平成9年第8回(12月)湯沢町議会定例会会議録(第2号)

                   平成9年第8回
               湯沢町議会定例会会議録 (第2日)
 

1 招集場所      湯沢町議会議場

2 開  会      平成9年12月18日  午前9時32分
3 出席議員           2番  細 川 弘 美      12番  北 本 吉 治           3番  高 野 栄 司      13番  高 橋 茂 雄           4番  腰 越   忠      14番  半 沢 利 貞           5番  柿 崎 直 治      15番  冨 沢   哲           6番  高 野 軍 三      16番  中 村 昭一郎           7番  岸 野 力 雄      17番  南 雲   賢           8番  宮 田   學      18番  林   三 郎           9番  長谷川 昭 次      19番  池 田   宏          10番  黒 柳 敏 子      20番  山 本 邦 悦          11番  樋 口 晴 雄                  
4 欠席議員           1番  寺 本 一 郎                  
5 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の氏名   町      長  村 山 隆 征    助      役  南 雲 武 良   収   入  役  樋 口 昌 保    教   育  長  池 田 祥 一   総 務  課 長  剱 持 善 治    企 画 調 整 課長  南 雲   正   税 務  課 長  南 雲 宗 雄    住 民  課 長  田 村 正 孝   福 祉 保 健 課長  上 村 宣 之    農 林  課 長  田 村   勇   観 光  課 長  田 村 武 雄    建 設  課 長  岡 田 雅 充   下 水 道 課 長  腰 越   勉    水 道 温 泉 課長  南 雲 克 良   清 津 川 ダ ム  南 雲 宣 夫    診 療 所 事 務長  樋 口 新 一   対 策  室 長   ロ ー プ ウ ェー  樋 口 俊 治    学 校 教 育 課長  南 雲 重 次   事 業  所 長   社 会 教 育 課長  茂 木 三千夫    監 査  委 員  野 口 雅 男
6 本会議に職務のため出席した者の職氏名                       議会事務局長   田 村 亨 一                       次    長   坂 西 静 夫                       書    記   本 田 千恵子
7 本会議に付した事件                  別紙のとおり
8 議事日程                  別紙のとおり


             議  事  の  経  過
 
発言者          発  言  の  要  旨
議  長   ただいまの出席議員は19名です。寺本議員が欠席でございます。定足数
      に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 
  日程第1       町長所信表明に対する代表質問
 
議  長   日程第1、町長所信表明に対する代表質問を行います。
       質問順は、昨日の議員協議会で決定したとおり、総務文教委員会、建設
      常任委員会、産業企業常任委員会の順序で行います。
       なお、質問時間は答弁を含めて60分といたしますので、よろしくお願い
      します。
       では、代表質問に入ります。
       質問順1番、総務文教常任委員会を代表して中村昭一郎議員の質問を許
      します。
       16番。
中  村   それでは、総務文教常任委員会を代表しまして、昨日の町長の所信表明
      に対しまして質問をいたします。
       まず、最初でありますが、10項目にわたる施策の大綱が述べられており
      ますが、非常に具体性がないといいますか、新鮮味がない。終わりに、も
      ちろん今の本議会におきましては、予算の裏づけということができないわ
      けでありますが、そういう意味だと思いますが、平成10年度の予算議会、
      施政方針の中で具体的に明らかにしていきたいと、こういうことでありま
      す。その一つ一つを見ますと、まず行政改革でありますけれども、既設の
      事務事業を見直して一層のスリム化を図っていくと、これは一体どういう
      ことなのか、この点をひとつ具体的に答弁をお願いをしたいと、こう思い
      ます。
       それから、町税の滞納関係でありますが、これも平成の不況といいます
      か、こうした中でなかなか町民も苦しんでいるという趣旨のことが述べら
      れておりますが、これに対してこの状態で置くわけにいきませんので、ど
      ういう形で徴収体制というものをとっていくかと、こういう点についても、
      ただ職員一致団結をして気を引き締めて頑張っていくと、こういうことで
      すが、非常に具体性がないわけでありますので、この点なんかも具体的に
      どういう体制をとってやっていくのか、この点をひとつお聞きしたいと思
      います。
       ここでちょっと外れますけれども、実はきのう入湯税の免税点を上げた
      というのがございますが、これに別に反対でも何でもない、賛成したわけ
      でありますけれども、要はその免税点を上げてよくなるといいますか、こ
      れは町の共同浴場、これが大体駒子、宿場、街道、この三つのお湯、これ
      を足しますと、今まで入湯税が約2,000万ぐらい入ったそうでありますが、
      各浴場の強化という意味でこれは私はいいと思うのですが、ただそういう
      町の公共的なものに対しては、もちろんこれから懸念をされる、将来赤字
      になるだろうということに対する、公にできるそういう優遇的な措置とい
      いますか、そういうことだという発想ではないかなというふうに思うので
      すが、ただ、今これだけ町民が苦しんでいるという中で、税金の問題を一
      つとっても、今回の選挙でもそうでありますが、非常に大きな一つの争点
      としてやられたわけでありますけれども、しかしそういうような配慮とい
      いますか、姿勢といいますか、もし固定資産税でだめだならば、こういう
      形でやっていきますと、それに見合う形でやるというような、そういう姿
      勢が全く感じられないわけでありますが、これは後で代表質問でなくて一
      般質問の中で、ちょっと質問の内容を見ますと、そういう問題に触れてい
      る方がおりますので、それに譲りますが、今たまたま選挙の話が出ました
      ので、ちょっと選挙に触れてみたいと思うのですが、要はこの表明にも書
      いてありますように、いわゆる継続性のある町政の運営と、これが町民か
      ら評価を受けたと、こういうようなことでありますが、確かに継続性とい
      うのも大事でもあります。しかし、事によれば、方針の転換といいますか、
      こういうことも場合によればあるわけですが、その際に町長の政治信念と
      いいますか、その中に例のメニューづくりなんていうくだりがありますが、
      これからの政治というのは、町民に参画をしていただいて、調理までみん
      なと一緒にやってと、これが私は大事だと思うので、そういう意味ではこ
      れは全部に当てはまることでありますけれども、例えば医療であれば、医
      療がこういう形でこれも大きな争点になったわけでありますが、その医療
      の問題についてのプロジェクトといいますか、それは医療ばかりではあり
      ませんから、いろいろありますけれども、そういう形で町民の意見を吸収
      する中で民主的な方法で、やり方でやっぱりやっていくというのが私は大
      事だと思います。
       それから、安定した町政の運営という中で私一つ言えることは、今湯沢
      町に三つの訴訟がありますが、これは全国でも、あるいは新潟県でもそう
      でありますが、非常に珍しい状態ではないかなと、こう私は思いますけれ
      ども、これらの問題につきましても、これも随分争点になった選挙で、国
      際会議の問題、あるいは温泉関係の問題なんかもそうですが、これはこの
      ままの状態でいくならば、どういう見通しを持っているか知りませんけれ
      ども、やっぱり迷惑を受けるのは町民のわけですから、この中にも本当に
      きちんと、もちろん執行部内もそうですが、もう少しみんなが胸襟を開い
      て、そして議論をすると、そういう中で町の考え方というものをやっぱり
      統一していくということも私は大事だというふうに思います。そうした三
      つの訴訟を受けているというような、そういう特殊な町でありますが、し
      かしそういう点につきましてもきちんと反省をするところは反省をし、そ
      してやるべきことはやっていくというけじめのある運営が欲しいなという
      ふうに思うわけでありますが、その点なんかについてもご答弁をひとつお
      願いしたいと思います。
       それから、情報公開でありますが、これもやっぱりこの選挙の争点にな
      って、今出されたようなこの項目については、全部選挙の大きな争点にな
      っているわけでありますが、これも非常に具体性がないわけです、情報公
      開。情報公開の議論というのは、以前はというか、1年ぐらい前までは、
      いや、時期尚早ということでありましたが、選挙の中に入って情報公開も
      やっていくというようなことの中でいろいろ議論されたわけであります
      が、ところが今の表明を見ましても、これちょっとよくわからないのです
      が、事務段階での文書の管理だとか、公開方法等の準備ということがうた
      われておりますけれども、少なくても情報公開が大事なのだというふうに
      考えた場合、これを新年度からどうだとかということでなくてやれるもの
      は、予算の裏づけが要らないもの、多少要るでしょうけれども、そういう
      ものはやっぱりどんどんやっていくという姿勢、これがちょっと感じ取れ
      ないというふうに思います。
       それから、清津ダムの関係でありますが、これは情勢の変化といいます
      か、国のああいう財政状況の中で今まで必要だ、必要だといったものが、
      いや、利水のために、あるいは洪水とかそういうためにどうでも必要だと
      いう、そういうダムが今必要でなくなった。30年、40年たって必要でなく
      なった。これは、不思議な一つの話なのですが、いずれにしてもそういう
      形であのダムは中止する、このダムは足踏みだとか、このダムは継続する
      とかというのが今大きな話題といいますか、そうなっているわけでありま
      すが、そういう中でたまたま部落でも大きな譲歩をしてきたというのが私
      は実態かと思いますが、そんな中で何か鬼の首でもとったような形でもっ
      てやっておりますが、要は地元の住民の意向、これをどうまとめていくか
      ということが一番私は大事だと思いますが、実施調査の承諾を得たと、こ
      れはもちろんダム建設について一歩前進ではありますが、これから十分地
      元の意向をどうまとめていくかというのが非常に大事なことだと思います
      が、どういうような形でやっていくのか。
       それから、いま一つ、中里の境界の問題でありますが、これももう数十
      年たっているわけでありますが、何かいい方向に向きつつあるという、そ
      ういう情報もあるわけでありますが、しかし依然としてこれが決まらない
      というのが現実の問題だと思いますけれども、こういう問題、なかなかす
      ぐ解決というわけにいかないかもしれませんけれども、執拗に中里の方と
      相談をしながら、話をしながらやっぱり前向きに解決をしていくというこ
      とが私は大事だと思いますが、そういう点なんかもちょっと欠けているの
      ではないかなというふうに思いますが、今後の取り組み、意気込みについ
      てお聞かせを願いたいと思います。
       それから、湯沢町の医療保健センターの建設の関係でありますが、要は
      保健センターの建設にしましても、どういう形になるにしましても、いず
      れしても基金を積み立てて、恐らく2年か3年かかるのではないかと私は
      思いますが、その間今の診療所、あの体制でいいかどうか、これが私は問
      題だと。選挙の中でも医療の充実という中でお互いに、双方でかなり立派
      なことを言っているわけでありますが、これをやるには少なくても体制を
      つくらなければならぬわけですから、ところが体制のことなんか一つも書
      いていないわけです。例えば医師をふやすとか、スタッフをどうするとか、
      あるいはドックを開設する場合に、例えば技術的な人はどうだとか、そう
      いうふうなことが本当に部内で、あるいは町長を先頭にして議論されてい
      るのかどうか、そういう面で非常に具体性がないと。特に福祉、保健関係
      になりますが、病気は早期に発見をして早期に治療すると、そのためにド
      ックが必要だということもこの表明の中に言われておりますが、ドックと
      いうのはいわゆる総合的な診察といいますか、健診といいますか、そうい
      う形になろうと思いますが、それができることによって、今はほとんどの
      方が大和に行っていると思うのですが、それにかなりの補助も出しており
      ます。ですから、湯沢に開設すれば、わざわざ大和まで行かなくてもいい
      わけですし、要は医療の基本というのは、今は診療所ですけれども、やっ
      ぱり患者と、それから先生といいますか、診療所、この信頼関係、あるい
      は安心感と、これが私は大事だと思うのです。ですから、そういう面の方
      針に対する体制づくりということをこれは早急に、すぐにでもやらなけれ
      ばならない私は問題だと思いますが、そういう議論をとことん早急に詰め
      ながら、町民の健康や何かも守っていってほしいということで、これもや
      っぱり具体性に欠けているということを指摘をしておきたいと思います。
       それから、教育、文化でありますけれども、私は町長の今回の選挙にお
      けるいろいろの公約の中にも美術館あるいは図書館というのが出ておりま
      すが、今湯沢町は美術館、例えば町に資料館ございますし、それから白籏
      写真館というのもございます。それから、スポーリアには、あれは切り絵
      という形の博物館みたいなのがあります、そのほかタカハンホテルで川端
      康成さんがそこで執筆したりいろいろしたそういうのをそっくり今まで保
      存されておいて、それをまたそっくり保存するという形でやられておりま
      すが、それから駅の中にあるぽんしゅ館も、ちょっと大げさですが、昭和
      博物館みたいな形でもって一応売り出しておりますけれども、そういうの
      が本当に連携をするというか、今は個々にばらばらにいろいろパンフレッ
      トをつくったり何かしておりますが、これが例えば四つ、五つとかそうい
      うのが一緒になって、そして一緒のパンフの中に、湯沢に行けばこういう
      形でもって美術館なり博物館、いろいろありますよというような、もちろ
      ん統一した宣伝もできるし、あるいは合理的だし、しかも先般この議会で
      もそうですが、共通入場券という問題も出ました。これは、なかなか難し
      い問題もあると思いますけれども、そういう問題も含めてこれをやってい
      くという中で、町長のいつも言われる文化の香りの高いそういうものに私
      はなっていくと、こう思います。特に今切り絵もそうですし、それから白
      籏写真館もそうですが、やや不調なのです。このままでは、恐らく続けて
      いけないというような事態が私は間もなく来るのではないかというように
      悲観的に一応考えているのですが、特にスポーリアの関係については、ご
      存じのようにエリアを縮小しました。そういうような形でだんだん、だん
      だんと縮小をされていくという、そういうような傾向が白籏の写真展の中
      でもやっぱり私はあるのではないかと、こう思います。ですから、そうい
      う意味では今町長の美術館構想というのがどこにどうという具体的にはな
      いのですが、ただ、今ある白籏写真館の中はどうなっているかちょっとわ
      かりませんけれども、そこに例えば川上四郎の絵や何かを、一緒というこ
      ともないけれども、やるとか、あるいは入館者がいろんなのを見られると
      いうか、そういうこともサービスの一つだと思いますし、あるいは勉強に
      もなると思いますが、そういう方向でちょっと考えてみたらどうかなと、
      こう思います。
       ただ、教育、文化の中にも具体的にどうというのがないわけですので、
      今私は一つ美術館の関係について具体的に申し上げたのですが、以下全部
      同じです。特にいろいろ青少年のあるいはスポーツとかいろいろあります
      が、それはボランティアでみんなやっております。ところが、そういう中
      にもトラブルがあるのです。これは、湯沢町の長は町長ですので、長がき
      ちんと言えばそれでもって済む問題もがたがたして、いや、あっちだ、こ
      っちだというような、会場が移されたとかどうだとかというような問題も
      あるみたいですが、そういうことのないようにやっぱりきちんとした指導
      を発揮してもらいたいなと、こういうように思います。
       それから、福祉、保健の関係でありますが、とにかく少子高齢化という
      のは、これはもうずっと以前から進んでいるし、これから何年後はどうな
      るかと。今現在高齢化率が19.1%にうたわれておりますが、もっともっと
      比率が高くなっていくと思いますが、それに対応する施策というものは、
      これは当然必要なわけですから、出てきます。特に介護保険、この関係で
      保険があって介護がないというような形にならないような、そういう形で
      きちんと具体的に、計画的にやはりそういう施設を、その中には老健施設
      とかいろいろなものも入ってくると思います。よしんば今の介護保険の中
      でこれはもう認定、町が査定といいますか、やるわけですから、これはも
      う給付がないので、例えば特養から出てくれと、こういう事態だって私は
      あると思うのです。その場合にそんなことできますか、おまえうち行けと
      かなんかできないわけですから、それには老健施設というようなものが当
      然、入所の数は、ベッド数は幾つになるかちょっとまだまだそこまで精査
      していませんが、そういう形で受け入れる体制と、これはやっぱりきちん
      と高齢化に向けての施策の対応というのが私は必要だという意味で、ここ
      にも具体的に書いてありませんので、その点を指摘をしておきます。
       実は、正直言いまして、きのう午後から病院に行きまして、それで10時
      に帰ってきたわけでありますが、それでも心配で副委員長の宮田議員にお
      聞きをしました。どういうふうに総務委員会でもってまとめてもらったか
      なという質問を電話でお聞きしたわけでありますが、具体的なことが聞け
      なかったので、恐らく総務委員会の意に反したようなことになったかもし
      れませんけれども、勉強不足で大変申しわけないのですが、1回目の質問
      を終わりたいと思います。
議  長   中村昭一郎議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   おはようございます。それでは、所信表明に対しての代表質問の総務文
      教常任委員会を代表されました中村昭一郎議員にお答えをさせていただき
      たいと思います。
       まず、第1点目の行政改革でありますが、既設の事務事業を見直して一
      層のスリム化とは具体的には何を指すのだと、こういうことであります。
      ただいまの時世は、大変厳しい状況であります。中村議員の言われるよう
      に、町民は大変困っているというのは、私も選挙戦を通じて非常にいろん
      なお声をちょうだいする中で、その意を強く感じたところであります。私
      どもがその先頭に立って行政を預かるという立場でいくならば、課長職を
      初めとしてそれぞれの課がやはり新しい行政需要に対応していかなくては
      いかぬと。しかし、行政というのはややもすると肥大化をするという点を
      はらんでおります。したがいまして、総務課を先頭に今行政改革の検討委
      員会なるものがございますが、これを一層気を引き締めてそれぞれの課で
      事務事業というものを改めて見直さなければいけないのではないかという
      ことでここに書いてあります。そして、スリムにしていくということにつ
      きましても、人員的な配置、従来のそれぞれの課にこの人がおったので、
      この人間はもう既にあるがごとく議論をされるわけでありますが、そうで
      はないと。時代もどんどん進展をして社会の状況変化というものを見合わ
      せながら考えると、その適材適所を含めて、人事の異動等を含めてその課
      の人員配置もきちんとやはり適正な人員の数字をもって充てなくてはいけ
      ないなというのは当然でありますので、その辺についても合理的にやって
      まいりたいということであります。
       次に、町税の徴収体制の具体化ということでありますが、ご承知のよう
      に滞納額が年々増加をいたしておりまして、頭の痛い問題であります。こ
      のことについては、全庁内挙げて税務課長を先頭に徴収を関東圏にも繰り
      出してやっておりますが、いかんせん今の経済状況からすると非常に厳し
      い状況でありますが、しかし相手のあることでありますので、その辺も具
      体的にと言われる気持ちもわかるわけでありますが、残念ながらこれだと
      いう決め手がないのが現実であります。しかし、私もこの問題を大変厳し
      く受けとめておりまして、私みずから、近々来年の1月に予定しておりま
      すが、徴収の勉強を私は実は行ってまいりたいというふうに考えておりま
      す。そのために連絡はとってありますので、いずれ税務課長と、それから
      徴収係長も同道させまして、ぜひ勉強に行って、少しでも成果が上がるよ
      うにというようなことで、助役にも話を昨日したところでありますので、
      ぜひ意のあるところをお酌み取りいただきまして、また議会の皆さん方か
      ら特段のご支援をお願いをいたしたいというふうに考えております。
       次に、私は選挙戦で責任ある町政の継続をということを訴えてまいりま
      した。継続と安定性ということでお話をしたことも事実であります。中村
      議員の言われるように、医療センター一つをつくるにいたしましても、や
      はり民主的に開かれた話し合いの中で意見を聞きながらということは同感
      でありますので、そんな気持ちを忘れることなくぜひ努力してまいりたい
      と思いますし、国際会議の訴訟の問題につきましても、またその他ほかに
      あるわけでありますが、一つずつこれは解決をしていきたいというふうに
      考えております。温泉の問題等についても一つの目安がつきそうでありま
      すし、国際会議の問題につきましては、これから裁判の経過を見ながらひ
      とつ決着を見ていきたいなということを考えております。三つ目の訴訟に
