて、支援策を講じて5カ年間で10億ちょ
      っとのお金もちょうだいをするという中でやらせていただいたわけであり
      ます。ロープウェー事業所といたしましても新しい売店にし、間もなくオ
      ープンしますが、それで事務所は奥の方に引っ込んでやったり、人員削減
      をしたり、そして専門家の手をかりてやはり将来の計算をし尽くされた中
      でみんなで頑張っていこうというようなことで、相当今、今季順調にスタ
      ートをいたしました。そんな中で、一生懸命にやっている姿を見てぜひま
      た応援をひとつよろしくお願いをしたいというふうに考えております。
       終わりになりました冬期ガーラの駅の始発列車についてでありますが、
      このことについては、軒先を貸して母屋を取られるというようなことにな
      ってはいけないというのは同じであります。しかし、私は基本的には共存
      共栄をしていく道が湯沢町の将来観光にとっても得策だろうというのには
      変わりません。私自身の気持ちとしても、ガーラ湯沢スキー場があればこ
      そ、ほくほく線が開業すればこそ、この湯沢を拠点にして15本という上り
      下りの始発列車が湯沢にとまるということは有形無形、もう大変な経済波
      及効果をこの交通の利便性はもたらしてくれるということで感謝をいたし
      ております。したがいまして、もうJRも湯沢にガーラがあるということ
      で本当に湯沢の町にお世話になっているのだということでおりますので、
      取締役の常務を初めとするそうそうたる皆さんが、夏場のPRもとにかく
      共存共栄をしていこうということで、ことしはトレッキングというような
      ことで湯沢温泉ロープウェー事業所から乗り入れて、さらに湯沢高原のア
      ルプの里を利用するようなコースも考えてくれているわけです。したがい
      まして、少なくとも私は今の状態を保つ、そしてさらにはまたこれを宿泊
      に結びつけていくという泊食分離の方法もどうだというお話も承っている
      わけでありますので、やはり共存共栄をして、そしてともに発展をしてい
      くという方向がいいと思っておりますので、ぜひその辺もご理解をいただ
      きたいというふうに考えております。
       なお、ガーラスキー場の入り込み客数は伸びておりますが、まあまあガ
      ーラ駅の乗降客数は減少している。あくまで車で来る方の方が多いという
      ことで、列車利用が非常に少なくなってきているということもつけ加えさ
      せていただきます。
       以上です。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       それでは、19番池田宏議員の2回目の質問を許します。
池  田   2回目の質問をいたします。
       初めの清津川ダム問題でございますが、町長は地元を粗末にはしていな
      いと、常に地元のことを思っているという答弁がありましたが、全くその
      とおりで今後も対処をいただきたいわけでございます。それにはいま少し、
      皆さんに実調をオーケーしていただいてありがとうだけではなく、やはり
      私は皆さんのために、皆さんを不利にするようなことはやらないというよ
      うな強い言葉を会合のときなども今までより以上に言葉として吐いていた
      だけないかというように思うわけでございますが、そこらについてどのよ
      うにお考えか、もう一度質問をいたします。
       それから、その後三俣が縮小したりしては困ると、人口の減、それから
      三俣地域の縮小ということがないようにやっていきたいということでもあ
      りますが、さらにそこらも一緒に三俣を縮小させない、人口の減にもなら
      ないというようなことで強く皆さんにアピールをしていただきたいと思い
      ますが、そこらについていま一度お聞かせいただきます。
       それから、選挙のときの後援会のことについては、後援会のことである
      のでわからないという話でありますが、このことについては、ほかのこと
      で南雲賢議員が、後援会報というものは町長は知っているのかということ
      については、私の後援会報であるので知ってもいるし、チェックもしてい
      るというお話をこの前しておるわけです。そのようなことから、私が今質
      問したことについて、後援会のことなので私はわからないということは、
      余りちょっと無責任ではなかろうかというように思います。
       私はこれを聞いてどうしようということではないのです。清津川ダムに
      対する湯沢町の町長としての姿勢を、これについて私は伺いたいわけでご
      ざいまして、町長が生活再建案を池田副議長が国県に強く求めて何になっ
      たという、それが非常に長としてのこれは重大発言だと、かように思うの
      です。生活再建や地域整備計画案を国県に唱えて悪いという町長の気持ち
      があるとしたならば、やはりこれは大きな町長の間違いです。生活再建、
      整備計画案、これを何においても唱えなければならないと思うのです。ダ
      ムができるとか、どれだけボーリングしなければ危ないとかそれはさてお
      いて、生活再建案を重点に進めていくという三者協定があるわけです。そ
      ういうことからしても、住民というものは、ダムのボーリングより以上の
      ことは生活再建、整備計画案だということを言っているわけでございまし
      て、それを唱えたことがどうして悪いか。町長は言いづらいということで
      しゃべらないのか、後援会だから知らないということは、それは逃げでし
      かないと思うのです。町長、私は責めているのではないのです。これから
      の重大問題なのだからあなたに質問しているわけだし、3期を当選した町
      長だから、やはりしっかりとした基本を持って進まなければならないわけ
      だから、そのことについて質問しているわけだから、誠意を持ってお答え
      をいただきたい。間違いがあればあったで結構でございます。それをとや
      かく私はしようということではない。あなたの気持ちが正されればいいわ
      けですので、ぜひともお聞かせをいただきたいと、かように思います。
       私現場の所長にも、ボーリングことし1本ですか、やるということで今
      文化庁、環境庁の調査を受けて掘削に対して段取りしているということで
      ございますが、所長さん、ダム堤の掘削ボーリングではなくて、一番先に
      してもらわなければならないのは、生活再建案の構築を皆さんに早く了解
      してもらうことが、これが前に向かって一番早く進むことであるのだとい
      うことも言っております。それに対して所長もうなずいて、確かにそうで
      あるということも言っておるわけでございますが、そこら生活再建案を優
      先にするということ、町の首長として強く今後、ボーリングよりは生活再
      建を早く決着つけようではないか、了解とろうではないかという所作を町
      長がやはり強く求めていかなければならないのではないかと、このように
      思いますので、そこをいま一度お聞きをいたします。
       それから、2番目の問題でございますが、ロープウェー企業については
      借金を一般会計で持つということで前回議会にも提案され、通過したわけ
      でございますが、3億6,400万のうち、内訳が企業債償還1億3,000万、利
      子が1億400万、建設改良1億3,000万という内容があるわけでございます
      が、私はこの借金に対する援助は、利子については援助をしても仕方ない
      と。簡単に言うと何ですが、やはりこの元金と、それから建設改良の1億
      3,000万、こういうものはやはり援助しないで、ロープウェー企業という
      中で難儀をしてもらうということが必要なのではないかというふうに思う
      のです。企業で楽なところはないのです。これは町だからこういうことが
      できるわけであって、これ一般であったらどういうことになりましょうか。
      ロープウェー企業というのは湯沢町の繁華街、西山に始発の駅舎を持って、
      そして湯沢高原という場所に夏季、冬季にわたっての観光を行っておるわ
      けでございます。普通で見れば、湯沢のロープウェー企業というものは町
      中にあるわけであって、一つのイベントをすればどっと人が寄ってくると
      いうことが予想されるような非常にやりやすい場所でもあるわけですの
      で、赤字になってはならないのだということを強く町民からも聞かせてい
      ただいております。
       そして、51人乗りのロープウェーがガーラに向けてかかっておるわけで
      ございますが、あれは失敗ではなかったかと。やはり見比べればガーラが
      すばらしいと。相乗効果ということも考えられますが、相乗効果ではなく
      て、逆に向こうへみんなとられてしまうというようなことも聞かせていた
      だいておりますし、今のような状況から考えると、どうも51人乗りのロー
      プウェーというものが果たしてよかったかどうか、疑問も個人的にも考え
      られるわけでございます。町長はこれらについてどのように考えられてい
      るか、お聞かせをいただきたいと思います。
       そして、山鳥原町有地、これは二居のスキー場に関連してということは
      私も心得ておりますが、やはりロープウェーの財産土地であるという軌条
      が全くどこにも見えないわけです。そういうようなことから、ちょっと極
      端に言えば何かどこかからつまんできて、ひょいとロープウェー企業とい
      う土地にしたというような言い方にもなるわけでございまして、数字や文
      言に非常にうるさい町の行政が、全くそういう山鳥原の履歴、確たるロー
      プウェーの土地であるという履歴がないものを一般会計で買うということ
      は、やはり町有地を一般会計で買ったとしか知らない人はとるわけでござ
      いまして、そういうことで苦しいがゆえの当たる幸いにどこからかでも持
      ってきてそのようなことをしたというような見方にもとれる所作はいかが
      なものか。やはりもう一度正しい経理をするために研究してみる必要があ
      るのではなかろうかということをお聞きしたいのですが、よろしくお願い
      いたします。
議  長   あと8分ぐらいです。
池  田   はい。それで、ガーラです。共存共栄は当然していかなければならない。
      ならないが、唯一の大地主であるわけです。やはりガーラの始発がふえる
      ということは町民感情としてもいい感情を持っていないこと、全員ではあ
      りませんが、聞いておりますので、それらについても町長がブレーキ、余
      り始発をふやすなというようなことが言えるのかどうか、お聞きをしたい
      と思います。
       以上、2回目終わります。
議  長   池田議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、再答弁をさせていただきますが、清津川ダムの問題の中に、
      町長は強く地域住民に不利にはしないのだということを言葉として言えと
      いうことでありますが、このことは池田議員は聞いたことがないのかもし
      れませんが、私は皆さんの前で、決して不利にはしないし、私も責任を持
      って地元の皆さんの意向を尊重して、そして頑張りますよということを言
      っておりますので、そういうようなことはありません。
       それから、後援会報は、私は今わからないと言ったのではなくて、この
      ことは後援会だよりということでもって発行しているわけですから、そち
      らの方にもしお問い合わせいただければということです。しかし、私はそ
      れは見ておるのですが、あくまで私もそれを見たときに、生活再建をする
      ということは当然調査をなくしてはできないのです。だから、あくまでダ
      ムサイトのボーリング調査をさせる、環境影響調査をさせると、そういう
      調査を全面実施をして、まず地元の皆さんが理解して、調査をさせること
      において堰堤の高さとか、岩盤の強さだとか、はたまた水を調査させれば
      水がそこに再建案として必要なところがどうだというようなことがあるか
      ら、ただ単にやみくもに生活再建ああだ、バラ色のような絵をかいてああ
      だこうだと言っても、これはできるわけがないです。それを私は後援会だ
      よりが書いたものというふうに認識をいたしております。
       それから、ロープウェーのことにつきましては、おっしゃる意味は分か
      りますが、しょせん行政は民間と違います。ご指摘のとおりです。民間で
      あればどうだこうだということを言われておりますが、それは自治体の一
      つの使命というか、役割というのは敢然としてその中にもうおさまってい
      ることでありますので、民間と比較してどうだこうだという議論というよ
      りも、もっと建設的に、現に今のロープウェー事業所が湯沢町にどれだけ
      貢献をして、湯沢町民にとってこれが必要か不必要なのかという論議をし
      たら、必ず必要であると。
       ましてや、ロープウェーは失敗ではなかったかというような発言は、私
      はどなたが言ったのか知りませんが、私は全く考えられない。なぜわずか
      7カ月の間に25万人も上がって、そして今回でもあれだけの雪不足のとき
      にあれだけの人間が1日5,000人も上がったり、多いときは8,000人上がっ
      たのです。そういうようなときにどれだけ貢献をしているか、まさに先人、
      先輩たちに申しわけないような私は発言ではないかというふうに考えま
      す。
池  田   ロープウェー失敗だなんて言っていませんよ。
町  長   いや、ロープウェーは失敗ではなかったかと、こう言ったではないです
      か。
池  田   違う、それは。51人乗りの見直しについて話しをしたのです。
町  長   ああ、そうですか。では、そこはちょっと失礼しました。そういう点で
      もし不備があれば訂正をさせていただきます。
       それと同時に、山鳥原の経理云々のことは、確かに台帳に記載はしてお
      りませんでした。しかし、この点についても、先人、先輩たちの長きにわ
      たっての歴史的な経過の中で、二居町内からロープウェー事業所にいただ
      いたということは、議会の皆さんも、先輩議員の皆さんも知っておるとい
      うことで、議員の皆さんにお諮りをして予算を計上して、そしてご了解の
      もとにいただいたということでありますので、ぜひそれをよろしくお願い
      をいたしたいと思います。
       ガーラの件につきましては、始発をふやすなというようなことは、私は
      言う気持ちはありません。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       3回目の質問を許します。5分までです。
池  田   町長も大分いきり立っておるようでございますが、余りいきり立たない
      で、冷静になって聞くことが首長の役目でありますから。
