平成9年第8回(12月)湯沢町議会定例会会議録(第3号)
平成9年第8回
湯沢町議会定例会会議録 (第3日)
1 招集場所 湯沢町議会議場
2 開 会 平成9年12月19日 午前9時31分
3 出席議員
1番 寺 本 一 郎 11番 樋 口 晴 雄
2番 細 川 弘 美 12番 北 本 吉 治
3番 高 野 栄 司 13番 高 橋 茂 雄
4番 腰 越 忠 14番 半 沢 利 貞
5番 柿 崎 直 治 15番 冨 沢 哲
6番 高 野 軍 三 17番 南 雲 賢
7番 岸 野 力 雄 18番 林 三 郎
8番 宮 田 學 19番 池 田 宏
9番 長谷川 昭 次 20番 山 本 邦 悦
10番 黒 柳 敏 子
4 欠席議員
16番 中 村 昭一郎
5 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の氏名
町 長 村 山 隆 征 助 役 南 雲 武 良
収 入 役 樋 口 昌 保 教 育 長 池 田 祥 一
総 務 課 長 剱 持 善 治 企 画 調 整 課長 南 雲 正
税 務 課 長 南 雲 宗 雄 住 民 課 長 田 村 正 孝
福 祉 保 健 課長 上 村 宣 之 農 林 課 長 田 村 勇
観 光 課 長 田 村 武 雄 建 設 課 長 岡 田 雅 充
下 水 道 課 長 腰 越 勉 水 道 温 泉 課長 南 雲 克 良
清 津 川 ダ ム 南 雲 宣 夫 診 療 所 事 務長 樋 口 新 一
対 策 室 長
ロ ー プ ウ ェー 樋 口 俊 治 学 校 教 育 課長 南 雲 重 次
事 業 所 長
社 会 教 育 課長 茂 木 三千夫 監 査 委 員 野 口 雅 男
6 本会議に職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 田 村 亨 一
次 長 坂 西 静 夫
書 記 本 田 千恵子
7 本会議に付した事件
別紙のとおり
8 議事日程
別紙のとおり
発言者 発 言 の 要 旨
議 長 おはようございます。ただいまの出席人員は19名です。中村議員が体調
がすぐれないため欠席の申し出がありましたので、これを許可いたします。
教育長が葬儀出席のため午前中欠席いたします。収入役が農政予算要望代
理出席のため10時30分から退席しますので、お願いします。
定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
議題に入る前に、日程変更についてお諮りをいたします。
日程に変更について事務局長に説明をさせます。
( 議会事務局長より日程表に基づき概要説明 )
議 長 お諮りをいたします。
日程変更について局長説明のとおり変更することにご異議ございません
か。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認めます。
よって、日程変更については説明のとおりと決定いたしました。
議 長 昨日に引き続いて一般質問を行います。
質問順5番、17番南雲賢議員の発言を許します。
南 雲 一般質問をいたします。町長の政治姿勢についてです。3選を果たした
村山町長に対し、率直に質問をいたしますので、誠意ある答弁をお願いを
します。
最初に、民主主義についてですが、町長は日本国憲法及び地方自治法を
どのように理解をしているかという点でまず始めますけれども、その前に
選挙戦の中で村山町長後援会だより第5号で、日本共産党に対するいわれ
のない攻撃がありました。日本共産党は、戦前の絶対主義的天皇制、軍国
主義の時代から主権者は国民である、男女は同権であると、侵略戦争に反
対し、8時間労働制、そして土地は農民にというように、現在の憲法に明
記をされている事柄を掲げて闘ってきたわけであります。戦後もその精神
は、現在の憲法にきちっと生かされております。そして、党を結成して75年
間、歴史を持っている日本共産党であります。徹底した民主主義を貫いて
いる政党であります。この政党に対する湯沢町を共産党支配にしてよいの
かという後援会のたよりを出しております。いかなる見解でこのようなも
のは出されたのか、ここに書いてあるものがほとんどが真実でないことは
明白であります。町長の責任ある答弁をまず求めたいと思います。
それから、今民主主義の関係について言いましたけれども、日本国憲法
には五つの原則があります。その中に地方自治というのが入るわけですが、
まず国民主権と国家主権、恒久平和、基本的人権、議会制民主主義、そし
て地方自治というようにはっきりとこれはうたわれております。そういう
中で、地方自治というのは現在の日本国憲法の中での大きな柱であります。
そういう中で、村山町長は現在湯沢町の長として行政運営に当たっている
わけです。
この中で、地方自治権をどのように理解をしているかということによっ
て、湯沢の町民が本当に憲法に基づくいろいろの問題をどう扱っていくか
という点で大きく左右されております。村山町長が街頭で話されているあ
の政策、これはまさしく日本国憲法と相入れないものがあります。例えば
2番目に、国庫補助金について書いておきましたが、町民の会の発行した
政策、これはすぐできるという点で診療所の抜本的対策、充実あるいは行
き届いた福祉、子供たちが伸び伸びと育つ町と、情報公開条例を制定をし、
開かれた町政と、こういうものは湯沢町の財政力、これは県下1位になっ
ておりますが、この予算のわずか2%、1億8,000万で実現できると。こ
れは、具体的に調べた数字であります。この中で、例えば下水道ができな
くなる、補助金が来なくなる、町長はそういうことを本気で考えて町民に
話したのか。国の補助制度というのは、そんな簡単なものではないのです。
きちっとした手続をとって出していけば国庫補助は必ずあります。
今日本共産党が党員で市町村長になっている自治体は全国で六つありま
すが、例えば兵庫県の南光町、6期目に入っておりますが、これはBSN
でも11月16日、1時間番組で6時から放映されました。これは、全国的に
も注視をされている自治体で、この前の選挙も対立候補がなくて無投票当
選された町ですけれども、極めてすぐれた施策をやってきております。国
の補助金も立派に使っておりますし、湯沢のように恵まれた財政力を持っ
ている町ではありません。国の補助制度を存分に活用しながらやってきて
おります。
今村山町長が街頭で話されている、そしてこの後援会だより第5号で示
されている国からの交付金や補助金はもちろんのこと、自治省の承認が必
要な各事業の起債すらできない。道路や下水道、あらゆる町の事業はスト
ップする、そういうことを本気で町長は町民に訴えているのかどうか、本
気で訴えないとすれば、これはごまかし。その点、町長の明快な答弁をし
ていただきたいと思います。
それから、固定資産税の関係でありますが、本来固定資産税は地方自治
体の長の権限に属するものでありますが、これについては国からの大きな
干渉がありまして、なかなか大変な状況にあることはだれしも認めている
ところであります。特に1991年のころから固定資産税を大幅に変えようと
いうことが政府部内で一応決められて、今まで各自治体がそれぞれその町
の状況に合わせてやっていたのを、いわゆる地価の評価額の70%に課税対
象を持っていきたいという方針を打ち出した。それを今各自治体に強制を
しているわけですが、その後地価は下落をしてなかなかそのようにはいっ
ていないので、何回もこれを是正をしております。
しかし、そういう中でやはり厳として固定資産税は、地価が下がってい
ながら上がるという状況があります。この点について、やはり各自治体も
本当に困っている自治体、あるいはそうでない自治体とあるわけですけれ
ども、地価の下落が甚だしい大都市近郊や湯沢町のようにバブルで急上昇
し、その後急下落をするというようなところでは大変大きな問題でありま
す。そういう点で、やはり固定資産税を適正にしてもらいたいという声は、
これは町民すべての考えであります。別に国に逆らうとかどうということ
ではなくて、固定資産税のあり方そのものを本来は考えていただきたいと
いうのが国民の願いだと私は考えております。
今それぞれの皆さんが所有している土地というのは、これは売却を前提
とした土地ではない。そこで住んで、あるいは小さな営業をしながらとい
う土地であります。そういうのを売却を前提とする公示価格で算定をして
いくということ自体が無理があるわけですから、その点について各自治体
としても町民の立場に立って考えて、国に対してもっと固定資産税のあり
方そのものを見直してもらうという立場に立たなければ、町民の幸せはな
いはずであります。そういう点で、固定資産税の正当な評価をしていただ
くように国に対して強く申し入れをしていただきたいと。そういう点で、
平成10年、11年に対して全国の53.7%の市町村が固定資産税の評価に対す
る問題を取り上げて、これを引き下げといいますか、正当な評価にという
点で評価額の査定をやるようにということで、これは下方修正をいたしま
す。そういう点で、湯沢町も評価額の下方修正を全国どこの自治体よりも
大きくしていただかなければ町民は大変な状況になるというように考えら
れます。町長は、どのように今まで扱ってきたかという点について答弁を
求めます。
それから、今湯沢町の土地について鑑定士が入って鑑定をしていると思
います。しかし、この鑑定が本当に正しくされているのかどうかという点
であります。ですから、今現実に湯沢の土地が幾らになっているのかとい
う評価を町がどれだけ把握をして、町としてもなるほど鑑定士の評価は正
しいのだというような状況でなければ困るわけですから、鑑定のあり方に
ついて町はどのようにかかわってきているのか。例えばノリタ光学の跡地、
町は買いました。あの買っている値段、それとあの地域での鑑定評価、ど
のような状況になっているか、同じようなのか、あるいは鑑定はあれより
高いのか安いのか、町は当然知っていると思いますので、答えていただき
たいと思います。
それから、具体的な施策について伺いますが、町民の会で出した政策に
対して、あれもやる、これもやると、ばらまきで300億円もかかるという
宣伝をしていたようでありますが、先ほど言ったように95億円予算の約2
%、1億8,000万あれば診療所の抜本的充実で医師の配置あるいは人間ド
ックの実現のために、それから診療所への送迎バス、老人医療費の無料化、
6歳未満児の無料化と、こういう診療所の関係、福祉の関係でも言えます。
今未満児の医療費の無料化というのは、近隣の自治体でもやっております。
例えば北魚沼の守門あるいは中魚沼の津南ですか。どこでもとにかくそう
いった少子化の中で、6歳未満児あるいは3歳とか、4歳とかという、こ
れは違いはあるにしてもやっておりますが、そういう問題、行き届いた福
祉をやってもらうために介護手当や敬老祝金、福祉バス、こういうのを今
よりさらに充実をしていく、こういう関係の予算、子供が伸び伸びと育っ
ていく、そういう町にするための予算、合わせてゆとりを持った計算で1
億8,000万、これだけあれば十分にできるのです、根拠のない数字ではな
いのです。ほかでやっている数字ちゃんと取り寄せて、計算をして出した
数字ですから。いいかげんな数字でもって政策を出しておりません。これ
をばらまきだとか何とかという形の宣伝でされたのではたまりません。村
山町長も謙虚に学んでこういう政策をやっていくと、こういうような答弁
があればまんざら捨てたものではない。これからいい政治もできるかと、
このように評価をしてもいいです。そうでなければ、これは全くいいかげ
んな町長になってしまいます。その点について答弁を求めます。
それから、電気屋グラウンドの無法についてというのがこの5号の裏面
にありました。昭和54年当時、議会の一般質問などで幾度となく無断使用
が論議をされたと、このように言っておりますけれども、こういう事実議
事録にはないわけですけれども、どこからこれを引き出してきて宣伝をし
たのか。そして、6年の7月には議長の地位を利用していいかげんな建築
届をして申請を受理されてあそこへトイレをつくったと、こうなっており
ますけれども、あそこは町有地のはずであります。土地の管理、もちろん
町も関係しておりますし、あそこが直営地であるか、貸付地であるかとい
う点で、当人はあれを借りたときから貸付地の一部だという判断で申請を
した。町は、昨年担当は直営地ではないかなという疑問を持ったと。そう
いうとき、なぜ手を打たないのか、これは選挙戦の終盤まで温存をしてい
て、これでたたけばいいのだと、こういう考えがあったのかどうか私は知
りませんけれども、よくとればそういうことになります。しかし、この事
実どこに責任があるかと言えば、電気屋にあるのではなくてこの土地を実
際管理をしている町あるいはこれを許可した村山町長にあるはずなので
す。自分の責任を相手の責任のごとく宣伝をすると。これ町長、どのよう
に理解をしたらいいですか、町長の良心を疑わざるを得ないのです。この
問題は、これから決まりをつけていくことだろうと思いますけれども、や
はりあそこの土地の関係は大源太川の改修前の荒れ地から改修されて、建
設省との交換や何かといろいろ絡みがあったと。正式にやはり54年にあそ
この土地が電気屋さんに貸してグラウンドにしていいということに正式の
許可を得たということになっておりますが、その以前に建設省がまだ払い
下げをしない時点では、町も建設省も使用していいという内諾をもらって
使用していたということだそうですが、そこのところはちょっと本人の言
い分だけですのでわかりませんけれども、現実に記録に残っているのは
54年からありますが、議会の議事録には一般質問などでたびたび問題にな
ったという記録は一切ありません。一切ないものをあたかもあったがごと
く文書で出してきている。これは消えませんので、いつまでもこれは町長
が誤りを認めるかどうかまで続くかどうか、これは本人でありませんので、
ちょっとわかりませんけれども、私は問題があると思っております。そう
いう点で、この町有地無断使用について、町長の責任とこの問題の扱い方
について町長の明快な答弁をしていただきたいと思います。
それから、あと情報公開条例は町長も前向きに取り組むということであ
りますので、ほかの町でもこの情報公開条例は積極的にやっていこうとい
うようになっております。村山町長もこの点は今回の議会の答弁もありま
すし、自分でも選挙公約にもありますので、できるだけ早くどこの市町村
よりもすばらしい情報公開条例が制定できたというようにしていただきた
いと、このように思います。
あと所信表明の代表質問に漏れたものなどというのは、また機会があり
ましたらやりますので、今回はこれで終わります。
答弁後、あとまた再質問をいたします。
議 長 南雲議員の1回目の質問が終わりました。
町長の答弁を許します。
町長。
町 長 おはようございます。
それでは、昨日に引き続きまして、一般質問の答弁を南雲賢議員にさせ
ていただきたいと思います。
まず最初に、今回の選挙戦を振り返っての問題が多いことかと思います
し、町長の政治姿勢ということでご質問されているわけですが、まず最初
の村山隆征後援会だよりというところでは、後援会長がおりますので、町
民の会でもそういう会長さんがおって、その方が答弁をする筋合いのもの
でありますが、かといって私に関することでありますので、私もこのこと
は目を通して了解していることに間違いありませんので、それを含めて答
弁をさせていただきたいと思います。
まず、民主主義というような話、日本国憲法、地方自治法というような
ことでありますが、私なりに普通に理解をしてきたつもりであります。と
申しますのは、まずここにもAの方にも関係がするわけでありますが、や
はり日本は法治国家でありますので、国があって、県があって、そして市
町村があるという一つの図式があります。そこへもってきていろんな政令、
それから省令、それから条例、いろんな制約があるのは南雲賢議員も勉強
されてご理解していただけるものと思います。そんな中で、やはり私も1
万町民の生命、財産を預かるという管理者の立場でいくならば、やはり安
定をして、安心して、安全なまちづくりということを目指さなくてはいけ
ないわけです。そんなときに、このたよりの中で書いたように非常に危険
だなと思うのは、固定資産税をまず引き下げるという一つの問題がありま
した。それから、医療費を無料にするのだという問題も出てきておりまし
た。私は、これは見解の相違という問題以上に大変大きな問題がはらんで
いるというふうに認識しております。と申しますのは、今全国の自治体で、
先ほど六つの共産党の首長さんが団体でおられるというお話ありました
が、では果たしてこの固定資産税を引き下げておられるところがあるのか
どうかということでは、私はないのではないかと思っております。なぜな
いかということになりますと、まず固定資産税の税率の権限は確かに標準
税率というのがあります。これは、首長が下げようと思えば下げられます
が、下げられないということは、それだけ税収でもって地方行政というの
は運営されるものでありますので、これを無視して勝手に町長が税率を引
き下げたり、固定資産税を引き下げて運営していったならば必ず政府と違
う方向でお目玉を食らうということを、私自身そう思っております。した
がって、そのようなことを勝手にやる町村においては、それなりの潤沢な
財政があるのであれば、国の補助金などは要らないでしょうと。まして、
今私どもが公共工事として本当にこの不景気の中でも観光業者の給排水設
備の皆さんを中心としての建設行政に貢献しております下水道事業、この
金額たるや物すごい金額であります。まさに百数十億円という金額になる
わけでありますが、これらについても当然ほとんどが補助金、そして起債、
我々の裏負担とする単費というのはわずかなわけでありますので、できる
わけですが、そういうような問題にも波及してくるというふうに考えてお
ります。
したがいまして、私はできるものはできるし、できないものはできない
というふうにきちんとやっぱり対応していかないと、これからの湯沢町の
町政の安定と継続はなくなるということで、私は訴えたわけでありますの
で、何も街頭でその話はしなかったというようなことは申し上げません。
それと同時に、4の方に関係して飛びますけれども、私はあれもやる、