      ついては、恐らくきのうのことを言われたのかなと思うのでありますが、
      これも一つのめどがつきそうでありますので、ほっとしておるところであ
      ります。決して訴訟を起こすことがいいことでないということは、私も重
      々肝に銘じておるところでありますので、反省すべきところはもちろん正
      して、気持ちを切りかえて、さらなる安定した町政に向けて努力をしてま
      いりたいと思います。
       次に、情報公開についてでございますが、このことにつきましては、こ
      の所信表明でもお話がございますように、やはりオープンでガラス張りの
      町政をということであります。新聞紙上等ではいろんな問題が、カラ出張
      を含めて取りざたされておるものを見るにつけて、改めて町民あっての行
      政でなくてはいけないということを感じているところであります。したが
      って、クリーンな政治、行政というものの中では、やはり情報公開という
      ものを堂々と町民にお示しをして、どうぞいつでもという感じでやってい
      きたいなと思っております。しかしながら、この情報公開というのは簡単
      にすぐ、それということにはなりません。いろんな文書の管理や公開の方
      法等についての準備というものは、大変な事務量になります。特にまた情
      報公開することについては、片やプライバシーという問題もはらんでおり
      ますので、まだまだ勉強しなくてはいけないというふうに考えております。
      したがって、その点について段階的にできるだけ早い時期にやりたいとい
      う気持ちで手をつけて取り組んでおりますことをご理解いただきたいと思
      います。
       次に、清津川ダムの問題でございますが、この問題の地元の意向をどの
      ように酌み取っていくのかということでありますが、ご指摘のように実調
      の全面実施はお認めいただきまして、大変ありがたく思っております。し
      かし、今後の問題ということについては地元の意向、すなわちアンケート
      という形の中で、皆さん方に今再建地をどこにというようなことも間もな
      く集計ができようとしております。当然地元の意向を十分尊重しながら組
      み立てをしていかなくてはいけないし、また今の公共工事を取り巻く環境
      が非常に建設行政は厳しいということも感じておりますので、先頭に立っ
      てぜひ北陸地建、新潟県、さらには本省の建設省ということに東奔西走を
      してまいりたいというふうに考えております。
       また、中里村の境界の取り組みにつきましては、池田教育長をキャップ
      といたしまして、相手の中里村の皆さん方と常々情報交換をし、いろんな
      資料も提示する中で検討しております。話し合いもいい方向へ行っている
      ということで報告を受けておりますので、この問題についても清津川のダ
      ムがあるから、どうかというような問題ではなくて、旧来からの問題であ
      りますこの境界問題をやはり一日も早く決着を見ることが大切ではないか
      なというふうに考えておるところでありますので、今後努力してまいりた
      いと思います。
       次に、湯沢町医療保健センターの建設でございます。この点につきまし
      ては、一つの具体的なお話といたしまして申し上げたいと思いますが、今
      私はこの医療保健センターの建設ということで公約に上げて皆さん方とも
      お約束をいたしました。したがいまして、任期中にということで何とか事
      業着手にこぎつけて医療機関と福祉、保健の殿堂をつくっていきたいと考
      えております。目安は、平成13年に何とか建設をというふうに考えておる
      ところであります。医師の確保の問題、また検査機能の問題、当然患者と
      医師との信頼関係の問題、いろいろありますが、今医療法の改正がここに
      来て大きくさま変わりをしている状況であります。情報の中で耳にしたの
      でありますが、従来診療所は48時間以上患者さんを引きとめておくという
      ことはできなかったわけでありますが、その垣根も取り払われたというふ
      うに聞いておるところであります。
       したがいまして、それと同時に療養型の病床群、言うなれば湯沢町で例
      えるならば19床の診療所であっても療養型病床群ということで、老人のた
      めにそこを使うということもできるというふうなこともニュースに入って
      きております。したがって、もろもろと医療を取り巻く環境が医療法の改
      正で今後も変わってくるというふうに認識をしておりますし、何といって
      も介護保険法が12月9日成立をいたしまして、これを受けて非常に大きく
      今の世の中がさま変わりをしてまいっております。この介護保険の問題を
      一つクリアするだけでも大変な人為的な問題、それから財政的な裏づけ、
      それらがこれから求められるわけでありますので、また一般質問等でこの
      問題を宮田議員が取り上げておりますので、お答えをしてまいりたいと思
      いますが、ここでは詳細については避けさせていただきたいと思います。
       次に、教育、文化の点でございますが、中村議員の言われておりますネ
      ットワークづくりのパンフレットも一緒になってということは望むところ
      でありまして、早速これは観光と社会教育という複合行政で勉強しなくて
      はいけない問題でありますが、基本的には私も民間の皆さんを底上げをし
      てお手伝いをしていかないと、今の社会経済情勢をクリアすることは難し
      い。したがって、観光立町の湯沢町としては、やはり親切、丁寧なパンフ
      レットづくりというようなものも大切ではないか。言うなれば川端康成先
      生の民俗資料館にある雪国の書もそうでありますし、民間の皆さん方の白
      籏史朗の山岳写真美術館、また関口コウの切り絵美術館、それら等々を含
      めても、何か私どもの町の公的な行政ということと一体となってやること
      というものが必要ではないかなというふうに思っております。さらには、
      おふろの外湯めぐりなども同じことが言えるわけでありますので、この辺
      についてはまた担当課長の方に指示いたしまして、いい方向を模索してま
      いりたいと思いますので、ご意見として承ってまいりたいというふうに思
      っております。
       最後になりましたが、福祉と保健ということでありますが、この問題に
      つきましてはやはり病人を出さない、病気にならないというような保健事
      業というものが大事でありますので、さらにいろんな保健事業というもの
      を通じてぜひ頑張っていきたいというふうに考えております。特に介護保
      険というような法律が成立をいたしまして、大変な大事業であります。ど
      この市町村長も頭の痛い問題としてこれをとらえておりますけれども、や
      はり高齢化社会は社会全体で支え合うというものにしていかないと、とて
      もとてもこれからの日本丸は沈没をしてしまうということであります。し
      たがって、国会であのように議論をされて今回に至っております。いよい
      よ平成10年は来年でありますが、10年、11年と具体化をしながら12年に突
      入するということで、大変な労力と経済的負担が今重くのしかかってきて
      おりますので、私もその点を踏まえながら、これからきちんと担当課とも
      勉強して誤りのないように、そして介護サービスが十分取り組めるような
      体制を強化してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお
      願いをいたします。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       中村議員の2回目の質問を許します。
中  村   それでは、2回目の質問になりますが、特に医療、保健、福祉、教育、
      文化という点に絞りますか、そういう形でやりたいと思いますが、その前
      に公の場でありますので、はっきりしておきたいのですが、国際会議の問
      題が選挙戦でかなり大きな争点となりました。その中で聞き捨てならぬと
      いうか、これは私のことでありますので、こういう場ではっきりしておき
      たいと思うのですが、何か中止をしたのも中村昭一郎に相談して決めたと
      いうような意味の、そういう方々で、地区で演説をして回ったということ
      で、私抗議したこともあるのですが、選挙戦ですから、お互いにエスカレ
      ートして、そしてありもしないことを言うと。これは、お互いにあるとす
      ればお互いに反省をしなければならぬわけですが、選挙はもちろんクリー
      ンでなければならぬし、とにかく正々堂々とやっぱりやっていくというこ
      とが大事だと思いますけれども、そういう面でそのことが今でも私ひっか
      かっているわけですが、その真意をお聞きをしたいと。
       それといま一つ、これはそんなことがあっていいのかなというのが一、
      二ありますので、ちょっと今後のためにもありますので、申し上げておき
      ますが、例えば選挙戦の中で高野常久演説会がある、あるいは決起集会が
      ある。これに対して町長みずからがその演説会に行かないでくれという電
      話をしたり、決起集会に行かないでくれという電話をしたり、あるいは戸
      別に訪問をしたりというのがありましたというふうに聞いておりますが、
      それが事実かどうか、これもちょっと、もしこれ本当だとすれば……今ま
      で結構いいことが全部に書いてありますが、端的に言えば非常に抽象的だ
      ということで先ほども申し上げたのですが、そこらもやっぱりきちんとし
      て、選挙終わったわけでありますから、いつまでそれにこだわってどうこ
      うということは毛頭私も考えておりません。施策のいいものに対しては、
      もちろん積極的に協力もしていきます。悪いものについては、もちろん批
      判もします。そのけじめをつけて私もやっていきたいと思います。選挙の
      ことについて、さらにそれをぐだぐだというようなことは毛頭考えており
      ませんが、ただ私個人的なことでそういうことを言われたという点につい
      て、まだ自分でもしっくりしていませんので、その点はひとつはっきりと
      お答えを願いたいと。
       それから、医療の関係で保健センター、これを一応表明されているわけ
      でありますが、先ほど私が冒頭申し上げたように、これから医療の問題に
      しろ、何の問題にしましても、一つのプロジェクトみたいなのをつくりま
      して、それで多くの町民の意見を吸収する中で一緒にやっていくと、こう
      いうのが基本だと思いますので、これは選挙でもこういう政策で出まして、
      結局それかどうかは別として選挙に勝っているわけですから、とにかくど
      ういうものかなというふうに私もちょっと言葉に詰まるわけですけれど
      も、少なくてもこれからの湯沢町の何十年先のいろんな医療、あるいは福
      祉や保健というのがこれでいいのかという、あるいは将来を見越せばこう
      しなければならぬというのが当然私は出てくると思うのです。だから、一
      時的なことでなくて、お互いにざっくばらんに話をしていくというような
      ことが必要かなと、私こう思います。その点について再度お聞きします。
       それと、介護保険の関係でありますが、これは私も勉強したわけではご
      ざいませんけれども、一応新聞等で見れば、40になるともちろん保険料を
      払わなければならぬ。それで、介護を受けるのも認定されるわけですから、
      これは6段階だか何段階になっているわけでしょう。それで、今まで手足
      が動かなかったのも、例えば認定する人が来て、おい、手を挙げてみろな
      んて言って、おまえさんの認定はその下のクラスだというふうに言われれ
      ば、これは人間やることですから、そういう事態も起きるわけ。そういう
      中でトラブルといいますか、こういうのが当然私は出てくると思うのです
      が、これもひとつきちんと勉強する中で、そういうトラブルのない公平な
      やっぱりそういう作業をしてもらわなければならぬと思います。
       それから、くどいようですが、保険に入っても介護を受けられないと。
      これは、施設がなければ受けられないわけですから、そういう意味では特
      に高齢化に向けての施策の対応というのはやっぱりきちんとしてもらいた
      い。これも十分検討してやっていただきたいと思います。
       それから、例の美術館、その構想でありますが、もう少し私具体的に申
      し上げますと、これは人の名前出して申しわけないのですが、公然であり
      ますので、言いますが、例えば大野屋さんの意見といいますか、もうとに
      かく大変苦しんでいるというような状況がうかがわれるわけであります
      が、先ほど私が言いました白籏写真館があって、それで川上四郎の美術館
      もそこに増設をされるというふうなことになると、行く人も便利だし、ま
      た町もそうなれば、新たに例えば川上四郎の美術館をつくるために、わざ
      わざその建物をつくる必要ないわけですが、例えば大野屋旅館であればそ
      の改造はもちろん必要だと思いますけれども、その程度で済むということ
      であれば町もいいし、それからそういうふうに苦しんでいる人もやっぱり
      それを提供、あるいは買ってもらうかどうかはちょっと別ですが、そうい
      う中で助かるのではないかと。一事が万事やっぱりそういう形でとにかく
      やっていってほしいなということです。厳しい、苦しいという今の状況、
      不況の中で、ただ具体的にどうするというのが全く出ていない。例えば不
      景気対策なんか、当然ことしは世界的に暖かくなるといいますか、そうい
      うことが報じられておりますし、現実に今でも、もちろん気象の変化とい
      いますか、シベリアなんかでは45度の何か寒波がこっちに来たわけで、雪
      が降りました。それで、シベリア自体も路上に10センチから15センチぐら
      いの氷が張ってぱんぱんして、そのぐらい寒いわけ。暖かいところもあり、
      洪水が出ていろいろになって気象の変化が世界的にあります。ただ、全体
      的に言えることは、もうことしも暖冬ではないかと、こういうような、ま
      たそういう気配もあるわけですが、そういう対策といいますか、そして不
      景気に対する対策、こういうものを当面の問題としてやはりきちんと位置
      づけてほしいなと、こう思います。これは、みんなの願いではないかなと
      思いますので、その点もひとつお願いします。
       それから、先ほど私は入湯税のことをちょっと触れましたが、これは町
      の共同浴場が潤ったわけですから、これはいいです、潤ったのだから。い
      いですけれども、今まで例えば官庁会計であっても赤字だったのが、その
      ことによって官庁会計である限りは、まず黒字という実績が出てくるわけ
      ですから、これは先を見て、ロープウェーの二の舞ということもないです
      が、また赤字、赤字でもって議会でやられるよりも先にやっておこうとい
      うことで取り組む。これは、私はいいと思うのですが、そういうのが民間
      に反映しないのです、正直言って。民間に反映しないというのは、例えば
      入湯税の問題についても民間では、これは恩恵というか、それを受ける人
      がほとんどないわけです。だから、あるのは町営の3浴場だけではないか
      なと私は思うので、まだあるかもしれませんが、ではないかなと。そうい
      う考え方、これはできれば民間に対しても、あるいは町民に対しても、こ
      れで法律的にこうだから、できないけれども、こういう形で還元をしてい
      くとかという、そういう積極的な姿勢も欲しいなと、こう思います。
       2回目の質問を終わりたいと思います。
議  長   中村議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。あと10分ぐらいですが。
町  長   それでは、再答弁をさせていただきますが、最初に国際会議の中止の云
      々のくだりでありますが、こういう正式の場で中村昭一郎議員も発言をさ
      れている以上、私もお答えしないわけにはいきませんので、お答えいたし
      ますが、きっぱりと申し上げます。私は、中村昭一郎議員のところに相談
      に行きました。そして、意見を聞いて、私は中止をする一つの要因になっ
      たことは事実であります。これは、5月の連休のあけた日でありまして、
      中村昭一郎宅にお邪魔をいたして、奥様からお茶をちょうだいいたしまし
      て、いろいろと苦渋の選択の中でご相談申し上げました。そして、選挙戦
      に突入いたしました先般、助役が同席のところでこの話が出たときに、中
      村昭一郎議員がみずから、そうだな、おまえが相談に来れば、おれはやめ
      ろと言ったなということもはっきりと助役さんの前で公言をしてくれまし
      た。私は、自信を持ってうそではないということをここで改めて申し上げ
      たいと思います。
中  村   2回目に私質問しまして、幾つもまだ答弁残っておりますけれども、も
      う時間がないので、今の問題について私もう一回やりたいと思うのですが、
      いいですか。
議  長   あとの答弁が要らなければいいけれども……
中  村   要らないです、時間がないから。
議  長   いいですか。
中  村   これ今やっていると、そのままで終わってしまいますから、そうすると
      また言えないものになってしまいますので、いいですか。
議  長   今やるのですか。
中  村   今やらなければ時間がないでしょう。
議  長   だから、今やるのならあとの答弁聞かなくもいいですか。
中  村   いいです。いいですか。
議  長   はい、いいです。どうぞ3回目の質問を許します。あと9分です。
中  村   大変どうも変わったことをして申しわけないのですが、実は平成7年4
      月選挙ありまして、私も出たわけでありますが、それまでは十何年、もち
      ろん議会お休みなのです、正直言って。ですから、国際会議がどういうの
      か、これは全く私もわかりませんでした。ただ、選挙戦の中で長谷川議員
      が、湯沢小学校だと思いますが、国際会議のことで若干触れまして、いや、
      実は反対だというような趣旨のことを聞いて、国際会議というのはどうい
      うのかなと、こういうことをそのとき知ったわけでありますが、そして5
      月の19日に総務委員会を開いて、その議題に国際会議というのはどういう
      のだという議題を私はのせました。それでも全く委員長になっていて国際
      会議に対しての知識がなければまずいということで、前の日に助役のとこ
      ろへ私行きました。国際会議というのはどういうのだと。いや、中村さん、
      もう町長中止したいみたいですよと、これ聞きました。19日に国際会議じ
      ゃない、委員会やりまして、委員会の中では、確かに私は国際会議自体に
      は反対だったのです。これは、何人かそういう人がいたと思うのですが、
      私のところへ来たというのを町長今言われたのですが、大きい声出してあ
      えて言うなんて言いましたが、確かに私が村山町長の後援会長をしていた
      ときは、きょうは六日町の町村会の会議だとかいろいろなことで何度も寄
      りました。また、私のうちにも来ました。それから、駅のぽんしゅ館にも
      おいでになりました。いろいろ相談をしたり、相談を受けたりいろいろ確
      かにありました。だから、いつどうだということは、もちろんおれが別に
      手帳に書いているわけではありませんので、わかりませんけれども、実態
      が自分でわからないものはそうだなと言って相談を受けて、しかもそれが
      5月の17日です、中止になったのが。私がそれがいいとか悪いとかなんて
      いうことは全くわからない。そんな中で私がそんな指示ができるはずもな
      いし、それで実は第2体育館の竣工式のときに、その前の日そういう話が
      あったというから、一体どういうことなのだということで話を町長にしま
      した。時間もありませんでしたので、その場でもちろんですが、その後竣
      工式終わりまして、11時35分ごろだと思いますが、私町長室に来まして、
      どういうことなのだという話を聞きました。そしたら、手帳に書いてある、
      書いてあると言うから、では手帳をちょっと持ってきて教えてくれないか
      という話ししたら、5月8日に何時何分、中村宅というようにこう書いて
      あると、こういうことだと。町長、5月、そのときそういう内容だったか
      ちょっとわかりませんけれども、5月8日と思いましたが、5月8日とい
      うのは、おれは透析に行っていて病院に行っているはずで、会われるはず
      がないがと言ったら、ああ、そうですか、そうですねと、こう慌てて、そ
      してそんなような一幕もありました。ただ、当選してから何カ月たった後
      には、いろいろ私も反対の立場でありましたので、いや、これは反対すべ
      きだというようなことはもちろん積極的に言ったかもしれません。そうい
      うのががっちゃになって言われていると思うのですけれども、それで助役
      にも話しした。その前に課長会議にかけたかという話をしたら、いや、ち
      ゃんとかけてある。いつにかけたということでもって、では助役さん、手
      帳持ってきてくれということで、助役も手帳持ってきてこう見た。ところ
      が、既に終わった次の日の課長会議になっていて、これは課長会議終わっ
      たことの事後報告ではないかという話をしたと、そういういきさつもござ
      います。
       ですから、今ここで何か言っても非常に水かけ論みたいになってしまい
      ますが、しかし真実は一つでありますので、これからの町政運営の中でや
      っぱりきちんとこれやっていってほしいなと、こう思います。それだけで
      す。
      ( これ代表質問か。総文を代表している質問とは思えないの声あり )
議  長   いや、これははっきりした方がいいと思います。
町  長   代表質問ではないというのは、私も趣旨よくわかっておるのですが、こ
      ういうものはきちんとしておかなければいかぬし、この問題はまた議会の
      皆さん方からいろいろご審議いただいて、ご理解いただかなければいかぬ
      なと思っておりますので、あえてひとつまたちょっと釈明させていただき
      たいのですが、ただいま中村議員の言われた部分で、私が手帳に書いてあ
      ったのが平成7年5月の8日。8日がたしか月曜日だったです。月曜日と
      言われて、おお、そうだなというのを私言いました。その夜7時半だかに、
      私の手帳にも書いてありますけれども、それは商工会館で今の国際会議を
      中止する、しないの問題でいろんな方と会った日にちがその日なのです。
      私が中村議員さんのお宅へお邪魔いたしましたのがその翌日の日になろう
      かと思います。ただし、そのことは中村宅とか云々は書いてありません。
      したがって、私は必ずお伺いをしております。
議  長   それでは、総務文教常任委員会代表、中村昭一郎議員の代表質問を終わ
      ります。
      ( 休憩の声あり )
議  長   しばらく休憩をいたします。
                                 10時31分
      