       それで、町長も大変であるが、清津川ダム問題の住民も大変なのです。
      ですから、私は言うつもりがあるとかないなんていうことではなく、常に
      冷静に住民のために努力いたしますということがあなたの正しい言葉なの
      です。しかも、3期当選これから発揮していかなければならないのでしょ
      う。冷静を失っている。そういうことで、冷静を失わないで清津川ダム問
      題に対処していただくということを、時間がないのだが、要望いたします。
       それから、ロープウェー建設は間違っているというようなことは私は一
      言も言っていません。あなたは全くそれをロープウェー166人、今のロー
      プウェーだと、そんなこと私は言っていないから、もう少しよく冷静に聞
      かないといけません。9,500人の長ではないか。失敗では済まないわけだ。
      そういうことで、私が言ったのは51人乗りというのが相乗効果もあるけれ
      ども、現在においては相乗効果どころか逆効果もあるという研究心、心配
      をしておるわけでございますので、そこらやはり3億6,000万、それから
      5年間も面倒見るというロープウェーに対して町民から意見が出ないなん
      ていうのはこれうそだ。それを冷静に聞く冷静さがなければだめだ。
議  長   時間になります。
池  田   そういうことで、またガーラについても、転ばぬ先のつえをつくること
      も大切でございますから、今の意見を具申いたしましたので、さらに頑張
      っていただくことをお願いをいたしまして終わります。
議  長   それでは、19番池田宏議員の一般質問を終わります。
       それでは、しばらく休憩をいたします。
                                 14時15分
      
              ( 休     憩 )
      
議  長   それでは、休憩を解いて会議を開きます。
                                 14時32分
       一般質問を続けます。
       質問順12番、8番宮田學議員の発言を許します。
       8番宮田學議員。
宮  田   それでは、通告に従いまして5項目にわたり質問をいたします。
       第1、保健活動についてでございます。健康は、人生の最大の宝と言わ
      れております。町民の健康、生命、財産を守ることは行政の大事な仕事で
      あります。町の保健センターは、現在第2次予防活動を中心に大きな成果
      を上げております。保健婦及び栄養士の皆さんの一生懸命に活動している
      姿を見て、非常に敬意を表する次第でございます。具体的にはどういう成
      果かと思いまして私もちょっと調べてみたのですが、1人当たりの国民健
      康保険の総合医療費が湯沢町は県下一安いということでございます。1人
      当たり25万1,478円。一番高い町は青海町で45万5,265円。湯沢町の1.8倍
      かかっているわけでございます。
       ところが、国民健康保険税の1人当たりの負担が湯沢町の場合は7万
      3,233円。この7万3,233円が高いか安いかというのでちょっと検討してみ
      たわけでございますが、県下112あるわけですが、1人当たりの健康保険
      税が、4万台の町村が二つ、5万台が14、6万台が51、これだけで67市町
      村あるわけです。湯沢は7万台ですが、そこが32、8万台が9と。こうし
      ますと、医療費が非常に少ない割に町民負担がなぜこう多いのか、私も調
      べていてちょっとわかりませんので、これは国からの交付税が来ていない
      せいなのか、あるいは保健事業がほかの町村よりも非常に手厚くやってい
      るのかというようなことを見たのですが、保健事業は大体各町村横並びで
      ございます。ただ、湯沢の場合は人間ドックというのがもうほとんど、こ
      れ希望する人がほとんど、もう550人ぐらいですか、何か受けられると。
      こういう点で、ほかの町村なら多分1万円ぐらいの補助のところを湯沢は
      本人が1万円で、あと2万幾ら補助するというようなことで、あるいはそ
      ういうこともあるかと思ってみたのですが、それにしても金額が大分違い
      ますので、できたら担当課長の方でどういうわけで金額が少ないのかわか
      ったら教えていただきたいと思うわけでございます。
       私が心配いたしますのは、私が今第1項目の保健活動で質問しています
      ことはこれは当然のことでございますけれども、実際国の今の財政、地方
      財政を含めて500億からの借金があるということは、それだけ今後の保健、
      医療、介護、年金等が大変厳しい時代に直面をすると。それを考えれば、
      今この医療費をいかに削減するかということを非常に強く意識するわけで
      ございます。国民の医療費も年々約1兆円近くずつ増加しておりますが、
      98年の発表によりますと今回だけは昨年の9月窓口負担がふえたというよ
      うなことで28兆8,000万円で、昨年よりも3,000億少ないという状況でござ
      いますが、ただ老人医療費は10兆4,000万円で、これはもう確実に上がっ
      ているわけでございます。
       そんなことで、湯沢町の老人医療費はどうなっているか調べてみました
      ら、若者の医療費が15万5,612円。ところが、老人医療費は54万7,982円。
      それで、一番この老人医療費で高いのが黒埼町で87万円。そうしますと、
      まあまあ湯沢の若い人と比べてみましても54万ですから、ざっと3.5倍高
      い医療費を老人の場合はかかっているわけです。若者は県下一低いわけで
      す。30年かなんかたっているうちに、この老人医療費で54万円というのは
      大体県下から考えると30番目ぐらいのところへ来ているわけ。そうすると、
      その間に町民の健康というのが阻害されているのではないかと、こういう
      わけです。
       それで、今後増加する医療費を抑制するためには、今町がやっておりま
      す第2次予防、つまり早期発見、早期治療ということで検診をやっている
      わけでございますが、それで現在やはりがん、脳卒中、心臓病、糖尿病、
      あと末期医療がございますが、大体糖尿病までで死因の6割を占めている
      わけでございます。しかし、この四つの病気というのは、生活習慣によっ
      てかなり発病を抑えたり、あるいは進行を食いとめることができるわけで
      ございます。
       それで、例を糖尿病にとってみますと、先般NHKの放送によりますと、
      予備群も含めて1,350万人おるそうです。それで、厚生省の統計では約217万
      5,000人、これは糖尿病患者でございます。40歳以上に限ってみますと、10人
      に1人が糖尿病ということになるのだそうです。湯沢町の場合も、昨年は
      38人の糖尿病、その境界線も入れて、予備群も含めて166人であったのが、
      平成9年度では糖尿病患者が122人、予備群を入れると520人というので、
      非常な増加をしております。97年の厚生白書におきましても、糖尿病対策
      が医療の緊急課題だというふうに言っておるわけでございます。糖尿病そ
      のものはそう怖くないと言うと失礼になるわけですが、合併症が怖いわけ
      でございます。網膜症によって1年に4,500人ずつの失明者が出ておりま
      すし、年間3万人の腎障がおるうちの1万人はこの糖尿病によると言われ
      ております。人工透析の人が15万人、新潟県では2,860人、湯沢町では12人
      ほどだそうでございます。こう見ていきますと、糖尿病等になる一つの要
      因に肥満等がございますが、小学校のうちに既に男11.6、女8.1、中学校
      では男15.5、女子は22.3というようなことで急激に肥満児がふえているわ
      けでございます。
       そんなことを考えますと、やはり日常生活の改善ということが非常に大
      事なわけでございます。特に飽食の時代で、テレビをひねればもうどこで
      もうまいもの番組が多いわけでございます。そんなことで、肥満対策、あ
      るいは大変喫煙者の方には、私はたばこ吸わないものですから、そんなこ
      とを言うのは非常に耳ざわりかもしれませんが、喫煙することによって肺
      がんが吸わない人の4.5倍だそうです。喉頭がんに至っては32.3倍という
      ような統計データが出ております。生命保険でも、最近はたばこを吸って
      いる人と吸わない人で17%から27%の減額があるように聞いております。
      なお、庁内でも6月1日から禁煙というようなことで大英断を振るったわ
      けでございますが、時代のしからしめるところだと思います。
       病気になるのは一番困るのは本人でございますし、またそのことによっ
      て、病気が先に延びることによって、あるいは発生を防ぐことによって医
      療費も抑制できるわけでございます。そんなことで、食事、運動、休養、
      喫煙、飲酒という生活習慣を改善することが医療費を削減する一番大きな
      決め手だと思うわけでございます。特に第2次予防におきましては、早期
      発見、早期治療ですので、そこで発見されたときにはもう手おくれでござ
      います。ただ、生活習慣病と言われるこの四つの病気は、まことに悪くな
      るまで自覚症状がないわけでございます。そんな意味で、生活習慣を改善
      していく第1次予防というのが町にとっても非常に大事なこれからの課題
      ではないかと思いますので、町長さんのお考えを伺いたいと思うわけでご
      ざいます。
       第2点は、診療所の改築でございます。一般質問の答弁にもありました
      し、施政方針にもありましたが、平成13年改築を計画しているわけでござ
      いますが、私はあと21世紀まで1,000日を切っているわけでございますの
      で、これから改築する町の保健医療センターは、やはり21世紀を見渡して
      時代の流れ等を考え、湯沢の立地条件等も考えた診療センターの改築をし
      てほしいと思うわけでございます。2025年には65歳以上が4人に1人、ま
      た情報通信、これもどんどん進んでまいりますし、湯沢は交通の立地にも
      恵まれております。また、観光産業というようなスキーも含めて基幹産業
      もございます。
       そんなことを踏まえて、町の医療センターも立派なものにしていただき
      たいと思うわけでございますが、このことにつきましては、去る6月5日
      の総務文教委員会におきまして、自治医大の地域医療振興協会にその具体
      案づくりを依頼をするということで後日予算案も出ておるわけでございま
      すが、私はこの一般質問をする時点でその内容を知りませんでしたので、
      これからの町の医療についてどうあるべきかというそういう検討会や研究
      会を持つ必要があるのではないかということを今回尋ねているわけでござ
      いますが、しかし地域医療振興協会で具体的なそういうことに着手してい
      るという状況でございますので、私としては町民の声をよく拾い、また本
      当に町民のための医療センターにしていただきたいという意味で質問をし
      たわけでございます。特に高齢社会を考える場合に、この生活習慣病とい
      うのが非常に多いですし、足や腰が痛いという老人も非常に多いわけです
      し、目、耳等の問題、それからまた湯沢には温泉もございますので、これ
      からの医療についてはやはり、例えば脳疾患においても社会復帰できるの
      は3分の1でございます。3分の2は、死亡かリハビリを必要とする人に
      なるわけです。そういう意味で、高齢社会を見渡したときに、リハビリ科
      の設置というようなことも町民の声にありますので、ぜひともやっぱり町
      民の声を取り入れて立派な診療所をつくっていただきたいと思うわけです
      が、いかがでしょうか。
       第3点、介護保険の問題についてでございます。平成12年4月1日実施
      でございますが、そこでお手元にある皆さんのところに介護保険のAのと
      ころに、ちょっと私の原稿ミスで大変失礼いたしましたが、「計画策定委
      員会」というのは「介護保険事業計画」ということでございますので、介
      護保険事業というのを挿入お願いしたいと思うわけでございます。
       国、県の対応が大変おくれております。そこで、介護保険のいろんな要
      介護の認定を受けるためには、要介護認定調査と審査会をパスしなければ
      ならないし、その結果に基づいて介護度が決まるわけでございますが、昨
      年六日町医療圏でモデル事業で実施したわけですが、第1次調査と第2次
      審査会で一致しているところが、これは73項目にわたって検査をするわけ
      でございますが、全国平均で71.5%でございますが、六日町圏では63.3%
      でかなり位置度が低いわけでございますので、今後の研修結果がやっぱり
      必要だと思うわけです。
       そこで、あなたはこうですよ、こういうふうにというようなことで、一
      応介護のランクづけ、その他がされるわけでございますが、今までですと
      措置費、措置ですから、行政処分ですからこうしなさいで済みますが、今
      度は保険料を納めて契約関係に陥るわけでございます。そんなことを考え
      ると、ここに、議員のボックスに入っておりました「健康保険制度が始ま
      ります」と、こういうのの中に受けられるサービスの内容が書いてござい
      ます。しかし、こう考えてみますと、この10月1日からゆのさと園がオー
      プンいたします。そこで、一応50床あるところへみんな入ってしまうと。
      隣のまいこ園もいっぱいだと、みなみ園もいっぱいだと、こうなると、新
      たに保険をかけて、ではあなたは入る場所がないということが、本当にこ
      れからそういうことが断るのに大変難しいし、またそんなことでそういう
      いろんな受け皿の面で、これは今の場合施設の場合ですが、あるいは家庭
      介護の場合、ホームヘルパーとかいろんな問題があるわけですが、そうい
      うサービスのメニューが本当に12年の4月1日から間に合うのか私もどう
      も心配になってきましたので、その点いかがなものでしょうか。
       そんなことを含めて、介護保険事業計画というのがこれからの介護保険
      の町の規模、あるいは介護保険の会計の規模、あるいは保険料の策定だと
      か、いわゆる町の介護の水準の実際を決める大事な計画でございますが、
      この設置については今どのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思
      うわけです。
       第4点、特養ゆのさと園の環境整備につきまして、このことについても
      去る6月5日の総文でお聞きをいたし、補正予算も出ているわけでござい
      ますが、敷地面積6,412平方メートルのうち、建て坪が、建物の建ってい