これもやる、町民の会がどうだこうだといった政策は批判したり、300億
円もかかるのだというようなことを宣伝した覚えは一切ありません。それ
と同時に、私の知る限りでは私どもの議員の応援してくれた皆さんやら関
係する方がこういうことを聞いたことも私は一切ありませんので、この辺
についてはひとつお間違いないように釈明をさせていただきたいと思いま
す。ただ、95億円予算の約2%でというお話のところには、福祉バスや未
満児の医療のことだとか、もろもろ言われましたが、そういうことは町民
の会で言われているのは、私も勉強させていただいてわかっております。
しかし、これはやるかやらないかというのは、その責任ある町長の判断
で執行するわけでありますので、私も福祉バスの運行などはやっておるわ
けですし、福祉タクシーという制度も創設していろいろと今やっておりま
す。ですので、介護手当の支給だとか、そういうものは既にやっておりま
すので、本当に私がまいったなと思ったのは、生活、暮らし優先のまちづ
くりがまことに何もしてないかのごとく書かれていることについては、私
は腹立たしく思っておりました。しかし、これを充実強化していくという
気持ちには変わりがございませんので、その辺は南雲賢議員の言われてい
るような内容とそう変わらないということでご理解いただければと、こん
なふうに考えております。
それから、5の問題の町有地の無断使用という問題でありますが、昭和
54年当時といいますと、私がちょうど議会にお世話になった当時でありま
して、南雲賢議員もおられました。ちょうど冨沢議員や半沢議員も今こち
らにおられる中では、固有名詞を出しますとおられたわけであります。そ
ういうときに、一般質問を当時樋口庄次郎議員が3回ないし4回しており
ます。確かに議事録の中身を見てみますと、例えば下川原の土地の具体名
が出るとか、また高野常久さんの土地がどうだこうだとかいうような固有
名詞は出ておりませんが、一つの公有財産、すなわち町有地の使用のあり
方について、それとなくしつこいぐらい質問をしております。
それで、ここで余りのことも私も言うと、問題がちょっと大きくなるし
うまくないので、申し上げませんが、ただご理解いただきたいのは、ご本
人、いわゆる樋口庄次郎さんが私のところに参りまして、その話はざっく
ばらんに言ってもいいということで了解得ておりますので、その部分だけ
ちょっと申し上げたいと思います。当時は、森下菊二町長さんがやはり町
政を執行しておりまして、そのときに内藤宏議員と樋口庄次郎議員を呼び
ました、町長が。そして、坪80円で決めたから、借地料を。もうこの町有
地の無断使用がどうだこうだ云々のくだりの質問はもう済んだという話を
されまして、きちんと対応したという経過があるそうであります。しかし、
内藤宏さんが、では前の今まで使用していた分の借地料についてはどうな
のだという話を森下町長に対して言ったそうですが、町長は、それはそう
言うなと、前のことは言わないで、これからのことでやるからと。それは、
おかしいではないかというようなことで、いろいろやりとりがあったそう
でありますが、それ以来きちんと決まって、借地料もお支払いをいただい
たという経過があります。まだもっと詳しく云々ということになりますと、
また問題もありますので、申し上げませんが、それのことの了解も得て今
お話をさせていただきました。
それと同時に、現在のトイレが建っております町有地の中に、今回も選
挙戦での問題になった場所でもありますが、ここにつきましては最終的に
町長が受理をしたのではないかと言う南雲賢議員でありますが、私どもの
町は許認可権者ではありません。あくまで新潟県知事にあるわけでありま
すが、ただ経由義務といいますか、それをやはり確認をして土木事務所、
六日町の方に上げるという作業はしなくてはいけないわけでありますが、
その部分について私が申し上げたいのは、年に大変な膨大な数に上る建築
確認が出てきます。そういう部分について、担当者も非常に少ない中で、
やはり町民を私は信頼をするということが大切ではないか、また特別の場
所について現地を立ち会いの上で精査をしていくというのも必要ではない
かというふうに考えておりますが、今回の場合やはりわずか9.9平米ぐら
いのトイレができたということで、どなたが見てもその図面上の中は町有
地であるということが、これは本当にわかることなのです。ですので、そ
の良心に従って、私はするべきが筋だと思うのです。だから、そういう点
について、だれが見てもおかしいというところに疑問を持たれるようなも
のを建ててしまうという、そこがやはりいいことではないというふうに思
っております。したがって、そういうようなことでぜひご理解いただきた
いし、建築の届け出もあったということも後々わかりまして、その点につ
いては総務課の方がきちんとその辺は調査をして、また総務委員会でも図
面を広げて皆さん方にお示しをして、そしてご理解をいただいたというこ
とで私は聞いております。したがって、事実は事実として今申し上げてい
るわけでありますので、ご了解をいただきたいと思います。
次に、固定資産税ということと情報公開という問題でありますが、固定
資産税の評価額のことだと思いますが、この見通しについて申し上げたい
と思います。これからの評価額については、まだまだ時間が少しあります
ので、現時点では明確な答弁というわけにはいきませんけれども、宅地と
いうものを例にとってみますと、湯沢町においても平成10年度は全体とし
ては評価額は引き下げられるというふうに予想しております。しかし、現
行制度のもとでは、土地の評価額が引き下げられても、それが直ちに固定
資産税額に大きく影響することはありませんので、念のために申し添えて
おきます。
それから、土地の評価額ということについては、細心の注意を払わなけ
ればいけないというふうに考えておりますし、今後も十分心がけてまいり
たいというふうに考えております。
最後になりましたが、情報公開の問題でございますけれども、これにつ
きましては公約にも私は掲げてまいりましたし、今の時代背景からしても
やはりガラス張りの公開をするべきだというふうに思っておりまして、新
年度から予算を計上しまして、取り組んでいきたいというふうに考えてお
りますので、よろしくお願いをいたします。
議 長 町長の答弁が終わりました。
南雲議員の2回目の質問を許します。
南 雲 再質問いたします。
答弁しない件もあります。やはり町長の政治姿勢の中で、町長は日本の
憲法のもとで地方自治体がどういう役割を果たしているのかという点につ
いて、本当に理解しているのかどうか。地方自治権というのは、とにかく
憲法の原則なのです。ちゃんと自治権はあるのです。その中で、長は湯沢
町の最高責任者として行政を預かっているわけです。その責任が明確でな
ければ、いい政治ができるはずがない。ですから、後援会だよりに書いて
いるように、自治省の承認が得られないとか、道路や下水道がストップに
なると。こういうことありますか、町長。
いいですか、固定資産税の引き下げ、ただ単純に書いてあるので、問題
が生じる可能性もありますが、要は全国的にも固定資産税というのは大問
題になっているのです。実際地価は下がっているけれども、税金は上がっ
ていると、湯沢だけではないのです。ですから、どこの自治体もこの点に
ついては急上昇して、とにかく高い地価で、そして現在下落をしている地
域、これはどこの市町村も大問題。ですから、政府もそういう地方自治体
の声に押されて、本来ならば3年に1回しか評価しないのを来年、再来年
評価額の下方修正もしていいですと、こうなったでしょう。そういうのが
53.7%の自治体がそれをやると、今自治省の調べの中ではあるのです。そ
ういうのをとにかく湯沢町も対象になってやっているのか、こういう質問
なのです。固定資産税の税金を単純に、今税率を1.4ですか、それより下
げろなんて一言も言っていないです。標準税率で行っている、それより高
くしている自治体もありますけれども、湯沢町は標準でやっていると。で
すから、これを下げろなんて言っていません。だけれども、今上昇してい
るものを下方修正をしていく、これはできるのです。だから、それを明確
に、正確にやれるかということ。だから、湯沢の土地の鑑定が正確になさ
れているかどうかということが一つ問題があるのです。
町は中子のあそこを買ったね、競売に付されても買った。ところが、あ
れだけ下落をしている、あれから何年もたっているから、さらに下がって
いるかもしれない。ところが、鑑定した鑑定した評価はどれだけなのだと。
だから、実勢価格よりも鑑定価格の方が高いのではないかという心配は町
民持っている。そういう点で、固定資産税をいかに町民が求めているよう
に下方修正ができるかできないかというのは、町としても最大限力を入れ
て町民のためにやる責任があるのです。そういうことを言っているのです。
だから、下方修正をできるなら、やっぱりできるだけの努力をしてみると
いうことは、長の責任として私は当然やるべきだと思っております。税金
がだれも納めたくないというわけではないけれども、正当な税金はだれも
納めようと思っております。
政府に盾突くなんていうことは一つもないでしょう。ちゃんと自分たち
の町の権利を行使をしていく中で、国からの交付金も補助金も何も来なく
なるなんて、今町民の会が出した、私たちも参加していますが、出した政
策は、決して国の法律を犯してまでもやっているようなことではないです。
さっき言った今すぐ取り組む施策として、診療所の抜本的な充実や行き届
いた福祉をやっていく、子供たちが伸び伸びと育つ福祉の町をつくってい
く、こういうのに予算のわずか2%も充てればできるのだと、これはすぐ
取り組めるのではないかという政策を出して、これがどうして国のお目玉
を食うことになるのですか、それを聞いているのです。お目玉なんて食う
わけがないのです。町民からは喜ばれるし、国は別にそれをやったからと
いって制裁を加える根拠は一つもないのです。この程度のことは、どこの
自治体でもやっているところは、日本の国あります。子供の乳幼児の医療
費も無料にしている、これは県下にあるのですから。町長だったら、今は
郡の町村長の会長だと、もうちょっと県下の状況も調べてみなさい、ある
いは日本の状況だってすぐわかるでしょう。そして、いいことはやはりや
っていくという姿勢を持たなかったら、湯沢の町民は財政力は県下一だと
言いながら、福祉は県下で最低だと言われるようなことになっては困るわ
けです。
BSNで南光町の16日か、テレビ放映1時間やったけれども、共産党員
の町長だって5期以上、6期目に入っているけれども、ちゃんとそういう
政策をやって町民から選ばれて、政府はこれに対して補助金はとにかくど
この町よりも出しています。新潟県だって三和村には共産党員の村長いま
すが、あそこの村で補助金どのくらいもらっていると思いますか。日本は、
法律に定められている法治国家のはずなのです。
日本共産党は、憲法でも認められている合法制度、あたかも前近代的な、
戦前のような記事を平気で出すという良識、後援会で出したからと言うけ
れども、これ後援会で出したって町長責任があるでしょう。後援会の会長
の名前で出ていますが、確かに。だけれども、候補者である村山隆征氏が
いや、それでいいですと言わないものを勝手に出したと、こういう後援会
報はないはずだ。
町長は、やはり相手候補が出した政策であろうと何であろうと、やはり
いいのは取り入れていくという姿勢がなければいけないと思うし、自分で
行った点で間違いは間違いとして認めてもらいたいわけです。
電気屋の話ですけれども、確かにあそこは建築確認申請が出されて、ま
ちは経由をして県だと、こう言いますけれども、これは個人の土地なら当
然そうでしょう。あそこは町有地、本人も町有地だと思って出したのです。
だから、町がこれを見ないで出すはずがないのです。町有地にものを建て
るのに勝手に出せるという、こんなことありますか。だから、町はちゃん
とそれを見て、あそこでもいいと言って県に出して許可をもらってつくっ
ている。だから、町長に責任があると言っている。いいですか、町長、ち
ゃんと土地の管理は町長にあるわけですから、私は関係ありませんなんて
言ってられないのです。この問題の解決は、町長がしなければならぬだろ
うと思いますが、こういういいかげんなことを町民に出す、よく調べもし
ないで出すということは間違いないと思います。
もう一言言いますけれども、54年当時私も議員でした。50年から議員で
すから、当然知っております。一般質問でたびたびと言うけれども、たび
たびなんてないのですて、議事録には。町有地の問題についての発言は1
回あります。だけれども、これがここだというように該当されるような内
容になっていない。ですから、この無断使用あるいは貸し付けの関係のこ
の問題と一般質問のその問題が、極めて重要な関連があって質問をしたと
いうような状況には全くなっていない。ごく一般的な町有貸付地の問題に
ついて質問をして答弁がされたということです。
議 長 あと10分です。
南 雲 それをあえてそういうふうなごとく文書に書いて出すことに問題があ
る。たびたびというのと1回というのは大分違いますし、事実と違うこと
を町民に平然と出すというその町長の精神がやはり問題だと思うのです、
町長。いいですか町長、これは全く根拠も何もないです。デマ宣伝だった
と言わざるを得ないわけです、証拠がないのですから。
そういうことを謙虚に反省をして、これからの町政をやっていただかな
ければ町民が不幸です。これを選挙の終盤に出して、それは確かによかっ
たのかもしれませんけれども、村山陣営にとって。しれませんけれども、
こういうことで町政を扱っていくということになれば、湯沢の町民不幸で
すし、ここへ来るお客さんも不幸なわけであります。
町長、そういう点で今回の町長の政治姿勢というのがいかに民主主義に
反していたかという点をはっきりと認め、反省をしてやるということでな
ければいけないと思いまして、再質問を終わります。町長の明快な答弁を
求めます。
議 長 南雲議員の2回目の質問が終わりました。
町長の答弁を求めます。
町長。
あと9分です。
町 長 反省すべきは反省して、間違っているみたいなこと言っていますが、事
実を私は言っておるのでありまして、例えば一つずつまた申し上げますが、
余りのことを言うと、これまたいろいろと問題も波及して、お互いにどう
だこうだということになるので、後部のことは言いませんけれども、ただ
一つだれが考えても固定資産税を引き下げるというようなことが冒頭にあ
れば、ではどういう方法があるのだと言えば、今の税率をしてやるという
こと、それが現実に固定資産税を引き下げてやっているところの自治体が
あるのかということについては、私は今逆に答弁を求めたいぐらいです。
だから、そういうようなことを言わないで、一方的に下方修正に切りかえ
ていくみたいなことは、一切たりとも書いていないわけですから、あそこ
には。ですので、そういう点では反論をさせて、町民に暮らし優先、生活
優先、まことにバラ色のような部分はいいけれども、あたかもそれができ
るかのごとくPRをしていく町民の会のものに対して、やっぱり間違って
いるのではないかということで、ただしてきちんと私は申し上げたという
ことがまず1点。
それから、町有地の無断使用云々の昭和54年当時ということありますが、
これは確かに議事録を見ると、一般的な町有貸付地の問題で云々が議論さ
れておりますが、そこに至るまでの経過の中にはやはり先ほど出した樋口
庄次郎議員や、またそれに関係した当時の職員の中でもそれを知っている
証人と言っては言葉があれですが、いるわけです。ですので、そういうよ
うなことを持ったときに、当時の町長もこういうふうに坪80円で云々のく
だりもあって、まだまだ中身の問題も私は知っておりますが、そこまで言
うとまた問題があるので言わないと言っておるので、この問題については
このぐらいにしてほしいということと、それから町有地だと思って出した
ということは、やはり今南雲賢議員も言われるように、本人も貸付申請は
先般の議会で後日出しますというふうに言って、総務課長と参事が回答を
得て帰ってきておるわけですから、そういうようなことはやはり認めてい
るということにならないのでしょうか。
ですので、そういうようなことを私はやっぱり町民として、長は信頼を
してこれからもやっていきたいし、そういうようなことが起こることのな
いように、それも管理監督は確かにしていかなければいけないという気持
ちあります。したがって、これから正しい町政運営を町民とともにやって
いきたいなという気持ちがありますので、ぜひご理解をいただきたいと思
います。
議 長 あと6分ですが、3回目の質問を許します。
南 雲 町長、この具体的なすぐできる政策に対して、どう取り組むかという点
については全く答えない。やりますと言わない。
それから、今固定資産税の関係で税率を下げろなんて私たちも言ってい
ません。非常に固定資産税は高くなってきて大変だと、これをいかに下げ
るかという点では研究をして主張もしてきている。今でもやっぱりこれは、
下げるべきだという点では変わりないです。しかし、簡単に下がるなんて
だれも言っていません。ですから、これが村山町長4年間だって、いかに
固定資産税の問題を町民の要求にこたえて負担を軽くしていくかという仕
事はあるはずなのです。全国でも困っている市町村が幾つもあるから、国
も本来ならば3年に1回しかやらぬけれども、評価額の下方修正をしなけ
ればならぬというところまで国も追い詰められているのです。そういう仲
間に入って、やっぱり一緒にやっていくという姿勢を持たなかったら、湯
沢の町民は大変なのです。そういうことは、固定資産税の引き下げの問題
というのは、やはり基本的にはこれは大きく言えばそういうことなのです、
まとめて言えば。
それと町有地の無断使用の関係ですけれども、これは町長に責任がない
なんていうようなことではないのです。町長の責任です、これは。町有地
に、要は貸付地であろうと直営地であろうと、彼が貸付地だと思って申請
を出して、申請は受理されて許可はされたのです。個人の土地なら、それ
ほど町長に何も言わない。各名地ではない、町有地なのだ。ですから、そ
れを経由していくのに、町は全くめくら判を押してやったと、こう言いま