              ( 休     憩 )
              ( 16番中村昭一郎議員 退席 )
      
議  長   休憩を解いて会議を開きます。
                                 10時50分
       中村議員が少し調子が悪いので、退席をしておりますので、報告してお
      きます。今保健婦さんに見てもらったら、血圧が170ぐらいで少し高いよ
      うですが、脈は80で大丈夫でございますので、ちょっと休むそうでござい
      ます。
       それでは、質問順2番、建設常任委員会を代表して冨沢哲議員の質問を
      許します。
       15番。
冨  沢   建設常任委員会を代表いたしまして、質問を申し上げます。
       大体各委員会関連の問題をということになっておりますが、この所信表
      明の中には比較的建設関係のものが少のうございます。ということは、継
      続性の中で載っていないものが多いということかと思います。
       まず第1に、宅地造成の問題が入っておりません。宅地造成の用地を取
      得をしてあります。その規模を縮小して石抜きですとか、あるいは砂防の
      土砂を入れて、何がしかのお金をかけまして、今逐次やっていることは承
      知しておりますが、まず下水道の区域変更、これがいつごろできるのか、
      それに伴って分譲する時期がどういうふうになるのか、どういう規模にな
      るのかというようなことが具体的には述べられておりませんので、まず1
      点目はそれをお聞きをしたいと思います。
       それから、これは建設委員会に属する問題かどうかわかりませんが、ノ
      リタの跡地の問題も今それぞれ町民の意見を聞いてということで、委員会
      をつくって聞いておるようでございますが、その経緯も私よく存じており
      ませんけれども、やはり暫定的であろうが何であろうが、あれだけの広場
      をどうとりあえず活用するのか、あるいは将来的にはどのようにそれをす
      るのか。できれば、そういう点では設備投資をかけない中で、一日も早い
      活用ができたらというふうに思いますが、いかがでございましょう。これ
      が2点目でございます。
       それから、公共事業という問題については、河川改修の予算が大分減額
      をしてございます。そんな中で魚野川の河川改修の予算要望などもこれか
      ら積極的にやっていかなければならない問題でありますし、あるいは国道
      の関係なんかにつきましても、353の開通のためどういう努力をしていく
      かとか、あるいは国道の4車線化の予算も大分減少しているようでありま
      すが、こういう問題。それから、17号のバイパスの関係も期成同盟会の発
      会式をやりましたが、それ以来余り具体的な行動がなされていないように
      も見受けられます。渋滞解消を含めまして、道路の関係ではあと県道の問
      題についても、岩原の交差点改良事業ということは出ておりますが、ある
      いは17号の交差点改良というのは出ておりますけれども、谷地楽町付近の
      改善の問題、あるいは東橋の改善というか、建設の問題、そういったよう
      なことも表現がされておりません。これが県道の関係であります。
       町道の関係においては、きのうも話題になりましたが、貝掛線の対応の
      問題ですとか、あるいは原新田田中線といいましょうか、田中原新田線で
      すか、踏切除却の件ですとか、あるいは西山の今の通りを今後どんなふう
      に改善をして、そしてそれをどう観光的に生かしていくか、一つのリゾー
      ト通りといいましょうか、アーバン通りといいましょうか、そういった湯
      沢の顔でありますが、そういうものについての考え方等も見受けられない
      ような気がいたします。全体的な意味合いで交通の渋滞解消という意味で
      は、これは建設の関係でなくて、どちらかといいますと、産業の関係かも
      しれませんが、渋滞解消という意味合いにおいては、道路かかわり合いも
      ありますので、申し上げますと、前々から議論になっております各スキー
      場がこぞってバスを出して、これが渋滞につながると。共通の循環バス構
      想でありますとか、それにリフト券を共通をさせていくとか、そういうの
      を索道部会あるいは町も一緒になって、あるいは資金を町も出してという
      ようなかかわり合いのことが本来道路の渋滞解消の中に入ってくるべきか
      なと思うのですが、その部分はございません。
       あと、克雪の対策でありますが、消雪パイプというようなことは表現し
      てございますけれども、今やはり地下水の枯渇という中で、消水パイプも
      無制限にはつくっていけないという実態でございますが、機械除雪と消雪
      パイプのコストの差を見ても明白でありますが、非常に機械除雪の場合は
      費用がかかってございます。そんな中で、地下水の有効利用方策をどのよ
      うにしていったら、どれだけ消雪パイプの延長が延ばせるか、あるいは西
      山地区あたりで、前々から私申し上げておりますが、熱交換システムです
      とか、あるいは新技術の開発によりまして、そういう研究をすることによ
      って、まだまだ消雪パイプの延長、あるいは屋根雪処理の対策等ができる
      だろうと思われますが、そういった部分が抜けてございます。それと一緒
      に、流雪溝の問題もございます。全町に流雪溝というわけにはまいらない
      と思いますが、あるいは水の弁とそのはけ口の弁と、それらを考えた場合
      に、町内でも幾つかの場所が流雪溝適合地というのがあるように思われま
      す。こういったようなことを今後補助金をもらいながら、道路の雪と屋根
      の雪を各個人の協力を得ながら処理をしていくということは、今後非常に
      大切な問題であろうと思いますが、その部分も入っておらないと思います。
       あと、ここに書いてありますが、魚野川の河川公園の促進ということと
      土樽自然公園の整備ということが書いてございます。これも促進と整備で
      非常に抽象的でございます。これは、できたら早目に自主的に建設をする
      のは、ちょっと時間がたっても仕方がないかもしれませんが、今河川改修
      に伴う土砂がたくさん出てまいります。それに伴う背後地の木の伐採をし
      たところにどのように搬入をしていくかという計画、こういったようなも
      のはやはり早目に立ててやらないと、河川改修が進んでいく中では非常に
      後で将来になってから、ああ、こうしなければよかったなという部分がた
      くさん出てくるおそれがございます。そういう点で、やはりどこをどうい
      うふうな形でどう使っていくかという計画だけは早目にきちっと立てて、
      そしてそれに適合したような土砂の搬入を建設省側にやってもらうという
      形がより経済的な意味合いからも有効なことなのかなと、こんなふうに考
      えられますが、そういった具体策がよく述べられておりません。
       それからあと、温泉関係でありますが、外湯めぐりの関係では今四つの
      温泉ができてございます。しかしながら、旧町村単位という点では神立が
      まだ欠けておるわけであります。その辺の考え方も入っておりませんし、
      それからもう一つは、外湯めぐりの町民はある意味では非常に喜んでおり
      ます。というのは、100円でおふろに入れるということは、自分でおふろ
      たてるよりもはるかに安く上がりますし、非常に広いおふろにゆったりと
      入れるという部分では、町民の福祉サービスでは非常に有効であったと思
      われますが、しかしながらある逆の面をいきますと、今熊野堂の湯であり
      ますとか、あるいは江神のふろですとか、あるいは楽町のふろですとか、
      組合制といいましょうか、そういうふうなところのおふろ、あるいは鶺鴒
      の湯なんかは個人の湯でありますが、そういったところも含めると、非常
      に民業圧迫といいましょうか、そういう部分が随所に最近あらわれてきて
      おります。そういう点で、料金体系の中で100円がいいのか、200円がいい
      のか、300円がいいのかわかりませんが、あるいはそういう料金体系の中
      でやるか、あるいはそうでなければそういった民間の湯を町が面倒見て援
      助していくとか、あるいは買い上げていくとかいろいろな方法があるかと
      思うのです。また、逆に言いますと、外湯めぐりの湯沢町がつくったおふ
      ろを民営化をしていくという方法もあろうかと思います。民営化をすると、
      それぞれに競争が発生をしたり、それぞれ合わない仕事はできなかったり、
      それらは自然の中で淘汰されるべきものは淘汰されたり、あるいは競争の
      中でサービスもよくなったり、いろんなメリットもあるかと思います。た
      だ、税金でその赤字分をカバーをしていった場合には、民営の場合にはそ
      のカバーする部分がないわけでありますので、当然競争から脱落をしてい
      くという部分があります。そういう点で、今組合に関係をしている人たち
      でも結構な数がございます。それらのかかわり合いを今後どのようにして
      いくのかということは、非常に大事なことかと思われます。やり方とすれ
      ば、料金をある程度上げていく中には付加価値を上げて、きのうもそうい
      う話がちょっとありましたが、坊ちゃんの湯の四国へ行くと、コーヒーを
      出してくれたりケーキ出してくれたりして、700円とか800円とか取ってい
      ます。そういったような付加価値のやり方、あるいは休憩室を充実すると
      いうやり方、あるいはマッサージやそういうものを入れていくやり方、そ
      ういうようなことで付加価値を上げて、料金を上げて、そして赤字になら
      ないような対策をとりながら、民業も圧迫をしないというやり方、それぞ
      れいろんな方策が考えられると思いますが、これらについて町長は今現在
      どんなことを考え、どのようにしていくべきなのかということを今考えな
      ければならない時期かと思いますけれども、そういうようなことが今回の
      所信の中には含まれておりませんので、書いてあるのをこれはどうなのだ
      という問題ではなくて、書いていない部分がほとんどでありますが、この
      点について考え方をお聞かせいただきたいと思います。
       1回目終わります。
議  長   冨沢議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   建設常任委員会を代表しての冨沢哲議員の代表質問にお答えをさせてい
      ただきます。
       まず、第1点目の下水道の区域編入はという、中子の宅地造成地のとこ
      ろの問題を指摘されたわけでありますが、このめどは一応平成10年に、来
      年見直しをいたしまして、それから基本的な計画に入ろうというふうな算
      段で今事務を進めているところでありますので、ご理解いただきたいと思
      います。
       次に、ノリタ跡地の活用でございますが、本年イベント的なサーカスと
      いうようなものでやらせていただきまして、それに伴って議会の皆さん方
      からご理解をいただく中で舗装もかけさせていただいた。5万5,000平方
      メートルという広大なノリタ用地の活用を今後どうするかという大きなテ
      ーマであります。このことについては、当座イベント広場的なものに活用
      していかざるを得ないのかなということを申し上げますが、それと同時に
      やはり私も先頭に立ってこの利活用について、国の省庁等もいろんなこと
      で当たってみようということでありますし、都市施設公社等でもここを都
      市緑化的なもの、公園的なものに加えて、雪のスノーキッズ構想を含めて
      の雪の科学館といいますか、博物館的な構想、スノードーム的なそういう
      ようなものも一応絵をかいたりして、いろいろ私ども議論をしております
      が、夢委員会等ではどういうふうな話が出ているのかも私はまだ定かであ
      りませんが、これについてはきちんと多くの意見を取り入れながら、一つ
      の21世紀を展望した、湯沢の平地の中での一番広い場所でありますので、
      活用していこうかなというふうに考えております。今現在これなのだとい
      うことを今申し上げられないのは残念でありますが、常にこのことについ
      ては頭に入れております。
       次に、ルートの17号に関しまして、塩沢湯沢間のバイパスの問題で、長
      岡国道工事事務所の方にも助役、私と行ってまいったり、また塩沢の議会
      議長や上田町長さんとも行動を起こしておりますが、また機会をとらえて、
      これは建設課長の方に指示をしているわけでありますが、何とか期成同盟
      会の動きをもって陳情、要望を繰り返すということがやはり国道工事事務
      所も腰を上げていくのではないかということですので、それらをまた本年
      も早急にそういう議会の皆さんと行動を起こすようなことをひとつスケジ
      ュールに組んでみたいというふうに思います。
       それから、東橋の問題でございますが、本年は実は交通安全の絡みでは、
      原の公民館から添名のガードレールのところまで歩道整備ということで、
      これが予算がつくような算段になっております。それと同時に、今岩原川
      原線右岸側を何とか公共でやろうということで、私も建設省本省から、そ
      れから先般もまた県の土木部の方に行って、担当の者によく話をして、今
      は建設課を中心にいろいろやっておりますが、次にはこの東橋のかけかえ、
      これは砂防とも話をしておりますし、松川中子川原線という問題を、これ
      をやはり次にやりたいという気持ちでおりますので、ご理解いただきたい
      と思います。
       それから、町道関係の貝掛については、事故が起きたら大変なので、建
      設委員会からも指摘がありますように、このことは今冬も事故がないよう
      に指示いたしますが、非常に私も気にかかっておる場所であります。これ
      についても、本格的に関係者の皆さんと協議をする中で、早急に町道とし
      て完成をしなければいけないというものでありますので、ぜひ頑張ってい
      きたいと思っております。田中原新田線につきましても、これは懸案の問
      題でありますので、ぜひこれらについても取り組んでいかなくてはいけな
      いかなという気持ちを持っております。
       それから、県道の湯沢温泉線の西山温泉街通りでありますが、アーバン
      通りといいますか、そういうお話がありましたが、都市型の生活機能の有
      する道路ということになりますと、やはり電柱の地中化という問題で、一
      生懸命土木事務所の六日町の方から上げてもらって議論を今しておりま
      す。何とかキャブ、いわゆるボックスが自分の前に来たときには反対が起
      こるというのが現実みたいでありますが、総論賛成、各論反対みたいな議
      論ではだめだということで地域にも言ってあります。したがって、地域の
      町内会にも説明は1度してありますけれども、再度また突っ込んだ話、そ
      れと同時に県の方からこれを調査費として正式に上げてもらって、湯沢温
      泉線の活性化を図っていきたいなということでありますので、頑張ります。
       次に、渋滞の解消のための問題が出ましたが、実は湯沢町の索道事業者
      連合会の方の開発部会の方のシャトルバス構想というのを今詰めておりま
      す。したがいまして、全町的に冬季は特に各スキー場関係者、それからホ
      テル、旅館等がバスを運行しているわけでありますので、これらをエリア
      を区切っても一元的に何とか町内循環バス構想ができないかということで
      やっておりますので、そこにはいよいよ建設課も観光課も、それと住民課
      も入っておりますので、一つずつ今問題解決に挙げて努力をしております。
       次に、流雪溝につきましては、県道のわき道側溝ということになります
      が、宮林エリアを平成10年にやろうということで、今県の方からご理解を
      いただいておるところでありますので、期待をしております。
       なお、よくヒート、熱交換の話を冨沢議員がお話しされるのであります
      が、その辺についてはまた担当課長の方でもいろいろ鋭意研究して、その
      消雪パイプ、資源有限の問題をクリアしていくようなことも考えているの
      ではないかなと思っております。
       それから、土樽の自然公園、魚野川の河川の問題でありますが、確かに
      土砂の搬入一つとっても、図面的な計画がなければ建設省にああせい、こ
      うせいというわけにもいかないわけでありますので、これについては確か
      に湯沢町の将来を担っていく一番自然豊かな、そしてすばらしい純粋な水
      がとうとうと流れる魚野川でありますので、これについては私も、また建
      設委員会の皆さん方にもご協力いただく中で、砂防工事事務所の方と話を
      して、ひとつ積極的に将来こうなるのだと。緑を大切にしていくというよ
      うな部分も含めて申し入れをしようかなと思っておりますので、貴重な意
      見ありがとうございました。
       次に、最後になりましたが、外湯めぐりの神立村の旧村単位ということ
      ではないので、長期の財政計画の中には神立の湯ということでは上げてあ
      ります。しかし、これは地元の10町内の神立エリアの町内会長さんやら、
      議員の皆さん方の話し合い、意向というものが一本化をするということが
      大切ではないかなと思っております。したがって、その条件が具備された
      ときに建設をということでは頭の中に入れてありますし、財政担当の方に
      も話をしてありますので、ご理解いただきたいと思います。
       なお、民業圧迫の云々の料金体系も含めてのお話が出ましたが、まず1
      点目の熊野、江神、楽町というお話が出てまいりまして、具体的に今町の
      方にこうしてほしい、このように困っているのだというお話は、少なくと
      も私のところにはまだ来ておりません。風聞としては話は聞いております。
      しかし、今の段階で町からどうなのだという投げかけをする考えはありま
      せん。それと同時に、ただ、今料金体系のことで言うならば、やはり料金
      というものが付加価値を上げて云々という議論がありましたが、私も民営
      化というような問題も含めて検討しなくてはいけないなという気持ちは持
      っております。なぜかと申しますと、非常にやはり公設官営といいますか、
      公が公でやるというのには限度がありまして、どうしてもサービスがおろ
      そかになります。したがって、サービスがおろそかになるということは、
      ご利用される入湯客にとっても満足のいくサービスではないという原点に
      なるわけですので、それについてはやはりある程度価値をつけて、まさに
      付加価値をつけてよかったと言われるようにするには民の力が必要だなと
      いうふうに思っております。したがって、いつまでも施設は新しくありま
      せん。陳腐化、老朽化して償却をしていく代物でありますので、それらを
      考えたときには、時期を見ながらやっぱり転換もせざるを得ないのかなと
      思っておりますことをひとつ頭に入れていただければと思います。それと
      同時に、料金も今の時世でいけば駒子、街道、500円、500円、宿場の湯、
      二居が600円と、こういうことになっておりますけれども、これらについ
      てもいろんなエリアごとの各町村単位等を取り巻く同業のところもあるわ
      けですので、それらを見ながらこれが上げる必要があるということであれ
      ば、民業圧迫等の関係も含めて研究もしなければいかぬのかなということ
      をひとつ申し上げて終わりたいと思います。
       以上です。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       冨沢議員の2回目の質問を許します。
冨  沢   答弁漏れが幾つかあるようにも思いますが、まず私の言い忘れの方を申
      し上げますと、駐車場の対策、これがやはりどこにも載っていなかったと
      いうことだと思うのですが、西山近辺、駅付近含めて駐車場をどうするか
      ということについては、もう民間ではなかなか対応ができづらい状況にあ
      ります。そんな中で昨年から、あるいは一昨年あたりからもかなり駐車場
      対策が急がれるということについては、一般質問やいろんな問題でも出て
      きておりますし、また地元の人たちの対応を聞いてもそのようにうかがわ
      れます。これらについてどんな形がいいのか、やはり考え方をお聞きをし
      ておくべきかなと思います。
       それから、先ほど伺った中で県道の谷地楽町付近の改良というのが抜け
      ておりましたし、それから353の関係や17号の4車線化の関係も入ってお
      りませんでした。
       答弁をされた中で再度申し上げたいのは、貝掛線の対応あたりでありま
      すが、早く進めていきたいという、それは一つの方法論かもしれませんが、
      やはり町が毅然とした態度で臨むというのが私は絶対的に必要なことなの
      かと。もう何年も、何年も同じようなことをやって堂々めぐりやっている。
      しかも、事故があれば町の責任だというところまでもう議論がいっている
      中で、いつまでも、いつまでも同じような対応で地主に頭を下げてみたい
      な格好でできるのかどうかというやはり問題があります。したがって、や
      る気があるのかないのか、どうすればできるのか、そういうところをきち
      っと町は毅然とした態度で話し合いをしていかないとやはりだめなのかな
      と思いますが、その辺ただ努力しますというやり方、方法、方針ではちょ
      っと解決が遠いような気がいたします。遠いということは、それだけ危険
      性が高まるということでありますので、その点が1点。
       それからあと、外湯めぐりの関係でありますが、これは皆さんがそうい
      う形で組合の方々が困ったなという話は出ております。しかしながら、組
      合であります、民間でありますので、町にこうしてくれ、ああしてくれと
      いう筋ではないのです。例えば旅館がお客入らないから、町に何とかして
      くれと言うことと同じことですから、町に何かを言ってくるというのは本
      来筋ではないのです。したがって、町長の今の答弁では、まだ私の方に何
      とかしてくれとは言ってこないという言い方をしておりますが、そうでは
      ないと私は思うのです。これは、こういう状況が発生をしているというこ
      との原因がどこにあるのか、であればそれらの原因を消去していくという
      考え方。彼らが困ってやめるようになって、あるいは会員がどんどん減っ
      ていったり、組合員が減っていったりして、ではその後町へ何とかなんて
      言ったって、これは民間のものを簡単に町がこうするわけにもいかなくな
      るわけですから、その辺は転ばぬ先のつえでやはり町が対応してあげると
      いう部分が必要かなと。本来相手方から町の方に何とかしてくれと言える
      筋ではないのです。そのことをやはりきちっと考えた中で町は対応すべき
      ではないかなと、こう思います。
       それから、ノリタの跡地の関係でありますが、これもイベント広場とい
      う形は、それはそれでいいのですが、何にもしなくてもそのまま今舗装し
      てあったりしてあるわけですから、いいわけでありますが、イベントとい
      うのは年間に、例えば1カ月とか、あるいは1週間とか、そういうかかわ
      り合いになります。もう少し広義な意味で、町民全体があの辺で遊べる場
      所といいましょうか、例えば全部芝張っておくとか、そんな大きな費用は
      かからないと思いますが、そうすることによってかなり、何か建てようと
      思えば、芝張げばすぐできる仕事でありますし、その間何年置いたって、
      これは芝刈り機1台置いてびっと整備して水まいておけばいいと思います
      し、そういう芝生広場みたいのも町には一カ所もないです。そういう意味
      では、非常に何をしても遊べる広場みたいな形で、町民が享受できるよう
      な形を何とか、大したお金かけないでできないのかなと、ふだんそう思っ
      ているわけですが、そういう意味合いでとりあえず何かできないかと、こ
      う言っているわけですが、サーカスが毎年来るわけでもありませんし、冬
      場何かやるとしても、下が平らであれば、冬の活用というのもできるわけ
      でありますが、何らかの形で今のやぶではない方策がきちっととれるかど
      うかという部分をお聞きしたわけですが、その辺の答弁がちょっとピント
      が外れておるように思われました。
       以上、4点ほど再質問をいたします。
議  長   冨沢議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   それでは、2回目の答弁をさせていただきます。
       まず、漏れたところからまいりたいと思いますが、県道の谷地楽町の拡
      幅改良、冬期間は特に小学校の生徒さんに危険を及ぼすような道路である
      ということで、今回の一般質問にも出てまいりますが、このことにつきま
      しては、やはり今県の方に公共要望をしておるのですが、普通の街路事業
      の拡幅改良を頼むよということでお願いはしておるのですが、なかなか今
      県の方の予算的な措置からいくと非常に厳しいと言われております。厳し
      いと言っても再度続けてお願いしようかなと思っておりますが、それでは
      難しいのではないか。言うなれば、区画整理事業か沿道型の街路事業かと
      いうようなことで、この二つを今検討しておりまして、地域に今度は入っ
      ていろいろご理解いただいたり、そしてまた減歩率がどういうふうになる
      のかというふうなことも今調査を始めましたので、これからより具体的に
      いって何とかおさめるところでおさめたいなという気持ちでいっぱいであ
      ります。いずれにしても、あの間は何とかしないと狭いと、危険だという
      ことは認識をしております。詳しくは、また一般質問のときにお話をさせ
      ていただきます。
       それから、353号線、このことにつきましては、四万の県境の方につき
      まして、先般も小渕中之条町長さんともやりましたが、新年明けまして、
      1月ごろになると思うのですが、建設委員会、議会の皆さんと期成同盟会
      の中之条との会議をする中でまたお話をしようかと思っておるのですが、
      やはり国会議員等にまた陳情をやり、そしてことしは関東地建の方にも行
      ってまいりました。そんなことで強くこれを要望して、何とかいち早く広
      域連携のできるような、群馬県と新潟県という大きな目標に向かってまた
      頑張っていきたいなと思っております。
       それから、ルート17のボトルネックの4車線化の問題につきましては、
      いよいよ来年、平成10年から事業着手ということで建設に入りますので、
      ひとつよろしくお願いをいたします。
       それから、駐車場の対策の問題でありますが、このことについては駅周
      辺というようなことも考えられるわけでありますが、ここについてはやは
      り町並み整備事業というようなことで、いい知恵をおかりする中で、ハー
      ドな面の駐車場ということで、建設省の方にもお話を今進めておりますの
      で、いましばらくお待ちいただきたいなと、こう思っております。
       それから、貝掛線のこの問題は、本当に事故が起きたら町の責任という
      ことでは頭が痛いわけですので、毅然とした態度、どうすればできるのか
      ということは、私自身も一番それを感じております。したがって、このこ
      とについてはもう関係する皆さんに集まっていただいて、それこそきちん
      ともうやらないと、いつまでたってもだめだというふうに私も思っており
      ますので、私がみずから招集をしたり、またその場に行ったり、いろんな
      意味で汗をかいてみたいなというふうに思っております。この点は、貝掛
      線のことは本当に早急にやりたいというふうに思っております。
       それから、外湯めぐりの組合の云々の問題でありますが、このことは今
      私の考えの中には、確かに向こうから言ってくる筋合いではないという議
      論も一理あるかもしれませんが、私としましては、そういう一つの組合で
      ありますので、組合の皆さんの考えというものがやっぱり切実に伝わって
      くるというのが私はうまくいく原因ではないかなと。逆に言って、こちら
      からどうですかと言うと、またそこには何らかの甘えの問題も出てくると
      いうふうに私は考えております。したがって、もうしばらく様子を見たい
      なというのが私の気持ちです。
       それから、ノリタの跡地のことについては、町民広場、芝生というよう
      なお話もありましたが、芝生も実は考えてみたのでありますが、管理が大
      変であること、なかなかお金が余りにもかかってびっくりしました。した
      がって、当座実は財政的にも非常に厳しい状況でありますので、今その考
      えはないことだけを申しておきます。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       3回目の質問を許します。
冨  沢   今ほどの答弁の中で、国道の4車線化が10年度から着手をするという話
      でありますので、着手した中で当然できることだと思うのですが、高速道
      路からの出口、出口の方から左折する斜線、この辺が左折可というのでし
      ょうか、いつでも左折ができるという形、あるいはどんな設計になってい
      るのか、私どもはほとんど相談にあずかっておらないわけでありますが、
      来年度から着手するということは、もう調査をして設計もある程度進んで
      いるのかなと思いますが、要は神立方面から来たものが、立体交差なら立
      体交差で高速道路の中にインターの方へ入っていけるとか、あるいは左折
      は左折でいつでも左折ができるとか、何らかの解決がなければ、実際4車
      線化しても余り渋滞解消にはならないのです。ということは、一列に並ん
      でいた人が、入る人だけが左側へ寄って、通過する人たちが真っすぐ行け
      るというだけの話で、信号のところで待って、神立スキー場の方から来た
      人たちが何台も右側に曲がれないという、今の矢印信号体系ぐらいでは、
      なかなか渋滞解消にはならないような気がするのです。したがって、本来
      そういった国の仕事に対して、私どもが設計図見せて要望出してという部
      分がまことに少ないものですから、非常に不安でありますが、せっかく家
      屋を移転をして大きなお金をかけてやってもその効果が余り出ないとなる
      と、またやってくれというわけにはいかないわけでありますので、その辺
      が非常に心配をしております。その辺をできれば、わかればでありますし、
      わからなければ早急に例えば委員会なら委員会にそういう状況を説明して
      ほしいと思うのですが、そういう点が1点であります。
       それから、もう一つは、外湯めぐり方針のこちらから行くのはいかがな
      ものかという話でありますが、これはこちらから手を差し伸べてという話
      ではないのです。外湯めぐり方針の中の、例えば町民に100円、これが適
      当なのかどうかということです。こちら側の体制を聞いているわけです。
      あるいは、300円というのが適当なのかどうか、あるいは今の施設の違い
      が大きくありますが、その中で片方は非常に新しくていいところで、片方
      はもう建って何年もたって、それで片方が月2,000円だとか、あるいは
      3,000円だとかという格好で落ちぶれるのが当たり前と、もう解散をせざ
      るを得なくなるのも当たり前という、そうなるわけでありますので、要は
      こちら側の対応をどうするかという話をしているので、相手側にどうしろ
      と言っているわけではないのです。その点をまず2点をお聞きしたいと思
      います。
       では、その2点を答弁をいただければ終わります。
議  長   冨沢議員の3回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   それでは、2点についてお話をさせていただきます。
       ルート17、ボトルネック事業の4車線化の出口から左折や効果の面云々、
      委員会の説明ということがありましたが、この点については委員会の方で
      説明するようにしたいと思います。そして、意見を徴したいなと思ってお
      ります。
       それから、外湯の江神さんやら、楽町、熊野の方ですね、これは組合の
      方は特に。私も今初めて聞いたのですが、逆に要はそこに組合以外の人が
      お金を払って入っていくと、こういう解釈でいいですね。そういうふうに
      なると、また話は違うのでありますが、ただ私はそこまでいくと、今度は
      ガッチャマンになって、組合員のメリットみたいなのが、わあ、こんな芋
      洗うみたいになって嫌だななんていう部分も出てくるのかななんて思っ
      て、今ちらっとよぎっておるのですが、その辺は話ししてみなければわか
      らないことでありますので、その辺については議論はしてみたいなと思っ
      ております。
議  長   以上で建設常任委員会代表、冨沢哲議員の代表質問を終わります。
       時間がありますので、質問だけになると思いますが、柿崎さんお願いし
      ますが、質問順3番、産業企業常任委員会を代表して柿崎直治議員の質問
      を許します。
       5番。
柿  崎   何か中途半端な時間で、それでは産業委員会を代表しまして質問させて
      いただきます。
       まず、本定例議会におきまして、産業企業委員会を代表し、町政の主要
      課題に関し質問する機会を与えられましたことは、私の最も光栄とすると
      ころでございます。
       まず、湯沢町は、良識ある町民各位のご理解と協力を得まして、自主財
      源力92%を誇る財政力豊かな町として今に至るまでたゆまざる進展を来し
      ていることは、まことにご同慶にたえぬところであります。私は、今回こ
      の壇上に上るに際しましては、今後の湯沢町町政はいかにあるべきか、ま
      た真に町民が望んでいる豊かなまちづくりとは何か、これらを産業企業委
      員会を代表して質問いたします。
       さて、町長におかれましては、このたびの選挙に多数の町民の支持を得
      まして、めでたく3期目の当選をされているわけでありますが、そのこと
      をまず心からお祝い申し上げますと同時に、2期8年の今までの実績をさ
      らに生かし、我が湯沢町九千三百余の町民の負託にこたえ、住民主導に基
      づいた豊かなまちづくりに精神一到邁進されますことを切に願う次第であ
      ります。
       さて、本題に入ります。まず、第1質問の質問は、ロープウェー事業所
      の企業債の問題であります。平成3年に完成しました世界最大のこのロー
      プウェーは、基幹産業が観光である当町にとっては、まさに町のシンボル
      的な存在であり、観光誘客に際してその宣伝効果は、まことに大なるもの
      があると私は確信しております。しかし、現実の問題としまして、たびた
      び指摘されておるのが企業債の元利償還金による事業所財政の圧迫の問題
      であります。平成4年をピークとしまして、過去5年間の年平均売り上げ
      数は約11億4,500万、昨年平成8年度に至りましては、異常少雪と日本全
      国の経済の低迷による観光客の落ち込みとが相重なりまして、9億4,000万
      台までに売り上げが落ち込んでいるのが現状であります。しかし、この建
      設費の企業債の元利償還金は、年平均約2億6,000万弱、第5回定例会に
      おきまして野口監査委員からの指摘もありましたように、平成5年以降各
      年度の純損失額とこの償還額がほぼ一致していることを監査委員は指摘し
      ておりますが、これは町長、何を意味しているのかおわかりでございます
      か。
       ことしの6月の定例会におきまして、私は一般質問で、町を会社という
      ふうに例えれば、町長は親会社の社長であり、ロープウェー事業所は系列
      の子会社である。そして、その会社の株主は全町民であると申しました。
      であるがゆえに抜本的な支援策を講じる必要があり、新しい施策、いわゆ
      る黒字に転換するような施策を町民の前に明確に再建策として示す必要が
      あると6月において私は町長に質問いたしました。それからはや6カ月、
      間もなく冬のシーズンがまためぐってまいります。現在の日本の国の経済
      情勢をかんがみれば、この企業会計の大幅な収益増、それが見込まれない
      今、何らかの形で財政支援策を講じなければ累積赤字が増大することは、
      火を見るより明らかであります。そして、またロープウェーの赤字問題が
      あらゆるところで叫ばれるわけであります。それらについて企業債の利子
      の引き下げ、借りかえの問題、償還期限の延長もありますでしょう。また、
      一般会計からの補助金、そういうもろもろを含めた事業所再建策について、
      今回はひとつ町長の新しい3期目の当選の最初の議会であります。ひとつ
      6月みたいにならないで、断固たる決意を持った新しい再建策をお伺いし
      たいわけでございます。
       その次には、清津川ダムの問題であります。これは、もしダムができま
      したら、やはり非常に大きな観光となりますので、私たちの産業委員会の
      問題としても取り上げておりますので、質問させていただきます。今回の
      選挙に当たりまして、町長はこのダムの問題について、各選挙におきまし
      て、政策上の最重要課題であるということを訴えておりました。計画案か
      ら既に32年が経過した今、一つの三俣の地域という問題、あるいは湯沢と
      いう問題ならず、これはひいては日本の将来を左右すると言っても決して
      過言でない問題と私は思っております。そうしたことに、町長の在任期中
      8年ありましたけれども、それらのことをして日ごろ頭を悩ませている心
      情は察して余りあるものがあります。しかし、昨今の自治体を取り巻く諸
      情勢は、国の総需要抑制を初め金融引き締め、医療費の抑制など、物価の
      鎮静化を図ることを最重点とする国の経済政策から公共事業の圧縮、そし
      て繰り延べ、また地方債の削減など、我々地方財政はまことに憂慮すべき
      事態に直面しているのが現実であります。特に公共事業削減の政府の施策
      によります最近のダム事業の見直しは、ともすれば我々が直面しました、
      32年の長きにわたりいろいろ論議してきた当町の清津川ダム問題を過去の
      徒労として、大きな歴史の中に葬り去るやもしれない危惧を感じる次第で
      ございます。来年度の公共事業削減は7%、その次が5%、そしてまたさ
      らにその次は3%と、3年間で約15%の公共事業費がカットされることは、
      既に周知の事実であります。こういういろいろ政府の姿勢に対し、そして
      今直面しているダムの問題に対して、町長のさらなる本心をお伺いしたい
      わけでございますが、先般の実施調査の全面受け入れなどで、そういうこ
      とに対してはまことに評価をするわけでございますが、しかし今の国の国
      政状況を考えると、まことに前途は多難ではないかと考える次第でありま
      す。
       そして、このダムの質問にいきますが、先般アンケートをとられました。
      まず、第1の質問をしまして、今月三俣の住民に代替地についてのアンケ
      ートをとったようでありますが、その結果がいかがだったものかを伺いま
      す。
       2番目には、この生活再建を計画するに当たりまして、三俣以外に移転
      地を求めた場合はどう対応策を考えておるか。
       3番目としまして、今後当然起こり得る補償問題等がありますが、そう
      いうものに対して説明会を町は独自として開く予定があるのかどうか、こ
      のことをひとつ、3点についてダム問題についてお伺いしますので、お答
      えいただきたいと思います。
       もう一つ、3番目の質問でございますが、農業と観光の振興についてお
      伺いいたします。町長は、従来から花・水・木構想を提唱しまして、これ
      に一貫して取り組んでまいりました。家々の窓辺、公園の木々、町並みの
      つれづれに湯沢町は本当に美しい花があります。それらが飾られているの
      を見るにつけ、観光地としての美しさを提唱する町長、あなたの基本姿勢
      はそれなりの信念に基づいた哲学であると私は評価をするものでありま
      す。当地は、ご存じのようにスキー産業が基幹産業があることは申すまで
      もございません。しかし、経済情勢の低迷によるレジャー志向の停滞、ス
      ポーツの多様化によるスキー人口の減少、また先ほど申しました自然現象、
      いわゆる異常少雪によるそれらの外的要因などで、この数年本当にこの産
      業が伸び悩んでいるのが現実であります。とは申しましても、この観光行
      政は町が一つの単位、いわゆる町だけでできるものではありません。その
      一つの自治体のみの力で推進できるものではないということは、我が当町
      には19のスキー場がありますが、町のスキー場が2カ所、ほとんど民間企
      業の活力によるものであります。観光には必ず観光産業が伴うものであり
      ますから、これからの一つの考える指針としましては、やはり町単位、あ
      るいはそういう小さな視野の中でこれからの観光を考えるのではなくて、
      今申しましたように一つの民間の企業活力、いわゆる民間の企業協力と力
      と、それをどういうふうに町の行政というふうに行政を結びつけて結集し
      得るかということが、今後の私は重要な課題ではないかと思います。例え
      ば今町長がやられております地場産業の復旧としての稲作の部会の問題、
      園芸部会の問題、地鶏部会の具体的な取り組み、こういうものをこの振興
      については述べておりますが、どうもこれを全部読みますと、先ほど冨沢
      議員がおっしゃったように、全体的にどうも漠然とした感がしております
      が、これはもうずっと前々から計画を立ててやっておるわけでありますけ
      れども、その一つ一つに対しての取り組みがどうも当を得ないのでありま
      す。例えば稲作部会、園芸部会、地鶏部会とありますけれども、地鶏は卵
      が非常に売れて不足して困っていると。では、どうするかと。これは、私
      は産業委員の代表でありますから、高野栄司議員なんかもきのうお話をし
      まして、高野栄司議員の意見なんかを言いますと、鳥はいっぱい放し飼い
      にして、例えばそれを見に来たお客様が手に触れて、そしてそれが生んだ
      卵だと言えば、もっと価値観が違うのではないか、あるいはランの花を栽
      培して、そしてそういうような町の取り組みをして、もっと高価なもので
      売れるものをつくった方がいいのではないかと、いろいろ案を持っており
      ます。そういうのを持っているにかかわらず、町長の施策の中にはこれも
      やっている、これもやっていると言っても、何をどうしてやるかというの
      が非常に見えないわけであります。これらについて、一つ一つの町長の取
      り組み方を明細にお答えいただきたいと思います。
       さらに、この所信表明の中で私は強い疑惑、疑念を抱いておるところが
      あるのですが、文章をそのまま読みますと、この所信の中でスキー産業の
      不振に結びつく確固たる要因が見つからないことから、対策に手をこまね
      いているとあなた申しております。これなどは、常に選挙の期間中は強い
      リーダーシップを持ってあなたは町政に取り組んでいくと言及しておりま
      した。その人が対策に手をこまねいていると申しておるのでは、まことに
      これは不可解な現況としてしか考えられません。強い信念を持ってやれば、
      対策にこまねいているということは何を考えたらいいか、私は理解に非常
      に苦しむわけであります。これらのことをわきまえまして、ひとつあなた
      の真意をお聞かせくださいませ。裏を返せば、手をこまねいていると、い
      わゆる万策尽きたというふうに感じられるとも限りませんので、以上この
      3点について、ダム問題、農業と観光の振興、それからロープウェー事業
      所の問題、第1回の質問を終わります。
議  長   柿崎議員の第1回目の質問が終わりました。
       それでは、昼食休憩にいたします。
                                 11時47分
      