      るところは4,002平方メートルでございます。そんなことで、建物の配置
      の結果、南側が非常に狭いわけです。建物の芯から境界まで約3メートル。
      2階のベランダがありますので、そこからだというと1メートルぐらいで、
      大変そのところに、傾斜になっているところに立ち木が多いものですから、
      日当たりが悪いわけです。そんなことで、環境整備というようなことで町
      もこのことについては予算を組んでいるようですので、大変ありがたいと
      思っておるわけですが、ただ北側の方も、これも芯から6メートルあるや
      なしやということで、6メートルぐらいでしょうか。この前施設長並びに
      まいこ園の施設長と3人で現場を視察してきたわけですが、建物の後ろ、
      これはありますけれども、入居者の万一の場合の避難等を考えるとやっぱ
      りあけておかなければならないというようなことを考えますと、やはり前
      庭が1,782平方メートルありますが、ここへ大体53台の車が置かれます。
      駐車場もそういうことを考えると、例えば職員が30から35名分、それから
      デイサービスのバス等が二、三台いると。あるいは、これからそこへボラ
      ンティアの人たちが、交通の便の悪いところですから、自家用車で行くと。
      あるいは、業者の方が昼食とかいろんなものの運搬に行くと。あるいは、
      家族の人が面会に行くと。そうすると、あの場所で本当に、職員の車がな
      ければいいのだけれども、後ろを10台ぐらい置かれますか。そして、そこ
      が緊急避難地ということになるとそこに常時置くというわけにもまいりま
      せんので、そんなことを考えるとやっぱり駐車場が狭いかなというふうに
      感ずるわけでございます。
       いろいろそんなことで、南魚の福祉会でも日当たりのいいようにもう少
      し環境を整備してほしいというようなことで要望を町へも出しておるわけ
      でございますが、町もその要望に沿って対処しているわけでございますが、
      ただその当時は前任者の担当の方が、税務署の関係であの土地をあれ以上
      広げられないと、こういうような話だったものですから、そんな土地が広
      げられなかったら、せめて立ち木でも切って風通しをよくし、日当たりを
      よくしてくれと、こういうことでございますが、しかし、先般の総文の委
      員会で岸野議員の方から、地元では返還という声があれば、必ずしも応じ
      ないわけではないというようなお話もございますので、せっかく特養の立
      派な施設ができますので、環境整備もやはりきちんとこの際やらないとな
      かなかできないと思うわけでございます。できてから、皆さんが入ってか
      ら、またそこを広げるというのは大変でございますので、木を切って日当
      たりをよくしてくれることもありがたいのですけれども、できたらせめて
      車が通るぐらいのやはり用地の確保が大事だと思います。
       恐らく特養は湯沢の特養をもって、割合に施設のゆとりのある特養建設
      は、これが県でも最後ではないかと言われているわけです。というのは、
      質もう言っていられないと。量を建てなければもう介護保険に間に合わな
      いというふうな状況でございますので、そんなことを考えると、せっかく
      町長さん以下関係者が、昨年これができるかできないかというので大変お
      難儀をいただいて、しかも立派な建物ができるという状況の中で、環境の
      整備がきちんとできるということがやっぱり画竜点睛を欠かないためにも
      ぜひ必要だと思いますので、よろしくご配慮を願いたいというので、町長
      の答弁をお願いしたいと思います。
       最後に、湯沢小学校の境界児学級の対応について質問をいたします。現
      状をお話し申し上げますと、現在湯沢小学校の5年生と1年生が38で、ほ
      かはみんな2学級になっているのですが、そこが1学級です。それで、5
      年生の場合は1年生、2年生と2学級で来て、2年生のとき転校児童があ
      って、3年のときには1クラス、また4年生になって転校児童があったた
      めに2クラスになって、5年生になったらまた転校児童が出たために1ク
      ラスになった、こういう状況でございます。私たちが習ったことを考えれ
      ば、38人ぐらい何ともないのではないかと言いますけれども、現在の少子
      社会におきましては、基礎、基本の徹底とか個性を生かす教育等考えます
      と、やはり1人38名というのはなかなか大変な努力が必要だと思うわけで
      す。
       それで、県では学級編制基準等がありまして、そして県で教員採用をし
      ておりますので、県はこれに対して対応はできないと。あと、法的にどう
      かといいますと、市町村では非常勤講師の採用ができるわけでございます。
      講師ではありませんが、新潟市では司書という図書の係をことし6名配置
      して、三十何校ありますか、全学校に司書係というものを市費で単独で配
      置をしております。そんなことで、町村でも非常勤講師ということは採用
      できるわけです。
       父兄の要望としては、とにかく1学級ではなかなか細かいところに手が
      届かないから、2学級に分けてほしいという要望がありますが、これは形
      の上でも無理でございます。しかし、仮に非常勤講師を採用いたしますと、
      合法的には学級担任を補完をするという意味で、例えば国語とか算数の時
      間にチームを組んでその一つを教えるとか、あるいはまたいろんなグルー
      プに分けてその指導をするとか、とにかく1学級であるけれども、そこを
      いろんなグループやチームティーチング等である程度融通のつく細かい指
      導のできる方法もあるわけでございます。
       それで、ちょうど6月の8日、長野県のこれ小海村でございましょうか、
      新聞に出ております。そこの教育長の談話を、これは朝日新聞でございま
      すが、「黒沢教育長は、「町独自の教員補充は前からしていたし、1学年40人
      以下で二つに分けたものも初めてではない。今回は予算案の段階で新聞に
      出て目立っただけ。同じことをしている町村は多いと思うのだが」と首を
      ひねる」と、こういうふうに書かれております。ここでは結局、「名目上
      は1クラスで、授業を二つに分ける」というこういう見出しで、天声人語、
      その他についてもかなり好意的に取り扱っております。
       湯沢町では、教育については私はいろんなところを回りまして、大変一
      生懸命だと思います。例えば、奨学資金という1カ月5万円という金は、
      育英資金とほとんど同額でございます。それを4年間にわたって貸し付け
      るとか、あるいは教育相談員を町費で配置するとか、あるいはまた今ちょ
      っとおりませんけれども、外国語教師を採用するとか、あるいはまた今回
      ハートフル事業の配置で1人また余計もらうとか、あるいはまたコンピュ
      ーター教員の配置というようなことで1人加配をいただくとか、そんな意
      味で教育関係には他町に比べて目覚ましく本当に一生懸命にやっておりま
      すので、私もかつて教員をしたことがありますので、この姿勢に深く敬意
      を表しておりますので、できれば非常勤講師というので、今ここでやらな
      いと6月ですので、次また9月議会なんていうと1年の大半が過ぎますの
      で、金額にしても非常勤講師でございますので、大した金額は要らぬと思
      いますが、ぜひとも何とか検討していただきたいと思うわけです。
       なお、コンピューター教室がございます。27台ございます。教師用を除
      くと26台でございますが、6年生はみんな1人1台ずつつく。この組もか
      つて1人1台ずつだった。4年生も1台ずつつくと。5年生は、11人が後
      でみんな見て終わるのを待っていると、こういう状況では非常に困ります
      ので、これももし非常勤講師の検討ができないとするならば、こういう問
      題についても何とか配慮をしていただきたいと、こう思うわけです。
       先日の時事通信によりますと、アメリカでもコンピューターと、これは
      ぜひとも全員みんなできるようにというようなこと時事通信に出ておりま
      したので、これからのいわゆる国際競争に勝つためにも、やはり英語とコ
      ンピューターだけはもう身についていないと時代に取り残されるわけでご
      ざいますので、よろしくご配慮をお願いしたいと、こう思います。
議  長   宮田議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、宮田學議員の一般質問の答弁をさせていただきます。
       まず、1点目の保健活動についてということでございますが、基本的に
      はご質問の趣旨のとおりというふうに考えております。基本検診、それか
      ら結核の検診、それから各種のがん検診などの検診業務は、まず病気を早
      期に発見をするということを中心とした第2次予防でありますが、いわゆ
      る受診をしまして結果が出てから病気にならないという重要な第1次予防
      というふうになっております。
       今はやりの生活習慣病、まさに食事を含めても、暴飲暴食、それからあ
      と寝不足等いろんなことを今言って、生活がいかに大事かということで、
      今の現代病の中では糖尿病などがその本当に最たるもので、我が湯沢町の
      職員の中にもそういう生活習慣病と言われるのにかかっている者もおるや
      に聞いております。
       それで、その改善方法を知るために、検診後やはり健康教育や相談、訪
      問等を実施していると。さらには、健康増進として、健康生活のための三
      本柱であります運動、栄養、それから休憩と。休息ですね。その定着のた
      めに、10月、昨年もいたしましたが、健康づくり週間での体験をきっかけ
      といたしまして、ウオーキングや温水健康体操、100万歩運動などを実施
      しまして、習慣として今定着してきつつあります。今後は、2次予防に割
      かれる時間をいかに減らせるか、訪問や職域の人たちにいかにかかわりを
      ふやしていけるかが課題でありますが、逐次1次予防の活動のウエートを
      ふやしていきたいというふうに考えております。
       また、前段にありました25万一千何がしの医療費が県下一安い云々のく
      だりについては、担当課長もわかるかどうかわかりませんが、その辺もし
      答弁をさせてみたいなと思っております。
       それから、診療所の改築の問題でございますが、これは湯沢町の生命を
      守るという観点から一番大事な大事業でありますので、本当に議会の皆さ
      ん、また総文の皆さん方からもご支援、ご協力をお願いしなければいけま
      せんし、また宮田議員も総文の委員会で事務長が説明した内容も聞いてお
      るのではないかなと、こう思っております。私ども常々申し上げているの
      は、仏つくっても魂が入らなければだめですよということの中で、今建物
      はできました。しかし、中にいるお医者さんを初めとするいろんな医療を
      従事するその精神が宿らないと、本来の目的は達成できないだろうという
      中で、この建築に当たりましてはまず建物があればいいやという考えは持
      ち合わせておりません。宮田議員の言われるように、町民の意見を反映す
      る形、それから医師の考えも尊重した保健と医療と福祉の拠点にまずして
      事業を計画していきたいと。それについては、調査と研究を地域医療振興
      協会というところに頼みまして、現状把握から建物の種類、それからあと
      規模、それから職員体制をどうしていくか、管理運営、経営的なものもど
      うあればいいのかというようなものを模索していきたいということで、今
      回も地域医療振興協会に調査を委託したいというふうに考えております。
       なお、この調査研究を進めていく上で一番大事なのは、やはり町民の声
      を聞く機会を持たなければだめだろうと。そして、一体的な町民との考え
      の中で基本構想をまとめていこうというような中でお話し合いしてござい
      ます。
       なお、介護保険というのがあと2年後に待ったなしでやってきますが、
      介護保険制度施行に伴う在宅サービスの種類が決定した中で、リハビリテ
      ーション、そのリハビリの重要性がますます高まるだろうと。ついては湯
      沢診療所に温泉があるから、それを利用したリハビリ等の健康増進的なも
      のも含めてひとつその調査研究の中に取り入れてくださいよという要望も
      いたしております。それをするかしないかは今後の調査結果というふうに
      お考えいただければいいと思います。
       次に、介護保険についてでございますが、おかげさまで六日町圏域南魚
      4町は、介護メニュー、サービスを提供するということでは、ホームヘル
      パーの充足率や、さらには特別養護老人ホームや介護支援センター、それ
      らを含めても非常にサービス内容もきめ細かで、充実をしている県下トッ
      プクラスの、圏域的に見れば六日町圏域でありますが、それでもまだまだ
      湯沢町の場合でも訪問看護ステーション等を含めて不備な点もございます
      ので、今後保険あって介護なしと言われるようなことがないように、これ
      からサービスを提供するように改善をしていかなければいけないかという
      ことで今担当課も頭を痛めているところであります。いずれにいたしまし
      ても、いわゆるこれから要介護どの程度の人たちがいるのか、これなんか
      も今準備段階として実態調査を、要介護者等のものをこの秋には調査に入
      りたいというふうにも考えております。
       なお、この計画策定委員会の設置についてでございますが、これは介護
      保険というものが始まる前にはご指摘のように介護保険事業計画というも
      のを策定しなければいけないわけであります。策定委員には、住民の代表
      のご意見も取り入れるようにという国会決議もありました。したがって、
      これらを踏まえながら湯沢町でも策定委員会を設けるということになりま
      すが、現在のところ平成10年度、ことしの秋後半のころ、11月ごろになる
      のでしょうか、15名程度の委員の皆さんをお願いをして発足したいという
      ふうに考えております。委員の具体的な人選にはまだ入っていないわけで
      すが、これから私ども保健、医療、福祉に精通しているというか、識見を
      有する皆さんを中心に選定していきたいなというふうに考えております。
       それから、ゆのさと園の環境整備についてということでございますが、
      これはおかげさまで行政報告で申し上げましたとおり順調に進んでおりま
      して、8月10日には工事引き渡し、10月1日には開所ということでオープ
      ンいたします。そんなことで、今ご指摘のように建物の両側に杉の木が林