すか。そうではないでしょう、この前のことだって、中里のいろいろエン
ゼルや何かの問題もそうですけれども、町を経由していくのに対して、町
は目を通して県に上げていくはずなのです。しかも、それが町有地であれ
ば、町長はこれどうかなという判断をしなければならぬだろうと思います。
そういう点で、町長の責任は責任として明確にしてこの問題は解決しなけ
ればならぬだろうと思います。
そういう点で、町長は幾つかはぐらかしている問題もありますが、時間
がなければ再度またしますけれども、答弁を求めます。
議 長 南雲議員の3回目の質問が終わりました。
あと2分ありますので、答弁があったら。
町 長 では、次にします。
議 長 では、その次で。
しばらく休憩をいたします。
10時32分
( 休 憩 )
議 長 休憩前に引き続いて会議を開きます。
10時45分
一般質問を続行いたします。
14番半沢議員。
半 沢 一般質問をいたします。
町長選挙についてということでございます。まず、選挙後初めての議会
ということで、通告もかなりあっぱらであり、反省をしているところであ
りますが、出前行政ということを標榜いたしまして町長はやってこられた
わけであります。いっときは大名行列だとか言われて、町民の批判を受け
た。しかしながら、その姿勢と意欲は今までにない形の町長だということ
で評価をされたという時期もあったわけであります。残念ながら、2期目
の最後になりまして、なかなか後半は区長でありながら参加をボイコット
する区長が相次いだということで、笛吹けど踊らずというようなことであ
ったかなと、こう思うのですが、その中でも選挙を控えたという言い方は
悪いのですけれども、毎年春に行っていた町内巡視を9月に変更した。し
かも、昨年までの要望は棚上げだと、新たなものを出せということで新区
長に要望を出させたと。そして、予算をつけた。これがばらまきというよ
うな表現になるかなと思うのですが、それこそ縁石の取りかえやらグレー
チング、そして側溝の入れかえ、消雪施設の新設というようなことであり
ます。この冬に、選挙前にばたばたと仕事が発注をされたということであ
ります。そしてまた、200とか300という小さな仕事に22社だとか23社とい
うふうな指名を行い、これは公平にチャンスを与えるというふうにも言え
ますけれども、このことで町じゅうの業者は非常に困惑をしたと。山の根
払いしかしたことのない、草刈りしかしたことのない業者が例えば消雪の
工事の指名に入ったと、こんなふうな形の指名をやったと。こういう発注
に仕方をされると収拾がつかない。今後もこのような発注をするのかどう
か、これを一つまず伺います。
それから、あわせまして棚上げというのに私こだわるわけですけれども、
地域の重点要望というのがありました。これは、私どものところでは南田
中線のところに公衆のトイレをつくる、防雪林の下にちょうどいい場所が
あるので、つくってほしいというようなことでお願いもしてありますし、
田中原新田線の踏切除却等についてのことにもお答えを願いたい。特に公
衆トイレにつきましては、もう渋滞が激しいときには車に簡易トイレも積
んでも対応するというような話が前にはされておった、助役も覚えがある
と思うのですが、そういう中で少なくもあちこちのうちの間や駐車場の中
に大きなものを置いていかれるとちょっとうまくないものですから、観光
立町の湯沢としても対応、このことについては明確にお答えを願いたいと
こう思います。
それから、職員採用であります。事務職が3名採用と聞いておりますけ
れども、1次試験合格者は6名だと、こうお聞きしておりますけれども、
何人の方が挑戦をしたか、これもひとつ伺います。また、歯科技工士につ
いてでありますが、これもやはり何名受けて、1次試験に何人合格したか、
当然歯科技工士の採用は1人であったわけですが、そのことについてもお
伺いをいたします。
それから、予算額がなくてもというくだりがありますけれども、これは
予算がつかなくも仕事は完成するというようなケースも間々あるというふ
うなことで、私のこれは思い違いでありますので、削除させていただきた
いと、こう思います。
それから、町道の上の建築物と、こういうことでありますが、これに確
認申請受け付けられて、確認がおりてもう建てられて、しかしながら中止
をさせてもらっております。これは、先ほどの町長の南雲賢議員の答弁の
中に、町は経由をするだけで許認可のあれは持っていないというようなこ
とでありますけれども、県に、六日町土木にただしますと、町が持ってき
て町のあれをもらっているものだから許可を出したということで、私も見
ておらないと。したがいまして、両方とも見ておらないというようなこと
では、こういうことがたびたびなきにしもあらずということでありますの
で、人間が少ない多いにかかわらず、ことしは特にそれほどの建築確認が
出ているとは思えませんが、そうした間違いがあっては困るわけでありま
すので、ひとつ必ず現地を確認申請に基づいて係が見ると、あるいは図面
を精査するというようなことをきちんとさせるように示唆をしてもらいた
いということがまず1点と。
それから、この建築物は町内、部落に一言の断りもなく建てられたと。
しかも、建物を建てた一部の中にもちろん道路があるわけでありますが、
そのほかにもお借りをしているところに建てているのですけれども、そこ
は必ずしも建物を建てさせるという意味で貸したのではないというふうに
貸した側でも言っている。おれは、貸すには貸したけれども、建物を建て
るについては、一言ぐらいあってもいいのではないかなというようなこと
で、土地を貸した人がそれこそ怒っているような状態であります。この辺
のところは17号線の沿線でありますが、将来の道路計画あるいは踏切除却
であるとか渋滞対策、こうしたものにその土地を、町道を廃止をして建た
せるようなことがあると、非常に将来困るということで危惧している場所
であります。これは、虚偽の申請を受けてこれを許可した町の責任、ある
いはこれを経由をして行ったわけでありますが、この責任は重大でありま
すので、その点。
それから、要はそこに行く許認可をした、建てる業者あるいは建築主と
いいますか、こうした人がたまたま選挙絡みで町長の支援をしている方で
あったがために、これが終わってから何か道路を廃止して許可をするよう
なことになるのではないかなというふうなことで、部落の中も相当危惧を
している方もおりますし、また極めて地域の感情が悪いわけでありますの
で、町長はこの建築物を許可をするかあるいは撤去をさせるか、二つに一
つでありますが、ひとつこれを明確にお答えを願いたいと、こう思うわけ
であります。
ただいま電気屋さんの便所の9平米という話もございましたけれども、
61年、62年の当時、田中の区長さん、この方が今の小出自動車であります
が、先ほどの建物のところの地主でもあります。この中で、当時十二様と
いうのがありまして、ずっと神立村のころからその土地を地域で管理をし
てきたわけでありますけれども、それを大蔵省、これは財務局から一応町
が払い下げたと、そして道をつくった、そして側道ができたわけでありま
すけれども、このことに対して今までずっと管理をしておったのに、当然
町がそういう手続をするわけでありますけれども、わずか9平米だか7平
米といいながらも取っ払いだと。このことはどうしてくれるのだというふ
うなことを、町も調査に行った際に聞かれておりますので、これは町長は
54年からでありまして、61年、62年というのはまだ議員であったわけであ
りますけれども、このことを前向きに検討をしていただきたい。これは、
どういうふうにするかお約束でいいのですが、お願いをしたいと、こう思
います。
それから、土地造成等についてということでありますけれども、これは
大源太川の左岸であります。昨年道路認定をしていただきまして、いい道
路になっているところでありますが、たまたま前の湯沢リゾート、高野さ
んという方が土地を所有をしておりまして、そこに川でもないのでありま
すけれども、JRのしっぽが流れておった。それを訴訟問題に発展をして、
選挙前に急遽埋め立てをした。1,400立米だか何かと、こう思うのですが、
これの際に何社指名であったか、まずこれを1回目にお伺いをいたします。
それから、上中子の宅地造成ということであります。端的に取得価格と
現在までの利子、今後の年次計画、発売年次、それと価格予定及び方法を
伺うということであります。この上中子の宅地造成につきましては、平成
7年の7月22日発行の議会だより、この中に私が5回目の選挙を終えて、
すぐ6月の議会でありますが、町長にあそこは抜根して石をとってやった
ら、もうそろそろ仕事を町長始めたなという形になって、受けとめ方もい
いのだと、やったらいかがなものかと、こういうふうに質問をしておった
わけでありますが、そのときの町長の答弁は、軟弱になるのだと。骨材を
とって埋め立てしても地盤が安定しないので、考えていないと、こういう
ふうに答えているのです。それが舌の根の乾かないうちに、私のやれとい
う方向にやったのだから、文句言うこともないのですけれども、抜根して
やったと。このあたりの姿勢も私余りよく思ってないのですけれども、そ
れはそれとして今は見事に整地されておるわけですから、私がやれという
ような方向でいったのだから評価しますが、それも金のかかることであり
ますので、それらに幾らぐらいかかっているのかもあわせてお伺いをした
いと、こう思います。
それから、3番目の二居スキー場の今後ということであります。二居ス
キー場の開発ということでお伺いをいたしますということで出ております
が、これも議会報の38号、これには町長のご答弁は平成4年をピークに
2,100万円売ったと、平成6年は1,200万円であり、見直す時期に来ている、
町は手を引きたいというような話をしておるわけであります。しかしなが
ら、その後もう一つ二居の振興会館をつくったときには、もうやめようと
いうふうな気持ちがあったと思うのですが、そうでなくて町長が……町長
がというのもあれですけれども、町は都市計画の色塗りをしようというと
きに、問題の門馬女史あるいはほかのお偉いさんが一緒に各町内を回って
都市計画の必要性を説いていたのですけれども、その際に門馬女史は
2008年になれば湯沢の町の平地のスキー場というのは雪が降らなくなるの
だと、積もらなくなるのだというふうな発言をしているのです。これは、
今の長岡が正月なくて、とんでもないころオープンする、あるいは浦佐で
もそうですし、だんだんと下の方はないわけですけれども、それと同じよ
うな状態が来れば布場もだめ、恐らく中里だってだめになるかもしれない
です。そう言われていながら、その対策を全然やってこない。
私は、唯一その対策のできるところというのは二居ではないかなと、こ
う思っているのです。なぜなら二居はそこそこ寒さもありますし、今の温
泉もできたりするので、かえってお客さんも来るというようなことからす
れば、あの二居のスキー場こそ、金はかかるかもしれませんけれども、降
雪機を備えて11月の15日、七五三の日にはもう乗れるのだとか、あるいは
20日に乗れるとか、あるいは程度期日を切って、今みたいに雪が降らなく
て困っている。
きのうも冗談で言ったのですが、ロープウェーの所長は自分で一生懸命
おはらいをして、雪が降るようにしたらどうかなどというほどのそんなあ
れですので、これはそのガンを使えばある程度冷え込んでいますので、非
常にそれが可能な場所、これは町営で唯一可能な場所だと思いますので、
この開発をやらねばならぬなというふうなことで私はいつも思っているの
ですが、4年がピークで6年が少なくなったと。さらにまたことしも少な
いから、やめてしまおうというようなことになると、大変地元も困ると思
いますので、しかもまた温泉というものもそこにできまして、受け入れ態
勢はよくなっているわけですので、そのあたりを真剣に考えるとき町営ス
キー場が二居が巻き返しのできるときではないかなと、こう思って伺うわ
けでありますけれども、その3点についてひとつお答えを願いたいと、こ
う思います。
1回目を終わります。
議 長 半沢議員の1回目の質問が終わりました。
町長の答弁を許します。
町長。
町 長 それでは、半沢利貞議員の一般質問に対しての答弁をさせていただきた
いと思いますが、まず一つ、職員の採用の云々で何名でどうだとか、技工
士のときに何名でどういう状況だというのは、担当の課長の方から答弁を
させていただきたいと思いますが、その前のいずれにしても確認申請のも
のを、これはやっぱり何やかにや言っても問題がちょっと出てきていると
いうことは、いいことではないというふうに私は思っておりますので、以
後すべて全部現場をわたるというのも、多い確認事務事項の中では難しい
のかなとは思うのですが、いずれにしてもこういう問題が起きないように
よく現場を精査して、町民に迷惑のかからないようにやらねばいかぬなと。
そして、責任持って経由して土木事務所の建築主事の方に上げていくとい
うものも改めて私自身感じたわけでありますので、きちんとやっぱりやる
ようには指示をしてまいりたいと思います。
それから、発注の仕方でCランクの問題で、今回公平にチャンスを与え
ようということで指名委員会なるものも開いて、みんなで協議をしてやっ
たところ、意外や余り評判もよくないようでありますので、これについて
は早速来年に向けては発注の仕方については、さらに見直すというふうに
思っているところでありますので、それももう中身の問題としては話し合
いをしようということで私は決めておりますので、申し添えておきます。
それから、もう一つは、田中原新田線とトイレ云々については、これも
ちょっと担当の課長の方からひとつ答弁をさせたいと思いますし、それか
ら十二様の問題と、それから大源太川の青線のところをならして云々とい
うJRとの問題も解決をして今回やったわけですが、何社になったか、ど
うだったかというくだりも、これも担当課長の方から答弁をさせていただ
きたいと思います。
それでは、町道上の工事建築の問題、これについてお話をいたしますが、
ご指摘のようにこれも建築確認の段階で私どもは調査意見書というものを
付して土木事務所の建築主事、新潟県の建築主事の方に確認したものなわ
けなのですが、結果としては公道のところに建物が一部もうつくってあっ
たということであります。それで、詳しいことをくどくど言ってもしよう
がないのでありますが、今後のことを申し上げたいと思います。実は、こ
の町道上に建築をされることなど想定していなかったということと同時
に、今後は地権者及び地域関係者の理解を得ることが困難な現状から、道
路管理担当の建設課、それから建築確認申請の経由窓口の企画調整課で協
議をして町道上に建築されている部分の撤去、これを口頭で施行者及び建
築業者に勧告したところであります。それで、今後の対応のスケジュール
については、ただいま事業者等も含めて協議中でありますということを申
し添えておきたいと思います。
それから、上中子の問題についてでありますけれども、これにつきまし
ては取得価格が合計では5億7,000万ほどかかりまして、4.7ヘクタールと
いう広大な用地を取得しました。仮にその資金を定期預金にしておいた場
合の利子というのは5,800万円ぐらいになるわけであります。したがいま
して、現在までの利子ということでは今申し上げました。
それから、今後の発売年次ということでありますし、価格予定のお話が
あるわけなのですが、当時確かに転石、抜根してというお話も平成7年の
ころ承っておったのですが、その当時部内会議ではやはり地盤が緩む云々
という問題がありまして、軟弱になるということで言っておったのですが、
その後専門家等の意見を踏まえてやったところ、いや1年ぐらいたって雪
で締まったりすれば、その建物を建てるには不都合は生じないということ
が判明したものですから、その後転石、抜根ということで今整地をしてお
ります。さらに、今年と来年度には湯沢砂防工事事務所の方にお願いしま
して、残土の搬入を行って簡単な整地も行っているというのが現状ですし、
要するに凍結の解除に向けた準備を今進めているということでご理解いた
だきたいと思います。
今後は、凍結解除の見きわめを検討した後に実施設計の作成を行いまし
て、分譲計画を煮詰めていきたいというふうに考えております。分譲価格
につきましては、大変難しい面もありますが、民間の売買価格動向を参考
にしながら、いかに安く販売できるかを今検討しているところであります。
分譲区画につきましても未定ではありますが、毎年一遍にというわけには
いかないので、15区画ほどの分譲で3カ年ぐらいの計画ぐらいでどうかな
というのが今おおよそのお話であります。
それから、二居スキー場の開発でありますが、このことにつきましては
今すぐどうこうというふうにできる状況ではありません。というのは、ロ
ープウェー事業所の抱える観光事業会計が大変ロープウェーの湯沢高原を
中心として厳しい財政状況になっておりまして、親であります湯沢町の親
会社の方から支援策も講じていかなければいけないということであります
ので、今の状況では二居スキー場の方の開発というようなことは、いかん
せん考えてあげたいところでありますが、とても今そこまで手が回らない
という状況であります。今言われましたスノーマシン、造雪機、そして60ヘ
クタールとかと言われているあの広大な用地は私も現場見ておりますが、
今の力からして町があそこを開発するというような状況にはないというこ
とだけをひとつご理解いただきたいと思います。
あとは担当課長の方から答弁をさせます。
議 長 総務課長。
総務課長 それでは、町長の答弁に補足をして職員の採用のご質問に対してお答え
いたします。
平成10年度の採用予定の一般職員、それから土木職員の採用についてで
ありますけれども、申し込みは全部で19名ありました。受験者数が16名、
1次試験の合格が7名、最終的に2次試験の合格者を4名といたしたとい
う内容でございます。
議 長 あれは。
総務課長 済みません、もう一つありました。歯科技工士ののがございましたが、
申し込み2名で、合格者1名という内容でございました。
失礼しました。
議 長 建設課長。
建設課長 町長の答弁に補足してご説明申し上げます。
まず、1点目の田中原新田線の踏切除却ということだろうと思うのです
が、田中から国道の間、それから田中から農協の間ということで、現在は