              ( 昼 食 休 憩 )
      
議  長   それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
                                 13時02分
       中村議員から早退の届けがありましたので、それを許します。本人は至
      って元気で電話をしておりましたが、これからうどんを食べるところだと
      言って元気でございますので、心配しないでください。
       それでは、午前中の柿崎直治議員の代表質問に対する町長の答弁を許し
      ます。
       町長。
町  長   それでは、産業企業常任委員会を代表いたしましての柿崎直治議員の代
      表質問に答弁をさせていただきたいと思います。
       第1の質問のロープウェー事業所の企業債の問題、この点について財政
      支援策を講じなければ、累積赤字が出るのだよということをお話をされて、
      その結果、今起債を受けて、その金融機関からの利子の引き下げ、借りか
      えも含めてのことでしょうけれども、それらをどうだということと、それ
      から一般会計からの補助、要するに親会社としての子供に支援をする財政
      再建的なものはどう考えているのだということについてだと思いますの
      で、お答え申し上げたいと思います。
       まず、企業債の借りかえについてということにつきましては、国の方針
      が非常に強固でありまして、当面のところは非常に難しいという状況にあ
      ります。しかしながら、引き続き交渉を続けているところではありますし、
      先日も私の方でとにかく何とかしようということで指示をしておりますの
      で、今後も努力してまいりたいと思います。しかしながら、当面の問題と
      いたしましては、ご承知のように売り上げが8年度で9億4,000万台にな
      ってしまった。かつては、平成4年度には14億円もあったということが原
      因でありまして、まさに昨日緊急に発表されました橋本総理大臣の特別減
      税、2兆円の問題も起因をしておりますように、非常に今景気がよくあり
      ません。そして、社会経済状況が先行き不透明という中で、ロープウェー
      の経営状況も好転をするというようなことは非常に難しい。先般も船井総
      合研究所の方の先生のお話の中にもありましたのですが、スポーツ品の売
      れ行きが不振でありまして、特にスキーの板等に関するスポーツ用品は、
      スノーボードも入っていると思うのですが、25から30%も売り上げがダウ
      ンしているという状況の中で、ここ5年間ぐらいは調子は悪いだろうとい
      うお話がありましたときに、弱ったものだなというふうに考えております。
      したがいまして、来年度、平成10年度ということですが、ロープウェー事
      業所に対しては何らかの財政支援が必要でありまして、この点については
      積極的に考慮していきたいというふうに考えております。また、その点に
      ついては議会の皆さん方にもご理解をいただくべく説明をさせていただく
      つもりでおります。
       次に、清津川ダムの問題であります。まず、1点目は、今月に三俣住民
      に対して移転先を尋ねるアンケートをとったわけですが、その結果という
      ことを聞いておるわけでありますので、申し上げますが、12月16日の現在
      の集計の結果でありますけれども、ご指摘のように水無と湯沢町に移転を
      したいという方がほぼ同数であります。外の川とか町外に出たいとかとい
      うような方もおりますけれども、まとめていきますと、水無地区の方に移
      転先を求めるという人が27%、端数はちょっと切りますが、外の川が
      7.6%、そして水無や外の川以外の三俣11%、湯沢地区ということでこれ
      が約29%、町外が21%、回答もなしという人が3%ほどおるのですが、こ
      ういうふうにして見ますと、回答率約60%のうちこのような結果が出ると
      いうことは、湯沢と水無が非常に多かった。それに続いて湯沢町以外にも
      出たいという方が多いのにはびっくりした次第であります。したがいまし
      て、このアンケートをもとに生活再建の計画の中にも参考にして、これを
      持って国、県にも働きかけてまいりたいというふうに思っております。
       2点目につきまして、生活再建案を計画するに当たり、三俣以外に移転
      地を求めた場合はどう対応策を考えているかということでありますが、今
      アンケートの結果を見てすぐどうだということではなくて、これからやは
      り地域の住民の意向を十分に尊重しながら、この移転地の問題等も協議を
      してまいりたいというふうに考えております。
       それから、今後当然起こる補償問題、これについても非常に関心がある
      わけですが、補償問題について説明会を開く予定はあるかということであ
      りますが、この点につきましても補償問題は、水没される地域住民にとっ
      ては一番関心のあることだと思いますので、地元の意向を尊重する中では、
      説明会も開く予定の気持ちはあるということだけをお伝えをしてまいりた
      いと思います。
       次に、農業と観光の振興ということであります。旭原の花の郷の将来展
      望、またはリゾート環境と生活環境における整合性の中で、重点施策とし
      て具体的に答弁を頼むということを言われたわけでありますが、今地場産
      業の普及で稲作部会とか地鶏部会、園芸部会というようなことで補助金を
      農林課の方でも出しておりますが、やはり特産品のそういう啓蒙みたいな
      ものは非常に大事だと思います。したがって、都市と農村の交流というお
      話がありますが、いや、町場と農村部湯沢でもあるわけですので、それら
      を消費地と生産地というふうに分けたときには、旭原の土樽方面というの
      はやはり生産をしていく、そしてまたそこでいろいろ自然環境に恵まれた
      中で憩う場でもあるわけです。そして、町場の方では、都市型の生活の中
      で何とかこれを楽しんで消費をしていくという場でもあるわけです。した
      がって、そういうものについては、今旭原にも陶芸工房がことし9年度で
      完成をいたしまして、来年10年度には生涯学習を含めて社会教育課と農林
      課の方の複合行政で何とか世に出していきたいというふうに考えておりま
      す。したがって、陶芸工房でマンション等に滞在をされる方の一つの場づ
      くり、新しい展開ということで考えておりますし、町民にとっても楽しん
      でいただくような方策をということを考えて陶芸工房をつくってあります
      し、将来的には先般も農地部の方に、県庁に私行ってまいりました。一昨
      日お話しして、要望書も手渡してまいりました中山間地域総合整備事業、
      課長の方からもお話があったのではないかと思います。15億円の事業で、
      5カ年にわたって1年3億円ずつの用水の整備や農道の整備や、はたまた
      体験農園、そしてさらには体験工房、そば工房というようなものを考えて
      おるわけでありますが、そういったものがメニューで入っております。し
      たがって、それの調査費を平成10年度につけていただきたいということで、
      担当課含めて私ども頑張っておりますので、何とか決まるといいなとは思
      っておりますが、今働きかけているという努力目標でありますので、ご理
      解をいただきたいと思います。そんなことで、具体的に旭原花の郷が開花
      をしていくのではないかというふうに考えております。したがって、ぜひ
      期待をしていただければと思っております。
       それと同時に、所信表明の中にスキー産業の不振に結びつく確固たる要
      因が見つからないと、対策に手をこまねいているというようなお話であり
      ますが、これはよく新潟県の方に冬季のスキー産業振興の方で話をしてい
      るときに、県の方の回答の中でこんな話が出たものですので、そういうよ
      うなことも若干触れましたけれども、私自身はやはりリーダーシップをと
      っていかなければいけないと。そして、まず手始めにやりたいなと思って
      いるのは、やはり観光協会との連携であります。したがって、やはり町の
      観光協会と行政がややもすれば遊離しているような部分というのがあると
      思います。しかし、役場と民間のそういう団体とは一致結束をしてこれか
      らの不況を乗り切っていかなければいけないというときに、私自身がまず
      観光協会長さんにもお会いいたしまして、具体的にこれからの体制強化の
      中にも出てきますけれども、町役場にある観光課とどういうふうに結びつ
      いていくのか、そして商工会とどういうふうに連携をしていくのか、あら
      ゆる点ではやはり町の観光協会というものの存続が改めて大事かなという
      ふうに認識しております。したがって、そういう人づくりの論理からして、
      私は強くリーダーシップも発揮していきたいというふうに考えておりま
      す。その中から宣伝、イベント、また新しい展開のメニューづくり、それ
      らが出てくるものというふうに考えておりますので、やはり企業は人なり
      ではありませんが、これからの産業振興を担うものは議会の皆さん、そし
      て観光協会の皆さん、そして私ども町役場の職員、まさに一体となって取
      り組むということが私の真意でありますので、ぜひご理解いただきたいと
      思います。
       以上です。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       柿崎議員の2回目の質問を許します。
柿  崎   それでは、2回目の質問をいたします。
       最初、かねがね申しておりましたロープウェーの赤字の問題は、私も一
      般質問で取り上げております。また、私たちの産業委員会でも非常にいつ
      も頭の悩ませているところでありますが、今の町長の答弁を聞きますと、
      来年度は必ずすると。そして、議会の皆さんのご理解を得たいということ
      でありますので、これをよく解釈すれば、何らかの一般会計からの繰り入
      れが非常に公営企業の性質上無理でありますから、それは町長もご存じで
      あろうと思いますので、何らかの補助的な役割でこの事業所に対しての再
      建策を提示されると思いますので、それは我々は楽しみにしております。
      きょうは、本議会でありますので、皆さんの前で公言したわけですから、
      決してお約束事を破らないようにお願いするばかりでございますが、町長
      の所信表明の中でありましたように、蛇足ながらつけ加えさせていただき
      ますけれども、ロープウェーの皆さん一生懸命やっておりまして、我々産
      業委員会がこの前要望しました一つのあらわれとして、今皆さんごらんに
      なったと思いますけれども、マイクロバスの送迎、あれが非常にきれいに
      なりました。見ましたですか。非常に子供にも親しまれるような、本当に
      漫画チックといいますか、メルヘンの世界を想像させるようなすばらしい
      シャトルバスになりまして、ことしはまたそれに楽しみながら乗ってくる
      お客さんがふえるのではないかと期待しているところでございます。この
      件に関しては再質問ありませんので、町長の言葉を信頼するだけにいたし
      ます。ぜひとも来年度はひとつ積極的な再建策の取り組みについてお願い
      したいと思います。
       それから、2番目の清津川のダムの問題でありますが、昨今私は感じて
      おったのですが、どうもダムに対する住民意識といいますか、それが少し
      ずつ微妙な変化をしているのではないかと思っているわけでございます。
      例えばそのあらわれが、昨年の9月にアンケートをとりまして、地域に与
      える影響で悪くなるとの回答が約36.5%、それで自分自身にとって悪くな
      るとの回答が37.5%あったわけでありますが、これを考えますと、非常に
      ダム自体の建設に対しては否定的な考えであると受け取られるようなアン
      ケートであります。その一つのあらわれでしょうか、今までなかったよう
      な、湯沢町以外に出たいという人のアンケートもあったようでございます。
      建設省が提出しました再建地域、水無、それから外の川、そのものという
      ことではなくて湯沢が非常に多くなったと、それに増して湯沢の町外に出
      たいという人が多くなったというのは、最近の一つの変わってきた傾向の
      あらわれではないかと思います。ダムの問題は、先ほどから申しましたよ
      うに非常に大きな問題で、聞くところによりますと、総工費2,500億円以
      上かかるようでございますから、もしこれができれば、日本国じゅう挙げ
      ての大プロジェクトとなることは間違いありません。そういうことから考
      えますと、非常に前途は多難でありますけれども、こうしたさまざまな住
      民からの意向を尊重しまして着実にやはりやって、できる、できないは別
      問題として、着実な行政の取り組み方、特に町長が先ほどから申していま
      すように、第3期目のライフワーク、その信念をしかと心にとめてこの問
      題に対して当たっていただきたいと思うわけでございます。またまたこれ
      がまたもめるようなこと、あるいは町長のそういうダム推進の姿勢といい
      ますか、そういうことで地域の皆さんからの苦情が出るようなことがあれ
      ば、今以上の苦言を呈する覚悟でおりますので、ご了承いただきたいと思
      います。この三俣ダムの問題におきましても、さらなる住民の意向を尊重
      して、国県に対して強い姿勢で陳情を申すとおっしゃっている町長でござ
      いますから、この件に対しては質問ございません。
       それから、次の3番目の農業と観光の振興でございましたけれども、こ
      の問題については、私の質問の趣旨と申しますのは、稲作、園芸、地鶏、
      いろんな、小さなことではございますが、やっているのですが、具体的な
      策としてやはり何から取り組んでいこう、それから総体的な観光のあれの
      中で、いわゆる観光といいますか、石打へのバイパスの問題とか、それか
      らたくさんの問題がここにあるわけでございますけれども、施策をできる
      ものから、何から町長は手をつけていくのかというふうにお尋ねしたつも
      りでございますが、例えばいろんな施策がございますけれども、すぐにで
      きるもの、できないものがあるわけです。そういう中でできないものを並
      べて公約としてやったって、必ずそれは後からおしかりを食うことになり
      ますから、町長は今何を重点に、例えばもう自分のやる仕事として今年度
      は、例えば353のバイパスのあれを重点的にやっていきたいだとか、それ
      からいろいろあるわけでございますけれども、町長の所信の中で前から言
      われておりますように、余りいろんなことをのんべんたらしくやっていく
      と、何からやるのかわからない、全く先が見えないと言われますので、今
      湯沢町で町長が取り組む、いろんな選挙中の公約もありましたけれども、
      その中で何を重点的にやっていくのか。この三俣ダムの問題は、ライフワ
      ークとしての長期にわたる問題でありますから、それはいいのでございま
      すが、とりあえず何をやっていくのか、何をでは湯沢からやっていくのか
      ということを再質問でお聞きしたいわけございます。
       私たち産業委員会は、観光産業という立場のいろんな物事に対して審議
      するわけですが、日ごろ頭を痛めておりますが、いろんな小さな意見、さ
      まざまな意見も皆さん持っていまして、非常にいつも論議をしております。
      例えば花の郷の陶芸工房もよろしいでしょうが、あの辺の旭原が非常に田
      んぼというのですか、そういう減反政策によってあいているところもある
      と思いますが、そういうのを年間を通じて土に親しむという、本当に田ん
      ぼづくり、これはまたほかの他町村でやっているところもあります。稲刈
      りをやって自分でとったお米を食べさせてそういうこと、一つのあらわれ
      がそば打ちツアーも成功しておりますけれども、そういう中でまた例えば
      あれは湯之谷の方だと思いますけれども、雪おろしツアーなんかをやって、
      さあ、雪おろせということで民宿へ泊まって、いわゆる発想の転換といい
      ますか、そういうことをして非常に町の目玉にしている、そういうところ
      もあるわけです。ですから、そういう小さなことに対しても、これは観光
      課長もお聞きになられると思いますけれども、一つ一つ努力をしていろん
      なことをやって、何も多大な金をかけてハードな施設をつくっていいとい
      うものではありませんと思いますので、そういう点についてこれからどう
      いうふうに観光施策に対して町長は持っているのか。今までの答弁ですと、
      ちょっとわからないところがありますので、もう一度その点に対してお答
      え願いたいと思います。具体例な例です。それをよろしくお願いいたしま
      す。
       それから、その項で私が質問しました、いわゆる対策に手をこまねいて
      いるというのはおかしいのではないかと。町長、今度3期目になりまして、
      非常に力強い宣言をしておりましたし、我々も町長を側面からフォローし
      て、もう今度は大変意気込みがすばらしいから、いろんなことをやってく
      れると本当に期待が大でありましたところに、手をこまねいているなどと
      いうような言葉は言ってほしくなかったのであります。その件に対しての
      答弁がどうもうやむやでありましたので、もっと観光行政に対する信念を、
      まさか世の中がこうだから、もうどうしようもなくなったから、手をこま
      ねいているのだと、そういう非常に弱い考えではだめだと思うのです。産
      業企業委員会として我々も非常に町長の言葉に対しては不信を持っており
      ます。もう一度この言葉に対するあなたの断固たる決意をお伺いしたいと
      思います。
       2回目の質問でございます。よろしくお願いします。
議  長   柿崎議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   それでは、最後の質問になりましたが、対策に手をこまねいているとい
      うふうに若干控え目な部分みたいな対応でもって勘違いされているかもし
      れませんが、不況で大変なことは事実でありますが、それだからこそとに
      かくある意味では積極的にも攻めていかなければいけないなというのは、
      自分自身に言い聞かせております。したがいまして、観光の振興について
      は、一つ、ロープウェーの山の上の活性化、これはぜひ花を中心に再度や
      はり挑戦をして、すばらしいものにしていこうという気もありますし、さ
      らには美術館ということも公約で言ってまいりましたので、これらの建設
      も何とか任期中に目鼻をつけてやりたいなというふうに思っております。
      いずれも雨天対策等も含めて文化の薫りの高いということにもなるのかな
      と思っております。
       あとは、何からということになりますが、一番大きな問題としてやはり
      清津川ダムの問題、それから湯沢町の医療保健センターの建設ということ
      では大変な事業費もかかりますので、これらについてはしっかりとやって
      いきたいなというふうなことを申し上げたいと思います。その他生活基盤
      の整備とか生活環境とか下水道からありとあらゆる建設行政、福祉行政、
      これはもう当然町民の生活に、根幹にかかわることですので、これは従来
      どおり継続をさせていきたいなというふうに考えておりますので、よろし
      くお願いをいたします。
議  長   3回目の質問を許します。
柿  崎   ありがとうございました。そういうことで、こういう手をこまねいてい
      るところは、私も誤解したことがあったのではないかと思いますけれども、
      町長ははっきりといろんな問題に取り組んでいくということの回答を公的
      な席で得られましたので、非常に期待しておりますので、よろしく頑張っ
      てください。
       最後の質問といいますか、要望になりますが、常々町長が申しましたよ
      うに、強いリーダーシップを発揮すると。私は、これに関しては、町政を
      つかさどる長というものは、必ずしも強いリーダーシップを必要とするも
      のではないと常日ごろ考えております。これは、町長に対してのご忠告と
      申しましょうか、私の考えなのですが、もし町長がまた強いリーダーシッ
      プを発揮するなれば、ともすれば唯我独尊といいますか、ひとりよがりの、
      非常に強い町政をうかがうと、やってしまうということになりかねません。
      強いリーダーシップよりは、やはり周囲の聞く耳を持つこと、非常にいろ
      んな周囲の話を聞いて、それを行政施策に反映させるということが大事だ
      と思います。また、時としてはある程度のリーダーシップを発揮する、こ
      の必要性もあると思います。
       私は、今回の選挙戦に当たりましても、町長と2年半つき合っておりま
      すから、考えておったのでございますが、やはり政治というものは思い切
      りのよさ、そして決断の早さ、気前のよさ、こういうものではないという
      確信を得たわけでございます。町長は、優柔不断の人だとよく言われてい
      ますが、よく考えてみますと、一つの大きな、あるいは小さな行政施策を
      施行するに当たっても、やはり慎重さに裏づけられた優柔不断さ、いわゆ
      る時として踏ん切りがつかないというような言葉の意味でありますが、そ
      れもまた必要でないかと思います。あらゆる物事に対して、行政施策に対
      してじっくりと慎重に考えてやはり今後ともやってもらいたいと思うわけ
      でございます。来るべき21世紀の豊かなまちづくりを願う多くの町民の期
      待をあなたは背負っているわけでございます。新しい自覚と決意を持って
      誠心誠意、湯沢町進展のために全力を注がれることを産業企業委員を代表
      してあなたに要望して、今回の質問を終わりにいたします。ありがとうご
      ざいました。
議  長   産業企業常任委員会代表、柿崎直治議員の代表質問を終わります。
       以上で町長所信表明に対する代表質問を終わります。
 