      立いたしまして、大変環境が悪くて日陰になるということで、南魚沼福祉
      会からも要望が来ておりますし、議員の皆さん方からも熱い要望を伺って
      おります。したがいまして、この際北側を5メートル、そして南側10メー
      トルの範囲の杉の木を伐採いたしまして、南側はさらに5メートル幅で間
      伐をするという予定になっております。このたびの予算の補正の中で計上
      いたしましたので、ぜひご採択をお願いしたいと思います。しかしながら、
      今この立木というのは町のものではございませんで、それぞれ所有者があ
      るわけですので、この所有者の皆様方からご理解をいただいてご協力をお
      願い申し上げるところでございます。
       駐車場につきましては、73台分のスペースを確保しておるのですが、ほ
      かに3台分の車庫ができますので、利用者に不便をかけるというようなこ
      とはないというふうに判断をいたしております。
       最後の5番目につきましては、また職務代理者であります学校教育課長
      の方から答弁をさせていただきます。
議  長   学校教育課長。
学校教育   5番目の湯沢小学校の境界学級の対応についてということでございます
課長    が、全般的な少子化傾向ということで、町の中の小学校、あるいはそれに
      続く中学校などでもやはり子供たちが従来に比べると相当減ってきている
      ということであります。湯沢小学校については去年も実は、あの当時は4
      年生だったと思うのですが、入学式の直前に1人転入があったりして41に
      なったかと思うのですが、その子供さんが5月にはまた転出していったと
      いうようなことで、本当にはらはらしているところであります。
       そういう中で、宮田議員さんの方からは非常勤講師であればというお話
      もありましたが、本来であれば県費負担の教職員を充ててもらった中での
      学校の教員体制というのが本来でありますので、現状の中では非常勤講師
      の段階はまだもうちょっと検討しなければならないのかなというふうに思
      います。それと同時に、今後教育長が新しく決まった段階ではまた相談を
      してまいりたいというふうに考えております。それまでの間は、ほかの先
      生方からもいろんな意味でのそのクラスに対して支援をしていただくよう
      に、また学校長さんとも相談をしていかなければならないというふうに考
      えています。
       それと、今回の議会の中にも出ておりますが、これだけ少子化傾向とい
      うことなので、40人学級というのがもうかなり続いているわけですので、
      これは法律ですので、一気に改正とかそういうのってすぐにはできません
      けれども、やはり国民的な世論がいかないとなかなか文部省もうまくいか
      ないという状況だと思いますけれども、よその国などのものを見ますと、
      日本が40人であるというようなことはちょっと突出ではないけれども、非
      常に高いところにあるような感じがしますので、こういうのが改善されて
      いくといいなというふうには思っております。
       それから、コンピューターの件でありますが、小学校については基本的
      には2人に1台ということが基本でありますが、たまたま今のこの湯沢小
      学校の件についてはやはり非常にうまくない状況があるというふうに思っ
      ております。コンピューターも、中学校は平成7年に更新をいたしました
      けれども、小学校については昔のものでやっておりますし、なれ親しむと
      いう点では十分機能があるかなというふうに思っておりますが、そういう
      中で台数を急にふやすのがちょっと今は難しいかなというふうに思ってお
      りますので、よろしくお願いいたします。
議  長   住民課長。
住民課長   それでは、県下一医療費が低かったこと、それからその反面税が高かっ
      たことについて、今ここで考えられることについて説明したいと思います。
       医療費が安かったということは、町でやっている保健事業の効果が考え
      られると。それから、診療施設が少ないということ。病院のはしごがない
      ということです。それから、被保険者の構成年齢、それから職業等、そこ
      ら辺の相違でないかと考えられます。
       それから、税が高いということにつきましては、おっしゃるとおり財政
      調整交付金がもらえないと。郡内で言えば、六日町であると5,000万から
      6,000万、それから塩沢町が5,000万ぐらい、大和町が4,500万ぐらいもら
      っていて、税はほぼ湯沢町と同じぐらいですけれども、その差が出てくる
      ということ。それから、ここ二、三年医療費の見方がちょっと強く見てい
      たというようなことでこういう結果になったのではないかというふうに考
      えられます。
       以上でございます。
議  長   執行部の答弁が終わりました。
       宮田議員の2回目の質問を許します。あと15分ぐらいです。
宮  田   保健活動についてちょっと付随したことで、町長もしあれでしたら担当
      課長の方からご答弁願いたいと思うのですが、皆さんご存じのように厚生
      省が昨年、一昨年と2年にわたりまして研究班が、老人健康保健法によっ
      てがん検診の義務があるわけでございますが、その効果がないのとあるの
      と、大腸がんだとか胃がん、子宮頸がんについては集団検診の効果がある
      と。ところが、乳がんと肺がんについては余り効果がないという結論が出
      ているわけでございます。それで、特に乳がんについては、マンモグラフ
      ィーというのをあれすれば早期発見できると。つまり発見誤診が多いとい
      うこと、見落としが多いということなのです。それから、肺がんについて
      はらせんCTを使えばいいというようなことが出ておりますが、これはな
      かなか金が高くてそう簡単にできるわけではございませんが、それで厚生
      省はことしからがん検診については市町村の自由にしますと。そして、補
      助金も今まで3分の1つけていたのをそれは今度は一般財源に行って交付
      金の中で見ますと。こういうことになりますと、湯沢は一般財源として交
      付金もらわないから、その金が来ないのではないかというような感じがい
      たしますが、いかがでしょうか。
       自由になったということで、この検診をやめているところもございます
      が、厚生省はやめろとは言っておりませんが、自由だというふうに言って
      おります。湯沢町はいかがいたしますか。
       それから、これは関連でちょっとお答え願いたいのですが、診療所の事
      務長ですが、これも新聞に出ておりまして、脳梗塞、脳出血の後遺症の治
      療薬が余り効果がないということで、例えば5種類挙がっております。武
      田薬品工業のアバンというの、山之内製薬のエデン、藤沢薬品工業のアル
      トールトというのでしょうか、エーザイ、それから田辺製薬ですか、サミ
      オンだとかというようなのが挙がっているようですが、10年間で8,000億
      の金が使われない薬に支払われているというようなことで、新聞の投書欄
      とかあるいはまた近所の人の話題になって、湯沢町もそういう効かない薬
      を出していたのだろうかねというような話が若干出ましたので、その辺の
      実情をお聞かせ願いたいと思うわけです。
       それから、特養ゆのさと園について、今総文の委員会で聞いたお答えと
      同じでございますが、やはり万一の場合を考えて、両方から車が入るくら
      いの土地が必要だと思うわけでございますが、総文等ももう一度現地を視
      察をして、できれば8月完工までに何とかやっぱり南側も通路がとれるよ
      うにしていただいたらと思っております。
       それから、湯沢小学校の境界学級については、新教育長が来てから検討
      したいということでございますけれども、これはやっているところもある
      わけですし、本当にやる気があるかどうかということだと思いますが、こ
      れ町長さん、いかがでございましょうか。
       以上です。
議  長   宮田議員の2回目の質問が終わりました。
       執行部の答弁を求めます。
       町長。
町  長   それでは、再答弁いたします。
       保健の問題と診療所の問題については、担当課長、それから事務長から
      答弁をさせていただきますが、最後の40人で1クラスという境界学級の問
      題、新聞もちょっと内容を拝見したのですが、なかなか法律で決まってい
      て、40人は1クラスだと。ですので、38になればそれもまた1クラスとい
      うことで、41人から2クラスになるということで先生が2人つくと。だか
      ら、勝手にお金があるからどうだということでやっておったところも県の
      教育委員会からストップがかかりまして、やむなくだめになったというよ
      うな話の新聞が出ていましたが、なかなか状況は難しいようであります。
      したがいまして、新教育長さんがまた見えたときにも、話は前の教育長で
      あります池田助役の方からもちょっとその辺はどういうことになるのか、
      また協議をさせていただきたいなというふうに考えております。
議  長   福祉保健課長。
福祉保健   がん検診の問題でお話がございました。たしか乳がんと肺がんと子宮の
課長    頸がんというやつと、もう一つ子宮体がんでしたか、そういう三つのこと
      がたしか報道に挙がっていたと思うのですけれども、その報道を見まして
      私どもびっくりしましていろいろ会議のときに聞き合わせてみたのですけ
      れども、厚生省といたしますと、厚生省の研究班でしたか、あの研究の結
      果のものというのは効果の上がるように検討する必要があるのではないか
      と、こういう表現だというふうなことを聞いております。それが言葉をか
      りますと、報道の持ち方といいますか、報道の表現で随分印象が変わるも
      のだと、こういうような表現をされて説明を受けております。私どもは乳
      がんもやっておりますし、肺がんもやっておりますし、これからもその効
      果がないというようなことではなくて、やっぱり一定の効果があるだろう
      ということでこれからも続けていきたいと思います。
       お話のように、補助制度はことしからなくなるということですけれども、
      一般財源化された中でも私どもの町はこういったものは実施していきたい
      というふうに考えております。話に聞きますと、一部では補助がないから
      やめなければならぬというような話も聞いていますけれども、私どもは実
      施していきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
診 療 所   診療所事務長。
事 務 長   宮田議員さんのご質問でございますが、脳梗塞、それから脳出血のいわ
      ゆる後遺症の改善薬、脳循環代謝改善薬というものなのですが、これは実
      は薬の名前はたくさんあるのですけれども、その中で4成分を使っている
      薬についてはいわゆる中央薬事審議会の答申で、有用性、いわゆる効果が
      ないというようなことで、新聞、それから県の福祉保健課通じてファクス
      が入ってまいりまして、びっくりしたと、こういう状況でございます。
       それで、診療所につきましては1薬品だけ、アバンというものを使って
      おりました。有用性がないということで、即製造中止、それから販売中止、
      それから2週間以内に回収せよという命令が出ております。詳しいことは
      わかりませんが、これにかわるものもあるわけですので、医師の必要性で
      あればこれにかわるものを採用するということだと思います。
議  長   答弁が終わりました。あと5分あります。
       宮田議員に3回目の発言を許します。
宮  田   町長にちょっと先ほどの答弁で、新聞のあれをよく読んでみますと、だ
      めだということではないのです。それでよく読んでいただいて、新教育長
      にまた申し継いでいただいて、何か便宜を図ってやればやれる方法もある
      わけですので、ご高配を願いたいと、こう思います。
議  長   以上で8番宮田學議員の一般質問を終わります。
       引き続いて、質問順13番、3番高野栄司議員の発言を許します。
       3番高野栄司議員。
高  野   3番、一般質問いたします。
       町の診療所についてですが、診療所の建設について大勢の議員が、現在
      地は狭く、信号の渋滞、住宅地のために深夜の救急車のサイレンがうるさ
      い、将来的に土地が狭く医療の充実ができない等いろいろの反対意見がさ
      れているわけですが、町長は平成13年度に医療保健センターを現在地に建
      設すると言っていますが、医療保健センターは、福祉センター、診療所、
      保健センターをあわせたものと言っています。これで今より保健センター
      の分また狭くなり、日曜、祭日、夜間の救急対応もやると言っているが、
      ますます狭くなり、また国道17号線の4車線化、沿道型区画整理事業もや
      ると言っていますが、2,400坪の用地がどんどん狭くなり、将来的に使い
      物にならないセンターになると思います。また、用地が狭ければ町長は買
      い足していくと言っていますが、売ってくれる人はいないと思うし、売っ
      てくれても地価は高いと思います。このままでは、せっかく医療保健セン
      ター基本構想案が出されても現在地では反対多数になると思います。また、
      診療所の土地はツナギ川に橋をかけ、公民館と一体化し、福祉センターは
      美術館、図書館やシルバー人材センター、老人憩いの家、老人会の事務所
      等を置き、利用した人が温泉に入りのんびりできるように利用方法を変え
      たらよいと思うし、団地については駐車場にし、駅通り商店街、旅館、民
      宿の大型バスの置けない民宿の駐車場も兼ねるようにしたり、いろいろの
      利用方法を考えていけばよいと思いますが、町長の考えがほかの土地に変
      わらないか、伺いたいと思います。
       また、1の2ですが、診療所は歯科医の強化でいくのか。町長は、前原
      先生退職について、2年ぐらい前から群大、新大、前原先生と相談し、後
      任に来てもらえるよう働きかけていると答弁していましたが、前原先生の
      後任は見つけずに本人を嘱託医にしただけ。また、群大からの医師派遣ル
      ートは絶たれたということは町長が後任医師確保の仕事をしてこなかった
      ことと思うが、どうでしょうか。
       また、技工士、松田さんの退職についてはすぐに後任を採用したが、今
      全国的に技工士、歯科医は多くでき過ぎ、経営が成り立たないところもあ
      ります。そういう中で、今後20年くらいの先を見ますと歯科医1人、技工
      士1人では採算がとれず、ますます診療所の赤字の足引っ張りになると思