平面的な踏切ということになっておりますけれども、ここをどうするかと
いう問題につきましては大変難しい問題を抱えております。それで、私ど
ももいかにすべきかということで調査をしているところでございます。そ
の調査の結果を見て、また上司とも相談する中でその進め方を検討してま
いりたいというふうに思っております。
それから、第2点目の中子地内の高野さんとの土地の関係と、こういう
お話ですが、私どもは添名地内のことを言っているのですけれども、考え
というか場所が違うのかどうかわかりませんが、大源太の河川改修の時代
に伴いまして、高野政文さんですか、その代替地というようなことで大源
太の左岸側を代替地としてご提供申し上げました。その場所につきまして
は、水路もあるということは本人もご存じであったわけですけれども、宅
地としてはいかがなものかということで、その中に通っております水路、
このものをどかしてくれないかというようなことが再三の協議の中にあり
ました。私どもといたしましては、JRの水が流れているものですから、
それから切り回しをした場合には非常に多大な工事費がかかるというよう
なことで話を詰めてまいりましたけれども、突如調停を出されました。そ
の中で、私どもはできる範囲といたしましては、JRの水をとめてその水
路を埋める方法が一番安いだろうということでJRに協議いたしましたと
ころ、水を下まで流さないような措置はできるということで、その後私ど
もがそこに土砂を入れて平らに整地をするということになりました。その
業者に対する発注の業者の数は幾つかと、こういうご質問だと思いますが、
今手元にございませんので、後でお答え申し上げたいと思いますので、よ
ろしくお願いいたします。
議 長 執行部の答弁が終わりました。
半沢議員の2回目の質問を許します。
半 沢 まず、仕事のばらまきということの件の中に今の高野政文氏の土地も入
っているわけですが、これが二十数社というふうに私聞いているのですが、
その中にダンプもないような会社も入っておったと。これは、ダンプがな
くとも今はリースもありますからいいのですけれども、何かどうも訴訟に
なった以前に、私は彼とも親しいわけで、中里方面では非常に下水の工事
もしているし、どうだいお金を幾らか払ってもらって埋め立てればいいの
ではないかと、当然JRの方の話もついていたわけですので、そういうふ
うな話を私自身も勧めていましたし、課長にもあるいは業者の方にもどう
だい埋めるところあるよという話をしていたのですが、たまたま大急ぎで
それをやられたと。しかも、これなから400万ぐらいな仕事でなかったか
と思うのですが、わざわざただで埋める場所があって、そこに土を埋めら
れる、業者も喜ぶし、町もいいわけで、そういう作業をしないで、公金を
使ってやがやがと埋め立てる。業者は、400万でも仕事もらえばうれしい
からいい。これもどうも選挙絡み臭くて気に入らないし、またそれが特に
高野氏の電気屋の親類の橋であったり、選挙も一生懸命彼もやったようで
すが、そこまでやるかなというふうなことで、私はどうもクリーンな町長
のやることではないなと、こう思っておったわけですけれども、これは結
果的にやってしまったことでありますので、しようがないですけれども、
特にそういうむだをなるべくなくして、くぼ地に土埋めるなんぞはだれで
もできる話だし、町が指定してここへ埋めろと言えばできることでありま
すので、そういうことを誠意持ってやれば、向こうだって訴えもしなけれ
ば何もしない、こういうふうに思っているのですが、その辺はお答え要り
ませんけれども、今後そういうことのないようにしてもらわぬと困ります。
それから、職員採用につきましてですけれども、これはどうも私がお聞
きするところによると、中里の方のお名前言うと何ですが、町長の方から
勤め先に電話が行って、それが町長から採用してもらうようになったとい
うふうなことをその喜びの余り言ってしまった。それが普通の一般の人に
聞こえた。それもやっぱり何か選挙の取引にされたような映り方をするの
です。そんなことを町長が一々勤め先まで電話をして、おたくのせがれを
使うからと、あるいはそのお母さんがうちのせがれ使ってもらうようにな
ったなんて喜びの余り言うようなことだって、これもどうもいかがなもの
かなと、こう思います。これは、その人が非常に優秀な人だかもしれませ
んけれども、気の毒ですけれども、どうもそんな嫌いもある。
それからもう一つ、歯科の技工士の問題ですけれども、これは今そこに
ある中沢さんの後ろの歯医者さん、これはだんなさんが技工士だそうです
ので、当然そこでやるそうですけれども、ほかの歯医者さんというのは技
工士さんというのはいないのです。これは1人人間を雇ってすれば、それ
は湯沢の人間ですし、その長男でしょうしいいことぐらいはないけれども、
あなたが常々言っている東京都湯沢町の株式会社湯沢町の発想でやるのだ
と。しかも大変な時代だと、それも診療所だという中では、そういうもの
を外注に出しても、19床あるベッドががらあきにならないように、今まで
2人採用して、もう何人か入院させようと思ったら、もう一人すればもっ
と入院ができるわけですので、外注に出せるようなものはすべきであった
のではないかなと。採用してしまってからそんなこと言っては何ですけれ
ども、そのあたりの町長の言っていることとやっていることがどうも裏腹
であるので、これ基本的にどういう考えを持っているのか。外注に出して
安く上げて、看護婦を1人余計雇って夜勤をさせて、今まで2人しかベッ
ド泊まっていなかったのを3人なり4人なりにすれば、町民は安心してい
られるわけです。それが、例えば安心して住める湯沢の町ということにな
るのではないですか。外注に出してもできるものをほかの歯医者だって外
注に出しているところいっぱいあるのです。それをわざわざやるというそ
の気持ちが私わかりませんので、どうしてそこまでするかなと。その辺を
ひとつもう一回伺わせていただきたいと、こう思います。
それから、町道上の建築物でありますけれども、これは精査をするよう
に指導するというふうなお話でありますから、当然でありますけれども、
最後の方に私はやるかやらないか、撤去させるかさせないかということあ
りますので、どうもニュアンスが余りはっきりしないのですが、公道の上
は撤去をさせるというふうに受けとめていいのか、それから全部というわ
けにはいかないと思うのです。これは、個人の借りている土地と町の土地
があるわけですから、そこを明確に。何しろ道路上にある部分は撤去させ
るのだということを明確にお答えを願いたいと、こう思います。
それから、2番目の上中子の宅地造成でありますけれども、これは利息
が5,800万円ぐらいだと、こういうふうにお答えがあったのですが、その
当時取得をしたお金5億7,794万六千何ぼになっているのです。それが平
成3年から今まで、今は平成9年ですか、7年も8年もあるわけですけれ
ども、この間での5,800万ということでしょうか、それをひとつ計算がで
きないので、お答えを願いたいと思います。
それと15区画ずつ3年ぐらいでやろうと、こういうお話でありますけれ
ども、おとといの町長の施政方針の中には宅地造成のことは一つも触れら
れていなかった。これは、指摘をされて町長の方で下水道を平成10年に繰
り越しをして編入をしたいということでありますので、10年というと来年
ですが、編入したJRの下をくぐってこれるようになるのか、あるいはポ
ンプアップをして今の変電所の方へ持っていって、添名の方からおろして
くるのかそれはわかりませんけれども、では10年から15区画ずつというふ
うに受けとめていいのか。例えば今まで2,000万もかけて絵をかいて、十
何メーターの道路をつくって木を植えてせせらぎをつくってというふうな
形になるのか、一般的なごく普通のものになるのか。町長は、グレード、
グレードと言って5億何千万もかけたところに、そのほかにもあれは東武
コンサルですか、2,000万以上の金をかけて絵をかいていたわけですけれ
ども、そうなれば6億になるのです。それに利息が今言った5,800万かど
うかも聞きますけれども、どの程度のものをつくりたいのか、それも皆さ
んに相談してとかと漠然としたものでなくて、そのきちっとした何平米と
か何坪ぐらいのものでというふうな形でしてもらう、あるいは方法もある
と思うのです。仕事がないから地元の大工さんに1区画ずつ買わせてそこ
につくらせて、競争で売らせてやる方法だってあります。そんなあたりも
ひとつ伺いたいと、こう思います。
それから、3点目の二居のスキー場であります。このことについては、
先ほどはちょっと申し上げなかったのですが、当時平成7年の6月の議会
で私がやまどり原の財産はどういうものだというふうに伺っているので
す。それは、私は後日議会の議事録を見ましたところ、助役の方がこれは
やまどり原は一般財産だと、こういうふうに答えているのです。確かにそ
ういうふうに答えているわけでありまして、それが何ゆえにこの平成9年
の予算編成の中に、これは7、1、4の17観光整備費ということで2億
4,250万、これで買われているのです、やまどり原が。一般会計から金出
しているわけです。そのあたりがなぜそうなったのか。私は、もともとあ
そこはロープウェーの財産だと思っておったわけですから、やはりあれは
ないのですけれども、それのときに助役は一般財産であるというふうに答
弁をしておって、それを今度はロープウェーの財産だからといって一般会
計から買い上げたという事例がありますけれども、どこでどうなったのか。
それはあづまさん、半沢さん、どうも私が勘違いしていた、違ったのだと
いうふうな話でもあれば、私もやっぱりそうだかと、こう思うのですが、
これは町長ではなく助役が答弁してもらわなければなりませんが、そのこ
と。そのほかにまだたしか二居には財産があるはずであります。それを存
じておると思うのですが、それもなるべく高いとき売った方がいいという
課長もいます。安くなってから売るのではうまくない、どっちみち下水の
処理場もつくらねばならぬというときには一般会計からまた買ってすれ
ば、下水の方のをすれば、またちょっとはそれこそロープウェーのそれも
いいのではないですかと、こう思うのですが、その辺も含めてまたもう一
回答弁願います。
議 長 半沢議員の2回目の質問が終わりました。
町長の答弁を求めます。
町 長 それでは、再答弁をさせていただきますが、誤解のないように申し上げ
ておきますが、町長選挙に絡んで職員の採用を云々というくだりがありま
したが、私は前段で出てきている高野政文氏の土地の云々で職員によくし
てやれだの、どうたらこうたらとかいろんなことを言った覚えは一切あり
ませんし、そのことについては私全くわかりません。ですので、そういう
ことはなかったというふうに言明をしておきますし、職員の採用につきま
してははっきり言いまして、私一人がやっているわけではありません。も
う私になってからは5人、6人と多くの中でもってきちんと面接もしてお
りますし、それから協議もしますし、その第一段階では人事事務組合の方
で精査したコンピューター管理の採用通知というのが来まして、それは担
当の参事からも経由してきちんと総務課長を経てきますので、私が手を加
えてどうこうという問題ではないということをひとつご認識いただきたい
と、こう思っております。
それから、歯科技工士の問題につきましては、担当事務長の方の話を聞
きますと、やはり歯科医師の笠原先生もやはり非常に外注の場合と違って
自分でもってここはすぐ見てくれる、こうしてほしいというようなことを
きちんとやる人が必要であるということなのです。それをやることにおい
て、非常に患者さんに対していいサービスができて、早急にできると、そ
れで腕もいいというような話も、いい人が来ればなお結構だというような
話の中で踏み込んで、ではやりましょうということで決まったわけであり
ます。
それと同時に、もう一つはあと上中子の5,800万の定期金利の場合は、
平成3年からずっと平成9年の11月までのやつをやった5,800万ですので、
そのとおりであります。
それから、公道、いわゆる町道の上の小出自動車の問題につきましては、
先ほども答弁したように公道上の建築物に関しましては、まさに地権者及
び地域関係者の理解を得ることが非常に困難な現状なのです。したがって、
今私どもの方では口頭でありますが、町道上に今建築されている部分の撤
去、これを施行者及び建築業者に勧告をしているというところなのです。
今後今のスケジュールについては、協議中だというふうにお考えいただき
たいと思います。
それから、上中子の宅地分譲についてのことなのですが、どの程度とい
うことでありますが、グレード高くて云々という時代背景でもないので、
今はやはり一般的な低廉な価格というか、飛びつきやすいような坪数と、
そして値段というようなことを考えると、やはり今の時代背景からしても
高級住宅云々という考えは持ち合わせていないことをひとつご理解いただ
きたいことと、それから詳しくはどの程度のものでどういうふうになって
というのは、これから詰めて実施の中に入れていきたいというふうに考え
ておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
こんなところでしょうか、あとは助役の答弁でいいのでしょうか。
議 長 助役。
助 役 二居のあれが一般財産であるという答弁をしたそうでございますが、議
事録にそう書いてあるということであれば多分間違いない発言だと思いま
すが、一般財産でないという、その後の認識のもとでことしの春支援策の
中で行政財産という扱いでやらせてもらったわけでありますので、そうい
う発言があったということは間違いでありますので、おわびを申し上げた
いと思います。
それから、二居の川原の地区の土地の問題は承知しております。ですの
で、あそこはこれからコクドさんがスキー場の開発の中であそこの駐車場
がどういうような形でこれからなっていくのかわかりませんけれども、私
どもの二居の地区の下水道の計画の中では重要な土地だという認識はして
おりますので、そういうふうにとらえていきたいというふうに思っていま
す。
議 長 半沢議員の3回目の質問を許します。
あと10分です。
半 沢 まず、採用の件については、そういうことでないということであるので、
率直に信じてもいいのですけれども、ぽろっと出るというあたりが、お母
さんが感謝の余りに採用してもらったのが出たというのだけは、これは事
実あるので、私がうそを言っているわけではありませんので、ひとつ心し
てもらいたいと、こう思うのであります
それから、町道上の建物、これは地域の感情が非常に悪いです。したが
って、今町長の言ったように……ですけれども、これは町が勧告をすると
いうことではだめなのです。六日町土木の建築課の、そこに岡田さんとい
う人が確かにいるのです。そこの方に私も聞いてみたところが、町の対応
待ちなのだと、町が撤去をすると言えば我々は撤去すると言うのだと。そ
うしないといつまでたったってしないのです。町が撤去するなんて言った
って、町が許認可くれているわけではないのだから、やっぱり六日町土木
の方へ町が言って、そして六日町の方から撤去をしなさいと言わなければ
撤去しません。そこだけは間違えないように。町は、先ほどから言うよう
に通過するだけなのだから。通過する町が撤去するなんて言ったってだめ
だ、上の方でもってやっているわけだから。わかりますでしょう。そうい
うことですので、六日町の方にきちっと伝達を願いたい。私もこのことに
ついては頼まれてもいるのです。ほかの議員の方も頼まれていたというふ
うな話も聞いていますけれども、やはり私は町道上にこういうものはだめ
だということで、だめなものはだめですというふうな形でお断りをしてき
ていますけれども、したがいまして私も20日にこのことで会うことになっ
ていますので、きちんとだめだと、町長もそういう考えだからというふう
にお伝えをしますので、よろしくお願いします。
それから、上中子の宅地の問題でありますけれども、これは本当に長い
こと皆さんが待ち望んでおった場所でありますので、一刻も早く平成10年
に下水をやるのにまた来年からやるというので、なかなかそれも無理があ
るかなと思うわけでありますけれども、例の10年間で4万7,000円しか払
っていない森下組に5,057万という巨額の金でやっている場所なのです。
条例で10年間で4万7,000円しか払っていない、5,057万もやった場所をな
るべく早く、そして定住人口がふえるようにひとつお願いをしたいと、こ
う思っています。
それから、二居スキー場の開発ということは、これから特に町長こうい
う少雪、エルニーニョとかいろんな問題もありますので、あそこが唯一私
が先ほど言ったように降雪機で雪を降らせる場所かなと、こう思っていま
すので、多少金がかかるだろうけれども、あこまで金かけて温泉もやった
というようなことから、もう一頑張りしてほしいなと。斜面も非常にいい
し、そういう雪を降らせるには最適な場所だと、こう認識していますので、
以上これは全部要望になりますが、ひとつよろしくお願いをしたいと、こ
ういうふうに思います。
終わります。
議 長 半沢議員の一般質問が終わりました。
柿崎議員にはきのうも非常に申しわけないのですが、質問だけにしても
らいたいと思いますが、お願いします。
5番柿崎議員。
柿 崎 どうも時間のめぐり合わせが不運な男みたいで。
それでは、一般質問をいたします。第1番目の救急救命士の増員につい
てということでありますが、現在魚沼消防署には3名の方が、今年度1名
の方が国家試験に合格されまして、昨年、一昨年といち早く対応いたしま
して、3名の救急救命士の方が配置されております。なぜ救急救命士の増
員かといいますと、ご存じのように全国的に、特に山間部ですか、救急車
があっても病院までに行く間に、助かる人がいるのに助けられないと、そ
ういうようなことがありまして、国家試験において救急士の方は医者との
無線連絡あるいは有線の連絡をとりながら、医者に準じた治療ができるわ
けです。いわゆる心臓のマッサージとか、それから医者の指示によって電
気ショックとか、そして特に脳疾患関係で倒れられて、一刻の猶予も許さ
ない人にはそういう対応が非常に好ましいわけですから、そういうことか