  日程第2       一 般 質 問
 
議  長   一般質問を行います。質問は、通告順に順次行います。
       質問順1番、11番樋口晴雄議員の発言を許します。
       11番。
樋  口   通告に基づいて一般質問させていただきます。
       答弁をしてくれるのは町長と、こういうことになっております。いろい
      ろ述べますが、要旨は民宿がとにかく危なっかしくなっていると、何とか
      しろと、冬だけではだめだと、夏も客が来るようにしろと、こういう趣旨
      なのですが、それをのみ込んでおいてもらって、いろいろぐだぐだ並べる
      と思います。
       まず、民宿の現状でございますが、私の調べた範囲では530軒ぐらいあ
      ります。これは、湯沢の最大産業なのです。その最大産業が、施設は夏、
      冬泊められるようになっていますが、冬だけしか稼働していない民宿は相
      当数あると。考えてみますに、冬はどう見たって1年の3分の1ですか、
      4カ月ぐらいしかないわけですから、4カ月の稼ぎでもって1年じゅう食
      っていようというのがそもそもの無理と言えば無理なのです。無理なので
      すが、昔は私ども25年ぐらい前までか、民宿していましたが、そのころは
      百姓がその当時はもっと元気で、百姓をやって冬仕事がないものだから、
      民宿をやっていくと、それで何とか成り立ったわけです。ところが、最近
      は農業が機械化されて、1町歩やそこらしていても片手間仕事にできると。
      こういうことでもって、しかも農業所得が以前に比べてぐんと伸びたとい
      うのなら、それはいいのですが、売り上げの方はそう伸びていないと。勢
      い冬の民宿だけで現金収入は頼ると、こういう格好になってきているので、
      これを1年のうち4カ月やそこら現金仕事をして食べていようというのが
      どだい無理だと言えば無理なのです。そういうことで、ところが最近はど
      うも雪の降り方がおかしくなったと。4カ月も危なっかしくなったと。こ
      としも、議員控室でも民宿をやっておられる議員の人は心配していました
      が、どうやら暖冬少雪だと。クリスマスのころにはどうも間に合いそうも
      ないと。正月も危なっかしいような気配になってしまうと。雪ごい祭りす
      らならぬと。こういうような話になってくるわけでございますが、そうい
      うことで民宿がピンチに立っていると。しかし、町の最大産業であること
      には間違いないのでありまして、これを何とかしなければならぬと、そう
      いうことなのです。
       ちょっと話はそれますが、町長の言うアーバンリゾート・サーティ計画
      ですか、これにはちょっと私疑問を持っているのです。というのは、都会
      的な雰囲気を持ったリゾートの30年計画と、こういう趣旨だと思いますが、
      私ども田舎者ですが、湯沢と同じところに観光旅行に行く気にはなれませ
      ん。湯沢は、東京の人が多いわけですが、東京の人が東京と同じような町
      に行って楽しめるかと、これは楽しめないと思う。旅行というのは何だと、
      こういうことですが、現在住んでいるところと風景や伝統や文化の変わっ
      たところへ行って、変わった雰囲気の中で楽しみたいと、こういうことだ
      と思うのです。町長は、何も東京のような町にしようと、こう言っている
      のではないと思います。しかし、まちづくりにしろ何にしろ都会的という
      言葉がつきますと、高層ビルのあるのも都会的だし、洋風の家があるのも
      都会的だし、するのですが、はっきりしていることは、リゾートマンショ
      ンブームのころ高層ビルが建ったと。しかし、この高層ビルが建ったこと
      を喜んだ観光客がいたかと、いないと。町長のイメージするのは、恐らく
      清里、山梨県ですか、あれは。清里村あたりをイメージしているのだと思
      いますが、これは私の知る範囲では人為的にできた町だと。湯沢みたいに
      鎌倉時代だか室町時代だかからずっと人間が住んでいて町ができた清里村
      ではなさそうだと。そうすると、このまちづくりにはペンション風の建物
      だけを建てることにしましょうと住民が申し合わせすれば、それはできる
      ことです。しかし、湯沢には昔から人が住んでおって、そういう合意をす
      るにも、現在住んでいるうちは、なかなか家というのは高いものですから、
      建てかえもできない。しかも、住民の意識が洋館がいいと言ったって、じ
      いちゃん、ばあちゃんは、おら、昔からの正階づくりがいいのだと、こう
      いうことになって住民の意識が統一されていない。色彩だけは景観条例が
      できましたので、それはある程度整っていくでしょう。そういうことでも
      ってどうもアーバンリゾートシティ・サーティ計画ですか、これも中途半
      端なまちづくりにならざるを得ないのではないかと、こう思うのです。そ
      ういう意味で非常にアーバンリゾートシティー・サーティ計画というのに
      は、町長が提唱するのは結構ですが、実現するかどうかについては、私は
      大きな疑問を持っております。
       それでは、この前同じような質問をしたことがあるのです。民宿を盛ら
      せるためにはどうすると、こういう趣旨の質問だったわけですが、そのと
      き町長の答弁は施設をつくっていくと、こういう答弁だったわけです。そ
      のとき8年間に施設をつくってどれだけ民宿に客がふえたかとすぐ返す刀
      を持っておればよかったのですが、私頭のめぐりが悪いもので、その返す
      刀が切れなかったと、抜けなかったと、こういうことなのですが、町長の
      方針はこれからはどうだか知りませんが、当時は観光施設をつくっていく
      のだと、こういうだったわけです。ところが、町長は8年一生懸命施設づ
      くりをしました。4カ所の共同浴場、ロープウェーのかけかえ、それから
      公営スキー場にサマーボブスレーだとかゴーカートだとか、それからフィ
      ッシングパーク、土樽のフィッシングパークは前町長かもしれませんが、
      東山のフィッシングパークは町長がつくった。それは、つくるのは悪いと
      いうのではないのですけれども、土樽のフィッシングパークあたりはかな
      りお客さん行っています。しかし、民宿に新規に夏お客が来たという話は
      ほとんど聞かない。何かのついでに泊まった客が行くだけの施設ではない
      かと。これでは起爆剤にも何にもならないので、何とか客を早急にふやし
      てもらわなければならない。これがあと10年待てば民宿にも客が来るよう
      になりますとか、夏場来るようになりますとか、そんなことを言っていら
      れないのです。恐らくここ四、五年のうちに、このまんまの状態ですと、
      民宿は5分の3に減るのではないでしょうか。300軒かそこらになるので
      はないでしょうか。逆に言うと、町長のつくった施設というのには民宿は
      ほとんど恩恵を受けていないのです。それは、何らテニスコートだとかグ
      ラウンドだとか持って、そこへたまたま合宿に来たと、その人たちが合宿
      の合間にフィッシングパークへ行くと。そういうお客さんを楽しませる施
      設も十分必要ですが、それだけではだめだと。とにかく呼び寄せる力のあ
      ることをしてもらわなければ困ると、こういうことでございます。暖冬少
      雪のところへ持ってきて、どうもハードスポーツを嫌う風潮が都会の人に
      は蔓延してきているようだと。そうすると、スキーだとかボーダーとか1
      時間から2時間滑って、あとはアフタースキー、アフターボードで町の中
      ぶらぶらすると。ぶらぶらするのが悪いということではないのだけれども、
      そういうことでもっていて2時間ぐらいしか滑らないようであれば、行か
      ないしようではないかと、このようなことも考え得るわけです。
       不景気とスキー人口の減少で、民宿がこのままだとすたれていくのはわ
      かるのですが、これを何とかしなければならぬと。そういうことなのです
      が、一つの例としまして、私が大学卒業して間もなくのころでしたが、不
      景気のたびに燕市、洋食器でもっていた町なのですが、不景気のたびに、
      いや、この工場がつぶれる、この工場がつぶれるというので、新聞ざたに
      しょっちゅうなっていたものです。何とかしなければならぬと、そういう
      ことでもって燕では洋食器は高級物だけつくることにして、あとはプレス
      の技術だとかそういうものがあるものですから、ハウスウエアだとかプレ
      スの技術を利用して交通標識だとか、そういうものまでつくるようになっ
      たと。そうしましたら、このごろは不景気になっても新聞に載るほどの不
      況ではなさそうであると。この例を参考にしまして、民宿がかなり寂れて
      きても宿泊施設はあるわけですし、それからお客を泊めるノウハウも持っ
      ているわけですので、夏はとにかく客が来るようにしてもらわなければ困
      ると。そうすることで民宿は業態の変更と、そういうことでもって救われ
      るのではなかろうかと、こういうことになるわけです。
       まだ時間がかなりありますので、種本を読んできましたので、種本の方
      からちょっと出させてもらいますが、これは川野豊さんという三国の旅館
      のおやじさんですが、私に樋口さん、グリーンツーリズムという本を読ん
      でみてくれないかと、こういうことで読ませてもらいました。これは、ヨ
      ーロッパの農家の民宿のことを書いているのです。ヨーロッパでは休暇が、
      バカンスが長いのだそうで、1週間とか10日ぐらいまとまって家族とか、
      大体家族単位らしいのですが、安い宿泊施設を見つけて旅行に出ると。そ
      れはどこかというと、イギリスならイギリスの農村、フランスならフラン
      スの農村、そういうところで、民宿の方も向こうでも牛や馬を飼っていた
      牛舎が今は機械化されましたので、要らなくなったと。その牛舎を改造し
      て民宿にしているところが多いらしいのですが、ただ泊まって食べさせて
      もらってと、こういうことではなくて、そういうところへ泊まれば非常に
      宿泊料が安いと。どんなことをして楽しんでいるかと、こういうことなの
      ですが、田はどうかだか知りませんが、畑の中を散歩するとか、あるいは
      沼地を利用して簡単な釣り場をつくっておいて、そこでお客さんが釣りを
      するとか、あるいは森に入ってキノコだとかそういったものをとると、あ
      るいはちょっとした施設が必要なのでしょうが、クレー射撃、こんなこと
      をやる、それから馬やポニーに乗ったりすると。夜は、宿のおやじさんた
      ちと外で火を囲んで、酒飲むのだかバーベキューするのだかよくわかりま
      せんが、そんなことで団らんをすると。そういうことが非常に最近盛んに
      なってきているらしいのです。何か旅行に出る人の話で、イギリスの場合
      だったかフランスの場合だか、ホテルを使うのは5.2%しかいないという
      のです。あとは、そういう農家を利用したり、キャンピングカーというの
      ですか、そういうものを使って旅に出たりすると、あるいはバンガローだ
      とかキャンプだとか、そんなやり方で安くやっているらしいです。
       先ほど町長に夏場どうしても客を連れてこいと、こういう質問だったわ
      けですが、町長も何か案がなければ、そんなこと言われたって困るではな
      いかと、おれだってそんなのはないわと、こう言うかもしれないので、こ
      れは私の意見なのですが、川野豊さんが健康保養地、そういうあれがいい
      と思うのです。川野さんの説明を受けたのが、どうもヨーロッパの、先ほ
      どのグリーンツーリズムという本の内容と非常に似通っておると。例えば
      春は山菜とりから始まってタケノコ山あたりへ連れていってタケノコをと
      らせるとか、すぐ裏の荒らし畑へ入ってワラビをとるとか、あるいはゼン
      マイは料理できるまでに手間がかかって、どうも向くか向かないかわから
      ないのですけれども、あるいはいろいろ山菜があると思います。フキでも
      いいし、そういったのをとると。
       それから、先ほどのヨーロッパの池や沼で魚釣りをすると言いましたが、
      大源太の魚はほとんど釣り上げられたそうでうまくないのですが、池は清
      流ですので、1人3本以上はとってはならぬとか、そういう規約を設けれ
      ば、お客さんの釣ってきた魚を宿でもって空揚げにするか何にするか知り
      ませんけれども、料理して出せると思う。そういった活用の方法もありま
      すし、そういうことで何も特別に施設をつくらなくても、施設をつくると
      いうのが悪いのではありません。二居のやまどり原、これは森林浴にもな
      りますし、結構いいことだと思います。それから、きのこ平あたりもちょ
      っと手加えれば結構楽しめる施設というか、場所になるらしいですので、
      そういったところにちょっとした金をかけて観光施設を開発するのもいい
      だろうと。
       これは、フランスの話なのですが、ブロゴーニュの森、ベルサイユ宮殿
      のところへ行くところの森なのですが、ここがパリ市民の憩いの場になっ
      ているそうです。何するのだと言ったら、キノコとったりそんなことをし
      ているらしいのですけれども、そういうことでもってきのこ平と言うぐら
      いですから、キノコはちょっと加工すれば出るのでしょうし、そういうこ
      とでもっていろいろの方法あると思うのです。とにかく夏場客が来るよう
      にしなければだめだと。とにかく健康保養地、その構想を大胆に取り入れ
      たらどうかと、こういうことでございますが、その気があるかないか。夏、
      冬、客さえ来れば、何も私の言っている意見にこだわるものではないので、
      何かほかにいい案があればそれで結構なのですが、もし町長にそういった
      夏、冬、客を呼び寄せる方策がないとしたら、ひとつこの健康保養地、こ
      の構想を取り入れてほしいと思うのですけれども、そう提案してとりあえ
      ず1回目の質問を終わります。
議  長   樋口議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、一般質問の答弁をさせていただきます。
       いろいろとお話を聞かせていただいたわけでありますが、一つ樋口議員
      が間違って解釈されている部分がありますので、ちょっとご理解いただき
      たいのですが、都会的な雰囲気を持ったリゾートにするのだという前段に
      くだりありましたが、アーバンリゾートシティはそうではなくて、都市型
      の生活機能と自然とが調和した誇りの持てるまちづくりと。そのためにリ
      ゾート環境を整備するのだと、こういう意味で、都市型のという意味は交
      通のアクセス、あらゆる新幹線、高速道路、そういうインフラの整備、そ
      ういうものとか、あとは医療だとかそういう安全、安心してという部分、
      それからあと下水道、そういう生活環境をきれいにすると。そういう部分
      は、都会の方がすぐれていますので、そういう意味ではやはり生活をする
      町民が都市型でなくては生活機能がなければだめだろうと。そういうこと
      をあわせながら、自然とが調和したリゾート環境を整備していくのだとい
      うことで、樋口議員の言われる都会的な雰囲気を持ったリゾート地にして
      いくのだと、そういうものとはまた違いますので、その点はちょっとご理
      解をいただきたいと思います。ですので、高層ビル云々のくだりというの
      は、そういうことを望んでいるものではありませんので、ぜひご理解いた
      だきたいと思います。
       それで、今健康保養地の提案みたいなのが最終の結論ではなかったかな
      と思うのですが、ある意味では湯沢町というのは健康保養地なのです。と
      いうことは温泉もありますし、豊かな自然もありますし、スポーツ施設も
      ありますし、フィッシングから、ありとあらゆる総合的なメニューは整っ
      ておると思うのです。したがって、今おっしゃっているドイツのバーデン
      ・バーデン的なものが恐らく健康保養地的なものに言っておるのではない
      かなと思うのですが、ドイツの例なんかの場合は、あくまで舞踏会あり、
      それからギャンブルのそういうカジノというようなものもあったり、国際
      会議場もあったり、それから一番大事な総合的な温泉施設スパ、そういう
      ものがあったりというようなことで、広大な、雄大な自然の中にもう本当
      に大変な世界の保養地なわけなのです。ですので、そういうものを湯沢町
      で健康保養地としてどうだというような提案があろうかと思うのですが、
      それは一朝一夕にしてどうこうとできるものではないと思います。したが
      って、この健康保養地構想というのは、厚生省からの通達云々もありまし
      て、いろいろとこれから勉強するのはやぶさかではありませんが、これを
      具体的にどうこうという気は、私は今持ち合わせておりませんので、ご理
      解いただきたいと思います。今後の研究課題ということでご理解いただき
      たいなと思います。
       それで、民宿の夏、冬の活性化の問題でありますけれども、湯沢町も非
      常にアルプの里だとか中央公園のスポーツ施設、レジャープールだ、やれ
      フィッシングパークだ、外湯めぐりだ、花の郷だ、トレッキング湯沢だ、
      やまどり原だといっていろんなことをやっているのです。そして、あとこ
      れから文化の薫り高い美術館構想だとか、いろんなことやっていると思う
      のです。私は、一番大事なのは、個々の企業努力といいますか、やはりこ
      れから地域間競争が激化する中で自分たちは、ではどうあるべきかという
      ことをまず肝に銘じていただかないと難しいと思うのです。ということは、
      私ども行政はいろんな受け皿づくりや宣伝やイベントやそれはしますが、
      一緒になってやるという気持ちがないと、私は全て失敗をしてしまうとい
      う気がしてなりません。あくまでですので、今苗場ではタケノコのツアー、
      いわゆるタケノコトレッキングだとか土樽の山菜のガイドとか、それから
      最近ここ3年間やらせていただいたそば打ちツアーなども成功しているわ
      けです。民宿さんにも泊まってもらっております。したがって、今新潟県
      と協力してネスパスというのが原宿にできて、そこは観光の発信基地にな
      っているのですが、そこで首都圏の企業や大学に民宿さんのこともPRし
      ているのです。ですので、きめ細かいそれぞれの取り組みを努力して観光
      協会、それから越後湯沢民宿組合と協議をする中でも頑張っておりますし、
      それとロープウェー事業所としても安い料金で、値段を下げてパック商品
      を提供しているわけです。民宿さんも喜んでいます。ですので、そういっ
      た中でやはり今いろんな施設がどんどん改善されて生活水準も上がってい
      ます、一般家庭が。
       そういう中で今お話があるように、グリーンツーリズムというようなこ
      とで欧米のお話も出されましたけれども、日本の私が知る限りでは、グリ
      ーンリズムというのは成功しているというところがあったら教えていただ
      きたいのですが、非常に農林水産省のかけ声とは裏腹に日の目を見なかっ
      たということも事実なのです。なぜかといいますと、まず生活のサイクル
      が日本人と外国人は違うのです。旅に出て都会の人が環境が悪いと、不衛
      生であれば虫がいるとか蚊に刺されたとか、また場合によればにおいがす
      るのか、そういうところには寝泊まりはしないのです、農家には、現実。
      だから、やはり湯沢の場合なんかもそば打ちツアーをやるにしてもきちん
      とした施設があって、そして外湯に入って、駒子の湯なら駒子の湯に入っ
      て、そしてトレッキングをしてツアーでそばを打って体験をしていくと。
      そういうものは成功しますけれども、その受け皿づくりがないままにグリ
      ーンツーリズムというような名前が非常にいいものだから、農村風景の中
      で自然を親しみながら飲食をともにしてやりましょうというようなことを
      言ったのですが、なかなかうまくいかないということの話は聞いておりま
      す。しかし、湯沢の場合は、そういう点はいろんな意味で施設が宿泊施設
      から飲食の施設、物産店、そしてまたいろんな飲食店街、いろいろありま
      すので、私はこれからの民宿さんに申し上げたいのは、やっぱりJR東日
      本さんではないのですが、ファミリーオとかフォルクローロとかというよ
      うなことを産業企業常任委員長の方も発表がありましたけれども、泊まる
      ところと食べるところが分離をしてもいいというふうな関係では勉強して
      いきたいなと。要するに泊食と分離していくということです。要するに泊
      まるのは1泊朝食つきで5,000円ぐらいで泊めるけれども、夕食は飲食の
      あるところ、西山なら西山に送って、そこで適当に食べてくれというか、
      そういうのも割り切っていいのかどうか、それらも現実に私はトライアル
      でひとつペンションならペンション、そのエリアに話しかけて受け入れて
      くれるようなところがあったら、企画をしてみたいなという気持ち持って
      います。
       したがって、手をこまねいて云々ではなくて、これから陶芸工房もでき
      ますので、それこそ世界に一つしかない自分がつくった湯飲みやぐい飲み
      でもいいから、そういう陶芸工房でやりながらトレッキングを楽しんでみ
      るとか、いろんなメニューづくりはその個々のお店の、個々の民宿さんが
      やる意欲を出していかなければいけないなと。特に最近思うのは、情報の
      提供も個々の民宿さんが、では菜の花が咲いている旭原、今の時期行けば
      きれいですよとか、また地ビールがオープンしたから、そこに行ってみて
      ください、すばらしいですよとか、アルプの里は今こういう花が咲いてい
      ますよとかという情報提供をみずからつくりまして、そしていいところだ
      よ、いいところだよとお店の人が言うようなものではないと、今湯沢はど
      こか何かあるのですかと言ったら、さあ、よくわかりませんというような
      のが現実にあるようなのです。したがって、マニュアルづくりみたいなも
      のは、みずからやっぱり手がけていくような、そういう気持ちがないのに、
      すべて役場がどうだ、こうだということは、私はいかがなものかなという
      のが現実に気持ちの中にあります。しかし、さっきの美術館構想ではあり
      ませんけれども、陶芸工房ではありませんけれども、いろんなものをこれ
      からつくって、やはり民宿組合さんの皆さん方と役員の方と協議をして、
      町はこういうメニューをつくると、ついては一緒になってやろうではない
      かというようなことをこれからしていきたいなと、こんなふうに思ってお
      ります。
       今お話が出てきましたやまどり原の森林浴や、それからやまどり原周辺
      の下流部の二居川のフィッシングパーク構想、それからきのこ平周辺の問
      題等も今メニューの中でいろいろやっております。大源太キャニオンの釣
      りなども、やはりそれなりの成果を上げて、マスをどんどん釣っていただ
      いたという経過もあります。したがって、湯沢は非常に先人、先輩たちや
      議会の皆さんの応援もいただく中では、いろんな方策を打ち出しておりま
      すので、何もやっていないということでは私はないと思いますので、これ
      からも一生懸命そういうメニューを、新しい展開を考えながら、民宿の皆
      さんと共存共栄をしていくような模索を図って頑張っていきたいと、こう
      いうふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       樋口議員の2回目の質問を許します。
樋  口   町長の話を聞いていると、もう民宿が応対さえよければすぐにでも民宿
      に満杯の客が来るようなあれなのですが、自前の施設を持っていない民宿
      で夏、客が来て満杯になったなんていう話は一回も聞かないのだけれども、
      それは何も駒子の湯がいいですよ、あるいは岩の湯がいいですよ、あるい
      は高原が、今高山植物はコマクサが咲いていますよとか、そういう案内を
      すると。そういうのは役場で、観光課あたりでもって9月には何が咲きま
      す、10月には何が咲きますと、そういったような情報誌でも出してくれれ
      ば、それでノウハウは蓄積できます。しかし、全然来ていないというのは、
      町長の言うそれとは、湯沢ほど施設に恵まれた土地はないなんて言うけれ
      ども、全然来ていない。これはどういうことだ。幾ら案内が下手だと言っ
      ても本当にいいところだと思えば、50人で満杯になるところに20人やそこ
      ら来てもいいのではないか。それが来ないと。どうもおかしいのではない
      かと。
       私の説明も下手なのですが、健康保養地構想というのは今ある既存の施
      設を、施設ばかりではない、風景だとか文化だとか伝統だとか、そういう
      ものをフルに生かして客に楽しんでもらい、またその地域の、湯沢の場合
      では民宿ですけれども、活性化させたいと。民宿が活性化すれば、西山の
      飲み屋も食料品屋もみんなこれ潤うわけですから、そういうわけで、町長
      の話術はうまいことはわかっているのだけれども、町長の弁によると、来
      るはずの客が来ていないと、どうもおかしいのではないかと、これはどう
      思います。
       どうもくどいことになるけれども、来るはずの客が来ないということは、
      何かどこかに欠陥があるのではなかろうかと、こう思うのですが、施設は、
      それはつくらないよりはつくった方がいいです。しかし、一つつくるに2
      年も3年もかかるわけです。それより手っ取り早く客が来てくれさえすれ
      ば、フキノトウどりでも、ガイロッパとりでも何でもいいと思うのです、
      フキとりでも何でも。やぼったくて町長は嫌うかもしれない。やぼったく
      てもとにかく来て金落としてくれればいいのです。これは、自然に生えて
      いるのです。あとは、宿の人があるところへ案内して、フキをとるといっ
      たって、こんな束が1人2把もとれればいいのです。地元の人間は、ひっ
      とつとれなければおもしろくないみたいな感じですけれども、観光客なん
      かこんなの束、2束なんかとればいいのです。タケノコだってこんな束、
      2束もとれればいいのです。だから、それくらいどこでもとれますので、
      そういうのを観光協会と相談して、ひとつキャンペーンを打ってみたらど
      うですか。それについては、そういったことをするのだということを民宿
      にもよく知らせて、希望しない人は希望しないでいいけれども、そういっ
      た希望をとってひとつ試しにやってみてください。仮にこれが200万ぐら
      いのPR費用でもって当たれば大もうけだし、損したって200万ぐらい、
      いや、損していいというのではないけれども、打ってみて出る価値あるの
      ではないかと思うのです。だから、そういうことでもう一回答弁してくだ
      さい。
議  長   2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   2回目の答弁をさせていただきますが、530軒ほど民宿があるというお
      話でしたが、オールシーズン、通年通してやっているところがどれぐらい
      あるかというのは、私もちょっと定かではないのですが、夏ということに
      なれば、合宿を中心にそれぞれのペンション等もスポーツ施設を通じてい
      ろいろはやっていると思います。ですので、来ていないという表現は、私
      は適切ではないのではないかなと思っていますし、ただやめられたという
      か、私が越後湯沢民宿組合長さんとお話の中では、随分もうやめて変更し
      ているというところが非常に多くなりました。これがある意味では寂しい
      ことなのですが、自由競争社会の中の淘汰ということでいたし方ない部分
      はあるのかなと思うのですが、やはりみずから後継者がいないとか、そし
      て従来の今樋口議員が言われた時代の中身が非常に変わってきてしまっ
      て、施設に耐えられなくなったみたいなことも言っておられました。した
      がって、今私が冒頭申し上げた個々の企業努力といいますか、それらの気
      持ちが今の山菜ツアーのご提言もありましたので、私は山菜ツアーにこだ
      わらなくてもどんなイベントでもいいと思うのです。だから、一番今樋口
      晴雄議員と私が一致しているのは、そういうツアーを組んだときに自分た
      ちが受け入れる体制、例えば水先案内人を、自分たちが車でフキをとりに
      案内をして、そして説明して、それをとったやつをフキの煮物にでもして
      食べさせて喜んでもらうとか、また手紙で、ぜひ冬のお客さんに春の芽吹
      きのきれいな湯沢へまた来てくださいと、私がご案内しますよと、それで
      今特色のそばも、手づくりの私が打ったそばを食べさせますとか、だから
      そういうようなのがみんなが芽生えてくればいいのだけれども、そういう
      部分でただいきなりツアーやるから、ではどうだと言っても、まず私は成
      功しないというのが今までの経験なのです。
       したがって、これから今の提案も貴重な意見として踏まえながら、ぜひ
      民宿組合の皆さんとも何とか活性化を、活力があるようにしなければいか
      ぬという話も出たので、どうだろうかということで一緒になってやっぱり
      やりたいと思います。その受け皿としては、私ども町役場がやっぱり旗振
      り役でもって協力しなければいけない、それぐらい大変な事態に来ている
      なということも認識していますので、一生懸命頑張りたいと思います。お
      願いします。
議  長   樋口議員の3回目の質問を許します。
樋  口   やっと町長が私の言うことを理解してくれたみたいで、何だか一致点が
      見えてきたような気がするのです。だから、とにかく町長がそういった旗
      振りをやると、あとは民宿の組合の方で、おまえのところは何をしろ、そ
      ば打ちツアーならそばの伸ばす棒と打ち板を用意しろとか、そういうこと
      でもって、町と民宿とが一体となってやれば、これは一回来て好評であれ
      ば、来年はさらに倍の数になってくるだろうし、その翌年にはさらに倍の
      数になってくると、何かきっかけが必要だと思います。そういうことで代
      表質問ではなくて一般質問だからといって今町長が言ったこと、ひとつ旗
      振り頼みます。こういうことを要望して終わらせていただきます。
議  長   樋口議員の質問が終わりましたので、しばらく休憩をいたします。
                                 14時12分
      
              ( 休     憩 )
      