      いますが、町長は今後医療保健センターになるときは歯科医を四、五人採
      用し、歯科強化の方針でいくのか、聞かせてください。
       2番、高齢者原動機付き三輪車乗り方教室を開いたらどうか。湯沢町で
      も、近年原動三輪車を利用している高齢者がふえてきています。交通ルー
      ルを理解し、安全運転をし、事故のない運転ができるように、交通安全週
      間あたりに六日町署と相談して指導したらよいと思いますが、町長の考え
      をお願いします。
       3番、湯沢町職員の異動について。湯沢町職員の異動について、配置転
      換、人事異動について、特殊な職種を除いて年数と目安をもって適正な配
      置転換を図っていく必要があると思います。特に課長職について異動が早
      過ぎると思うし、一、二年ぐらいで異動していたら能力ある町職員も能力
      を出し切れずに終わってしまう。また、町発展にはつながらないと思うが、
      町長の考えを聞かせてください。
       4番、街路灯について。町内浅貝、西山、駅通り、岩原、中里地区で街
      路灯事業をしていますが、建設時に町より負担金をもらい、1基22万から
      28万ぐらいの街路灯を立てますが、ナトリウム灯というのは赤い電気です
      が、ナトリウム灯が大体1個1万8,000円、水銀灯で5,000円、蛍光灯が、
      その下についている看板みたいなのになりますが、蛍光灯が1,200円、オ
      ートスイッチが2,500円ぐらいの備品がついています。これらの備品が大
      体3年から5年ぐらいに取りかえをし、また電気料が1基大体月1,200円
      かかります。事業をやっている団体に大変な負担になってきています。観
      光立町の湯沢の夜の景観や、夜健康のためにウオーキングや走っている人、
      または地域の防犯に大変役に立っていると思います。これからも地域の街
      路事業を推進するためにも1基幾らかの補助金を事業組合に出す気がある
      か、町長に伺います。
       1回目、終わります。
議  長   高野議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、高野栄司議員の一般質問の答弁をさせていただきます。
       まず、1点目の診療所についてでございますが、診療所の建設費につい
      てということでございますが、この点につきましては、平成5年、7年、
      8年度と買収いたしました現在の診療所の土地に医療保健センターを建築
      するという気に変わりはありません。
       2番目の診療所は歯科の強化でいくのかということでございますが、現
      状をさらに強化する気持ちは持っておりません。現体制で歯科診療に当た
      っていきたいというふうに考えております。
       また、後任医師の確保ということで、群大や新大の方にも、事務長含め
      て、前助役を含めていろいろ頑張ってきたのでありますが、やはり諸般の
      事情から自治医科大学の方に切りかえざるを得なかったということであり
      ます。おかげさまで後任医師の確保が一つの目安が大分ついてきましたの
      でほっとしておるのでありますが、さらに努力を怠らずに町民の福祉向上
      に役立てる医療の拠点づくりにまた邁進したいというふうに考えておりま
      す。
       2番目の高齢者原動機付き三輪車の乗り方教室を開いたらどうかという
      ことでございますが、この原動機付きの三輪車は道路交通法上歩行者扱い
      でございます。それで、販売店も警察も交通安全指導はしていないと思い
      ます。調べたところ、町内ではこの原動機付きの三輪車に乗っている方が
      二、三十人おられるという状況にありますので、やはり何らかの交通安全
      指導が必要だろうというふうに考えております。したがいまして、ことし
      の秋にまた開催をするのですが、高齢者交通安全教室の指導項目の中にこ
      れを組み込みまして指導したいというふうに考えます。また、警察の湯沢
      交番の署長さんの方に巡回連絡時等の個別指導をお願いしたいというふう
      にも思っております。
       次に、湯沢町職員の異動についてということでございますが、確かにこ
      としの春の職員異動についてはご指摘のように1年くらいでかわってしま
      ったというケースが多々見受けられまして、そのことではないかなと思っ
      ております。非常に人事異動では気にかけておりまして、バランスよく配
      置をしなければということで苦労しているわけであります。特に定年退職
      者等があった場合の幹部職員の異動には慎重を期しているわけであります
      が、まず基本的には適材適所ということで異動のリストを考えております。
      対象者が少人数に限られるということ、それから職員にも個々の特性があ
      るというようなこと、そのほか事務系とか、技術系とか、経験や年齢、職
      階や在職年数、また自己申告書を私みずから拝見をするわけでありますが、
      もろもろの観点から考慮しながら決定しております。時に1年ぐらいのポ
      ストの人でも、全体のバランスや本人のいろんな問題を含めると異動しな
      ければならない場合も起きてくるわけであります。業務の停滞を起こさな
      いように、また本人の意欲をそがないよう、異動については配慮していか
      なければならないというふうに考えております。同じポストに長くいるこ
      とによるメリット、デメリット両面ありますが、やはり適時に異動という
      ものは行いたいなというふうに考えております。
       最後の4番目の街路灯についてでございますが、この街路灯も先般の議
      員にお答えをしたとおりでありますが、町の中心街やスキー場周辺の街路
      灯は今までの簡単な防犯灯ではなくて、地域独自のまちづくりの観点から、
      観光協会などが中心となって相当多額の経費を投じて建設されたものが町
      内には多くあります。光源が水銀灯とかナトリウム灯とかありまして、出
      力も大きいということで大変電気料も多くかかっているようです。それで、
      道路管理者が設置している道路照明、町内が電力会社から寄附を受けて設
      置してある定額式の防犯灯、それと地域の商業関係者の設置した街路灯が
      ありますので、まず実情を調査して研究してみたいと思っております。そ
      れと同時に、町内会で設置している街灯の電気料の問題とのバランス、均
      衡もありますので、それらもあわせて検討して同一の取り扱いとするよう
      にしたいというようなことを考えておるわけでありますので、よろしくお
      願いいたします。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       2回目の質問を許します。
高  野   町長は、診療所の建設地について気が変わらないと言っていますが、こ
      れは議員のおおむねが反対していて、議員は一応町民の代表で出てきてい
      るわけですが、町長は住民の声を大切にすると言っていますが、これは何
      人ぐらいそろえたら住民の声になるのか、いま一度聞かせてもらいたいと
      思います。
       また、診療所の歯科の強化でいくのかということは今のままでいくとい
      うことですので、そういうことであれば技工士は要らないのではないかな
      と思います。また、前任者の松田技工士を嘱託で頼めば大分賃金も安く使
      えたり、保健センターになったとき変われば、要らなくなればやめてもら
      ったりするようにすれば大分助かるのではないかなと思っていますし、今
      町では、金になる歯は外注、金にならないちょこちょこっと入れ歯のあた
      りを切るやつは技工士。これは昔はみんな歯医者さんがやっていた仕事で、
      技工士は要らないと思います。
       職員の異動については、春の1年ぐらいでかえたというので、ちょっと
      町長勘違いしていると思いますが、私が議員になって3年2カ月たちます
      が、町長の一番得意の観光課の課長は3人かわりました。観光は1年ぐら
      いでなんて何にもできないです。そういうことを踏まえて、町の課長職な
      んかも早過ぎるので、もしできれば議員の任期中とか、町長の任期中とか
      というそのぐらいの長い年月でもってやってもらうと議員も課長にいろい
      ろ相談しやすいこともありますので、やっと顔を覚えて相談しようかなな
      んて思うともうどこかへ配置がえして、全然うまくいかないです。
       街路灯については、町長電柱についている街路灯と勘違いしているとこ
      ろもあると思います。街路灯は、全面町が恐らく負担なんてできないです。
      そういう中で団体が頑張っていますが、町の雰囲気づくりにもいいわけで
      すので、いま少しできている街路灯に電気代とかそういうものの負担をし
      てもらえると助かる団体が多いと思いますので、いま一回よろしくお願い
      します、答弁。
議  長   高野議員の2回目の質問がありました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、再答弁させていただきますが、診療所の建設地についてでご
      ざいますが、なかなか住民の声というか、みんなそれぞれ浅貝から堀切ま
      であるので、これアンケートとったら、自分の近い方がいいとか、歩いて
      行けるとか、いやいや、買い物に便利なところとかいろんな意味合いが出
      てくると思うのですが、先般町長の選挙戦がございまして、私は声を大に
      して、現在地に建設をするので、ひとつ応援していただきたいというよう
      なことでマイクで公約をしたわけでありますので、これについてはまた対
      立候補はどう言ったのか私わかりませんが、それら比較して、恐らく場所
      の問題等もたしか、街灯はどうかわかりませんが、書面にでも一部出たよ
      うな気もしますので、それなりに審判は下ったのではないかというふうな
      ことで、私は住民の声はそれをもってするべきではないかなというふうに
      考えております。
       それから、2点目の歯科技工士は林明治さんという方ですが、この方を
      嘱託にということでありますが、当時いろいろと内部の事務長、さらに歯
      科医師の先生等々のお話の中では、やはり身近に技工士がいて、すぐいろ
      いろ治療等を含めて患者さんにも対応できる分ということで採用いたしま
      したので、今ここでまた林技工士に嘱託というふうなわけにいきませんの
      で、現体制でひとつ推移をしてまいりたいというふうに考えております。
       それから、3点目の問題は、ご指摘のとおりであります。本当にいい仕
      事をしていただくのに、幾ら何でもとんとんかわるということはいいこと
      ではないというふうに私も重々承知をいたしております。町民の皆さん、
      ましてや議員の皆さん方からご指導、ご理解いただいてともに湯沢町発展
      のために期するということになれば、当然その適材適所含めてもある年数
      はいなければいけないのかなと思っておりますので、今後町民の皆さん方
      に不信を持たれるようなことがないように配慮してまいりたいというふう
      に考えております。
       最後になりました街路灯の問題につきましては、各協会を含めてのいろ
      んな団体がありますので、その負担と、一部補助ということでありますの
      で、先ほど答弁させていただいたように、それぞれの観光課、それから総
      務課、いろんな課がちょっと勉強いたしまして、実態調査から将来どうあ
      るべきか、それらを観光立町湯沢町にふさわしいような助成ができるのか
      どうか、それらを含めて勉強させていただきたいなというふうに考えてお
      ります。よろしくお願いいたします。
議  長   答弁が終わりました。
       高野議員に3回目の質問を許します。
高  野   さっきの診療所の歯科の強化で、今技工士を頼んで、ちょっと名前間違
      えましたが、林さんをまた嘱託にしろという意味ではなくて、町長が歯科
      の強化をしないで今のままでいくのだったら、林さんを嘱託に置いて技工
      士は頼まなくてもいいのではないかなというそういう意味です。
       それと、診療所の建設についていろいろありますが、今の場所につくっ
      たら、これはもう絶対に今まで以上の赤字が膨らんで、次から次への医療
      ができなくなって大失敗になると思います。六日町病院の成功は、もし六
      日町病院があの跡地につくったら今の発展はないと思います。町のこれか
      ら目指す医療保健センターも同じになると思いますので、町長は気が変わ
      らないではなくて、いろいろのやっぱり意見を考えて、将来のことを考え
      てもらわなければならないと思いますので、いま一回お願いいたします。
議  長   高野議員の3回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
町  長   3回目の答弁をさせていただきますが、言われる意味、嘱託の問題がど
      うこうという話ありましたが、少なくても働いている医師のご意見、また
      事務長の意見等々集約してやったことでありますので、ご理解いただきた
      いと思いますし、場所等につきましては先般地域医療振興協会の皆々様も
      現地を見られ、また特養のゆのさと園のところも見られたりして、事務長
      が案内したわけですが、六日町の例を出されましたが、六日町の場所と違
      いまして、県立は総合病院ですので、でかい用地と、それからそれこそ350床
      に近いような、250か、それぐらいの人がいれば当然駐車場も広くスペー
      スをとらなければいけないので、そんなことを考えるとあの場所ではだめ
      だから郊外に出たということで、専門家の振興協会の皆さんはまあまああ
      の場所は非常にいいところですねと。非常に便利がよくて、これだけのス
      ペースがあればそれなりにやれるのではないかというような話もございま
      すので、調査の中でまた皆さん方にお示しをし、また総文には定期的にお
      話をして、場合によればぜひ議員協議会等で皆さん方にもご理解をしてい
      ただくような方法で検討してまいりたいなと、こんなふうに考えておりま
      すので、よろしくお願いいたします。
議  長   以上で高野栄司議員の一般質問を終わります。
       しばらく休憩をいたします。
                                 15時51分
      
              ( 休     憩 )
      
議  長   それでは、休憩を解いて会議を開きます。
                                 16時06分
       質問に入る前に、少し休み過ぎましたので、一応5時ですので、時間延
      長を1時間しておいてからしたいと思いますが、異議ございませんか。
             ( 異議なし )
議  長   それでは、時間延長を1時間しまして、一般質問を続行いたします。