らこの救急救命士というのが存在が叫ばれるように、大体三、四年ぐらい
前からなったそうであります。
そして、この救急救命士の方はご存じのように国家試験でございますの
で、非常に現在は各自治体で救急救命士の養成を求めておりまして、現在
でも魚沼消防署さんの方でも3名では足りないということでぜひというこ
とになりましたが、その受け皿が新潟の場合は東京と福岡にあるそうでご
ざいます。そして、もう一名ということで申請しましたところ、魚沼さん
の方は現在3名までいると、そういうことであるからひとつ来年度は勘弁
してくれと。ということは、約半年間の養成期間というのですか、研修制
度がありまして、びっちり朝から晩までやるそうでございます。もちろん
人の大事な命を扱うわけでございますから、そのぐらいの半年間の医者に
準じたいろいろなことを多分学ぶわけだと思いますが、それでようやく国
家試験を受ける資格があると、そういうことなので、現在は来年度はだめ
で3名の方でやりくりしなければならないと、そういうことであります。
日ごろ我が湯沢町はスキー場であります。特にこの冬の間の救急医療に
対しては、索道協会の皆さんも大変心配されまして、せんだっての安全対
策会議にも町長は出られたと思いますけれども、そこでもやはり24時間診
療に対応すべきということを各スキー場から言われていると思いますが、
一番今湯沢町に求められているのは24時間診療体制よりも、こういう救急
救命士の方を増員して対応するのが一番いいのではないかという専門の先
生もおっしゃっております。それで、現在は魚沼消防署だけにしか配属さ
れておりません。かといって、3名といいましても休みもあるし、24時間
でいますから、明け番もありますので、通常はとにかく1人になるそうで
ございます。そこで、平賀消防署長さんに私も伺ったのですが、結局湯沢
分署にはいない。もし浅貝の方でそういうような事故があり、あるいは倒
れられた方がいて、非常に救命を必要とする場合どうするのだと聞きまし
たら、魚沼消防署に待機している救命士の方と浅貝から同時スタートしま
して、多分湯沢だと思いますが、それでドッキングしてやります。ですか
ら、やはり分署長はできることなら湯沢分署の方に当然配置されることは
私たちの理想でありますと、そういうふうに私にはおっしゃってくれまし
て、今回の質問に関してもぜひそういうふうに、これは広域の問題でござ
いますけれども、お願いしてくれと、そういうふうに非常に励ましの言葉
をいただいた次第でございます。
それで、今年度予算で救急救命士の方がおりましても、現在の救急車で
対応できませんので、広域の方から予算づけがされたそうでございます。
約5,500万ぐらいの高規格自動車です。高規格自動車の中には全部心電図
を備えているとか、あらゆる救急救命に必要な機材が備えてあります。我
が当町におきましては、この間救急車を1台寄附いたしましたけれども、
あれの物すごい装置、ハイテクノロジーの装置があると考えていただきた
いと思いますけれども、将来的におきましては、今1台ですが、それも湯
沢分署の方にも配置してくれたら理想的だとおっしゃっていました。そう
いうことで、いかに今我々の湯沢町が対応できるのは、やはり救急救命士
の増員ということでありますので、これを何とかして町長の方にも広域事
務組合と話して、そして促進していただきたいというのが第1の質問でご
ざいます。
それから、第2の産業廃棄物対策についてでございますが、もうご存じ
のように宮田先生、林先生もいろいろこのダイオキシンのことで言われて
おりますが、要は私の言わんとする趣旨は、湯沢町はやはりスキーの産業
でございますから、スキー場にかかわらず民宿やられている方が靴を出す
のです。私もそういう同じ商売していますので、ところが昨年からは一切
受け付けてもらえなくなりました。スキーは1台300円で環境衛生センタ
ーの粗大ごみ処理場でやっていますが、スキー靴はご存じのように非常に
大きいものですから、有機塩素系のものとして家庭用の一、二足、いわゆ
る一般家庭ごみとしては燃えるごみの中に入れて処理してくれますが、と
ころが今ご存じのように小さな民宿の方でもレンタル持っています、20台、
30台。そして、長くても3年サイクルぐらいで靴を今かえますから、ノル
ディカ、あの辺の普通のいい靴でも大体五、六千円で買えます。ところが、
これが受け付けてもらえないとなると、どうするかといいますと、昨年聞
きましたら五十沢にあります新潟ガービッチさんの方が受け付けてくれま
して、大体立米1万円なのです。立米1万円ということは、多分5足ちょ
っとぐらいしか入らないのです。そうすると1足2,000円も取られるわけ
です。湯沢町の産廃の条例でも事業系のごみは自分で処理しろというふう
に定められておりますので、こればかりはお願いするほかございませんが、
民宿の方にも言われたのでございますが、やはりこれはどうか町の方でし
てくれないのかと、そういうことで非常に困っておりました。20足、30足
ぐらいは普通の民宿の方でも出ますので、これらについて町長としてはど
ういう考えを持っているのか、現実に困っている問題がありますので、い
かに条例では自分で処理しろと言いましても、やはりそこは温かみを持っ
て対応しなければいけないと思いますので、この件についてどういう考え
を持っているかお願いします。
3番目は、河川浄化条例でございますが、以前私も8年の3月の定例会
において湯沢町は水の清い魚野川の最上流部に当たりまして、我々が一生
懸命になって川の水をきれいにしなければいけないと、そういうことを申
し上げました。それを一般質問しましたところ、町長は水環境は大切にし
なければ、町長の言っているところの花・水・木構想は生きないという前
向きな答弁がありました。これから1年ちょっとたっておりますが、これ
がどのような進捗状態になっていますか。やはり町長が自分の花・水・木
構想の中で、これを大きな問題として水環境に対する考えを持たねばいけ
ないというのが私も今持っているわけでございますが、せんだっても六日
町土木の方なんかとお話できる機会がございまして、やはり今の建設省の
考えは非常に地域住民の考えを尊重するようになってきたと、3面張りに
はしてくれるなといえば、しない方向だそうでありますから、河川浄化条
例という全般にわたりまして、川をきれいにするということではなくて、
我々町民一人一人が最上部の源流部に位置する町民としまして、自然環境
の意味からも手を合わせて、特に立柄橋あたりにはたくさんのキャンパー
が訪れますので、そういうふうになりましたので、一つでもそういう方に
も啓蒙を図って、自分の川は自分たちできれいにしておこうと、そういう
つもりでこの浄化条例の制定をお願いしているわけでございます。
以上3点でございますので、第1回目の質問は終わらせていただき……
議 長 空き缶ポイ捨て。
柿 崎 ごめんなさい。これは、せんだって空き缶ポイ捨て条例が観光協会長よ
り出ましたけれども、空き缶ポイ捨て条例ちょっと調べてみますと、非常
にこの条例のあれは、特に罰則かかると法令的に非常に難しいところがあ
るみたいでございますが、湯沢町の廃棄物の処理及び清掃に関する条例が
あるわけで、それとドッキングできるような可能性がありますので、この
空き缶ポイ捨て条例なども町観の会長として、やはり湯沢町をこれはきれ
いにするという本当の観光立町でありますから、その立場からこの条例の
制定について陳情されているわけですから、これはもう既に半年近くたつ
のでございますが、この辺に対してどのような進め方をしているのか、あ
わせてよろしくお願いいたします。
第1回目の質問は終わります。
議 長 柿崎議員の1回目の質問が終わりました。
答弁は午後からにしたいと思います。
それでは、昼食休憩に入ります。
11時49分
( 昼 食 休 憩 )
議 長 休憩前に引き続いて会議を開きます。
13時03分
午前中の5番柿崎直治議員の質問に対しての執行部の答弁を求めます。
町長。
町 長 それでは、柿崎直治議員の一般質問の答弁をさせていただきます。
まず、第1点の救急救命士の増員ということについてでございますが、
このことは大変重要な問題でございまして、柿崎議員も随分いろいろと勉
強されたようでありますが、この救急業務は患者等の搬送業務のみならず、
適切な応急処置を必要としているということです。そして、医師の指示に
よりまして、救命処置を行う救急救命士はその処置を行うことのできる高
規格救急車の配置が前提でありますが、現在魚沼消防管内に配置はありま
せんが、国の補助枠の中に今年度採用される見込みが立ちましたので、魚
沼消防本部にこの高規格救急車を1台導入する予定にしております。
また、救急救命士の、これは国家試験ということですが、資格の取得に
つきましても、現在の養成所が東京と福岡の2カ所ということだけであり
まして、全国の消防から入所希望が多いため、今全員の入所が困難である
というような状況にあります。入所者は6カ月間の教育を受けまして、国
家試験を合格した後有資格者となります。現在魚沼消防本部にはようやく
3名の配置ができたということで喜んでおりますが、湯沢分署につきまし
ても救急救命処置の必要が高い現状から、高規格車の配置と救急救命士の
養成を年次計画を立てて実施していこうというふうに考えております。
次に、産業廃棄物の対策についてでございますが、このことにつきまし
ては、今広域の環境衛生センターでは、言われるとおり事業系のスキー靴
は受け入れておりません。スキー靴の材質がプラスチックあるいは塩ビで
燃焼温度が高く、炉が破損すること、温度が高過ぎて。また、ダイオキシ
ンの発生剤であるというようなことによりまして、既設の焼却炉では受け
られないというような状況で、処理機能を有した民間処理施設へ搬入して
いただいているというものであります。そういった中で、急に新しい炉は
ということでは、改修を行ってということですが、いずれ時期を見まして
そういうスキー靴等も受け入れられるような処理機能を有した施設に新施
設の場合は取り入れていきたいというふうに考えております。
次に、3点目の河川浄化条例の関係と空き缶ポイ捨ての問題であります
が、柿崎議員のお話のように私ども町民といたしましても、湯沢町の豊か
な自然、美しい自然環境とか、景観を保全していくということは町民にひ
としく大事でありまして、その保全に実効のある施策というものは積極的
に推進していかなければならないというふうに思っております。
それで、今提案のあります河川浄化条例、空き缶ポイ捨て条例の制定と
いうことでございますが、我が湯沢町は湯沢町衛生組合という組織的に全
国にも誇れる実践組織がございます。湯沢町と衛生組合は一体となって河
川の清掃、それから不法投棄の排除、それから環境美化事業というような
ものを推進しておりまして、まさに環境を保持しているということであり
まして、ご指摘の条例制定している、または検討中というような市町村と
は事情が異なるというふうにも思っております。急がないで、これから制
定市町村の成果、執行状況を見て検討していきたいというふうに考えてお
ります。モラルの問題ということになるわけですので、最終的には。これ
を罰則規定を設けるとか、具体的なことをやっている町村もあるのですが、
それらもいまいち評判もよくないようなお話も伺っておりますし、実際条
例制定して新聞に出て、それだけで終わっているという自治体も多いわけ
でありますので、やはり条例集に1項目を加えて云々ということだけでは
申しわけないわけでありまして、必ずきちんと成果の上がるような方策を
検討するべきだということも考えております。
また、県の環境基本計画というものに基づきまして、この二、三年うち
に市町村も市町村環境計画というものを策定しなければならないもので、
この計画の中には河川浄化、空き缶ポイ捨てというようなものも重要施策
として盛り込まれておりまして、湯沢町の特性や住民ニーズというものを
踏まえた計画として対応していきたいというふうに考えております。
以上であります。
議 長 町長の答弁が終わりました。
柿崎議員の2回目の質問を許します。
柿 崎 それでは、2回目の質問をします。
町長も救急救命士の必要性を大分認識していられるようなのでありがた
いことですが、これに関しては質問というよりも要望になりますけれども、
やはり分署長さんの話を聞いても、できるだけ早いうちに広域さんの方で
湯沢分署にも配置してもらいたいと、高規格自動車は5,500万ぐらいかか
るそうなので、金銭的に大変高価なものであるのだけれども、やはり湯沢
町には21キロかかる浅貝の方の山の方の遠いところもあるものですから、
何とかして早くそういうふうな体制を整えてくれればありがたいという分
署長さんのご意見もありますので、町長ひとつ広域のあれの方で早く配置
できるようにこれを努力してください。
それから、産業廃棄物の問題ですけれども、僕の質問と町長がこういう
例が今も現に起こっているわけですから、どう対処をしてくれるというの
は、先の長い話みたいな答弁をなされましたけれども、確かに受け取って
くれないのですけれども、南雲所長さんの話によりますと、今の施設がや
がてあと4年ぐらいで、もたせたいのだけれども、今14年目だそうですか
ら、一応目安は15年で。ところが、今の厚生省のダイオキシンの対策のガ
イドラインによりますと、今は無制限でしたから100あっても200あっても、
ダイオキシンというのは10億分の単位ですから、今のところだと10億分の
100ナノグラムがあってもいいそうなのですけれども、来年までに改善さ
れるということで、そうすると最低でも80ナノグラムかな、にすると。こ
としの1月に計測したら16ナノグラムで、それは全然問題なくクリアする
ということでありますが、10月に検査しているのですが、その結果はまだ
出ないそうでありますが、1月よりはもっと低い数字になるであろうとい
うことであります。
ところが、やはり焼却炉自体が老朽化していますので、これが平成14年
まで、それ以降は取りかえると新規として認定されるそうで、そうすると
今度は1ナノグラムという国の基準に適合しなければだめだそうでありま
して、今2.5トン掛ける2で処理していますから、規制がいろいろありま
して、2トン以下、2から4トン以下、それから4トン以上毎時の処理能
力がある、3段階に分かれているのですけれども、環境衛生センターの場
合は2から4トン、これは1度についてですから、一つの炉で。そうしま
すと、2から4トンの部類に入りますと、やはり現状をやった場合、4年
後政府案の中でこれがだめだというと、今度は新規となるそうなので、そ
うするとやっぱり80億ぐらいかかるそうなのですけれども、そうしますと
そのときは完璧に受け入れられる、スキーとか、産廃の中でも塩素系のや
つが燃やせると、プラスチック、それからそういうやつもできるだろうと
いうことなのですが、4年まであと5年間ぐらいあるわけですから、14年
までは。非常に待てないというのが我々の現状であります。どこか安い業
者を町長探していただければ幸いなのですけれども、何せ立米1万円も取
られると大変なものですから。
それで、それに関連しますが、環境衛生センターの予算が昨年度でも大
体43億円ですか。そのうちに23億円が大体ごみ処理でありますけれども、
湯沢町ちょっと調べてみたのですけれども、組合全体の負担金になります
と、湯沢町は6億7,000万ほど広域には支出しているわけですが、町民1
人当たりになりますと湯沢町は何と7万2,000円ぐらいになっているので
す。塩沢が3万2,000円、六日町が2万9,000円と、これは人口の数にもよ
ると思いますが、非常に多大なお金を湯沢町は広域に支出しているわけで
す。そして、ごみの量というのが平成元年から7年までですと、湯沢町が
平成元年が5,300トン余りで、7年度が5,400です。ところが、塩沢が元年
が4,400、7年度が6,200、六日町は余り伸びがありませんけれども、
6,900と、7年度は7,800トン、としますと伸び率を言いますと塩沢が
28.54%、六日町が11%、湯沢町は昨日田村課長さんに聞きましたら余り
伸びていないと、7年度で1.57の伸び率ですから、湯沢町は余りごみが出
ていないのだけれども、なぜこんなに負担金が多いのだろうというふうに
考えるわけですが、塩沢町は人口が2万余、六日町は3万近くありますけ
れども、それに比べると湯沢町は塩沢町の倍以上出ているわけです。人口
が少ないせいでありますから。こういうふうに多大な金を町としては広域
事務組合に支出しているものですから。ちなみに、南雲所長さんの話によ
りますと、これが平成14年度以降にかえた場合は100億円ぐらいかかるの
ではないかということなのですが、そうすると全町4町を比べると大体6
万人としてみますと、1人当たり17万円ぐらいの負担になると。いろいろ
政府の交付金の措置がありまして、100億円かかったって10分の1ぐらい
が補助金ですから、そんなことやっても大体二、三十億の負担金で済むと
思いますから、幾ら大きな金がかかっても租税措置法で大分安くなるので
はないかと思いますが、こうして多額の金を払っているのが湯沢町なので
すけれども、質問の趣旨にちょっと外れるかもしれませんけれども、こう
いう分担の割合のあれというのは、どういうふうな査定になっているので
しょうか。町民1人当たり7万2,000円というお金を払っているわけです。
ごみの量がえらい少ないし、伸び率も少ないし、塩沢、六日町はどんどん
伸びているのですけれども、湯沢町は大した伸びではなくても、年々この
ぐらいの金払っているのではないかと思うのですが、何か不公平と私感じ
るものですから、ちょっと廃棄物のタイトルと質問の趣旨が違いますけれ
ども、ついでにお考えをお聞かせください。
それから、河川浄化条例の件は、確かにあれなのですけれども、先ほど
あれしましたら、昨年からの話で、前課長さんにもお願いしてあったので
すが、引き続いてまたいろんな全国からの資料をとってくれていると思う
のですが、やはり環境問題を例にしますと、来年、再来年それを待つとい
うのではなくて、やはり前向きに自分たちから川をきれいにしていく、環
境を整備していくという気構えが大事だと思いますけれども、そういう県
のあれを待っていても切りがありませんので、もし執行部でできなかった