議  長   休憩を解いて会議を開きます。
                                 14時30分
       一般質問を続行いたします。
       質問順2番、4番腰越忠議員の発言を許します。
       4番。
腰  越   それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。
       いろいろ一般質問をしてまいりましたけれども、一般質問をしてお答え
      を聞いて、それで終わってしまっているのが大部分ですので、自分で一般
      質問を追跡をしてみたいと、かように考えております。そうでないと、幾
      つの質問をしてもただ質問するだけ、お答えを聞いただけというような形
      で何にも進展していないのが実際の話であります。
       通告書のとおりなのでございますが、1番の岩原スキー場及び民宿街町
      有地の問題解決について、これは通告書のとおり、昨年6月に一般質問し
      てございます。その中で町長は、森下俊雄氏の岩原三部落貸付地と旧来の
      慣行の一考察については、まず職員がまだ見ていないと。その後、ことし
      の7月にまた新しく森下氏がこの問題について述べておられるそうですけ
      れども、それは残念ながら私手元にありませんので、その内容については
      わかっておりませんので、もし町長わかるようでしたら、そのことにも触
      れていただきたいと思うのですが、6月にしているものですので、私の考
      え方とか提案についてはくどくどと申しませんが、もし町長がそんなこと
      も言っていたようであるな、聞いたような気がするというようなことであ
      れば、また再度申し上げますが、踏まえて町長は部内で研究をして、そし
      て議会にお願いをしたり、部落に諮ったりというようなことでもって答弁
      をされております。ですので、ごらんいただいた一考察の内容を精査した
      結果、どうやって解決をするのか、そして町として議会に何を望まれるの
      か。町長の方から議会に例えば総文でどうせい、特別委員会をつくってど
      うせいということはもちろん言えないわけですが、私どもの議会が調査を
      したり、その結果を提案したりするというのは、非常に通常の場合はなじ
      まないわけですので、当局から提案があったときには、それを慎重に審議
      することについては、もちろんやぶさかではないわけですけれども、まず
      ご提案をいただかないことにはなかなか審議してみようがないというのが
      現実です。とにかく田中平沢の愛林団の問題にしましても、事あるごとに、
      では岩原はどうなのだと、そういう問題が出てきて、それで解決が長引い
      たり返答ができなくなったりしてきているのが現実でありますので、少な
      くとも町長は新任期の4年間の間に、事岩原の土地問題については、解決
      ないしは解決のめどを立てていただきたい、これが質問の趣旨であります。
       2番目の約束の谷地楽町間の道路改良の方法を示せ。これも昨年の12月
      に一般質問しておりますし、本年の3月定例では建設委員会の代表として
      この問題にも触れて質問をしてございます。町長は、9年度中にその方針
      を示すと言っておられますが、確かに9年度というのは3月までございま
      すので、あと3カ月あるわけですが、それではせっかく方針が示されても
      10年度の予算には一切反映をしないということになります。少なくとも9
      年度中に方針が示されてどうにかしようという状況であれば、10年度の当
      初予算には上がってこなければならない問題だと考えます。先ほどの私ど
      も建設常任委員会の代表質問についても、一般質問できちっと述べるとお
      っしゃっておられましたので、どのような方法でいつ行うのか。どのよう
      な方法というのは、先ほどお聞きすると、もう一通りしかない。お約束さ
      れていた駅前の次は駅東だよという区画整理は、前回の代表質問のときに
      も今の場合どうかと、住民の理解は得られないのではないかと、直ちに得
      ることは難しいというご答弁をされておりましたので、答えは一つしかな
      いわけでありますけれども、その方法をいかようにするのか。県にお願い
      をしている旨のお話がありましたが、そもそもご案内のとおり、県にお願
      いをして進む道路というのは遅々として進まない。今楽町に1軒新築をさ
      れましたが、この方もセットバックしてつくっておられます。楽町の方々
      は、今度建てるときはみんなセットバックして、しかしあそこは都市計画
      の区域決定もされていません。だから、つくるのは自由のはずです。皆さ
      んがセットバックしてつくってくれれば補償料が要らぬと。そんなみみっ
      ちい考えで都市計画税だけを取り、何の手も打たない。これは、大きな怒
      りを感じます。実際にお話ししている中で、都市計画税はご遠慮しようか
      と、そういう方もおられます。ずっと都市計画税は取りっ放しで、何にも
      都市計画はされていないのです。これでは、あの地域の方々に大変失礼に
      当たる。県道ですが、少なくとも都市計画の街路として湯沢町がきちんと
      整備すべき道路であることは、再三の質問、中村議員の質問、それと建設
      委員会の代表質問、私の一般質問でももう明らかになっていると思われま
      す。このことについてきちんとしたご答弁をお願いをいたします。
       1回目終わります。
議  長   腰越議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、腰越忠議員の一般質問の答弁をさせていただきたいと思いま
      す。
       まず、第1点が岩原スキー場及び民宿街町有地の問題解決ということで
      ございます。この問題は、先人、先輩たちの歴史の中でも非常に難しい問
      題であるがゆえに、いろいろと議論もされてきておりますが、ややもすれ
      ば触れないでいた方がいいというような感があったのも否めない事実では
      ないかなと思っております。特に地域の実情というような中で、いろいろ
      議員の皆さん方もご苦労された経過を私も目の当たりに見てまいりまし
      た。特にご指摘がありますように、愛林団のときに私も現場に行きまして、
      岩原はどうなのだと言われたときに、私がまだ町長になりたてのころで、
      言葉に窮した覚えを思い出しております。したがいまして、町村合併以来
      42年という長い長い歳月が過ぎておりますけれども、何とかしなければい
      かぬ。特に社会経済情勢とか生活様式等いろんな変化が今起こっておりま
      すので、ましてや不公平であるという声もちまたにはあるわけであります
      ので、ぜひこれら何とか解決をするべく努力をしなければいかぬなと、こ
      ういうふうに考えております。私が今また任期中にというお話もありまし
      たけれども、一つのめどはつけなければいけないという気持ちで課長会議
      でもお話をいたしました。まず、具体的には1点、お話を課長会議でもし
      たのですが、まずこの庁舎内でこの問題に対する理解と方策を検討するプ
      ロジェクトチームを編成して取り組むということを言ったわけでありま
      す。それと同時に、この問題解決には町民全体の理解も必要だろうという
      ことでありますので、当然住民代表の議会の皆さん方からも特別委員会を
      設置してほしいということで、正式に議会議長、山本議長さんの方に私、
      助役の方から岩原問題特別委員会を設置していただきたいというご提案を
      申し入れをさせていただきました。したがいまして、共通の認識の中で執
      行部も議会も、大変難しい問題でありますが、解決をする方向で頑張って
      まいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたした
      いと思います。
       次に、谷地楽町間の道路改良の方法ということでありますが、この地域
      の道路インフラ整備ということは代表質問でもお答えいたしましたよう
      に、非常に重要な路線であるというふうに考えております。とりわけ小学
      校の子供たちが冬期、まさに1車線の道路と言われておりますのに、私も
      いつ事故があったら困るなということで、あの狭隘な道路幅を気にしてい
      るところであります。それで、担当課長の方にもいろいろと話を進めても
      らっておるのでありますが、とりあえず県の施行で街路事業ということで
      取り組みを要望はしておりますけれども、昨今の公共事業の削減に対する
      厳しい状況、それから県が言うには、この路線の採択基準をクリアすると
      いうことは、非常に難しいのだという考えがあります。引き続いては要望
      はしてまいりますけれども、それを待っていると、なかなか厳しいなとい
      う気がしますので、やはり事業主体を町ということをこの地域につきまし
      ては考えていきたいというふうに思っております。具体的には、まず二つ
      の方法があるのではないかと思っております。1つは、沿道区画整理型の
      街路事業、これは施行面積が5ヘクタール未満の区域で行うというもの、
      それから施行面積が5ヘクタール以上の区域で行う土地区画整理事業とい
      うものがあります。この二つのいずれの整備をする方法についても土地の
      減歩換地、それから建物の移転等による私権の制限というものが当然かか
      るわけでありますので、このことについては地元住民の意向といいますか、
      その考え方の理解に立たないとできないというふうに考えております。し
      たがって、今後地元、地域に入りまして、これらの問題、相談を申し上げ
      てまいりたいというふうに考えておりますので、ひとつよろしくお願いを
      いたしたいと思います。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       腰越議員の2回目の質問を許します。
腰  越   2回目の質問をいたします。
       プロジェクトをつくって、それから議会に特別委員会の設置を申し入れ
      ていると、そういうお話でありました。少し動いてきているという感はい
      たします。ただ、森下俊雄さんが旧来の慣行の一考察の中でいろいろお話
      をしております。いわゆる無法地帯とか治外法権下と呼ばれていたあの民
      宿街、これについてはその後の調査で議会で認めていたと。だから、無法
      地帯でも治外法権地でもなかったよと、そうまた述べられております。ス
      キー場の全体のものについては、本来は昭和29年11月27日付による土樽村、
      日本ケーブル、3部落の3者で締結された賃貸借契約で認められた
      1,300坪、リフト鉄柱30基、1基50円で1,500円の料金、これでなければな
      らなかったのだと。ただ、合併直後の昭和30年12月1日にリフト増設のた
      めの賃貸借契約を同条件で締結してしまい、あまつさえ昭和35年12月17日
      の臨時議会では、1,500坪の転貸を20万坪に拡張する契約締結を認めてし
      まっていると。ここで執行部、議会双方に合併基本条件の旧来の慣行に対
      する正しい認識が不足していたとおっしゃっています。そして、今これを
      条例に基づいて処理することは不可能に近いというか、不可能だと言って
      おられる。解決のタイミングは今だよとおっしゃっているわけです。いろ
      いろ議事録、賃貸借契約など全部精査されてこうおっしゃっているのです
      が、これが実際に私ども目にしていないのです、賃貸借契約なり議事録を。
      そして、まずこれを6月の一般質問のときにはよく調べてくれと、これ事
      実かいと、これについてここに書かれているそういった資料については、
      実際にごらんいただいて間違いないと、そういうことなのかどうかという
      ことについてもお尋ねをいたしまして、それは私宿題としてお願いをした
      わけであります。ですので、これが事実だとすると、例えば森下さんがお
      っしゃっているように民宿街の町有地の権利、4分の権利と、それからス
      キー場西側の現在210分の200になっている部分の町有地の4割の権利、こ
      れを相殺をして解決するのが一番いい道ではないかと言っておられます。
      さきの一般質問で議員の中から民宿街を売却して、それを返還補償料に充
      てろみたいなお話もありましたが、とても現実離れしているお話でありま
      す。今この不景気下の中で民宿街の建物所有者が町有地を買い取るだけの
      資力を有していない、もちろん有していないという言い方は失礼に当たっ
      て、有している人もいるかもしれませんけれども、とてもあの土地をどう
      いう値段であろうと買い取るという都合にいかないということですので、
      まずそういうふうな形の相殺というのが一番手っ取り早くて、何とか可能
      性のある解決の方法ではないかと思っています。それ以外に確かに解決す
      る方法は見当たらない。
       再三言いますけれども、あの民宿街で一番権利を有しているものは、町
      でも3部落でもないです。あそこに建物を所有している人が一番権利を持
      っておられる。それは、6年でしたか、7年でしたかの改正以前の借地借
      家法によっても明らかなわけです。何たって建物を持っている、借りてい
      る人間が一番強かったと。その後法は改正されましたけれども、旧来のも
      のについては旧法そのまま適用ですので、持っている人が一番強いわけで
      す。そうすると、湯沢町が6割持っている、そして借りている人間が5割
      持っている、もうそれで11割になってしまう。3部落は、何の権利も有し
      ていないみたいな形になってしまう。3部落に仮に権利を認めれば14割、
      15割の権利が生じますので、これはとり合いになってしまうわけですので、
      解決はもう不可能と。その意味からもこの相殺の方法、旅館街については
      一切権利は3部落にあるよと。そうすることの方が非常に解決は早い。た
      だ、問題はあります。3部落にやることが税法上可能かどうかということ
      もありますし、そういった問題はちょっと、例えばただでやると贈与にな
      ってしまう。昭和35年の段階では、これで返還が済んでいるのですねとい
      う質問に対して、済んでいますというお答えをしていて、済んでいるから、
      借地料をもらっていないと。返還は終わっているから、借地料はもらわな
      いのだと。ただ、将来スキー場でなくなったときに、もう一度借地の権利
      を保留している、おもしろい、合併のときのいきさつでのまざるを得なか
      った条件なのでしょうけれども、そういうふうなものが生きている、それ
      がスキー場の賃貸借料金の210分の200を3部落にやって、町はたった5%
      の集金手数料しか入らないという、監査員が聞けば怒りたくなるような話
      がずっとあるわけです。それで、これが100年たっても200年たってもずっ
      と210分の200は3部落に入る。町は、集金手数料の5%しかない。そして、
      その土地には借地権は存在していなくて町有地だと。こんなおかしな話に
      なってきているわけで、これは面倒であろうが何だろうが、とにかく解決
      をしなければならない。
       そして、今の森下さんが調査されたお話の中をよく3部落に説明をして
      いただかなければならないと思います。原、添名、滝ノ又3部落は、当然
      の権利としてもう思っているわけですので、これの意識改革というのが非
      常な問題になろうことかと思いますけれども、これはどうしてもそういっ
      たそのいきさつについてお話をして理解をしていただかなければならない
      と思いますので、まずそういったお仕事もやっていただきたいと、そのよ
      うに考えております。
       さて、次の谷地楽町間なのですけれども、このまま今面積を小さくした
      中での沿道区画整理型街路事業という形でもって残されているのはそれし
      かないわけです。町長は、3月には駅東区画整理というのはちょっと無理
      だと、住民の理解を得るためにはなかなか面倒だという形でおっしゃって
      いますので、そうすると残りはそれしかないわけです。あとは県にお願い
      する。県にお願いをしたのでは、これはもう大げさに言えば10年かかって
      もできないよという形になってきますので、そうすると町にやっていただ
      かなければならないわけですけれども、この前も申し上げましたが、下中
      から下と県道岩原線から楽町までの間というのは、距離が大体同じなので
      すけれども、片方は3本アクセスの道路がある。片方にはあの清水小路へ
      行く、軽自動車がやっと通れるようなところが1カ所しかないのです。あ
      とは、国道に出る方法がないのです、あそこ。主水楽町線以北では3本、
      片方には不満足な道が1本。これはどう考えても、どうも中にいる人にと
      っては不都合であるし、開発もできない。駅東の区画整理ができないとい
      うことであると、やっぱり構想にあった主水中島川原線、こういった道路、
      全部が全部国道につながりますと、ちょっと交差点だけふやして危険が増
      大しますけれども、国道に出る部分については、またツナギ川の右岸側の
      道路が何かで何カ所かつなげてやれば、何カ所かというか、主水楽町線、
      それから湯沢岩原停車場線ですか、こういったものにつなげればいいわけ
      ですので、そこまで横の道を1本ないし2本はつくっていただかないと、
      開発が一切できないという形になっていますので、あれは湯沢の真ん中の
      土地、一番残された田園の地帯で、必ずしも全部家並みができるのがいい
      ことだとも思いませんけれども、それでも土地を所有している人がやはり
      耕作するにしても便利な方にこしたことがないわけですので、そういった
      のも構想の中に入れていただかなければならない。せっかく街路をつくる
      ということであれば、将来を見越した開発をお願いしたいと思いますが、
      これについてのお答えをいただきたいと思います。
       以上、2回目を終わります。
議  長   腰越議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   岩原の問題のことにつきましては、森下俊雄氏の言われております一考
      察の中身、これらも議事録、それから賃貸借契約というような問題で話が
      出ましたが、これらはやはり我々執行部の方でもこれを早速プロジェクト
      をつくってということの中でも、いろいろと勉強する中で出てくる問題で
      あります。一番大事なのは、町民の全体の皆さん方のご理解を得るという
      ことになりますと、議会と私ども執行部が共通の認識に立ってやっぱり事
      に当たらないと、うまくいかぬなというふうにも考えております。したが
      って、なかなか利害関係が本当にこれぐらいなかなか如実に物語るものは
      ないわけでありますので、大変だなとは思いながらも、いずれにしてもも
      うやらないとだめだなということも考えておりますので、きちんと努力し
      ていきたいというふうに思います。
       それから、将来を見越した開発ということですが、当然そのとおりであ
      りまして、ただ単にあそこの路線は重要であって、交通の安全のためにと
      いう問題は、もちろんこれはクリアしなければいけませんが、やる以上は
      当然今ご指摘がありましたように、ルート17に出る道路がないという地域
      を許しておくというのも変なわけでありますので、当然ツナギの川の問題
      も含めて、それらの道路網の整備というふうなこともきちんと法線を引く
      中で開発をしていかないと、まずいなという認識は持っております。いず
      れにいたしましても、これらも地元、地域の皆さんのご理解をいただく中
      で、ご相談申し上げてまいりたいというふうに考えておりますので、よろ
      しくお願いいたします。
議  長   それでは、腰越議員の一般質問が終わりましたので、質問順3番、18番
      林三郎議員の発言を許します。
       18番林議員。
 林     それでは、許可をいただきまして一般質問をいたします。
       まず、第1問では、町政担当3期目の就任に当たり特に心に決める方針
      はどうか、これの点について伺いたいわけでありますが、私も8回の選挙
      を経験しまして、選挙をされる身の苦しさは骨身にしみてわかっておりま
      す。地方選挙で最も重要で身近な選挙であり、しかも町の行政が大きく左
      右される町長選挙であってみれば、ましてや一騎打ちともなれば並大抵の
      努力、苦労では到達のできない遠大なる道のりであると思うわけでありま
      す。今回の3期目の大量の得票を得ての見事な当選は、まことに輝かしい
      殊勲であり、涙の出るほどのうれしさであろうと推察するものであります。
      しかし、その反面、町民からの負託の大きさ、重さははかり知れないもの
      があり、これからの任期中の重責を健康に十分留意されて無事に果たして
      いただきたいものであります。自治体の首長として、貴殿の一挙手一投足
      を見守る町民の心をよく酌み取って、日々の精進に努力を望むものであり
      ます。
       そこで、選挙戦中に数々の公約や政策発表してきたわけでありますが、
      どの事項を見ましても、これからの町行政上に欠かせることのできない問
      題ばかりであります。このたびの町長所信表明や代表質問の答弁等で大方
      の了解は得ておりますが、なお次の事項につきまして一、二伺いたいわけ
      でありますが、公約として新聞紙上に発表した6項目のうちから二、三の
      点について質問いたします。
       まず、第1点としては、住民の声を大切にしてとありますが、このこと
      について伺いたいのですけれども、毎年の町内巡視や地域の要望にこたえ
      ての町内各種施設の充実整備の点で、最近町内各所の地区要望事項で県道
      や町施設への改善が活発に実施されております。最近今ほども問題になり
      ました幅下下中方面の側溝を何カ所も、県道ですけれども、修繕が、側溝
      のふたとかグレーチング等の取りかえとかいろいろ施工されております。
      これらの点は、まことに結構なことであると高く評価するものであります。
      県の施設(県道や1級河川等)でありますが、これらにつきましてはその
      出先機関が担当しており、県庁へ伺ったり、あるいは出先機関に伺ったり
      して、これらの事業を実施していただいておるものだと思いますが、町長
      自身もしかりながら助役を初めとする職員による各機関への訪問戦術は、
      活発に実施していただきたいと思うわけでありますが、この方針について
      の町長の所信を伺いたいわけであります。
       今までの議会でも話しておりましたように、湯沢町は合併以来5人の町
      長が出ておりますが、角谷町長、初代の町長は非常に建設省とか県等の上
      級機関に伺いまして、公共事業の獲得をすることに熱心といいますか、上
      手な方で、役場へいるのが半分、出先の上級機関に伺うのが半分というよ
      うな批判もありましたが、そんなやり方でやったおかげで、湯沢町が県内
      に先駆けて昭和29年からでしたか、都市計画が指定されて駅前の区画整理
      とか西山道路ができたわけでありますが、そういう面を見ましても、やは
      り訪問戦術ということが非常に有効に事業推進に役立つということをご理
      解いただきまして、今後の方針がどのような方針でありますか、3期目の
      当選に当たりましての決心のほどを伺いたいわけであります。
       2番目といたしましては、村山町長は今まで町有の箱物、建築物は極力
      これを受け入れにしてきたわけでありますが、私ども研修施設とか勤労者
      関係の建物等を要望しても、そういう計画は今の時点では立てることはで
      きないという答弁をいただいてきたわけでありますが、しかしこの選挙の
      間近のころより美術館あるいは図書館の建設を積極的にうたっているわけ
      でありますが、その必要性や今後の利用見通し等について伺いたいもので
      あります。中学校とか医療保健センター等の箱物、これも箱物の類に入る
      と思いますが、こういうのは抜きにして図書館とかについての今後の利用
      見通しを伺いたいわけであります。
       3番目に、リゾート環境の整備を公約しておりますが、湯沢町が五つの
      村が合併して以来44年を経たわけでありますが、5人目の町長として過去
      4人の町長が考えも及ばなかったところの花・水・木・計画を実施し、町
      民のご理解、協力を得て現在かなり軌道に乗ってきておるわけであります
      が、この花・水・木計画の継続性、推進をどのように今後やっていく方針
      か、概略で結構ですので、花・水・木構想の今後の方針を伺いたいもので
      あります。
       以上が第1問でありまして、第2問といたしまして、地方分権はこれか
      らの地方自治体の骨格をなす重要課題であると思うわけでありますが、町
      として国や県の方向づけを待って対応していくものと思っておりますが、
      念のため一、二点について質問をいたしたいと思うわけであります。
       まず、分権は法律の第1条に、この法律は、国民がゆとりと豊かさを実
      感できる社会を実現するためとありますが、町としての地方分権の計画策
      定をそろそろしなければならないのではないかと思いますが、これはいつ
      ごろを目途としているのか伺いたいわけであります。国の法律がやはり定
      まって、あるいは県の方針ができれば、町としてもどうしてもこれ動かな
      ければならないわけでありますが、その策定の時期をひとつどのような目
      途としているのか伺いたいわけであります。
       2番目に、この本問題に対してでありますが、職員体制と担当者に対す
      る研修養成等の方針はどうするのか伺いたいわけであります。昨年度来の
      町庁舎内の課の改革等はやっておりますが、この中でやはり一番大事なの
      は、本問題を担当する職員体制が整わなければならないし、また職員に対
      する指導、勉強ですか、養成の点が非常に重要な役割をしてくるわけであ
      りますが、職員に対する指導、養成等についての方針を伺いたいわけであ