       質問順14番、16番中村昭一郎議員の一般質問を許します。
       16番中村昭一郎議員。
中  村   それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。
       最初に、町長、前々者の答弁の際にいきり立ったような場面がありまし
      たが、少なくとも私の場合は笑顔といかなくとも、普通の状態でひとつご
      答弁を願いたいと思います。
       最初に、町の滞納についてでありますが、先般課長からの説明によりま
      すと、11億と、こういうことを聞いたわけでありますが、平成8年度末8
      億5,000万というのが今回11億ですから、1年間に簡単に約2億5,000万ぐ
      らいふえていると。しかも、この現象というのは非常にさかのぼって年々
      ふえていっていると。これは湯沢町の財政運営上大変な私は問題だと思い
      ます。
       滞納するのにはそれぞれ理由があると思いますが、怠けて払わないのと、
      本当になくて払わないのといろいろケースがあると思いますが、そういう
      ことも本当は本人に聞かなければわからないのですけれども、大体外から
      見ればこの人はどうかというようなことは大体わかるわけですから、そう
      いうこともチェックしながら全体の滞納の理由がどうかというようなこと
      も一応把握してほしいなと、私はこう思います。
       中には、前々者というか、腰越議員の方の質問もあったわけですが、う
      わさでは、先ほど腰越議員が言われたようなそういううわさが出ておりま
      す、実際の話。私も現実に聞いております。そういううわさではないのだ
      けれども、もっと悪く表現すると悪いのですが、例えば高級車乗り回して、
      バーにささってというような、こんな人が滞納してとんでもない話だと、
      これは何とかしなければ困るのではないかというような、中村さん何とか
      しろやというようなそういう意味の話も私も聞いております。
       実際あるかないかというのは私わかりませんが、しかし世論というのは、
      あるいはうわさというのは火のないところにそういうものはないわけです
      から、多少なりともこの真実があるかなと、こう思うわけですが、そうい
      う意味でこれから滞納のいわゆる徴税対策といいますか、これについて伺
      うわけでありますが、一つは町長の行政報告の中でこういうことを言われ
      ております。きっちりとしたけじめをつけないと町民の信頼を損ねるとい
      うようなことをきちんと言っております。それから、行政報告の中でも、
      東京の方に出向いて、それで勉強してきたと。その内容も、きょうは施政
      方針のあれを持ってきておりませんので、ちょっと明確にはできませんが、
      とにかくいろんなことを学んできたと。そういうことを部内で詰めて積極
      的にやっていきたいというような趣旨の一応発言があったわけですが、そ
      れを実際実行していくということが私は必要だと思います。
       それから、私たち議員はだれが滞納しているかというのはこれはわから
      ないわけです。およそこうだこうだというのは出ておりますので、頭の中
      にありますけれども、その中に固有名詞は挙げませんけれども、滞納して
      いると。ところが、その人が非常に湯沢町にとって必要な土地を持ってい
      ると。これはとにかく、例えばそこを財産差し押さえにしろ何にしろ、特
      に営業なり生活に直接かかわることではないのです。そういうのは積極的
      に、私はいわゆる加山キャプテンの方式といいますか、とにかく買ってそ
      の滞納額と相殺するような、そういう話をつけながら進めていくと。こう
      いうのは何件ぐらいあるかちょっとわかりませんけれども、いろいろ私た
      ちが名簿見れば、いや、この人はああだというのはすぐわかりますので、
      場合によれば特別委員会でもつくって検討してもいいわけですけれども、
      それも一応できないと思いますけれども、そういうことを積極的にひとつ
      やっていただくと。でないと、ただマンパワーでやるとかどうだとか、各
      課の協力を得るとかと、そういういつも同じような答弁を繰り返してもこ
      れなかなか実績が上がっていかないと。今回は、お話聞いた範囲では思い
      つけないというか、非常に成績が上がったという報告も受けておりますの
      で、大変いいことだなと、こう思います。
       滞納については、ひとつ先ほど言いましたように、施政方針で町長がと
      にかくきちんとけじめをつけるといいますか、そういう趣旨の発言をして
      おりますので、町長の決意のほどを伺うことが一つと、それから東京に出
      向いて、そしていろいろ勉強してきたと。そのことをひとつ皆さんにご披
      露を願いたいと、こう思います。
       それから、ロープウェーの再建でありますが、これは私は12月の定例会
      でも申し上げましたが、一般会計から本当に軽々に他会計に出すというこ
      とは、これは私問題かなと思うのです。いわゆる公営企業法、さっき勉強
      というほどでない、ちょっと見たのですが、いわゆる第3章、財務の中で
      いろいろと項目がありまして、書いてあります。その中には、例えば企業
      が大変だと。その場合は、例えば償還を繰り越してもいいのではないかと。
      これは企業債に対する配慮という点で、繰り越してもいいと。あるいは、
      借りかえてやってもいいと。あるいは、一時金を借りて対応してもいいと
      いうような、ちょっと見たばかりですのでよくわかりませんが、やっぱり
      そういうこともできるわけです。ですから、一般会計であっても、今まで
      の答弁の中でも、本当はやってもらいたいのだけれども、町は金がないか
      らできないということなのでしょう。幾ら観光の目玉であろうと何であろ
      うと、他会計に、それは法律に違反しているかどうかわかりませんけれど
      も、それに近いことをやることがいいことかどうかということだと私は思
      うのです。ですから、この問題は一応今回は3億6,500万ですか、これを
      今回出しました。以後5年間にわたって元利償還分だけは出していくとい
      うそういう報告を受けているわけですが、この際私はもう一度検討すべき
      だと。それこそ部内で検討していただいて、直せるものは直していくと。
       私は、特別ロープウェーを無視するとか軽視をするという意味で言って
      いるわけではないのです。ロープウェーも、今回の行政報告の中にもあり
      ましたように、夏場というか、春先から非常に順調に推移していると、そ
      ういう報告を受けています。25万人も上がったというお話もしているわけ
      ですから。努力をし、そのために船井総研に委託をして、そして今後のロ
      ープウェーについていろいろアドバイスを受けているわけですから、だか
      らそれに基づいてロープウェーも改革案等出しているわけですから、船井
      総研に委託をした、ロープウェーでそれに基づいて改革案を出した、その
      実行もしないうちにもう一般会計から補助を出すって何事ですか。その点
      について伺いたいと思うのです。
       それから、ちょっと順序が逆になりましたが、ロープウェーの事業所の
      1から7まで書いてありますが、これがどういうふうに現在なっているか、
      その点について、これはもしあれだったら担当の課長でも私は結構だと思
      いますが、ひとつお願いしたいと思います。
       それから、3番目でありますが、今はとにかく平成の大不況と言われて
      います。その不況の要因というのは、いろいろ国会の討論を聞いたりして
      大体おおよその皆さんがわかっている。最大の根元は、いわゆる消費税の
      値上げと医療費の値上げ、あるいは今まで減税したのをストップしたとい
      う、いわゆる9兆円を国民負担にしたということが、この不景気の最大の
      原因だとも言われておりますが、そういう中であります。大不況で、そう
      かといってここ何年かのうちに景気が浮揚し、回復するというそういうこ
      ともないわけですからなかなか大変でありますが、町としても大変だと思
      いますが、しかしそういう中で実際町としてそういういろんな人にささや
      かであっても手当てをしていくというようなことが私は必要だと。この一
      番苦しい中に、それはもちろん町民一人一人も苦しい。町も苦しいかもし
      れない。みんな苦しんでいるのです。ですから、そういう中で町が厳しい
      財政の中でもこうしたとこれが広報かなんかで伝わってみなさい。いや、
      さすがに村山町長だというような、そういうような評価が私は得られると
      思うのですが、別に今その評価はどうでもいいですが、そういうことをや
      る気があるかないか。湯沢町の景気、雇用対策といいますか、これをどう
      やっていくかと。
       私はここへ、平成10年5月11日、これは持っていると思うのですけれど
      も、自治省の財政局財政課長から各都道府県に通達みたいなのが来ており
      ますが、いろいろ拝啓、以下云々とありますけれども、これは省略します
      が、要は今回16兆円の補正をしました、16兆円の。その中で、第2、地方
      財政補正措置等ということで、これは(2)になりますが、地方単独事業
      についての財政措置ということで1兆5,000億計上されております。これ
      は私も、これには具体的な内容が出ておりませんので、どういう内容かと
      いうのはちょっとわかりませんけれども、これは企画課長わかると思いま
      すが、内容的にはどういうものなのか。こういう資料県から来ているかど
      うか。このあれには市町村にもその徹底をしてくれということが書いてあ
      りますから当然県から来ていると思うのですが、この対応について非常に
      これ重大でありますので、町がどうしているかということについて答弁を
      願いたいと思います。
       それから、Aの町道の幅員と工事規格ということで、これも私は12月の
      議会でやりました。そのときは選挙絡みのことを言いましたので、次元の
      低い質問だなと町長から言われましたけれども、決して次元の低いつもり
      で言っているわけではないのですが、湯沢の町は公共事業、特に例えば順
      序とすれば、現道を改良して、そして舗装して消雪をすると、こういう順
      序というのがあったわけですけれども、それこそ選挙絡みでありますけれ
      ども、選挙のときは2メーターぐらいの幅員のところどんどんやったと。
      これは私はいいことだと思うのです、実際こういういろんなルールやなん
      かを無視しても。ところが、現在はどうなっているのか。
       きのうも細川議員の方から、この建設関係のことについて質問がありま
      した。A、B、Cのランクあって、これもし細川さんの質問でもちろん答
      弁があったと思うのですが、重複するようになりましたら、私聞いており
      ませんので、ひとつお聞かせを願いたいと思うのですが、昨年はDランク
      とCランクをこれを建設業界の要望でやったと、こういうことなのです。
      そうすると、建設業界が、湯沢会が要望してそういうふうにやったという
      答弁を町長はしておりますが、それが通ることであれば、これは本当に仕
      事をやっている人の要望ですから、これにまさるものはないわけですから、
      そういう方法でいくのか。それとも従来のような形でもってきちんとB、
      Cですか、こういうふうに分けて、そしてCが幾ら、Dが幾ら、あるいは
      Aが幾らというような形で、これはもちろん企画課でもってこういうもの
      はきちんとおれは出すべきだと、こう思いますが、この点についてひとつ
      お伺いをしたいと思います。
       それから、最後に一般国道353号県境建設促進総決起大会ということで、
      先般、6月の5日だと思いますが、ホテルでやられました。何でこういう
      決起大会、私は決起大会は本当にいいことだと思います。大いにやらなけ
      ればならぬと思います。しかし、何でホテルでやらなければならぬと。湯
      沢にはカルチャーセンターもあり、公民館あるわけでしょう。それできれ
      ばもう少し範囲を広げて、地元の人やなんかも入れてやっぱり決起大会を
      やるという形でなければ、ホテルでやってその後一杯飲んだそうですが、
      これは希望者だけだそうですが、そういう経費はどうなっているのか、こ
      れもひとつ伺っておきたいと思います。
       では、1回目の質問を終わります。
議  長   中村議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、中村昭一郎議員に対しての一般質問の答弁をさせていただき
      ます。
       まず、第1点目の滞納の対策についてということでございまして、本当
      にまことに滞納額が11億円というようなことは事実でございまして、まこ
      とに遺憾であるというふうに考えております。当然財政上本当に心配にな
      ってきますし、これは国民の義務である納税という問題をやはりけじめを
      つけなければいけないというふうに思っております。
       このけじめとは何かということでございますが、あくまで相手があるこ
      とでありますが、公平性といいますか、本当に適正な課税に努めている町
      といたしましては、きちんと収納していただくということの中では、しが
      らみによってちゅうちょをしたりというようなことではなくて、やはりそ
      こにはよく話し合いの中でそれなりの手順を踏まえながらしっかりと徴収
      をしていくということが一つと、今うわさかどうかわかりませんが、いい
      車に乗ってちょっと豪遊しているといいますか、そんなお話もありました
      が、そんなことがあると善良なる納税者は当然ショックを受けまして、な
      ぜ私たちが払わなければいけないのかという悪い方の波及になるわけです
      ので、それらは何とか対策を講じなければということには変わりございま
      せん。そういった意味で、やはりきちんとしようということでのけじめと
      いう部分であります。いずれにいたしましても、滞納額が多いところには
      土地をお持ちのところ、すなわちその土地を町で購入をして、そのお金を
      即また税金の方に振りかえていくというような問題についても私は考えて
      いかなければいかぬかなという時期に来ているということもつけ加えさせ
      ていただきたいと思います。
       なお、東京都についてでございますが、私も東京都はもうそれこそ何千
      億円というお金が滞納になっております。それで、私のちょっと知り合い
      で部長さんをしている方がいらっしゃいますので、その徴収担当の部長さ
      んにお会いをいたしまして、税務課長、それから担当の者2人、私含めて