ら私勉強して条例案を原案として提出しようと思いますが、そういう覚悟
もあるのですが、やってできないことがないみたいなので、同僚議員の協
力を得まして条例をつくってこようかという気もあるのですが、その点い
かがでしょうか、2回目の質問を終わります。
議 長 柿崎議員の2回目の質問が終わりました。
町長の答弁を求めます。
町長。
町 長 救急救命士の増員については、湯沢の場合の高速交通体系、それから各
スキー場関係の入り込み客の増というようなことを考えると、私も角谷先
生とお話をする機会がありましたら、こういうふうに対応していった方が
生命は保てるし、安全なのだというお話もありましたので、高規格の救急
車の配備ということも含めてこれからも努力してまいりたいと思います。
2点目の民間の云々のところでは、新潟ガービッチというお話もありま
したが、急にこれを20足、30足というところを現在処理できないというの
は、ご承知のように炉が高熱ですと非常に破損をするというようなこと。
それから、大分老朽化が来て、あと四、五年もすればまた修理するなり、
また新しく施設をどうだこうだという問題が出てきて、100億という話も
今出たわけでありますが、そういうようなことですので、努力していきま
すけれども、大変なごみの処理なのだということ。特に今どういう積算根
拠に基づいているのかということでありますが、1人7万2,000円平均と
いうお話がありました。私どもは、確かに年間6億7,000万ほど1年間に
広域の事務組合の方に納めております、湯沢町負担。特にごみ処理の方が
大変な金額になっておりますが、それだけ湯沢の町の場合は処理するごみ
の量が、もう人口の規模に匹敵してすごく多いということがこの数字でも
言われるわけなのです。ですので、今ほど塩沢町、六日町の例も出ました
が、塩沢町より多く出ているという実態であります。
建設のときの負担金の割合というのは、観光人口というようなものも入
れたり、定住人口というものも入れたりして積算しておりますが、今詳し
くは私も知りませんが、私が今申し上げられるのはなぜ1人7万2,000円
なのだということになりますと、それだけ人口の割合に対して非常にお世
話になっているごみの処理量というものが多いのだということで、ご理解
いただきたいと思います。
それと3点目の問題でありますが、先ほども申し上げましたように河川
浄化条例を制定しました、空き缶ポイ捨て禁止条例を制定しましたという
ことで、これを条文に加えて、そして広報等で告知をして守っていただく
ということは当然できますし、これによって湯沢町がそういうのを条例を
制定したのだというふうにして、新聞等やマスコミにも載ることは恐らく
必至ではないかなと思いますが、ただ非常に懸念しているのは、通り一遍
でどこの自治体もこれをやって、ではその後どうなっているかというよう
なことというのは、非常に希薄でありまして、ややもすればそのときの線
香花火で終わってしまうという点があります。実態は、先ほど言いました
ように、うちの場合は衛生組合さんという大変な実践の舞台がありまして、
よく魚野川や大源太川等含めて河川清掃など、私も参加したことあります
けれども、いろいろな意味で美化運動に取り組んでもらっております。し
たがって、そういうものをするのかしないのかということになりますと、
もうちょっと今まで先進地でやっているようなことも勉強しながら、それ
がより実のあるような方向に持っていきたいと。ただ制定をすれば、すべ
てがきれいになるのだろうというような問題とはちょっと異質な気がしま
すので、もうちょっと様子を見させてもらいたいというところが今の心情
であります。
議 長 町長の答弁が終わりました。
柿崎議員の3回目の質問を許します。
柿 崎 では、3回目の最後の質問をしますけれども、町長、ごみの量は多くな
いのです。だってあれですもの、ごみの量、湯沢は平成7年度で5,400ト
ンです。塩沢が6,200で、六日町が7,800トンですから。し尿処理もそうで
すし、だから決してそんなに他町村に比べて多くないのではないですか。
し尿処理だって少ないですし、粗大ごみだって3万3,498トンでしょう、
塩沢が3万5,000、六日町が3万9,000ですから、湯沢は一番少ないわけで
す。お金ですけれども、負担金が湯沢は大体8,000万、し尿処理、粗大ご
み、最終処分場建設費も払って、ごみ関係では約2億3,300万ぐらい払っ
ているわけですから、原本もらったのですけれども、量は多くないのです。
私の単純な発想は、何でごみが少ないのに7万2,000、他町村から比べて
ということでありますから、そういうことなので。ごみの量は決して多く
ないと思うのですけれども、別に広域の問題でありますから、安い、高い
の問題ではなくて、それだけやはり我々町民がみんなお願いするわけです
から、負担金のことをつべこべ言う必要ありませんけれども、現実の問題
として湯沢町は人口のせいもありますけれども、半分以上他町村に比べれ
ば多く町民1人当たりは負担していると。堂々と胸を張っていろいろ使っ
てもらいたいということであります。
それで、産業廃棄物の問題なのですけれども、こればかりは条例でも自
分で処理しろと書いてあるものですから、何も言わないのですけれども、
湯沢重機さんのトリートメントの施設がもう多分だめで、あの方たちは毎
時ではなくて1日4トンで処理をしているわけです。廃材、木くずとかあ
あいうの専門なのですけれども、ほかのやつは燃やすことはできませんの
で。ただ、処理はして受付はしてくれているそうですけれども、一つの案
としましてああいう民間活力、そういうあれに助成して機械を新しくやっ
たときに補助できるような制度があれば、それで町内の人が燃やせるとい
うふうになれば一番いいことではないかと思いますし、いろんな話がある
と思いますけれども、そういう民間企業の活力という上においても、ごみ
の問題は恒常的な問題でこれからもついて回る問題ですから、話し合いに
よって町がある程度補助する、あるいは助成するといいますか、大きな言
葉で言えば三セクになりますけれども、そういうことでもってやって施設
を新しく民間の方にしてやってもらって、町が助成すると。そうすれば町
の人も立米1万円取られなくても燃やすことができるやもしれませんの
で、今後の問題として一つの方法として町長、またそれは考えておいてい
ただきたいと思います。
それから、河川浄化条例、これは町長が言われているのはつくってもい
いけれども、形骸化するということを言われていると思うのですが、要は
町長の花・水・木構想の中に、やはり水も大事にしなければならないとい
うことが当然あるわけですから、形骸化させるかさせないか、するかしな
いかというのは町長の問題でありまして、いかに町長がやる気を出して町
民に呼びかけてみんなで川をきれいにしよう、そしてやっていこうという、
それは町長自身のやる気の問題なのです。だから、つくったところでなか
なか他の自治体ではそのままになってしまって、何のためにつくったかわ
からないようなことがあると言われていますけれども、それはそれとして、
よそはよそとして、いかに村山町長がやる気があるかの問題です。やはり
花・水・木は、町長の大事な使命となって自分で今までやってきているわ
けですから、確かに花はきれいになりました。あちこちできれいな町だと
他町村から言われておりますけれども、やはり水自体が年々汚れてくる現
状、そういうことを考えれば、まさに今水に取り組んで、それで町長が先
頭になって条例を早くつくって、湯沢町はやると言われれば、この前荒井
先生もおっしゃっていますように、湯沢町さんがあれだけのマンションブ
ームで、東京都湯沢町などと騒がれた湯沢町さんがやってくれれば、全国
の自治体が右に倣うほどにいい効果があらわれると、そういうふうに荒井
先生もおっしゃっていましたから、私は町長のやる気が問題だと思います。
条例をつくるのは、さしたるあれがないと思いますので、みんなでもって
川をきれいにしようという、例えばそういうことで町長が先頭になってや
れば、決してつくっただけでも形骸化しないと思います。いろんなことで
もって啓蒙していけばいいわけですから、やる気の問題についてこの浄化
条例の件について伺います。
それと蛇足ではありますが、これだけ雪が降ってこないとすると、町長
も当選しまして縁起のいい年ですから、雪ごいなどをやられてはいかがで
すか、ひとつよろしくお願いします。
議 長 3回目の質問が終わりました。
住民課長。
住民課長 それでは、ごみの排出量の件につきまして、私の方から答えさせていた
だきます。
ごみの排出量は、総排出量で湯沢町が約27%ぐらい、全体で100だった
ら。塩沢町が約30%、残り37%ですか、そのぐらいが六日町になります。
それで、負担金の件ですけれども、私今資料ないし、詳しくは答えられ
ないのですけれども、本年度の負担金が約1億9,000万ぐらい、前年度は
1億2,500万ぐらいだったと思います。そこから先は7,000万か8,000万、
ごみの場合。
それで、どういう負担、積算方法ですけれども、人口割とそれから湯沢
町の場合は、観光人口が入っているということで多くなっているというこ
とで、100に対して約30から33%ぐらいが湯沢町の負担になっていると思
います。だから、ほぼ3分の1は湯沢町が負担するということになってい
ると思います。今は建設費の場合です。運営費の場合は、これも均等割が
あって、さらに今度は排出量、前年度の排出量の実績で負担を出します。
そうすると、これもやはりほぼ3分の1ですから、3分の1ぐらいの負担
を出しているということになります。それで、1人割にしますと、常住人
口が六日町が約2万5,000かそこらで、塩沢町が2万ぐらいですか、そう
すると湯沢町が9,300弱ですから、その差はあるということでございます。
議 長 町長。
町 長 河川浄化条例と空き缶ポイ捨て条例のことでは、私もやらないというこ
とではなくて、検討してまいりたいというふうに答弁したというのは、今
制定それぞれ空き缶ポイ捨てにしても、それから河川浄化条例というもの
もしている市町村がありますので、それらの先進地のその後の対応とか、
そういうものもやっぱりきちんと見定めて、やるからにはやはりモラルが
啓蒙されるような、そして実際守られて、さらにそれが段階的に飛躍する
ような内容にしていかないと、ただつくって条例して、そのときにああよ
かったのだということだけでは終わらせたくないなという気持ちがあるも
のですから言いました。しかし、本当に私たちも上流の町であり、源流の
町でありますので、単なる下水道を整備していくというだけではなくて、
町民の意識の問題としても大切なことだというふうに私は認識しておりま
すので、今後もひとつ検討させていただきたいと思います。お願いいたし
ます。
( 雪ごいはの声あり )
町 長 これは一般質問にないのですが、私もきょうも来るたびにお天気がよく
て、21日の雪だるまが半分くっついているのを見て、これで降らないと弱
ったなと。またすぐ異常少雪の緊急融資の支援策をということで、収入役
や観光課長にももう言っているぐらいでありますので、そうなると困った
なというのが実態であります。雪ごい云々も本当に常日ごろ気持ちの中で
はいっぱい祈っておりますし、またロープウェー事業所等を中心に、ぜひ
そういうことはまた検討してもらいたいというのが私の切実な気持ちであ
ります。
議 長 以上で柿崎直治議員の一般質問を終わります。
2番細川議員。
細 川 2番細川です。一般質問を始める前に、先月の娘の葬儀に際して議員の
皆様から、また町の各位の皆さんから大変お世話になりまして、ありがと
うございました。また、励ましの言葉をいただき、本当にありがとうござ
いました。この場をかりて厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうご
ざいました。
それでは、通告に基づきまして一般質問をしたいと思います。今回3点
ほどにまとめてあります。町長の答弁をお願いしたいと思います。まず1
点目は、旭原花の郷基本計画ということについて質問いたします。旭原花
の郷基本計画については、本年の3月の定例議会にパースを1枚提出され
ました。その中で、あくまでもこれは旭原の福祉工場、この関係で陶芸工
房を設置したいというようなお話の中で予算計上もされて、議会も通った
かと思います。しかしながら、その後の議会においても旭原の基本計画と
いうものについての詳細なる町のお考えなり方針というものは、議会に対
して提示されていないと私は思っております。しかしながら、産業企業委
員会の報告にもありましたように、現実的には国の予算補助事業を受ける
ことを前提にヒアリングをやり、そういう手続が具体的に進められている
というような中で、この旭原の花の郷基本計画というものについて、町と
しての方針をお伺いしたいと思います。
次に、観光開発公社の設立についてということでお伺いいたします。こ
れは、昨年の12月議会において観光産業強化の一案として私の方から町観
光課を庁外に出し、官民一体となった取り組みをすべきという質問の中で、
町長答弁として観光開発公社のような、そのようなことを言っているので
しょうというような話の中で、研究してみたいという答弁をいただいてい
るはずであります。今後ますますお客様のニーズとか地域間競争が激化す
る中で、さらにまた町が進めている通年型の観光地、またさらにリゾート
地としての位置づけをしていくのであれば、早急に観光開発公社とか財団
とかいうようなものを考え、民間手法による柔軟な企画立案、実行を行え
る組織を早急に手がけていくべきだろうと。現実に安塚町といえば雪だる
ま財団、そのようなものをつくりながら、やはり関東圏に打って出る。そ
してまた、町としての取り組みを行っているというような実例もあるわけ
ですから、さらにここで基幹産業湯沢町としているのであれば、率先した
そういう組織をつくって、今後の観光産業の発展に努めていくべきだろう
と、そういうことを考えるわけですけれども、1年間の研究の成果、今後
の方向なりを、また町長の考えをひとつお伺いしたいと思います。
そしてまた、湯沢高原スキー場の増収策ということについて1点お伺い
したいと思います。確かに今こうやってみますと、またスキー場経営大変
な経営に陥るなというふうにも思われます。さらに、他の議員から赤字の
一般財源からの補充というようなこともありますけれども、やはりこれは
通年にロープウェーの経営というものを考えていかなければ、単に一般会
計からの財源の補てんだけではいつまでたっても、やはり同じ赤字経営体
質は変わらない。しかしながら、やはりこれを運営していく上で、例えば
冬期なら冬期という中でどういう増収策を考え、要は計画し、立案しなが
ら運営していくのかと。確かに毎年スキー客が落ちているというのはわか
ります。今船井総研に対しての経営の診断をされている。収入が上がらな
ければ何を抑えるか、人件費を削っていくというこの方策しかない。しか
しながら、そこからは新しい発展的な考えは出てこない。そこに収入を上
げていく、どういう方法でお客さんに寄ってもらえるのか、どういうスキ
ー場になれるのかというものをやはり考え、今年度の冬の営業をどのぐら
いの収入でやるのだというものが出てこなければならないはずと私は思う
わけです。そういう中で、ことしこのまま雪が降ったとした考えで結構で
ございます。暖冬少雪で、スキー客が半分になったとかいうことではなく
て、この冬をどういうふうな形で考えておられるのか、まずそれをお伺い
したいと思います。
3点目になります。流雪溝の整備ということについてお伺いしたいと思
います。建設常任委員会の代表質問の中にもありましたですけれども、こ
の流雪溝の整備ということは宮田議員からもさんざん出ておることであり
ます。また、多くの地域住民からもこの流雪溝の整備というものが出てい
る現状であります。湯沢地区町内会長会においても、みずから視察に出か
け、実態の勉強もされております。その視察の中で、彼らはやはりハード
面だけではなくて、いかにソフト面というものを整備しなければならない
かということも、私は学んできたのではないだろうかと思っております。
そのソフト面での勉強とはどういうことかといいますと、これは確かに流
雪溝をつくって水を流せば雪がすべて処理できるというような状況ではな
い。その地域の皆さんがいかにルールを守って、その流雪溝というものを
有効に使っていくかというところにかかってきております。これは、視察
に行かれた十日町市、松代にしてもそれぞれ流雪溝の運営協議会なるもの
をつくって、長い歴史を持っております。そういう中で、この流雪溝とい
うものを生かし、また個人負担というものも出し合いながら、これの活用
を図っていると。強いて言えば、それが皆さんの生活を楽にさせている。
雪処理に対しての処理を適切に行っているということを彼らも学んできた
だろうというふうに思っていますし、帰ってきた後での懇談のときはそう
いうようなお話もありましたので、今こそ住民サイドがそういう認識に立
ったときにハード面での整備、これはやはり町サイドがやらなければいけ
ない。また、そういうソフト面においても、町がやはりある程度指導して
いかなければ、なかなか新しいことですから、物はつくったはいいけれど
も、それが適切に回らないということになりかねないことであります。そ
して、来年度宮林線にというようなお話もありましたけれども、やはりこ
れを具体的に進めていかなければいけないと。そのためには、やはり地域
と足並みをそろえた中でやっていかないと非常にぐあいが悪いだろうと思
っております。そんな中で、やはり町としての具体的な計画というものを
早くに出して、年次計画で整備をしていくという方向を出しながら、さら
にその地域にこういう運営協議会なるものをつくっていくようにしなけれ
ばならないだろうというふうに思います。そういうところで、町としての
整備計画というものを示していただければと思います。
以上、3点についてご質問いたします。1回目の質問を終わります。
議 長 細川議員の1回目の質問が終わりました。
町長の答弁を許します。
町 長 それでは、細川弘美議員の一般質問に対して答弁をさせていただきます。
まず、第1点目の旭原花の郷の基本計画ということでございますが、こ
のことにつきまして、まだ議会の方の皆さん方にも産業企業常任委員会以