      ります。地方分権推進委員会の勧告文書の中で、地方分権により国家公務
      員の減少を実現し、その分の地方公務員を増加するのではなく、国家公務
      員が減った分を地方公務員がふえても差し支えないというのではなくて、
      反対に地方公務員も数を減らして、そのかわり質の向上に努める。行政に
      対する研修とか勉強の向上を図り、資質の向上に努めるべきであるとうた
      ってありますが、湯沢町においてはこの点についてはどのように考えてお
      りますか、伺いたいわけであります。
       次に、3点目として地方分権と広域合併の点ですが、我が国の情勢が少
      子高齢化の時代を迎え、人口減少の傾向にある中で、広域合併により地方
      分権の受け皿づくりを容易にする点からの合併問題について町長はどのよ
      うに考えておりますか伺いたいものであります。
       4番目といたしましては、地方分権を推進するにはそれに伴う財源が必
      要でありますが、都市計画税や入湯税等の目的税、これほかにどんな目的
      税があるかを聞きたいわけでありますが、目的税をふやすこともできない
      ものではないかと思いますが、他にどのような財源の目当てがあるのか伺
      いたいわけであります。
       以上が第2問でありまして、第3問では町の人口問題について伺いたい
      のでありますが、町で人口が減少すれば財政規模も低下します。職員数の
      減少も伴い、総合的な町の活力もしぼんでしまうわけでありますが、少子
      と高齢化の進展は年金や福祉にかかわる社会保障給付がいや応なしに増大
      するわけであります。これに対する現役世代への負担が重くなる等々もろ
      もろの状況が考えられるわけでありまして、人口対策の必要性をご理解い
      ただきまして、今後の方針をひとつ伺いたいわけであります。
       方針のうちでまず第1に考えられるのが高齢化の進展、少子現象等々へ
      の対応策の一環として、若者の定着対策の方針はどのように考えておるか
      伺いたいわけであります。聞くところによりますと、マンション等に最近
      部屋に明かりのともる窓がたくさん見えるようになりましたが、よく聞い
      てみると、中に入っておる方というか、都会から来られた方は老人夫婦等
      で、若者の現役の勤めている方は少ないような状況を伺っております。そ
      んなことから、若者の定着対策の方針はどのように考えておるか伺いたい
      わけであります。
       2番目としましては、厚生省構想の健康保養地構想による定着人口増加
      対策の方針をどのように考えておりますか伺いたいわけでありますが、先
      ほどの樋口議員の一般質問の答弁にも町長答えておりますが、湯沢町全体
      が健康保養地の構想にかなった体形を整えておるということであります
      が、やはり健康保養地としてのまだまだこの施設の適用性が考えられる点
      が多々あるものと思いますけれども、それらの点について一生懸命に推進
      を願って指導なり協力をしておられる方が、先ほども質問の中に出てきま
      した川野さんとか言われる方もおります。そして、総文委員会も視察にま
      で県外に行ってきておりますので、これらの必要性は十分総文の委員会と
      しても認識しておるわけでありますが、町の執行部でこれをやる気がなけ
      ればやはり行政は推進できませんので、町長の方針はどのような考えでお
      るか伺いたいわけであります。
       3番目としましては、官公庁の出先機関あるいは優良企業の誘致、町内
      業者、個人あるいは会社等の繁栄、営業の成績向上を図って、それによる
      定着人口への増加を考える、こういう点ですが、結局わかりやすく言えば、
      景気低迷の現在の社会情勢の景気向上浮揚にかかるのではないかと思って
      おりますので、景気浮揚対策についての特段のまた町長の努力をお願いし
      たい点から、この方針についての質問になるわけでありますが、答弁をい
      ただきたいと思うわけであります。
       次に、第4問といたしましては、環境保全に関する町長の方針について
      質問するわけでありますけれども、まず最初に昨年度塩沢町にある広域組
      合のリサイクルセンターが完成したことを受けて、湯沢の中子地区にある
      ストックヤードの運用を休止しておるわけでありますが、その施設に対す
      る活用方針が決まっていないわけであります。貴重な町財源をたくさん利
      用している点からも早期に活用を決めるべきものであると今までも議会に
      おいて論議されてきておりますが、この点について伺いたいわけでありま
      すが、湯沢町における雇用促進事業の一環として勤労者への研修、技術養
      成等への施設として活用することはできないか伺いたいわけであります。
      現在ストックヤードに隣接して除雪基地が貧弱なプレハブの仮設建物で、
      酷寒の寒さに耐えながら冬期間の町道や県道の交通確保の重責を果たして
      おります。真夜中も含む24時間体制で勤務する者たちにとって大変過酷な
      施設でありますが、このストックヤードの旧建物を改造して利用する等の
      点について町長はどのようなお考えを持っておりますか伺いたいわけであ
      ります。
       なお、2番目としまして、ダイオキシン対策の点では、マンションの建
      築ブームの時点で指導要綱でマンションあるいは中小企業、工場等、ある
      いは小中学校で発生するごみの処理については、それぞれ自家用焼却炉に
      よる焼却処分を指導してきたわけでありますが、最近の報道等によるとこ
      ろでは、大型炉による高熱処理が望ましいと言われております。マンショ
      ン、中小事業所、小中学校等での処理に対する施設の改善対策に関して、
      町としては指導や助成の点はどのように考えておるのか伺いたいわけであ
      ります。
       3番目としましては、花・水・木行政は村山町政8年の経過を踏まえて
      ようやく軌道に乗り、町住民の意向も向上、定着してきて大変結構なこと
      であると思うわけでありますが、この花・水・木行政の継続、発展に対す
      る村山町長の方針を伺いたいわけであります。山は、日本の宝である、国
      土の67%が山であると聞いております。水資源をはぐくみ、樹木は土砂の
      流出を防ぎます。酸素を供給し、野生動物や鳥を守り育てることもいたし
      ておりますし、人間の体や心の疲れをいやしてくれるまさに生命の空間で
      あります。花・水・木運動の助長を続け、山の緑を守っていただきたいわ
      けでありますが、その方針を伺いたいわけであります。
       以上、第1回目の質問を終わります。
議  長   林議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   それでは、林三郎議員に対しての一般質問の答弁をさせていただきます。
       まず、選挙での公約と方針等で心に決める点ということでありますが、
      林議員のお話にもございましたように、大変今非常に経済情勢も厳しいと
      いう中で財政も逼迫をしておりますし、やらなければいけない諸問題が山
      積をしております。そんなことを思うと、私も非常に重責を感じておりま
      すし、大変なのだなというのが今3期目に当たっての率直な感想でありま
      す。しかし、また議会の皆さん、そして職員に支えられながらひとつ頑張
      っていこうと思っております。
       そのまず第1点が清津川ダムという今の問題であります。このダムの問
      題については、非常に何とかしないとまさに乗りおくれるという気持ちも
      ありますので、先般も北陸地建、さらには建設省というふうなこともみず
      から行ってまいりましたけれども、いろいろアンケートの結果等も踏まえ
      ながら、ぜひ積極的にトップセールスをまたしていこうかなというふうに
      今自分自身に言い聞かせております。それと同時に、選挙戦を通じて感じ
      たのでありますが、非常に景気が悪くて、観光産業の皆さん方の景気が悪
      いということで悩んでいる姿を目の当たりにいたしまして、観光振興策と
      いうようなことでは、何とかしないといけないなということを感じており
      ました。したがいまして、これについても観光関連の業種の皆さん、商工
      会の皆さん、いろんな意見を聞きながら、ぜひその手当てを反映していき
      たいという気持ちであります。それと同時に、安心して安全なまちづくり
      ということでは、やはり医療保健センターというものを建設をしたいとい
      うことでありますが、この問題も大変お金がかかります。したがいまして、
      いろんな苦難の道もありますけれども、これも公約でありますので、任期
      中には着手していきたいなというふうに考えております。大まかに言うと、
      この3点ではなかろうかなというふうに感じております。
       それから、ご質問のありました町民の声を大切にしてということであり
      ますが、町内要望等を含めていろいろやってまいりました。しかし、この
      町内要望等も8年間やらせていただいて、来年度からはそのやり方等もど
      うするかということで今考えている最中であります。したがいまして、ま
      た部内でも協議をしてどういう手法がいいのか、町民にも理解が得られる
      ような方策はどうなのかということで、改めてひとつ方向を見出していき
      たいと思っておりますので、しばらくお待ちいただきたいと思います。
       なお、建設行政が厳しいという折につきましては、上級機関への展開、
      特に地元六日町土木事務所や湯沢砂防、道路維持の国道維持出張所、いろ
      いろありますが、そういうところへの要望はぜひ頑張っていきたい、厳し
      い公共事業、予算縮減であればこそ、また担当課を含めながら一緒にやっ
      ていこうかというふうに感じております。
       箱物につきましては、基本的には建てない方がいいという考えを持って
      おりますが、今の医療センターや、それから湯沢中学校の建設基金という
      のは、もう老朽化が進んでおりますので、それはやらなければいかぬだろ
      うと。それと同時に、美術館や図書館ということも公約でありますので、
      どういう手法でいったらいいのかということで模索をしてまいりたいとい
      うふうに考えております。
       それから、リゾート環境の整備という方針でありますが、花・水・木と
      いうお話の中では、やはり旭原の花の郷の充実、湯沢高原アルプの里の充
      実、やまどり原の山野草を含めての越後石畳の道の歴史街道というような
      中で努力していきたいなと思っております。あとは、道路に優しさをとい
      うことで、街路樹の構想等も頭に入れながら頑張っていきたいと思ってお
      ります。
       次に、地方分権の問題でございますが、計画策定の時期についてという
      ことでありますが、湯沢町におきましても、要するに第1次の勧告で示さ
      れました権限移譲の問題につきましては、既に県より移譲されまして、住
      民生活に密着した住民の利便性の向上の観点から実施に今移しておりま
      す。今後の国の推進計画等に沿って、住民に身近な行政は町村が主体的に
      処理をするべく町の計画策定等に取り組んでまいりたいと思います。
       次に、町での行政改革はこれで十分か、職員の研修養成の方針はという
      ことでありますが、この行政改革につきましては、平成8年の3月、湯沢
      町の行政改革大綱を策定いたしました。平成12年度を目標として六つの重
      点事項を掲げ、組織機構の見直しに取り組んできましたが、今年度も引き
      続き今取り組んでおります。そして同時に、地方分権の推進に伴いまして、
      広域的な行政の受け皿づくりとして、現在の広域処理のあり方にもさらに
      見直しをしながら取り組んでまいります。職員の研修養成につきましても、
      新たな行政需要に対応できるよう、あらゆる機会を通じて研修されるよう
      配意していきたいと思っております。
       次に、町の広域合併に対する方針ということでありますが、今いろいろ
      と市町村合併の推進策というようなことでは、国も新潟県でもそうなので
      すが、市町村に対して合併協議会設置を勧告していくと、こういうような
      ものがいろいろと議論されております。ただ、報告の中で合併機運が盛り
      上がっている市町村に対して勧告ができるという考え方を示して強制す
      る、無理やりということがないように注意すべきだというふうにしており
      ます。今湯沢町の置かれている広域的行政の現状から合併に対する機運は
      見られない。南魚沼郡の4町の町長の中でも、六日町には一時議論があり
      ましたが、今後の課題としてはどういうふうになるのかわかりませんが、
      現在のところはそういう機運が盛り上がっていないということだけを今お
      示ししてまいりたいと思います。
       次に、本問題を推進するためには地方財源の拡充が最重要と思うが、そ
      の対策はということであります。地方分権の推進に伴って中央が担う行政
      経費の財源として地方税の充実確保、法定外普通税の許可制度の廃止、法
      定外目的税の創設、個人市町村民税に係る制限税率の廃止等が検討されて
      おりますが、地方分権によって国、地方を通じて国民の税負担を上げない
      ということを前提にすれば、国と地方の経費負担のあり方等、抜本的改革
      によらなければ新たな財源確保は難しいというふうに思っております。
       次に、3番目の町の人口対策ということで1、2、3ありますが、これ
      は皆それぞれ関連がありますので、まとめてお話をさせていただきたいと
      思います。この人口問題については、林議員からたびたびされております
      ように、確かに人口の数は力なりではありませんが、活性化には人口が増
      加をしていくというのは、もう最重要の大事な要件になります。しかしな
      がら、今湯沢町の住民基本台帳登録人口で見ますと、たしか私の記憶では、
      9月1日現在だと九千二百何十人かになっておったと思います。したがっ
      て、約9,300人というふうに今言っておるのですが、非常に減少傾向にあ
      るということが否めない事実であります。しかし、スキーシーズンが入り
      まして最盛期になりますと、約5,000人ぐらいが湯沢町で働く流入人口と
      言われております。常々私思うのでありますが、やはりその地区に来て、
      ああ、この町はいい町なのだなと、住んでみたいなというような感じを持
      たないとだめだと思うのです。それも働いてみた人たちがやはりここは住
      んで環境もいいと、交通も便利がいいし、何か緑豊かで自然も豊かだし、
      人情も非常にいいなとか、いろいろ心に打たれるものがあって初めて住ん
      でみたいのではないかなと、こう思っています。それと同時に、住むには
      雇用の場が確保されないと難しいです。したがって、人が集まるのは、蛍
      が飛んだり紅葉が美しかったりすれば、スキー場があれば人は集まるので
      すが、ではそこに定住するかという問題になると、雇用という問題が一番
      です。あとは、文教的な問題ですので、そういうようなことを考えたとき
      の条件整備というものが非常に必要になってきます。さればこそ、アーバ
      ンリゾートシティの都市型生活機能というようなものもそこに入ってくる
      のだというふうに考えております。
       したがって、健康保養地のこういうふうになれば人口が、では増加する
      という問題でもありませんし、Bの官公庁の出先機関やこういうところを、
      今回の選挙戦で私は本当にびっくりしたのですが、非常に住民登録をされ
      ていないのです。ほとんど持ってきていないのです。したがって、30人、
      40人いますなんて言うけれども、本当に5人ぐらいなのにはびっくりした
      のですけれども、それなりの、今回外湯めぐり構想のときにも、住民税を
      払わないでおふろを入浴していくというようなことがいろいろ議論されて
      おるようですが、住民票がない、登録をされていないというような方は、
      私の気持ちからすれば、ぜひ住民票を移して、やはり湯沢の郷土愛的なも
      のもわかっていただきたいなというような気持ちがしております。したが
      って、この人口対策ということになりますが、今前段申し上げましたよう
      に湯沢町の魅力づけ、雇用の場、あらゆる点をやはり考慮していかないと、
      なかなか人口増にはならないのかなと思っておりますので、ぜひご理解い
      ただきたいと思います。
       それから、環境保全の対策についてのストックヤードの活用であります
      が、既に決まった方針の中では、ことしの9年と10年度の2カ年間を使い
      まして、閉鎖するというふうになっておりますが、10年度、来年度の状況
      を見て存続をするかどうか等の検討をしたいと思いますし、また町民や町
      内会長さんの意見等もまた耳に入るのではないかと思っております。それ
      で、なお閉鎖をしても当分の間は緊急時の一時集積場等に備えて、ごみ関
      連事業施設として残していきたいというふうに考えております。あくまで
      利便性を考慮してというふうな考えであります。
       それから、ダイオキシンの対策の問題でございますが、指導助成対策に
      つきましては、民間の、これは廃業廃棄物ですが、の処理施設の指導監督
      機関は県で、保健所が担当しております。ダイオキシン対策に対する助成
      対策ですが、国、県とも補助金あるいは融資制度はありません。すべて自
      己資金でということであります。ただ、新潟県では利子補給制度があると
      いうことでありますので、つけ加えさせていただきます。
       最後の山の緑を愛する啓蒙と花・水・木運動の助長ということでありま
      すが、みどりの会なるブナ林を育てて守ろうというような会も民間から出
      てきたことは、非常に私もうれしく思っておりますし、今都市施設公社を
      中心として緑化推進事業に取り組んでおります。皆さん方からご協力いた
      だいた大源太川の左岸側の植樹の会、いろんな記念行事を含めてやってい
      ただいた件も建設省と都市施設公社の合体でありますし、緑化フェアや花
      祭りなども通じていろいろなイベントをやっております。県からの助成等
      もいただいて非常に軌道に乗ってだんだん町が緑、花で美しくなっている
      のは喜ばしいことかなと思っております。再度私どもも山の緑を大切にす
      るということも大事ですが、身近な緑と触れ合う公園の緑化、そして道路
      の街路樹の構想等、いろいろとまた長い年月をかけて木は植えなければ木
      になりませんので、そういう気持ちの中で徐々に花開かせていきたいなと
      いうふうにこれからも努力してまいりたいと思います。よろしくお願いい
      たします。
議  長   町長の答弁が終わりました。
       林議員の2回目の質問を許します。
       18番。
 林     それでは、許可をいただきましたので、第2回目の質問と要望をまぜて
      お願いいたします。
       まず、第1問に当たりましては、今後のひとつ努力のほどを要望いたし
      ておきますが、第2問目の問題点につきましても、これはこれからの重点
      取り組みの事項でありますので、その時点に至ったところで重点施策をお
      願いしたいわけでありますが、第2問の2番目に職員の研修養成という点
      でありますが、今までの町の、行政のやり方を見ておりますと、職員の癒
      着とか、あるいは仕事になれて不正が出るとか、そういう点からの懸念か
      ら短期に異動する、同一職場に3年、4年在職しないで2年ぐらいで異動
      する、こういう傾向が見受けられておりますが、やはり町長これは仕事を
      覚え、身の入ったところでやめさせるのではなく、少なくも3年ぐらいを
      めどに、特に技術職員でありますが、技術職員の在職位置、場所というか、
      職場を短期間で異動させないような今後の方針にひとつ組み込んでいただ
      きたいわけであります。その点につきましての答弁をひとついただきたい
      わけであります。
       次に、第3問目の人口対策でありますが、二つ目の健康保養地等につき
      ましては、湯沢町が充足していたり、これからの行政上、またスポーツ関
      係とか、あるいは宿泊関係とか、いろいろ町の施設、あるいは民間施設で
      当面してくる問題が出てくるわけでありますが、そういう時点に至ったな
      らば、やはり健康保養地という構想を思い浮かべながら組み込んでいただ
      きたい、そんなことをこれは要望いたしておきます。
       もう一つ、第3問の3番目でありますが、官公庁の出先機関等の誘致で
      ありますが、結局湯沢町に砂防工事事務所とか長岡国道工事事務所の湯沢
      維持管理事務所等があります。あるいは、電力会社の制御所とか駅とか、
      いろいろ官公庁の出先機関がありますが、またこれは町長の外交手腕によ
      りまして、こういう出先機関を湯沢町につくることによって定着人口の増
      が図られるわけであり、また町の経済の活発化にもつながるわけでありま
      すが、いい見本が南魚沼においては六日町で財務事務所とか社会保険事務
      所、あるいは土木事務所、そういう出先機関がたくさんあるがゆえに、こ
      の周辺の部落からの通勤者もふえるわけでありますし、六日町周辺に定着
      する人口もふえ、六日町だけでなく中魚沼では十日町もそうですが、津南
      町等がやはり農業の中心地というようなことで人口がふえております。1
      万何千人ふえておるわけでありますが、そういう点を見ましてもこういう
      機会、町長としてやはり外交面でいろいろ答弁する機会が多いわけであり
      ますので、機会に当面したら、誘致をするような方針で話し合いなり行動
      をやっていただきたい、こんなことでありますが、先ほど町長言いました
      ように、土木事務所とかだけでなく、ほかにもまだ雪崩防止対策とか雪の
      対策、それから上流河川ですか、山合いの治山工事等における、これは林
      業事務所ですか、あるいは農地事務所、こういうところへの連携も大事な
      ことであると思いますので、機会あるごとに顔を見せたり、あるいはお願
      いに行ったり、職員を派遣する等ひとつお願いしたいわけであります。こ
      の点につきましても、忙しい体ではありますが、町長選挙中に問題になっ
      ておりました町長乗用車を大きく利用いたしまして、やはりこういうほか
      の機関にもついでに足を伸ばす、こういう方法をとって町の行政に役立て
      ていただきたいわけでありますが、この点についての町長の考えを再質問
      で、簡単で結構ですので、お願いしたいと思います。
       次に、第4問目の3番目ですか、山の緑を愛する啓蒙でありますが、こ
      れで今特にお願いしたいことは、湯沢町林道が何本かあります。特に浅貝
      方面ではベニヤマザクラがシーズンを迎えると、山の方々に鮮やかな色を
      染めて通行する人の目を楽しませてくれるわけでありますが、林道が湯沢
      に何本かありますが、その林道のわきというか、管理のしやすい場所に町
      の木であるベニヤマザクラを植樹して、やはり町の色を鮮やかにして人間
      の目を楽しませ、体をいやしてくれる、こういう計画をひとつ進めてもら
      いたいという考えでありますが、町長の方ではどのように考えております
      か伺いたいわけであります。
       以上、幾つかの要望と再質問をお願いしまして、2回目の質問を終わり
      ます。ありがとうございました。
議  長   林議員の2回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を求めます。
       町長。
町  長   それでは、林議員の答弁をさせていただきますが、3点ありましたと思
      います。
       まず、1点目の職員の問題の短期で異動するのはいかがなものかという
      ことでありますが、特に技術職員のお話が出ましたが、そういうスペシャ
      リストであります技術職員の場合は、3年とか4年とかでころころかわる
      というのは、やはり効率的ではないというふうに私も認識しております。
      そういう意味では適材適所ということになりますが、その人を見てきちん
      と対応してまいりたい。ただ、職員の癒着不正みたいなものというのはモ
      ラルの問題でありますので、そういうことがあってはいけないということ
      では、私ども三役もいつもその点については頭に入れながら注意をして見
      守っていって、事件にならないようにということは、従来どおりまたきち
      んとしていきたいなと思っております。
       それから、3の3でありますが、出先機関の林業事務所や農地事務所等
      の方にも出向いてということでありますが、そのつもりでおりまして、先
      般も農地の方にも行ってまいりましたし、必ずそういう意味では目的があ
      ってこういうことをしてほしいのだというときに、セールスということで
      要望、陳情していきたいと思っておりますが、そういう課題が湯沢の場合
      まだまだたくさんありますので、ぜひ先頭に立って担当課長とも話しなが
      らこれから努力してまいりたいなと思っています。
       それから、4のベニヤマザクラを林道を植えたらどうだということです
      が、この点については貴重なご意見でありますが、ただ植える場所がどう
      いうところにあるのかなと思って、特に三俣、二居、浅貝のあの国道沿い
      の両サイドを見ると、本当に春5月のころ、上旬だったと思うのですが、
      非常にベニヤマザクラがきれいで、ああ、すばらしいと思っております。
      したがいまして、これから例えばやまどり原の山野草園の近辺でベニヤマ
      ザクラが植えられるかどうか、やまどり原茶屋周辺とかそういうところに
      ちょっとまとめ植えをするというようなのは一考かなと思っておりますの
      で、大変貴重なご意見としてこれをまた研究課題にしてまいりたいと思っ
      ておりますので、ありがとうございました。
議  長   それでは、林議員の質問が終わりましたので、しばらく休憩をいたしま
      す。
                                 15時50分
      