      4人で先般行ってまいりました。私自身も本当にいろいろお話を伺う中で、
      なるほどやはり厳しいものもあるけれども、都は都で一生懸命やっている
      なということで感銘を受けたり、またご指導の中にいろいろと勉強になっ
      たことがありましたので、私のみならず同席した職員もそれらを踏まえる
      形の中で今業務に当たり、住民の期待にこたえてくれるというふうにも確
      信しております。
       中身につきましては、ちょっと申し上げますと、事前に東京都の方に質
      問状といいますか、それを送っておきました。まず、滞納整理の執行上、
      担当職員による通常の徴収等のほかに特別な体制や方法をとることがある
      か。滞納税額について延滞金を徴収しない場合または減額する場合がある
      か。差し押さえ物件の購買は、ほかの債権者への配当や事務経費との関係
      でどの程度の回収が見込める場合に執行するのか。高額滞納者で滞納処分
      を執行すれば、極めて高い確率で倒産が予測される場合でも差し押さえ等
      の滞納処分を執行するのか。経済不況下で税の滞納を積極的に解消するた
      めに心がけること。以上、五つの項目につきまして指導を受けてまいった
      と。
       その中で、職員の意識改革で守りの滞納整理から攻めの滞納整理への転
      換ということで、滞納者任せの滞納整理からの脱却ということ。さらには、
      個人的滞納整理から組織的な滞納整理へと。担当職員を地区割りをいたし
      まして、在任中みずからの経験と考えで滞納整理を進める自己完結型では
      なく、組織的、統一的な業務運営で効率的、効果的な事務執行をしておる
      のだということです。それから、差し押さえ物件の購買はケース・バイ・
      ケースで対応することとなりますが、回収額ではなく、ほかの要素、メリ
      ット等を考慮し、執行する。また、滞納処分の執行停止のためにも購買は
      必要。そして、差し押さえ物件はより換価性の高いものを。それから、滞
      納処分の最終的な決断は長が下すこととなるが、金融機関が経営に関与し
      ている場合にはそことの突っ込んだ交渉の必要性。また、長引かせること
      は、延滞金等の関係もあり、相手に対して無責任にもつながる。大手企業
      の場合には、その企業を育成していくのか、つぶすのかの見きわめが重要
      だと。それから、早期徴収というのは滞納者のためだと。すなわち、滞納
      がふえて徐々に1期、2期ということになれば最終的にはもう払えなくな
      ってしまうので、早期にいわゆる滞納者のところに行って足を使って行動
      した方がいいよというご忠告もいただきました。それから、延滞金をやは
      り厳正に徴収しなさいと。滞納するということは、湯沢の場合、今14.7%
      か、つくのでありますが、滞納するということはばかばかしいのだという
      ふうに思わせることが大事ですよと。いわゆる町としての基本的な姿勢や
      心構え等、大変貴重な指導を受けてまいりました。
       そんなことで、これを何とかしなければいけないということで、腰越議
      員にも申し上げましたが、今三役を含めて担当税務課長、また収入役等に
      も特に指示をいたしまして、何とかこの徴収率を上げて、全庁、全課挙げ
      て取り組んでいきましょうということで、今いろんな検討会議も進めてい
      るところでありますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
       ロープウェーの再建につきまして、@からFまでにつきましては、ロー
      プウェー事業所長から答弁をさせます。
       イの一般会計からの補助についてだけを私のお考えを申し上げたいと思
      いますが、確かに本年度3億6,400万を繰り入れたということで、議会の
      皆さん方からいろんなご指摘をいただいて、やむを得ないだろうという中
      でご採択をいただいたわけでありますが、その際に中村議員からも言われ
      ましたが、私どもも安易に一般会計から、親会社から支援してもらってい
      いのだというふうなことは、ロープウェー事業所長以下考えておらないわ
      けであります。しかし、今の元利償還分、これら大変な金額で推移してお
      りますが、現実はこの企業を存続させないと湯沢町全体の企業としての存
      亡が危ういし、その経済波及効果並びに町民の生活にも影響してくるとい
      う観点からすればやむを得ない措置ではないかということであります。
       そんなときに、改革ということで、まず人員の削減をしたり業務の委託
      をしたり、そして企業債の借りかえ等も企画調整課を含めて何とかという
      ことで、いろいろの手当てをしております。さらには、売り上げを増進す
      るために、アルプの里の植栽関係を含めての充実やイベント部門等の充実、
      そして宣伝活動等いろんなことを手当てをして考え、そして中には売店等
      も事務室を改善して、事務職員は奥の方のところに、今まで倉庫だったと
      ころに入っているというような状況の中で、やはりみんなで知恵を出した
      り汗をかいて、そして痛みを伴うようなことをやろうではないかというこ
      とでスタートいたしましたので、ぜひその点については本当にご理解をひ
      とつお願いをし、またぜひご支援も賜りたいというふうに考えております。
       3番目の公共事業についてでございますが、本当に国内的にも不況であ
      りますので、まさに総合経済対策16兆円を超える補正予算を国会に提案を
      いたしまして、間もなく最終国会でこの補正予算が可決される予定であり
      ます。早くこれが可決されまして、そのお金が市場に出回って何とか景気
      が上向くことを願っております。
       その中にも、ご質問にありました1兆5,000億円、ここに新聞を見てお
      るわけでありますが、この地方単独事業を推進する具体策としては、新た
      に公立の特別養護老人ホームなどの個室化を支援しますよとか、または町
      や村が特養ホームを運営する社会福祉法人に貸し付ける目的で用地を取得
      する際は地方債で対応するというようなことで、いろいろ公共事業を積極
      推進をというようなことになっておりますが、まだまだ町への内示等が明
      確にされていません。いずれにいたしましても、国県に対して事業、それ
      から町事業に係る公共事業採択要望をいたしておりますので、配分を今期
      待しているところであります。
       次に、Aの町道の拡幅等の工事規格ということでありますが、これにつ
      きましては、端的に申し上げますと市町村道の生活関連道路で交通量の極
      めて少ない道路では車道の幅員が4メートルであり、地形、その他やむを
      得ない場合がある場合には3メートルでも可能ということで工事をしてい
      るわけであります。道路構造令の基準によれば、生活関連による町道はほ
      とんど4メートルとなってしまいますが、近年の社会情勢、車の大型化、
      除雪による交通容量の低下などを考えて、これからは環境整備として少し
      でも広い道路づくりが必要かと考えております。
       なお、A、B、Cのランクづけの云々のくだりは、担当課長から答弁を
      させます。
       最後になりました一般国道353号県境建設促進総決起大会ということで
      ありますが、このことをやることはいいことであるというわけであります
      が、ただやる場所と経費がどうなっているのだということでありますが、
      担当者及び柏崎の市長等とお話ししたのでありますが、やはり湯の町湯沢
      ということであればまさにホテル等でやって、そして国会議員や建設省関
      連の幹部の皆さん方からも即駅からも近くて、利便性のある温泉街の方が
      よろしいだろうという配慮の中でやらせていただきました。
       そんなことで、おかげさまで国会議員、桜井、真島、それから高鳥修衆
      議院議員さんがお見えになりましていろいろとお話があり、また菊川専門
      委員の補佐官も見えたときに、この県境部分の調査の予算がつくような努
      力は今後してまいりたいと。特に企画課長の佐藤課長には私もよろしくと
      いうことでお伝え申し上げましたが、その点についてもよく伝えておきま
      すというようなことで言われておりました。また、柏崎の市長も、大変湯
      沢町や中之条の町で頑張ってくれたので、本当に感謝をするし、大変成功
      であったと。さらには、中之条の町長さんには小渕外務大臣のお兄さんで
      ありますので、ぜひ機会を見て、できれば今年度中に時間をあけていただ
      いて、小渕外務大臣にぜひ建設促進のお願いに参りたいので、橋渡しをし
      ていただきたい、そして私たち議会の委員ともぜひお伺いしたいのだとい
      うお願いもしてまいりました。翌日には、社会面に新潟、群馬県境の国道
      353の建設促進へ向けての決起大会が湯沢で盛大に行われたというような
      ことが出ておりまして、私は今公共事業が逆風の中でみんなで力を合わせ
      て結束をしたなということで大変意義のあるすばらしい大会だったと思い
      ますし、よく建設課を初め本当に担当所管の者も一生懸命やってくれたと
      いうことで喜んでおる次第でありますので、ご理解をいただきたいと思い
      ます。
議  長   ロープウェー事業所長。
ロープウ   この春実施いたしましたロープウェー改革について、ご説明申し上げま
ェー事業  す。
所長     まず、第1番目の人員の削減でございます。春の退職者1名、職員5名
      の異動により、6名を削減いたしました。31名が25名というふうな体制で
      ございます。財政再建に向けて、職員一同頑張っているところでございま
      す。臨時職員につきましては、業務の委託ということでレストランが委託
      になりましたし、ゴーカートがまた時により、その季節ごとに運行しよう
      ということでの削減で11名が削減されております。そういった中で、少数
      精鋭というふうなことになったわけなのですけれども、少数だから精鋭に
      なれるというふうに考えておりますので、今のところ順調に推移している
      ということでございます。
       それから、業務の委託でございますけれども、レストランアルピナ山頂
      売店というのを新潟県観光物産株式会社に委託いたしました。メニューに
      つきましては、越後もち豚を使った料理、またミニイクラ丼、天ぷらうど
      んセット等、それから山菜ソテーと各種の趣向を凝らしておりますが、ま
      た夏場に向けて新たな企画というふうな提出がございます。
       3番の形態の変更でございますけれども、そういった中でレストランサ
      ントピアの使用なのですが、今私どもがあそこをレストランとして使用す
      るのは冬季というふうに考えておるわけなのですけれども、夏場の団体食
      というので時折レストランサントピアを使わなければいけないのではない
      かということと、また盆前後につきまして今の入り込みから考えますとど
      うしても食事が対応できないといったことで、盆の前後については直営で
      カレーショップというような形で経営しなければいけないのではないかと
      いうふうに考えております。また、せっかくあるサントピア、ここに秋山
      庄太郎写真展の入選作というのが、かなりポジいただいてありますので、
      それの展示といったことで夏場の雨天対策ということで行っていきたいと
      いうふうに考えております。また、事務室につきましては一番奥の方に移
      転しまして、旧事務室を店舗としての今改築ということで6月末をめどに
      進めているところでございます。
       企業債の借りかえでございますけれども、これは自治省、新潟県と継続
      して協議をしておりまして、現状では7.3%までの借りかえを認めておる
      ところでございますが、水道事業と生活に密着した部門のものが優先とい
      うことで非常に難しい状況となっております。引き続き努力を続けてまい
      る所存でございます。
       次に、不採算部門の整理ということで、布場第6リフトの廃止というこ
      とを考えております。平成9年度決算が出まして、売り上げで291万2,000円
      という売り上げでございます。これは平成4年のときには1,346万という
      収入があったリフトでございます。また、二居スキー場についての売り上
      げでございますが、平成4年には2,075万という売り上げであったわけな
      のですけれども、ことしの売り上げが419万4,000円と非常に成績が悪いス
      キー場でございます。この二居スキー場につきましては、二居町内の関係
      者と話し合いを持ちながら進めていきたいというふうに考えております。
       それと、6番のアルプの里の充実ということで、昨年は花と食というこ
      とでレストランにも力を入れてまいりました。ことしはレストランが委託
      という中で、特に花で売っている高原でございます。そんなことから、雲
      の上の花公園ということがテーマでございます。それで、山頂駅にロープ
      ウェーが近づいた瞬間、そこはもうアルプの里ということを表現していき
      たいというふうに考えております。それには山頂表斜面の花壇化というこ
      とであります。それと、山頂広場のコンテナガーデンということで今50箱
      あそこに設置いたしましたが、これは団体のお客さんの時間の都合、また
      雨で下におりれないといった場合に、そこに50箱の高山植物、山野草等が
      そこに陳列してございます。それで、アルプの里にはこんな花があるのだ
      ということ、またそれを見るだけで湯沢高原はこんなにすばらしいところ
      だったというイメージを与えたいということでございます。それから、フ
      ラワーロードの湯沢高原が山頂からアルプの里まですべてアルプの里かと
      いう中で、フラワーロードの中心に大きな丸太を使った花壇をつくったわ
      けなのですけれども、それが点というふうな存在であったのですが、これ
      を線につなぐと。また、それから面にしていくということで今計画してい
      るところでございます。それと、高山植物というのはどうしても時期的な
      もので、夏枯れすると。1,000種類の植物があるという自慢しているわけ
      ですけれども、来たお客さんそのときに花がないとやはり価値がないとい
      う考え方から、アルプの里を中心といたしまして、夏場の花をたくさん入
      れていこうということで、今シモツケの小群落、サラセニアの小群落、ウ
      ンナンショウマの小群落ということで拡大しているところであります。そ
      れと、アルプの里におりたときにやはり一番目につくのは、そのバス停の
      ところを見た瞬間です。そこに花がないと。また、帰りにバス停のところ
      に一番長い時間滞在するということでして、その池の入り口のところに常