外で正式にお話をしたということもないようでありますが、この旭原花の
郷という問題について、実は陶芸工房というものが設置をされまして、来
年の春にはまたそれなりのイベントを含めてお披露目をしたいなと思って
おります。そして、同時に形として採択されるかどうかまだわかりません
が、今六日町の農地の事務所、そして県の農地部、それから北陸農政局、
そして本省の方と農林水産省の方ということで、段階的に私も要望して、
今力強く何とかということでやっております。先般も実は、この中山間地
域総合整備事業というものの採択をしていただきたいというふうにしてお
願いを、要望書もまた手渡してまいったわけでありますが、何とかこれが
決まればの話で申しわけないのですが、実は総事業費が15億円ということ
で、これは大変内容がよくて、国が55%補助金を出してくれると、県は30%
も出してくれると。ですので、残りの15%が町では持てばいいということ
です。
それで、一応予定では平成10年に調査費を採択をしていただいて、事業
着手は平成11年から15年までの5カ年で1年間に3億円ずつの事業をやろ
うという内容です。この内容につきましては、土地改良区の全域というこ
とで、中身としては農業用の用排水施設の整備、農道、それから農地の防
災の問題、それから防災の安全施設やら、それから農村公園、体験農園施
設というようなもの、それから活性化施設ということで、体験工房と言っ
たらいいと思うのですが、ソバ工房みたいなものがここに入ってくるとい
うことなのです。その他水力発電の電力ということもメニューの中に入っ
ておりますが、湯沢町も財政力指数が高いというようなこと、それから県
も自体の事業費が30%ということで厳しい状況というようなこともありま
すが、何とかということで、今単費ではとても地域を開発をしていくとい
うことは難しいものですから、これらを具体的になってきたときにぜひま
た皆さん方とも協議をして、オールシーズンを通してどういうふうにやる
のか、公設民営でいくのか、まさに施設をつくっても、後々の管理運営や
採算の面というものがきちんと示されない中においてはまことにいけない
わけでありますので、この点についてもご相談申し上げますというお約束
をしておりますので、ぜひまた委員会等を中心に、また場合によれば議員
協議会等でもお話をする中で、皆さん方のまたご意見も聞かせていただき
たいなと、こう思っております。
おかげさまで旭原の地も福祉工場の問題が緒につきまして、花も順調に
いっておりますし、山菜、それから野菜等含めて事業も着々と今進んでお
りますので、そこに陶芸工房ができて、そして花の郷が管理されていって
今の中山間地域のものがあの地にできれば、町場の消費地と生産地の旭原
の台地というものが有機的に結びついて湯沢の町民の憩う場所、それから
観光客の楽しんでいただける場というふうになってくるのではないかとい
うことで、頑張っていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いい
たします。
次に、観光開発公社の設立ということで、昨年の12月の議会で細川議員
からお話がありました。今大変世の中景気がよくありませんで、ますます
行政がやっている段階のものには限りがあると。イベント一つするにして
も、やはり行政依存型でいっているのが今の実態であります。そして、四、
五名の観光の担当員が企画や開催を予定して、大きなイベントになると人
手が足りないで湯沢町役場挙げて動員をしたり、また場合によれば町の観
光協会の人にも応援をしてもらって今実施をしているというのが実態であ
ります。しかし、こういう姿は右肩上がりの調子のいいときではそれでよ
かったのでありますが、ますます一本化というか、一体化が求められてい
る主体的な観光地の魅力アップになると、ちょっとおくれているのではな
いかというふうに考えております。それで、その後新発田市の観光開発公
社というようなところを取り寄せて、勉強してなるほどなと思っているも
のがあるわけなのですが、これをまた一応行政の方が中心になって、やは
り観光協会というところに早速私は投げかけてみたいと。そして、商工会
等の結びつきもそうですが、やはりとりあえずは湯沢町観光協会の皆さん
がどういうふうに考えて、そして一体となってやることについて賛同して
もらえるのかどうか、そういうことをすることがあらゆるイベント事業等
についても成功のかぎではないかというようなことも啓蒙してみたいと思
うのです。したがって、今すぐに湯沢町の観光開発公社を設立するのだと
いうことではなくて、鋭意研究、努力をするというふうに申し上げておき
たいと思います。
今湯沢町も観光立町という中で、景気が余りよくないので、非常に思わ
しくない状況がありますが、そうなればこそやっぱりみんなで力を合わせ
て特色ある、魅力ある観光地につくっていかなければいけない時期ではな
いかなと思っておりますので、ぜひ観光開発公社というような問題も一つ
のテーマにして、それと町の観光協会の体制強化というような問題、そし
てどういう支援策を行政に求められているのかというものも含めて、今湯
沢町の町中でも非常に観光振興ということが叫ばれておりますので、早急
にこれはやはり研究を重ねて飛び込んでいきたいなというふうに私自身が
思っておりますので、私もその先頭に立って頑張ってまいりたいと。同時
に、観光課の職員と一緒になってやってみたいというふうに思っておりま
す。
それから、湯沢高原の問題の増収策ということでありますが、ぶったと
ころはれたように、これだというような施設整備をしてもなかなか入りに
くいというのが今の観光産業であります。先日も佐渡観光が95万人になっ
て、平成4年をピークにずっと下がってきているという状況をつぶさに見
ておったわけでありますが、あれが佐渡だけでなくてあらゆる観光業態の
傾向だなと思って見ておりました。しかし、厳しい状況でありますが、今
湯沢高原の増収策ということで申し上げますと、ことしの冬からシーズン
券を冬は発行しようということで、初めての試みでありますが、やらせて
いただくことにしました。
それから、顧客さん、リピーターと言うのですが、親しまれるスキー場
として従業員の接客マナーの向上とか、レストランのメニュー改革、イベ
ントとしてシーズン通して地酒、地ビールと日本海のカニ汁祭りというも
のを展開いたします。それで、このレストランにおきましても、実は夏に
好評でありましたオーストリアワインというものも楽しんでいただけるよ
うに準備を今しております。また、ファミリースキー場を中心としたちび
っ子ランド構想の中では、ジャンボ雪だるま、ちびっ子そり大会、それか
らキャラクターとのゲーム大会に加え、各種記念日のクリスマス、お正月、
成人の日、バレンタイン、雛祭り等に合わせたプレゼントも計画をいたし
ております。要するに、スキー場の特色を生かしたファミリー層の確保を
図っていきたいということで、職員、ロープウェー所長を中心に一丸とな
って今頑張っているということです。それから、ごらんいただいたかどう
かわかりませんが、今冬のシャトルバスについてもデザインを一新いたし
まして、夏と冬をイメージした楽しいデザインに一新をいたしまして、今
走っておりますが、きっと親しんでいただけるのではないかなというふう
に期待をしております。
そんなことで、商売なかなかこれはというようなわけにも、施設整備に
はお金がかかっていくわけですので、とりあえずはやっぱり自分たちで汗
をかいて、知恵を出していくということが大事かなということで、職員も
今一生懸命やっているということであります。
また、抜本的な増収策云々については、今船井総研の方から提案が出て
いるのが雲の上の花公園というテーマでやっておりますが、湯沢高原は差
別化は高山植物園プラス花という世界をやはり題材にして取り上げていこ
うかなという気持ちには変わりはございませんので、その辺はまたきちん
と内容を精査いたしまして、来年皆さん方に船井総合研究所からの企業診
断の内容等についてもお話をさせていただきたいと思っております。詳し
くは、ここの場では控えさせていただきたいと思います。
最後になりましたが、流雪溝の問題であります。ここにつきましては、
私も湯沢地区の町内会長会の席上に呼ばれまして、私どもの建設課担当と
議員の皆さん、そして町内会長さんが十日町、松代町の流雪溝を視察研修
されたということで、その熱意といいますか、その心情に心を打たれたも
のであります。とにかく一言で言うと、施設整備は確かに行政の力でやり
ますが、それを守っていくという一つの秩序といいますか、決まりはやは
りそこのコミュニティー、輪でありますので、その時間帯の問題とか、ソ
フト的な問題を勉強されたということでは敬服をいたしております。
今私どもでは雪国における流雪溝の機能と役割というものは、非常に極
めて重要だというふうに認識しております。それで、平成8年度より湯沢
地区と神立地区の一部230ヘクタールの範囲において、流雪溝整備の可能
性について調査を開始したところであります。今年度も引き続きまして、
流末処理施設の検討、必要水量の検討、導水路の検討などを調査する予定
であります。流雪溝の機能的に整備されている施設はありませんが、道路
側溝で断面的には機能を有し、流雪溝と称しても差し支えない路線は幾つ
かあります。県にも流雪溝の整備を要望してまいりましたところ、実は今
年度から、きのうの答弁で私勘違いして、来年と言いましたが、これ今年
度からだったのです。ここの辺については、担当課長の方から詳しくまた
説明をしてもらいますが、越後湯沢停車場岩原線、要するにそこの県道で
すが、宮林地区から工事着手をしていただくことになりということで、今
宮林地区の説明会を開くよう準備を進めているということであります。こ
の辺のくだりについては、担当課長から詳しくまた説明をさせます。この
ことについて、今県では流雪溝の水量確保は町の事業として取り組むこと
だというふうに条件がついております。したがって、早急な検討が必要か
なと思っております。要するに水の確保です。この機会に地域住民ととも
に利水運営方法のソフト面、先ほど言った時間的な問題でありますが、約
束を守っていくという部分です。それを検討しながら、流雪溝のモデル地
域ができたらすばらしいなというふうに考えております。
それから、水量確保、これは水利権に絡んでくるのですが、このことは
非常に難しいという問題もはらんでおりますが、流雪溝の機能を最大限に
発揮するには関係住民の協力がなくてはできないことでありますので、今
後関係者のご理解をいただきながら整備に努力をしていきたいなというふ
うに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。詳細は、今担当
課長から。
議 長 建設課長。
建設課長 町長に補足して答弁させていただきますが、流雪溝の件でございますが、
私ども町全体といたしましては、先ほど町長が申し上げましたとおりに8
年度、それからことしも調査を今冬に調査をいたします。この2年をかけ
まして、どういうのが可能なのか、またどうしなければならないのかを調
査しているところであります。
それで、宮林の地区の県道でございますが、いろいろ要望してまいりま
した。下の戸沢川から中学校まで、中央線と原新田の小坂線の交叉点まで
の県道を、延長にいたしまして約1,100メーター、それを東側と西側です
から2,200メーターになりますが、今年度から着手をしていただくことに
なりました。ことしの延長は約150メーターでございまして、戸沢川から
中央公園の入り口、カルチャーの入り口ぐらいまでの150メーターが工事
費がつきまして、これをもとに先ほど来出ておりますソフト面等々も受理
していかなければならぬかなというところでありますが、実はきのうの夜
大堰組合長さんほか、それから宮林の会長さん、田中、原新田さんの会長
さん等々を集め、お越しいただきまして、流雪溝のあり方というものをご
説明申し上げて、ご理解をいただくように実は昨晩行ったところでありま
す。
町長の答弁にもありましたように、水利というものがいかに難しいかを
きのうは反省させられました。大堰組合の方にも正式には申し込んではお
らないのですけれども、現在大堰組合の魚野川から取って鉄道のアンダー
を通って中学校の方に来る。それから、中学校のあたりから各方面にいろ
いろ水が分散されているということを、今宮林地区にその何分の一、また
は何リッター、何トンを分けることは到底できないということであります。
私どもも水利権が及ぶようなことを、流雪溝をつくったからこっちに何ト
ンというものは非常に難しいだろうというふうには当初から考えておりま
す。十日町の場合には、信濃川というのでしょうか、あこから直径1メー
ターにも及ぶ大きな管で吸い上げて、それを各路線に回すということで、
もともと水のないところをポンプアップいたしまして、その流雪溝計画に
基づいて配分するということは、これはできるでしょうけれども、そもそ
も湯沢町の場合には自然に流れている水を流雪溝をつくったからといって
回すことは、非常に不可能に近いというようなことをきのうお話を承って
まいりました。
しかしながら、魚野川から取って鉄道のアンダーを通るあこの場所、鉄
道までが土水路というのでしょうか、普通の水路になっているので、それ
を3面張り、今は3面張り余り好ましくないというようなお話もあります
が、相当漏水というのでしょうか、浸水をしているので、3面張り等々を
町がやる場合には、それに浸水されているような量ぐらいはやれないでも
ないというようなお話で、町の方からハンドルで行う水門をつくっていた
だいて、大変喜んでもおりましたけれども、水門そのものが鉄道に非常に
近いというようなことで非常にたまりがあるので、今度はJRの方からオ
ーバーフローしたらどうするのだというような問題もあるようでございま
すが、いずれにいたしましても私ども今県にお願いしてきました関係は、
水量そのものは町でやらなければ名目が立たないということであります。
それで、私ひとりよがりのところもありますけれども、水量がどうするか
と決まらなければ、工事も着手してくれないというような状況でありまし
たので、その工事が完成するまでには町が責任持ってその水量をやります
ということを言って、やっと着手をできたというような状況であります。
手前よがりかもしれませんけれども、利水関係に対しましては、地域の
ご理解をいただくということももちろんですが、その前に何というのでし
ょうか、総合雪対策条例とか、また克雪対策条例とか、十日町には雪処理
条例というものがあります。条例に基づいて規制を加えるということでは
ないのですけれども、町民の方々に一層ご理解いただくのには、何らかの
条例は私は必要ではないかというふうに考えております。今後とも流雪溝
整備に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
議 長 執行部の答弁が終わりました。
2番細川議員に2回目の質問を許します。
細 川 2回目の質問をいたします。
旭原の花の郷でございます。今ほど調査費、平成10年に認可してもらい
たいのだというようなお話の中で、ではこの調査費の中で旭原の花の郷を
どうするかということを出すということなのでしょうか。私は、これは昨
年だったと思います。旭原の花の郷基本計画をやっているので、皆さんに
出すのだと、その基本を出すというお話が延び延びとなって3月の予算委
員会まで延びたと。出てきたのは、このパース1枚です。だから、今15億
なりの事業規模がなぜ15億なのか、それがわからないわけです。15億とい
うつけられる予算があるから、ではそれでやろうかと言っているのか、こ
のパースに書かれているこの事業自体が15億の事業規模なのですか、これ
が。ここには、しかし何もないわけです、このパースには。花の郷に陶芸
工房だ、ソバ工房だ、では童画美術館つくりますということでもないわけ
ですね、これは一応書いただけなのだと。とりあえず陶芸工房をつくらせ
てくれと、予算つけるのだというお話の中で言っているだけの話であって、
ではこの旭原の花の郷を本当にどうするのかということは一つも議論され
ていないわけです。
今の農業整備という話とこの旭原という話が、町長の方では一緒にした
中での整備を全部したいのだというお考えのようですけれども、それはそ
れとして、では本当の最初から話が出ていた花の郷をどうするのだという
ことの議論はどこに行ったのでしょうか。やはりここをどうするのだとい
う、コスモス園をもっと広くするのか、旭原全体を全部花の郷にするのか、
そこからこの基本計画というものの見直しをしたのではないでしょうか。
少なくとも私はそういうような理解をしていたわけです。旭原の花の郷と
いうものを将来的にどうするのだと、そう言われたときにあそこに建物も
ある程度できた、ものもできた。だから、基本計画を練りたいのだという
話で基本計画という話が出てきたわけです。それを私は、実はおかしいの
ではないですかと。ものをつくるときに将来どういうふうにするかという
ものの形態もない中で、幾つか建物ができたから、では将来計画を全部練
りましょうと、そういうのも一つの方法かもしれませんけれども。しかし、
そこで今ある程度の花の郷をどうするかという基本を練ったのがこれなの
ではないですか。でも、あの当時は、これはそうではないと言われたです
ね。先ほども答弁されました。また、委員会なり、議員協議会なりにまた
出すのだというお話ですけれども、この花の郷というものをどういうふう
にするのだという議論がいつになったらできるのでしょうか。その来年の
旭原の農地を絡めた活性化事業、15億なるものの中で、一つの位置づけと
してやっていける事業なのか。
私が今心配しているのは、そういう事業をつくるのはいいです。ただ、
先ほど町長もやはり答弁で言われています、これ将来的にどうなるかとか、
運営どうするのだとか、維持管理どうかかるのだとかというものも考えた
中でやはり議論していかなければ、これをつくったから、さあさあいいで
しょうというだけにはならないのではないですか、これでは。だから、そ
ういう基本計画をやはり議論しなければだめなのではないですかと。では、
それがいつ出されるのですかと。調査費をつけてから1年間かけて再度こ