              ( 休     憩 )
      
議  長   休憩を解いて会議を開きます。
                                 16時02分
       一般質問を続行します。
       質問順4番、8番宮田學議員の発言を許します。
       8番宮田議員。
宮  田   それでは、通告に従いまして3項目の質問をいたします。
       第1は、商工業の振興施策についてでございます。今湯沢町、これは商
      工業者だけではなくて全般に景気不調の中で、塗炭と言っては非常に言い
      方が悪いのですけれども、非常な苦しみを今なめております。特に車社会
      の中で近くに大型量販店が進出したことにより、大幅に売り上げが減少し
      ておる現状でございます。加えてバブル崩壊後の不況で、町民も生活防衛
      で財布のひもを引き締め、そのために営業活動が大変深刻になってきてお
      ります。国の方では、規制緩和のにしきの御旗のもとに、大規模小売店舗
      の廃止を含めた見直しが行われております。方向としては規制緩和で、時
      代の波で大変いいことでございますが、そのためにこの法案が成立します
      と、廃止ですから、売り場面積とか、あるいは開店の日とか営業時間、年
      間休日等が撤廃されて、小売業の人がますます苦しい立場に追いやられる
      わけでございます。現在湯沢町の卸、小売業等の事業所は、新潟年鑑の平
      成8年によれば323カ所、従業員が1,431人となっております。町の数字で
      見る湯沢では、平成6年が、これが最後になっておりますが、その資料の
      最新版によりまして、事業所が184、従業員が900人と大変大きな統計でも
      違いがあるので、私もびっくりしておるわけであります。町の9年度当初
      予算見ますと、商工費は9億円でございます。昨年に比べて3億円の増で
      ございますが、これは観光面では非常に積極的な投資がなされている反面、
      商工費では1億円というようなことで、中身を見ましても中央商店街のア
      ーケード維持費が9万円、町の商工会補助金が500万、あと地方産業育成
      資金の預託金が6,000万、不況対策特別資金預託が1,400万と、こんな状況
      でございます。
       そこで、なかなか商工業に対する振興策というのは、これはという打ち
      出の小づちがないと思いますが、しかし長岡ではおくればせながら駅前駐
      車場を3年がかりで、附帯工事を含めて100億円を投じて駐車場をつくっ
      ておるわけですが、既に遅いという声もあるわけでございます。しかし、
      いずれにしてもこれは地元の商工業の人が中心になってやらなければなら
      ない問題ではありますけれども、しかし町としても観光に比べて商工業に、
      特に中心街のまちづくりについて、これはという施策がないというのは、
      ちょっと問題ではないかと思うわけでございます。
       そこで、ちょっと何か国の方でもこういう、これは全国的に駅前とか中
      心街が寂れているものに対して対策の手はないのかと見ましたら、中央商
      店街活性化資金というのがありまして、これ来年度何かそれが予算化され
      るのだそうですが、その対象になるのは人口25万以上の町ということにな
      って、とても湯沢町のこういう小さいところには活用するような資金では
      ございません。それで、金がないなら、湯沢町役場にはなかなかすばらし
      い人たちがいっぱいいるので、何とか地元の商工業者の人と話し合って知
      恵を出すとか、あるいは知恵はないけれども、では金を出してやろうとか、
      その辺、商工業、特に中心街の活性化のための施策について町長はどのよ
      うなお考えをお持ちですか、お伺いしたいと思います。あわせて地方産業
      育成資金6,000万円がこのたび1,000万ほど削られたわけでございますが、
      育成資金並びに不況対策特別融資について申し込み件数とその金額、ある
      いは預託してある金融機関、あるいは貸付金の審査についてお伺いをした
      いと思うわけでございます。
       第2項は、福祉介護保険法が先日成立をしたわけでございます。ご承知
      のようにこの法律は、平成8年11月29日臨時国会に提出されて、約1年そ
      の間にいろいろな点で問題点、マスコミ、その他いろんなところで取り上
      げられてきたわけでございますが、ことしの12月9日成立をいたしました。
      同時に、介護保険施行法も成立をしたわけでございます。成立に当たり参
      議院で一部修正がございまして、法案の第5条に、介護サービスの基盤整
      備については国の責任であるということを明確に1項入ったわけでござい
      ます。それにしてもこの法案について19件の附帯決議がなされたというの
      も、やはりこの法案についていろいろ問題があるのではないかと思います
      し、また市長会においても10月の25日ですが、この法案については慎重に
      審議をしてほしいと。もう成立の段階になってもそのような陳情が出るよ
      うな状態でございますので、なかなか大変だと思うわけでございます。そ
      れで、この介護法案の実施主体が町に第5条によって決められたわけでご
      ざいますが、実施の時期が平成12年4月、ちょうど切りよく2000年4月と
      いうことになるわけでございます。それで、そのときに町の要介護老人、
      この介護保険が成立した場合に大体どのぐらいの人数があるのか、それが
      つかめないと、なかなかその次の計画も立たないと思うわけでございます
      が、大体どのぐらいの人数があるのでございましょうか。
       2点目は、今回の介護保険法は、日本の社会福祉行政にとって画期的な
      やはり法案だと思うわけでございます。それで、月平均2,500円の保険料
      と、それから税金のいろいろなのを入れて、そして町が運営をするわけで
      ございますが、本当にこの保険法が成立して、本来ならば月2,500円払え
      ば後の老後は安心だというので、町中非常に年寄りが明るいムードになる
      はずなのに、ちっとも老人が喜んでいないというか、ぱっとして自分の老
      後について希望が持てないというのはやっぱり問題があろうかと思いま
      す。そんなことで、町長はこの介護法案の理念についてどのように理解を
      しておられるか、お伺いをしたいと思うわけでございます。そんなことで、
      その町長の理念から、2000年というと、あと2年3カ月しかございません。
      そのためにいろんな私は問題点があろうかと思いますが、その問題点は、
      湯沢の場合は何が一番問題で、それをどのように解決して2000年の4月、
      平成10年4月から保険あって介護なしと言われないような介護サービスが
      できるかどうか、そのための準備をどのようにやっていくのかお伺いした
      いと、これが第2点でございます。
       それから、3番目はダイオキシン対策でございますが、これは先般の9
      月議会で質問をしたわけですが、私の方が長々とやりまして、町長の答弁
      の時間がなかったので、また答弁漏れもありましたので、時間切れでちょ
      っと聞けなかった点がございますが、日本の場合、ダイオキシン対策はや
      はり10年おくれていると言われております。1983年に日本で初めてダイオ
      キシンの検出がされて、その以後時間があったにもかかわらず、十分な対
      策がとられておらなかったわけでございます。今年1月になって厚生省が
      全国自治体をダイオキシンの検査をして、そのうち緊急対策として80ナノ
      グラム以上のダイオキシンの排出をしているところについて規制をかけた
      わけでございます。さらに、今回大気汚染防止法の省令を改正して、初め
      て法令の中にダイオキシン排出規制値を定めて、この12月1日から実施を
      したわけでございます。南魚の広域センターの焼却炉では、1時間当たり
      2.5トンが2基ございます。1立方当たり5ナノグラムというのが新しい
      規制値になるわけでございますが、しかしこの法令は、実施については猶
      予期間がございますので、完全実施は平成14年12月1日でございます。現
      在1立方当たり16ナノグラムというと、基準値の3倍以上ということにな
      るわけでございます。そんなことで、ダイオキシンの出る焼却炉のことを
      考えてみますと、昭和59年に竣工したわけですので、大体焼却炉の耐用年
      数というのが15年から20年と言われているわけでございますが、先般の質
      問では、町長は金のかからないように改修で対処したいと、こういうこと
      でございましたが、しかしダイオキシンが3倍も出る焼却炉を仮に改修し
      たとしても、それから先どのぐらいもつかということを考えると、ここで
      修繕でもつにしても新しくつくるにしても、もう少しこれは検討してみる
      必要があるのではないかというふうな気がいたしますので、再度質問をし
      たわけでございます。
       それから、厚生省ではダイオキシン対策に、完全燃焼させるために100ト
      ン以上の大きな炉をつくって24時間運転しなさいと、こういうことを言っ
      ているわけでございますが、そうしますと、現在ごみ減量対策をやってい
      ると、24時間燃焼というのができないわけです。完全燃焼できないと、ど
      うしてもダイオキシンができると。南魚の場合は、16時間燃焼でございま
      すので、当然間が切れるわけです。そうしますと、厚生省は大きくして完
      全燃焼しろということになると、今ごみを余り出すなということになると、
      なかなかそうすると燃えるごみがないと。ちょっと板挟みになるみたいな
      感じしますが、この点どういうふうに町長は考えておられるか、お聞かせ
      願いたいと思います。
       それから、学校とか家庭とか、あるいは小さい事業所で自分のところで
      燃焼しなさいと、こういうことになっておりましたが、さきに文部省が原
      則学校の焼却炉は廃止というような通達を出し、県は特にコメントをつけ
      ずに文部省の方針そのまんまを各教育委員会に通知をしたと思うのです
      が、湯沢の場合、各学校の焼却炉についてどういうふうにやっております
      か。先般の全国調査の文部省の発表では、全国で44%の市町村が廃止をし
      ていると、こういうことでございます。新潟県では26.8%、その後若干ふ
      えていますが、まだ50%には達しないと県の担当では言っておるわけでご
      ざいます。
       以上、3項目について第1回目の質問を終わります。
議  長   宮田議員の1回目の質問が終わりました。
       町長の答弁を許します。
       町長。
町  長   それでは、宮田學議員の一般質問の答弁をさせていただきます。
       まず、第1点目の商工業の振興施策についてということでございます。
      この問題は、全国の商店街が非常に今衰退をしておりまして、建設省サイ
      ドでもこの問題を大きく取り上げております。私も勉強させていただいた
      中では、この中心市街地の商店街を衰退しているとか衰退しつつあるとい
      うのは、もう97%なのですよということであります。ご承知のように後継
      者の問題もありますけれども、一番大きな原因は、ここにも書いてありま
      すように、大規模小売店が郊外に進出をして、そこに車社会でどっと押し
      寄せて大量に買って、値段も安い、品ぞろえも豊富というような中で、非
      常に中心市街地が手をこまねいているというのが現況であります。そんな
      中で湯沢の町の歴史を振り返りますと、駅通りのアーケードを建設してか
      らもう11年が経過しましたし、西中の温泉通りの街路灯の建設も町並み整
      備事業として実施して数年もうたっております。この間湯沢町では大規模
      小売店ということで1軒国道沿いにできましたし、近隣の市町村でも六日
      町を中心として相当数の大規模小売店が進出をしてきておりまして、消費
      者にとっては非常に喜ばしいことでありますが、旧来の小売店さんにとっ
      ては死活問題ということがここに出てきております。温泉街通りにつきま
      しては、電柱の地下埋設をどうだというようなことで、新潟県の方とも協
      議して町並み整備を図っていこうということで、今地域の皆さんにもお話
      をしておった経過がありますが、今回の問題は中央商店街ということであ
      ります。このことにつきましては、ハード面ではやはり駐車場の建設と、
      特に建設省が提唱している町中整備事業というふうな問題で、人口規模等
      もあるかもしれませんが、これらは勉強していきたいというふうに考えて
      おりますし、ハード面でなくてシステム開発の問題、例えばポイントカー
      ド制、それからイベントの創設や売り出し、こういうようなソフトの面で
      の充実も必要と思われます。したがって、私どもは商工会の指導のもとで
      勉強いたしますけれども、商店街の皆さんがどのような商店街づくりをし
      たいのかというような気持ちも酌む必要があろうかと、把握をするべきだ
      というふうにも考えております。
       それから、質問にありました産業育成資金のくだりの問題は、担当課長
      から答弁をさせていただきますので、お願いいたします。
       それから、第2の介護保険法の実施の取り組みについてでございますが、
      これにつきましては12月9日に介護保険法が成立しまして、平成の大改革
      と言われるゆえんでありまして、大変な大きな問題をはらんでおります。
      いろんな意見があったり、各市町村長も地域間によってサービスが非常に
      格差が出てくるとか、おれのところの施設サービスは充実していないとか、
      また広域圏域での介護の連携をなんて言っておるが、実際にではどうする
      のだという問題で非常に、保険料の徴収もさることながら、主体となる市
      町村にとっては並々ならぬ問題がはらんでおります。湯沢町の場合も全国
      の市町村と同じように、まず認定審査会の設置運営、介護支援専門員の養
      成、介護サービス基盤の整備、人材の確保などいろんな不安材料がありま
      す。しかし、私どもの町は、六日町圏域というのは、新潟県の中でもトッ
      プクラスのいろんな施設サービスを含めてあります。ホームヘルパーさん
      の充足率、ショートステイやデイサービス、介護支援センター、そして特
      別養護老人ホーム、いずれにしても湯沢の町もそういう受け皿は、着々と
      高齢化時代に対応してやってきたのが実っておりますので、まあまあだな
      と思っておりますが、いかんせん12年から始めるスタートのときに今一番
      心配なのは、その業務に見合った人的な体制、この人的な体制というもの
      をそろえるということは、お金が物すごくかかるわけです。したがって、
      これらの準備のことを考えると、まだまだ予測がつかない。そして、法案
      がまだ成立したばかりでありまして、政令や省令など詳しいことはまだ示
      されてません。宮田議員の言われる保険あって介護なしというようなこと
      が起こらないように、適切な準備も進めなければいかぬなと、こう思って
      おります。それと同時に、今新潟県のモデル事業というようなことで、本
      年六日町圏域で実施しております高齢者介護サービスの体制整備支援事業
      を来年度は全国の市町村で実施することになっておりますので、これらを
      実践していく中で町の体制の整備を進めてまいりたいと考えております。
       それから、準備の日程でございますが、平成10年度に介護保険事業計画
      を策定することとされております。その介護保険事業計画の中身なのです
      が、内容はまず一つ、地域における要介護者等の現状把握、二つ目、要介
      護者等の個別需要の把握、3、必要となる介護保険給付対象サービスの見
      込み料、4、サービス見込み料に係る供給体制の確保のための整備方策、
      5、人材の確保または資質の向上のために講ずる措置、最後6番目に事業
      費の見込みに関する事項と、こういうふうな内容になっております。した
      がいまして、私の理念というお話でありますが、このことは高齢者の介護
      を社会全体で支えようという趣旨でありまして、いろんな問題は現状では
      ありますけれども、やはりきちんと私自身の気持ちの中でも必要だなとい
      うふうに考えております。まして湯沢の町は今19.3%の高齢化率でありま
      すが、2000年になると21%になります。したがって、2人に1人がもう65歳
      以上という湯沢町の現況を考えると、寝たきり老人や痴呆症とかいろんな
      状況に思わしくない方々がたくさん出てくる懸念がありますので、そうい
      う意味でもゆのさと園をつくったわけでありますので、ぜひ平成12年4月
      から施行されるわけですので、そのときには何とかやったなと、湯沢の町
      のお年寄りには少なくても不便を来さないのだというような受け皿づくり
      だけはやっていきたいなというふうな気持ちを持っております。
       それから、ダイオキシンの問題については、教育長さんの方の問題が非
      常に多いものですから……
宮  田   炉の問題。
町  長   炉、ではそれだけお答えします。あとは、全部教育長さんの方にお願い
      したいと思っています。
       炉の問題につきましては、先般も私お答えしたのですが、今の広域事務
      組合の関係では100億とも言われているのです、新しくつくると。とても、
      とても今お金がないということで、それは補助事業等の助成も受けながら
      ということで今研究しておりますが、基本的にはやはりここにも記載され
      ている改修で当座ちょっとまあまあごまかし、ごまかしやって、それから
      新しくという発想ですので、段階を踏んでということでご理解いただきた
      いと思います。
議  長   教育長。
教育長   ご答弁申し上げますが、このダイオキシン対策につきましては、小中学
      校等につきましては文部省から強い通達がございまして、町においても学
      校で焼却しないということに取り決めをいたしました。したがいまして、
      住民課の方の清潔の家に運搬をしてやるということに踏み切りましたし、
      それから中学校においては清潔の家のモデルハウスを設置をするというこ
      とにしておりますので、この対応に全面的に取り組んでいくという考え方
      でございます。
議  長   観光課長。
観光課長   それでは、町長の答弁に補足して説明申し上げます。
       地方産業育成資金のことについてだと思いますが、1点目の資金枠、そ
      れから2点目が貸し付けの現況、3点目が貸付審査についてのご質問だっ
      たと思います。まず、1点目なのですけれども、6,000万から資金枠が
      5,000万になったということですが、これは資金としては2倍協調資金、
      貸付者が2倍して協調するもので、1億5,000万の資金枠になります。こ
      のたび県の方から500万減額ということで内示があったわけですが、これ
      については全県で約17億円の資金枠の減がございました。県のもろもろの
      資金の中での調整かと思われますが、最近では産育の資金については、全
      体としては落っておりました。そんなことで私ども平均すると1,500万程
      度なのでしょうが、その前に一度要望等も上げておきまして、余り減額し
      ないようにというお願いをしていたところでございますけれども、湯沢に
      ついては500万枠が落っこったということで6,000万から5,000になったと。
      それぞれ県が2分の1、町が2分の1でございます。
       2点目の貸し付けの現況についてですが、1億5,000万円ベースで聞い
      ていただきたいと思います。平成8年から平成9年に繰り越した分が44件
      で4,800万、現在4月から11月までは17件で約6,000万の貸付枠でございま
      す。昨年度、8年度が1年間で2件、200万でしたので、その件数、額に
      ついてはずっと伸びております。これからの資金残ですが、約4,200万、
      十数件程度は借りられるのではないかなと思っております。
       3点目の貸し付けの審査についてでございますけれども、この産業育成
      資金については、一応取り扱いが農協を除く扱い機関ということで、私ど
      もでは第四、北越、信用組合というふうなことで三つになります。特にこ
      の中で申し込み期間が毎月10日ぐらいとしております。そして、20日ぐら
      いに7人の融資委員の皆さんの判定をいただいて、月末には貸し出すとい
      うような状況でございます。
       以上でございます。
議  長   福祉保健課長。
福祉保健   平成12年始まるときでございますが、先ほど町長は2000年には21%とい
課長    う話をしましたけれども、一応20%で試算をしているというものがござい
      ます。全国的な数でございます、20%というのは。湯沢町が1万人としま
      すと、20%が高齢者、65歳以上になるだろうと。そうしますと、その13%
      の皆さんが申請を出すのではないかというふうに言われております。した
      がって、湯沢町の場合は260人ほどが当初対象になるのではなかろうか、
      審査をしなければならないのではなかろうかというふうに予測をしている
      ところでございます。
議  長   宮田議員の2回目の質問を許します。
宮  田   それでは、2回目の質問をさせていただきます。
       私も商店の経営というようなことは余り経験がありませんので、その深
      刻さというのは、業者に言わせれば、靴の下から何かかくようなもどかし
      さがきっとあろうかと思うのですが、年末の金繰りというのが非常に大変
      でございます。そんなことでただいま審査が10日締め切りというのだそう
      ですが、出してもなかなか、十分担保物件がきちんとある方に対しては、
      金融機関もそれなりに対応してくれるのだと思うのですが、金が困るとい
      うのは担保も困るわけです。それで、信用保証協会を頼むとそこへ行けと、
      こう言われるのだそうですが、そこへ行くとそこも担保を持ってこいと。
      では、信用保証協会に担保を持ってくるくらいならば、それがきちんとで
      きるぐらいなら、その金で金融機関で金を貸してくれるわけです。そんな
      ことで本当にこの信用保証機関というのが現実に困っている商店街の人の
      金繰りに役立つのかどういうのか、非常に疑問に思うわけでございます。
      そんなことで金を貸す側の理論と借りる側の理論、それはいろいろ貸す側
      は安全ということを考えるし、借りる方は何とか借りたいというので、大
      変両者の難しい問題もありますけれども、やはり困っている人を何とか助
      けてやるということの中から考えると、この産業育成資金のほかに不況対
      策の資金もあるわけでございまして、それが産業育成資金1,000万減らし
      てみると、私に言わせると、なかなか借りる件数も思ったより借りていな
      いというのは、借りるための担保やその他で借りたいのだけれども、借り
      られないという実情があると思うわけです。例えば今まで仮に1,000万の
      担保だったのが今度は500万で、貸せるときはその60%というようなこと
      で3分の1に削られてしまうと。こんなことで大変困っているわけですの
      で、できれば貸し付けについてもう少し町は対応を考えるべきではないか
      と思います。
       それで、産業育成ということになると、借りかえ、あるいはつなぎ融資
      というのはなかなか条件に難しいかと思いますので、不況対策の方に金を
      回していただいて、もう少し何とか借りる審査を緩めていただきたい。例
      えば今回の町長の行政報告にもありましたが、脳ドックが余り芳しくなか
      ったと。脳ドックのあれを見ますと、血圧が95の160以上だとか、あるい
      は糖尿病でなければだめだとかいろいろあって、その時点にそれぐらいの
      のがあればもう病気だから、ドックなんか行かないでみんなそこへ行って
      しまうわけです。だから、審査なんかもこれ余り厳しくすれば、借りたく
      ても借りられないわけです。そんなことでもう少し融資の枠を緩めて、し
      かも今不況だというのに産業育成にはならぬかもしれないけれども、
      1,000万も預託金を削るというふうなのはちょっとおかしいのではないか
      と思いますので、ご答弁をお願いしたいと思います。業者に言わせると、
      今やめたくてもやめられないのだと。どっちに転んでももうどうしようも
      ないというところに立たされているわけですので、その点をよく考えてい
      ただいて、町長の方からもこの年末をうまく乗り切れるようにひとつお願
      いをしたいと思いますし、それからこういう年末の時期になると、10日審
      査で借りるのは月末だなんていうのは、時期的にやっぱりもうスローモー
      ション過ぎると思うのです、今の時代に。ですから、この審査なんかも年
      末に来たときには5日審査でもう15日には貸せるぐらいのやっぱりスピー
      ディーな方策をとっていただきたいと思うわけでございます。
       それから、2番目、福祉介護保険法についてでございますが、私は今回
      の町長の施政方針を読みまして、日ごろこの壇上で言っていることを大変
      よく取り上げていただいて、私としてはそれをやっていただければ本当に
      申し分もないのですが、ただ私はこの施政方針の中に、観光立町ですから、
      この不景気な時代にその観光をどう盛り上げていくのか、景気をどうやっ
      ていくのかという、そういうインパクトの町長の姿勢が欲しくて、それが
      ないと財源の問題もありますから、福祉だけ一生懸命やっても金がなけれ
      ばどうしようもないので、本業の観光、それからその他の産業を十分やっ
      ぱり力強くやってもらいたいというのが私の気持ちでございます。その上
      でこういう福祉の施策をやっていただきたいと、こう思うわけです。福祉
      に関して今省令、施行規則までできて、細かいことは本当に何にも決まっ
      ていないで施行規則、省令に任されているわけですので、大変だと思うの
      ですが、私は町として介護サービスをどこまでどうやるのだというところ
      をやっぱりきちんとしていただきたいと思うのです。この福祉の介護に関
      して私初めて丸投げという言葉を聞きました、福祉施設の建設に。それで、
      実は南魚の場合、あるいは湯沢町の場合も、湯沢町の場合は福祉協議会、
      あるいは全体の場合には南魚福祉会、町は福祉協議会、それから郡のいろ
      んなことはもう南魚の福祉会というふうにそれこそ丸投げをしないで、あ
      くまでも老後の介護の問題は町長の責任にあるので、きめ細かいひとつ配
      慮をお願いしたいと、こう思いますが、いかがでしょうか。
       それからなお、大変財源が厳しいと、こう言われましたが、現在老人介
      護関係は2億7,000万使っているわけですが、40歳から64歳までの人が湯
      沢町で3,150人おります。65歳以上が1,798人おります。合計5,948人、約
      6,000人です。そうすると、1人平均2,500円ですから、年間3万円、3万
      円掛けますと、1億8,000万の金が入るわけです。そのほかに本人が1割
      負担があったり、あるいはまた国からの高齢化度に応じての支援もあるわ
      けですので、そんなことを考えて、この金は運営費に使うわけで、施設に
      は使いませんですけれども、2年3カ月というと長いようですけれども、
      11年の10月にはもう介護の希望をとるわけですので、それまでということ
      になると、あと1年何カ月もないわけですので、ひとつ十分手抜かりのな
      いようにお願いをしたいと思うわけです。
       それから、ダイオキシンの問題は、今学校で全面的に禁止をしたそうで
      すが、それで学校でもいろいろプライバシー、あるいは子供の成績等の問
      題もございますので、シュレッダーというのか、何とか細分機とか、そう
      いう機械をやはり入れてもらう必要があるのではないかというふうな気が
      いたしますが、いかがでしょうか。
       それから、もう一つ、ごみの分別で今町は八つにこうやって分別してお
      ります。それで、ダイオキシンの対策を考えると、ドイツの例なんかを見
      ると、やはり日本の場合は燃やすということが非常に多いわけです。それ
      で、燃やす中でも可燃ごみ一つで、それこそ生ごみから紙くず類からパン
      くずから何でもかんでもです。ですから、塩ビ関係のそういうビニール関
      係ののは、これは燃やしてはならないごみと。これは、それを集めるとま
      たもとの油に返るごみですので、今後ごみの収集について住民の理解を得
      て、ダイオキシンを少しでも少なくするために、そういう分け方で、やは
      り資源を有効に使う必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょ
      うか。
       以上、2回目の質問を終わります。
議  長   2回目の質問が終わりました。
       執行部の答弁を求めます。
       町長。
町  長   それでは、再答弁をさせていただきますが、商工業の商店の例の融資の
      問題については、担当課長からまたその辺の実情を踏まえて答弁をさせま
      すが、今の丸投げの話というのは、相撲の手にもない丸投げだというので、
      世の中で新聞に大分報道された。あれは、例の岡光事件のときに出た言葉
      なのです。私は、別に丸投げをするという気持ちはありませんし、あくま
      でやっぱり今の主体は市町村、言うなれば湯沢町は町長がということにな
      るのですが、ただ社会福祉協議会というようなところにお願いをしていか
      ないと、やはり結局はだめかなと思っています。したがって、それらをお
      互い整合性があるように、12年までにはいろんな政令とか省令とか、国か
      らも県からもいろんなアドバイスを受けながら、ともにやっぱりきちんと
      していくというのが大事かなと思っていますので、その段階を踏みながら
      組み立てて、先ほど申し上げましたように、要介護をされる人に不安を持
      たれないような、そしてサービスもきちっとできるような体制でやってい
      きたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
       それから、ダイオキシンのことの問題というのは、ちょっと済みません、
      何でしたか。何かシュレッダーがどうだとか。
宮  田   それは、教育長の答弁にきっとなると思うので、町長の方はごみの分別、
      これは課長答弁の方がいいのだけれども、今可燃ごみで塩素の出るのも出
      ないのも一緒に集めて可燃ごみで燃やしているけれども、これからはやは
      り燃やしてはいけないごみというのがあるのではないかと。そういうこと
      で、町民の協力を得ながら分別ももう少し考えたらどうかと、こういうこ
      となのです、町長答弁。それは課長でもいいです。
議  長   教育長。
教育長   ダイオキシンの対策のプライバシーの保護のためですが、シュレッダー
      を小中学校の、大小ありますが、購入する予定でございます。
議  長   住民課長。
住民課長   では、お答えします。
       分別収集ですけれども、塩ビの場合、実際現在塩ビは広域では受け取っ
      ておりません。例えば自動車のバンパーとかそういうものです。だけれど
      も、袋だとかそういう小さなものについては、塩ビは可燃ごみとして窯の
      中に入れて焼却しているわけです。それで、どうするかということですけ
      れども、これは組合がやっているわけですから、組合と協議をして検討し
      ていきたいということでございます。
議  長   観光課長。
観光課長   それでは、引き続き補足して答弁させていただきます。
       保証の問題ですけれども、保証には個人がそれぞれいろんな資金を借り
      ている場合があります。公的資金ですが、それから個人資金もありますの
      で、保証協会がそれを総合して銀行からたしか保証債務を受けているかと
      思います。それには枠がありまして、やはりそれを超えると保証協会は保
      証しないと。あと次の手としては、個々の銀行がプロパー資金でもって、
      それに個人の資質の判断をして貸せることになるかと思います。信用保証
      協会は、そういうことによって銀行の債務を保証する団体であると認識し
      ております。ただ、銀行の保証をしていただくために、町では若干の貸付
      額によっては利子の補給をしております。そんなことで、保証協会は個々
      の貸付者とは直云々ということはないかと、銀行がすべて間に立ってやっ
      ているかと思っております。
       それから、不況対策資金で借りやすくということなのですが、平成7年
      度不況対策を7月に実施して46件、1億1,600万ぐらいの貸し付けがあっ
      たと思います。それが現在40件、4,000万ぐらいの残額になっているわけ
      です。あわせて昨年の少雪資金が、昨年といってもこの2月ですけれども、
      3月末まで実施して80件、2億500万ということで、相当今制度資金、町
      の単独資金が出ている状況でございます。そんな中でこのほかにことしち
      ょっと商工会などを調べてみますと、公庫資金、それからマル経資金、そ
      れから環境公庫、それからもう一つ、商工貯蓄という制度の中での資金が
      あるのですが、四つぐらいたしか商工会は貸しているのですが、それも昨
      年実績ですと20件、それが現在ではもう既に11月末までに30件を超してい
      ると聞いております。2億円出ているかなと思っております。そんなこと
      をあわせますと、相当の県、国の資金外の町の資金が不況対策、少雪あわ
      せて出ております。この上にということは大変厳しい、借りる方も厳しい
      かと思うのですけれども、そんなような状況だということを私は認識して
      おります。
       もう一つ、貸し付け手続のスローさなのですけれども、一応月1遍とい
      うことで、早くしても月1遍ですと同じ理屈になるかと思います。15日貸
      し出ししても、次また15日ということ。ただ、私どもは緊急時ということ
      で、一昨年の不況のときもそうでしたし、少雪時もそうでしたし、月2回
      の融資委員会の開催ということで対応したこともございます。そんなこと
      も検討しながら、状態に応じて町長と相談してまいりたいと思います。
議  長   お諮りしますが、宮田議員がまだやるそうですので、16時2分から質問
      時間がありますので、1時間延長をお諮りいたしますが、よろしいでしょ
      うか。
      ( 異議なし )
議  長   では、ご了解お願いします。
       8番、3回目の質問を許します。
宮  田   ただいま町長から介護の問題について大変責任持って一生懸命やると。
      保険あって介護なしというような状態にならないようにやるという力強い
      ご答弁があったわけですので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
       それから、商工会が今商工業者のこと、いろんなことを面倒見ているわ
      けですが、500万の補助金でございますが、昨今のいろんなこういう状況
      でございますので、この補助金をもう少しやっぱり私はふやすべきではな
      いかと思います。いかがなものでしょうか。
       それから、金融機関に農協が外れているというような、県の指導方針か
      何かと思うのですが、やっぱり身近な農協から借りられないということに
      なるとちょっと問題がありますが、この辺の事情はどういう事情でござい
      ますか。国でも今まで所得減税をやらないと言ったのを2兆円もばっと出
      すというふうな非常に厳しい時代に来ておりますので、町でもこの緊急融
      資についてはもう少し状況を見て、課長の方でも大変月2回のこともある
      というふうなこともありましたが、特に12月というのは金の忙しい時期で
      すので、よろしくお願いしたいと、こう思います。
       以上です。
議  長   執行部、答弁願います。
       町長。
町  長   それでは、商工会の補助金の件でありますが、350万ぐらいのやつを500万
      にした経過がありまして、それなりの理由づけがあったわけですが、それ
      をまた今の宮田議員のお話ですと、500万ではなくてもうちょっとという
      ことも考えれということなのですが、私ども財政担当の方にも話ししてお
      るのですが、きちんとした理由づけ、内容を精査して、それなりにやっぱ
      り必要だなということには議論の対象になりますが、ただ安易に、500万
      を550万とか600万だというふうに言われても困るので、その辺の理論武装
      だけはきちんとやらないと、今の時世で厳しい状況ですので、その辺はひ
      とつご理解いただきたいと思います。
議  長   観光課長。
観光課長   続きまして、補足して答弁させていただきます。
       たまたま新潟県の地方産業育成資金の扱い機関に農協がなっていなかっ
      たということだけであります。ほかの資金については、大部分は農協は関
      係しております。
議  長   それでは、宮田議員の一般質問を終わります。
       本日の会議はこれで終わるわけですが、これから終了後、直ちに議会運
      営委員会を議長室で開きますので、お願いします。
       以上で本日の日程は全部議了しましたので、本日はこれにて散会いたし
      ます。
                                 16時54分