      に花を咲かせようではないかということで一角設けました。ここには春、
      夏、秋の花を3回植えかえます。それは毎年そんなにお金かけていれば大
      変なものですから、そこには高山植物園、宿根性のものを入れていこうと
      いう考えのもとにポットのまま植えていこうということで、その花の時期
      が終わり次第にまた違うところに移植するということで、有効に活用して
      いこうというふうに考えております。
       その他の計画ということでありますが、昨年来から継続の布場スキー場
      の見直しもようやく地域との話もまとまり、布場第2リフトA線、B線撤
      去いたします。それと同時に、布場の第4リフトの廃止ということで、ま
      た第4リフトにつきましては平成元年新しいリフトのペアリフトというこ
      とで、それを第2リフトのところに移設しようという考えであります。そ
      の中で、初め布場スキー場の削減案から出てまいりまして、それが初心者
      コースの造成といったコースの見直しということで、ファミリーにあれだ
      けお客さんがいるのに布場にはお客さんが来ないという中で、いかに初心
      者、中級者を布場に呼び込むかという考え方のもとに再建しているわけで
      ございますけれども、そういった中で造成工事の中で考えてみたのですけ
      れども、あの中段のところを弓なりにカットして初心者コース11%つくる
      と。また上からおりるに支障が出るといったことが検討されました。それ
      と、旧ジャンプ台、そこを林道のようにジグザグに初心者コースをつくろ
      うかという案も出ましたけれども、莫大な費用と、またせっかくある斜面
      を殺してしまうと。効果がなかったときにはむだな仕事になってしまうと
      いうことが考えられます。そんなことから、リフトのかけかえ、移設に伴
      いまして、今の布場スキー場というのは中間までが非常に緩やかな斜面で、
      そこから急に急斜面になるということで、その緩斜面をいかに活用しよう
      かということで、現在二百二、三十メーターのリフトその終点を、起点を
      少し下げるのですけれども、その中に中間おり場をつくろうではないかと
      いう案が出まして、そのことがいいのではないかと。今半日券、1日券と
      いうリフト券の発売ですので、何回でも乗れるということでありますので、
      これができれば日本一短い距離の中間おり場というのでしょうか、そうい
      ったことをまた一つの売り物にしてできるのではないかというふうにも考
      えております。
       簡単でありますが、そういった内容でございます。
議  長   企画調整課長。
企画調整   それでは、ただいまご質問いただきました建設工事の入札制度、これに
課長    おきますランクづけの問題でありますけれども、先ほどお話のありました
      ように、平成9年度におきましてはCランク業者、これにつきましては
      200万以下と、こういう規定で運用していたわけでありますけれども、現
      実に200万以下の工事がどれだけあるかということになりますと、先ほど
      細川議員の質問でもお答えしたとおり、200万円未満の土木一式工事につ
      きましては平成8年度で3本しかございませんでした。平成9年はゼロと
      いうようなことでございまして、Cランクの業者が全く入札に参加するチ
      ャンスがないというような状況が生まれてまいりまして、建設業界との要
      望の中で、できたらもうちょっと上げてほしいという話が出てまいりまし
      て、私ども実情を勘案した中で、昨年9月1日から500万までB業者とC
      業者が相乗りするのだと、こういう方針を出させてもらったわけでありま
      す。その結果が、何度もご指摘いただいておりますように、500万以下の
      工事につきまして実は参加業者が20社を超えるということでいろんな問題
      が出てまいりました。
       それを踏まえた中で、今年度改正をさせていただきました。その結果が、
      まずA、B、Cの業者の数でございますけれども、これにつきましては県
      の経営事項審査結果通知書、これがございます。これの総合評点及び技術
      者の数等でA、B、Cのランクをつけさせていただくわけでありますけれ
      ども、平成10年度におきましては、A業者が8社、B業者が7社、C業者
      が14社、合計29社、これが町に指名願が出されている土木一式工事のかか
      わる業者の数であります。そんな中で、昨年の反省を踏まえた中で、ラン
      クづけを若干変えさせていただきました。それによりますと、現在の工事
      の発注金額につきましては、Cランク業者が500万円未満と。Bランク業
      者が500万から800万までと。そして、A級業者につきましては800万円以
      上。そして、A、B業者が相乗りできる工事、これにつきましては2,000万
      未満というような形でことしは対応しているわけであります。そうします
      と、A、B業者が相乗りする部分につきましては、800万から2,000万まで
      A、B業者がこれ相乗りするわけでありますけれども、8社プラス7社で
      15社になるわけであります。
       そういうようなことで今年度はスタートさせていただいておりますけれ
      ども、昨日の細川議員からも質問のありましたように、いろんな問題点が
      まだ含んでいることは確かであります。そういうものを踏まえた中で、来
      年度につきましてはこの入札指名願、これにつきましてのちょうど変更の
      年に当たりますので、それを踏まえた中でよりよい方法を検討していきた
      いというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議  長   執行部の答弁が終わりました。
       中村議員の2回目の質問を許します。あと十五、六分ぐらいです。
中  村   ロープウェーの関係で、企業債の借りかえと。これは実際やっているの
      だけれども、なかなか成果が出ないというそういう答弁なのですが、私先
      ほどちょっと申し上げたのですが、いわゆる公企法の中で、これは22条の
      2か、いわゆる公営企業の健全な運営を確保するため必要があると認める
      ときは、先ほどもちょっと言いましたが、企業債の償還の繰り延べとか、
      あるいは借りかえ、そういう配慮をしなさいと、こう書いてあるのです。
      おれがその内容を自分なりに解釈したのかもしれませんけれども、それは
      後でひとつ勉強してください。
       そういうことですから、実際問題として今の赤字のその中の大きな要因
      が、いわゆる先ほど答弁がありましたように7.3の利息を払ってやってい
      ると。ですから、これが例えば縁故債かなんかに切りかえた場合に、これ
      はもう3%で借りられるとすれば六、七千万その赤字が解消できるわけで
      すから、あとはさっき所長が言われたような形で努力もしております。あ
      るいは、実績も今の時点で上がっています。そういう努力の中で赤字を解
      消していくようなそういう努力が私は必要だと。よく親方日の丸というこ
      とを言われておりますが、決して今ロープウェーの職員がそうだというこ
      とではないのですけれども、少なくともみんなで汗を流して、そして努力
      して、それで結果的にこれはもうどうすることもできないと。あるいは、
      町としても、あのロープウェーというのは観光の拠点として必要なわけで
      すから、これはどなたも認めているわけですから、ただやっぱり負担の公
      平とかそういう面から見ると、一般会計と企業会計の財政上の根拠が違う
      わけですから、ですから今一般会計であってもこれぐらいもういろいろ世
      の中変わったりする中で、非常に需要が多くなっていると。これに積極的
      にこたえるというのが町長の本来のあれでなければならぬわけでしょう。
      だから、企業、ロープウェーで赤字出したからといって今3億も4億も出
      して、さらに5年間も出していくという形で、それはロープウェーは助か
      るかもしれませんけれども、ロープウェーがつぶれないということは今の、
      私は素人ですけれども、それだけのことを本当に真剣に努力すれば私はで
      きると思いますので、そういう意味でもう一度考えた方がいいのではない
      かという話なのです。決してロープウェーを無視しているとか、そういう
      ことは毛頭ございません。それから、公企法なんかをちょっと見てまいっ
      たのですが、おれが間違っていたらひとつ指摘をしてほしいと、こう思い
      ます。
       それから、一般会計の補助の関係でありますが、これ公営企業法の中に
      きちんと出ているのですが、一般会計としていわゆる負担区分というのが
      あって、それに基づいて例外ももちろんあります。補助してはならぬとか
      ということ別に書いていないわけですから、例外もあると思いますけれど
      も、しかし軽々に収支が合わなくなったので、おい、一般会計からと、こ
      ういう考え方ではだめだと、そんなのだめですよと、それは公企法にも書
      いてあるのです。ですから、それはどういうふうにとるかということで大
      分違ってきますけれども、私は先ほど言ったようなそういう観点でお話を
      しておりますので、ひとつもう一度やり直すということが必要だと思いま
      す。
       それからいま一つ、滞納について、時間がちょっとありませんけれども、
      滞納整理の中で今役場はもう庁舎挙げてとにかく検討し、それをいろいろ
      詰めている段階だと、こういう答弁でしたので、できればその発表は9月
      の定例会なんていって先の長いことを言っていないで、とにかく身にしみ
      てやって、それがまとまり次第、半分ぐらいまとまってもいいと思います
      が、こういう形で今現在でこういうふうにまとまったと、そういうことを
      協議会かなんか開いて、臨時会でもいいし、何でもいいですが、開いてや
      っぱり説明していくと。これ私は非常に大事だと思いますが、それをぜひ
      ひとつ9月の定例会なんていう、そんなこと町長は言っていませんけれど
      も、でき次第にひとつ議員協議会等で説明してもらいたいと、こう思いま
      す。 それから、いわゆる固定資産税、土地について不均衡といいますか、
      そういうあれはないかということでちょっと書いてあるのですが、私はな
      ぜこんなことを書きましたかといいますと、ファミリースキー場、あそこ
      町が全部借りていますね、ファミリースキー場。そして、いわゆる乗り場、
      それからおり場、それから鉄塔敷、これありますね。ところが、それ私が
      どう考えても何か不均衡というか、ちょっと首をかしげるような点がある
      わけですが、これは本人から申し入れが税務課の方あったそうですが、何
      とかするというようなそういう答弁だったそうですけれども、例えばおり
      場について、おり場は土地の評価は5,100円だよと。おり場というのは少
      ない面積ですから。ところが、1筆、例えば200坪、300坪も仮にあったと
      しますと、その1筆が全部5,100円になっている。ところが、それに外れ
      た、おり場の方により近くても300円になっている。ですから、ここらは
      やっぱり考えなければならぬと、私はそう思うのですが、あと全体的にほ
      とんど300円なのですが、鉄塔敷も300円なのです。ですから、そうなりま
      すと、言葉は悪いですが、適当ではないかというようなそういうことも言
      いたくなるのですが、これはそのファミリースキー場もそうですが、やっ
      ぱり全体をそういう中でひとつ見直すと、そういう不均衡があるというこ
      とは大変なことですから。これが例えば滞納につながるとかそういうこと
      もあり得るわけですから、それ点をきちんとひとつとしてほしいなと。
       もう少し聞きたい面もあるのですが、総決起大会の点についても聞きた
      い点がありますが、時間がありません。答弁で終わりますので、これはま
      たおいおいにひとつやっていきたいと思いますので、よろしくお願いしま
      す。
議  長   中村議員の2回目の質問が終わりました。
       執行部の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、再答弁をさせていただきますが、まず滞納の問題につきまし
      ては本当に猶予ができないわけでありますので、三役含めて私もまた積極
      的に徴収率を上げるなり、それなりの方向をひとつ出していきたいなとい
      うことで努力させていただきます。
       ファミリースキー場の地目認定評価のことを言われたのですが、これに
      つきましては実はファミリースキー場の用地が農地法の転用許可を得たと
      の事由で、宅地としての評価部分のところ、それからスキー用地としての
      使用部分を利用形態によって分けまして、3段階評価で課税しているとい
      うことであります。この区分につきましては、まあまあ3段階評価という
      のは山田土地組合と、それから湯沢温泉ロープウェー事業所との協議を受
      けてこのような評価で固定資産税を課税しているというものでありますの
      で、ご理解いただきたいと思います。
       企業債の借りかえにつきましては、7.3%までは借りかえを認めるとい
      うことですが、7.3にいっていないのです、まことに本当にいらいらする
      のですが。しかし、私もまたいろんなことを介して、企画調整課長も頑張
      っておりますが、非常に難しい状況でありますけれども、何とか先ほど言
      われたようなこともどうなのかも含めて勉強してまいりたいと思います。
       それから、一般会計の補助の問題につきましては、まあまあ本当に来年
      からは元利償還分が繰り入れされるから、軽々にまあいいやというような
      気持ちを持っておらないでいるわけですので、私自身もまたもう再三ロー
      プウェー事業所の方の職員と会ったり、いろいろ会議もして危機意識をつ
      かめたり、売り上げがどうなっているか、また近々山の上に登っていろい
      ろ激励しようかなと、こんなふうに思っておりますので、よろしくお願い
      いたします。
議  長   町長、滞納対策を議員協議会か臨時会で報告するか。
町  長   滞納対策の議員協議会云々というのは、ちょっとまだ控えさせていただ
      きたいと思います。
議  長   では、そこで3回目の質問を許します。
中  村   もしできたら毎月の試算表というの簡単にできないか。それできたらひ
      とつやってほしい。これは要望しておきます。
議  長   以上で中村議員の一般質問を終わります。
       本日の日程は全部議了いたしましたので、本日はこれにて散会いたしま
      す。
                                 17時03分