の花の郷基本計画というものを考える中で、平成11年から工事に着手する
という段取りになるのですか。ほぼこういう形で進んでいるのではないで
すか。確かにこれに農地の農道だとか排水だとかという線引きが入ってい
るかもしれませんけれども、花の郷の基本構想というのはこれでいってい
るのではないのですか、違うのでしょうか。まず、花の郷についてはそう
いうことをお伺いしたいと思います。
次、観光開発公社ということで、観光協会に投げかけてみたいというよ
うなお話でありました。これが1年間たった答弁です。例えば観光の開発
公社とか財団というような、今先ほど町長から言われたような新発田市と
言いましたですか、そういうことも勉強されている。その中で、例えば観
光協会なり商工会にものを投げかける、このものを投げかけるというのが
1年もたたなければできないことなのでしょうか。これは、彼らにしても
決して悪いわけではないはずなのです。官民一体となったその観光事業、
それをやってみないかと、やるについてどういう問題があるのかと。では、
予算的にどうするのだとかいう話がもう出てきていいころではないのでし
ょうか、1年という間には。
実は、私は今そこで1年間たった中で予算規模がこれぐらいないと事業、
財団が運営できないのだと、では年間このぐらい金がかかるのだと、その
案分がわからないのだとか、何が問題なのか、そういうお話がいただける
のではないかと、そういう期待をしていたのですけれども、これからまた
観光協会なりいうものに投げかけたいということであれば1年間何もして
いないというふうに言っても過言ではないのではないでしょうか。少なく
ともあの当時のころは、斬新な考えであり、新しい考えであり、研究をし
たいと言われたはずであります。1年間という間で何が問題なのか、どう
いうことができないのか、それが1年たっても見出せていない。これが研
究した結果でありましょうか。少なくとも、私はそういう財団をつくるな
り、運営していくがためにはこれだけの問題があるのだとか、こういうや
り方ならできるのだということが、今町長の答弁として聞かれていい時期
ではないかと。
今まさにこうしてまた雪が降らなければ、非常に皆さんは困ると言われ
ている時代に、そして各業態も変わり、お客様のニーズも変わり、今また
地域間競争、来年は長野オリンピックも始まります。そして、さらにそれ
以降の町の予測はだれができるのですか、できないわけでしょう。ならば、
やはりみずから一つの湯沢というものを流れをつくっていく企画屋がいな
ければだめなのではないのですか。それは、やはり湯沢の人が考えなけれ
ば私はだめだと思うのです。一コンサルタントだけでそれはならない。で
は、なぜ安塚町があれだけ元気なのか。やはり町がみずからそういう企画
を持って、それを持って関西なり関東なりという人間に投げかけて一つの
流れをつくっているのではないでしょうか。少なくとも私はそう思うわけ
です。
本当にこれからの基幹産業としての湯沢町を考えていって、さらにこれ
からのいろんな難しい時代に入っていくならば、やはり町観光課職員だけ
での対応では非常に回りづらいのはわかるはずです。役場の観光課の職員
と最近とみに一緒になるときがあります。各イベントでも顔を合わせます。
皆さん頑張っておられます。しかし、やはり他町に比べれば見ごたえがし
ないと言って過言ではないでしょう。先日の東京ドームにも行ってきて、
職員の皆さんが頑張っているのを見てきました。少ない中でしかやれない
のです。ならばああいうときにも、一つの組織でやればできることがいっ
ぱいあるはずです。現実にほかの市町村やっているわけですから。県にし
ても、やはりそういう子会社的なものを持っているのではないですか。ニ
ューふるさと振興公社なんていうのは、あれはある意味では県と直結にな
ったような組織ではないのでしょうか。そういう方々がいろんな段取りを
し、みずからが出、いろんな企画をする中で協賛を呼びかけ、やっている
わけです。だからあれだけのことができる。ならば、これが今1年たった
ここに来て、まだ研究、努力するなどというのは言葉が足りないのではな
いでしょうか。少なくとも基幹産業が観光だと言っている湯沢町であるな
らば、既に手を打っていかなければいけない時期に私は来ていると思うわ
けであります。
先ほど研究、努力すると言った答弁に対して、さらに質問いたしますけ
れども、努力目標の月日を言ってください。この湯沢町の観光の計画をつ
くると言われながら、私はちょっと見ていないような気がします。委員会
の皆さんには言っているのかもしれませんけれども、しっかりとした湯沢
のこれからの基幹産業を観光の部門に対しての将来計画とかいうのは、果
たしてできているのでしょうか。これも私は出ていないと認識しておるの
でありますけれども、そこも踏まえて一つの町長が研究、努力すると言わ
れたこの言葉に対して、いつまでやっていただけるのか、今私が言ったよ
うな何が問題で、何ができるのかできないのか、そういう的な研究成果を
いつの段階で出していただけるのか、ご答弁願いたいと思います。
さらに、湯沢高原スキー場のこの冬の売り上げ目標を教えてください。
さらに、入り込み客数というものをどのぐらいで設定されているのか、教
えていただければいいかと思います。
それと今の増収策ということで、いろいろ町長の方からシーズン券、リ
ピーターの問題、接客マナー、イベントもやるのですというようなお話が
ありました。そして、このイベントというものもある程度大切でしょうと
いうことも、私は言ったことがあると思います。これも昨年だったと思い
ます。そのときに冬湯沢観光情報ニュースというもので、いかに湯沢高原
スキー場にイベントなるものがないということを指摘したはずでありま
す。そしてまた、平成9年、ぱっと見て変わったのは、この表紙にインタ
ーネット情報が入ったと。相変わらず例えば湯沢高原スキー場としてのイ
ベント企画なるものは載ってきていません。さらに、今町長が言われたそ
ういう誘客のためのイベントがどこで告知されるのでしょうか。やはり幾
らやる、やると言っても、お客様が知らなければ、お客様にはやはり来て
いただけません。私も経験あります。店オープンすると言ったけれども、
営業時間書かなかったばかりにお客さん来ませんでした。朝10時から営業
というのが一つ抜けただけに来なかったという恥ずかしい話あります。幾
らここであれもやる、これもやると言っても、やはり来ていただけるお客
様が知らないと寄っていただけません。やはりそういう一つの積み重ねが、
要するにお客さんに逃げられるか、来ていただけるか大きく左右すると思
うわけです。このスキーシーズンだけでいいです、売り上げ目標、入り込
み客数、この数字を教えていただければと思います。
次に、流雪溝であります。今課長の方から説明あったように、水利権の
問題は非常に複雑に入り組んで難しい問題だと思います。それで、流雪溝
として今現実に整備されているのはほとんど幅が500というものが入って、
それで流雪溝として使っているのが、視察した中ではそういうものであり
ます。例えば今の一之町から農協まで行く道、これほとんど500の側溝か
と思います。であるならば、こういうところであれば水の確保さえできれ
ば、そして地域住民の個人負担なりとか、そういう協議会なるものができ
れば、早くにやはりできるはずなのです。そして、今こちらの町内会長会、
特に強く要望されております、この流雪溝というもの。それは、やはり皆
さんが家の前にアーケードがあったり、歩道があったり、そういう雪の処
理が非常に難儀していると。メーンの道路は、やはり消雪パイプが入って
いますから機械が来ない。歩道には雪が残る。そういう中で、やはり皆さ
んが流雪溝というものを切望されている。
水の確保でありますけれども、やはり雪がどんどん降るときには地下水
位が下がります。雪処理は、それが終わってからでもよろしいわけです。
屋根の雪だとかいうものは、いっとき雪が降りがとまってからでもできる
わけです。雪がやめば、逆に消雪パイプに使っている井戸は休んでいるは
ずです。ぜひこれは課長の方にお願いしたいのですけれども、単に面倒な
今の水利組合と協議ということでなくて、今ある施設の有効的な利用、こ
れは実現可能だと私は思うわけです。町内あちこちに消雪井戸があるわけ
ですから、ただこれも降ったときは一度に地下水位がずっと下がります。
でも、やめば大体が復元しているというのが今の湯沢の消雪井戸の状況か
と思います。であるならば、そういうものを有効に利用できるような体制
づくりをすれば、面倒な水利権にかかわらずにできる。既設の500という
側溝の入っている箇所から随時手をつけていくことによって、やはり町民
の啓蒙というものを早くに進められるのではないかなというふうに思うわ
けです。ことし宮林地区に150メーターということで、これをまた各町民
の皆さんが見るなりしていけば、その自己負担というものが年間に1万に
なるのか6,000円になるのか、それが高いものにつくのか安いものなのか、
大いに勉強できる機会を得ると思うわけです。そして、やはりできるとこ
ろを探して、そこから手をつけていく。さらに大きく言えば、やはりその
地域の方々が理解を得られる一地区からやっていくべきだろうと、私はそ
う思います。
今水の利用だけを考えていけば実現可能なところがかなりあると思うわ
けです。例えばそのできる場所が何カ所ぐらいになるのか、それをもし今
ここで、来年度以降の計画に組み込んでいくお考えがあるのか、それを町
長の方からお伺いできればと思います。
2回目の質問を終わります。
議 長 細川議員の2回目の質問が終わりました。
執行部の答弁を求めます。
あと9分でございます。
町 長 それでは、再答弁いたしますが、旭原の花の郷のことにつきましては、
一番大事なのは今後どうするのかという議論だと思うのです。パース、先
ほど細川議員見られたのですが、一応あれはこういうふうな構想でもって
いこうではないかということで書きました。しかし、あれが全部できてこ
うなるのだということではなくて、そんなときにちょうど中山間地域総合
整備事業の15億円という事業というものがありましたものですから、単費
では余りにもお金がないので、体験工房はこれに一つくっつけようと、用
排水の農道整備とか云々、そういうのは別にしましても。そのときに、一
応将来的には湯沢町のすばらしい景観のある旭原の郷を湯沢町の位置づけ
の中にはどうしようかというようなことも含めて、これから議論しようか
なというふうに思っておりますので、いましばらくお待ちいただきたいと
思っております。当然一緒にやっていきたいという考えを持っております。
それから、観光開発公社の件でありますが、この問題につきましてはご
承知のようにほくほく線の開業から始まって、今日のウインターキャンペ
ーンの東京駅北口ドームまでのやつでずっとありましても、関西方面にP
Rを観光協会と行ったり、サーカスも確かにその間あったり、いろんなイ
ベント、オーストリアのフェスタ、そば打ちツアー、あらゆるものをずっ
とやってきたわけでありますが、一番私が懸念をしておりますのは行政主
導で公社をどうだこうだと言ってやるという位置づけをやるときには、民
間の方と一緒になってスタートをしないと、それこそ初めから公社ありき
みたいなことでいくと非常に反発があるし、やはり民の皆さんと一緒にな
って、さっきの新発田市の観光開発公社ではないですが、いろんな意見を
聞いたりして、やっぱり一緒になっていくというのが私は大事だと思うの
です。そのために、決してないがしろにしていたわけではなくて、私もい
よいよ観光振興のことについては立ち上がらなければいかんということで
肝に銘じておりますので、ぜひ観光協会長さん等も、また旅館組合長さん
等も含めていろんな方々とお話をする中で、これではだめなのではないか
ということを訴えて、また立ち上がっていきたいと思っております。
したがって、時期、めどということでもってご質問があったわけであり
ますが、これについてはちょっと申し上げられません。あくまで私は努力
をして、研究して頑張っていきたいという気持ちであります。
それから、あとスキーシーズンに際しての売り上げ目標とか入り込み数、
これについてはロープウェー事業所長の方から答弁をさせていただきま
す。
それから、流雪溝の整備については、先ほど建設課長お話しいたしまし
たように、雪国、特に豪雪地帯の湯沢にとっては流雪溝の整備というもの
は重要な問題であります。したがって、私は六日町土木事務所の方にも再
三言っておりますけれども、一緒になって県と、とりあえずはモデル地区
事業の宮林を成功させたり、あとは水利権の問題等の議論もあるわけであ
りますが、そのほかの方法で水を確保できるような方法、提案がありまし
たけれども、そういうものも含めて鋭意これから研究していきたいという
気持ちを今お伝えしておきたいと思います。
以上です。
議 長 ロープウェー事業所長。
ロープウェー事業 それでは、冬場の入り込みということでお答えいたしますけれども、当
所長 時の最高に入ったときに35万人といった状態です。それで、昨年が25万と
いった入り込みですけれども、夏の話あれですけれども、夏と冬で今約50万
ということです。
それで、入り込みの目標というのはあるわけなのですけれども、とにか
く底辺を裂くと、右肩下がりを裂くというのが今の状態の入り込み目標で
あります。
それと収入見込みということでありますけれども、平成8年にはスキー
だけで3億3,900万ということで、平成7年が4億3,100万といった急激な
落ちということであります。それで、昨年見てみますと年末年始の異常少
雪、それから週末の悪天候といった状態があります。そんなことを加味し
まして、ことしの目標としてはスキー売り上げは4億というふうに盛って
いますけれども、かたいところで3億7,000万といったこともあります。
余り企業的に表に出さないのですけれども、やはり先ほどのイベントのほ
かに、実際にでは何をやっているのかといったことで、ことしこの時期に
スキー料金の改定とは何事だとおっしゃることもありましたけれども、や
はり半日券の制定とか、そういったことによって非常にスキーの収入が落
っていると。そういったことで、他社との比較という中で2,500円の半日
券では、時間まであるとほとんどが半日券になってしまうということで、
ことしから3,000円ということをお願いいたしました。それから、1回券
230円の300円、それから1日券4,000円を4,200円、ナイター券1,500円を
1,800円ということで、昨年の入り込みで計算しますとそれだけの差額と
いうことで、3,200万の増益というふうに見込んでおります。
それから、ガーラが4,700円、それの共通券を5,000円といったことで、
それの増収が昨年実績としますと164万増収が見込めます。こういったこ
とと、公営企業として割引券というのはなかなか出せないということがあ
りまして、旅館券というような、民宿券といったような金券対応で割引と
いうことでも考えております。一般的にパック料金見てみますと、4,200円
のスキー料金であっても、レストランの取り分、それが宣伝の取り分とか
いろいろしますと、いいので単価が3,000円と、ちょっと悪いところで
2,800円という単価になりますので、卸で3,200円ぐらいで町内で出せれば
というふうな、そういったことを総合的に考えまして4億という見込みを
立てております。
以上です。
議 長 以上で細川議員の質問は時間になりましたので、終了いたします。
休憩をいたします。
14時30分
( 休 憩 )
議 長 休憩前に引き続いて会議を開きます。
14時49分
一般質問を続行いたします。
6番高野議員。
高野(軍) 質問順9番、一般質問をさせていただきます。
湯沢町では、今まで多くのスキー場開発とマンションの建設が進められ
てきた。これらの大企業による観光開発並びに町の基幹産業である宿泊業
も低迷している。行政は、今後の対応として、外からの企業進出とどう対
応するつもりか、そして低迷している観光産業を住民本位の開発としてど
う発展させていく考えなのか。例えばガーラは第三セクターで出発したが、
現実には民営が圧迫されていると言わざるを得ない事情にある。これらの
観光開発は住民主体、住民の生活のためになる、そしてはっきりとした目
的を持って開発をしていく上で、具体的な妙案をお聞かせをお願いいたし
ます。
2問目、下水道のつなぎ込みについて、余りこれは正確ではないので、
わかる範囲でお願いしたいと思います。敷地内のマンホールに個人で接続
する工事費で、8年度見積もりをもらったときと9年度、ことしですけれ
ども、見積額が工事内容はさほど違わないのにもかかわらず、工事費が非
常に安いという、もしそれが本当ならまじめな人たちが大変困るのではな
いかと思いますので、お伺いいたします。
1回目の質問は終わります。
議 長 高野軍三議員の1回目の質問が終わりました。
執行部の答弁を許します。
町長。
町 長 それでは、高野軍三議員の一般質問に対しまして、答弁をさせていただ
きます。
湯沢町の今後の観光開発という大きなテーマでありますが、湯沢町はご
承知のようにお隣の塩沢町の丸山スキー場と比べると、また野沢温泉村と
比べた場合に如実にその違いというものがわかると思います。一つは、地
元の資本といいますか、民族資本と言った方がいいのかどうかわかりませ
んが、お隣の塩沢町や野沢というのはそういう形態の中で外部資本、要す
るに大企業を入れないでやっていくというやり方があります。
湯沢町の場合は、高速交通体系の整備と、それから特にコクドさんの進
出の苗場スキー場の昭和36年ごろから、やはり企業を誘致いたしまして、
スキー場の基盤をつくってきたという経過があります。その後上越新幹線、
それから高速道路等高速交通体系が整備される中で、非常に大きな開発が
行われまして、スキー場、それからホテル、そしてまたマンションという
ような中で来た経過があります。そんな中で、今一番私どもが心がけてお
るのは、かつてこういうことで将来いいのかという問題が町民の間からも
投げかけられまして、一つのゾーニング計画というような策定を地域住民
の皆さんとお話をした経過を思い起こしていただきたいと思います。それ
は、四つの区分に分けていこうということで、自然環境の保全地域、そし
てまた条件つきの開発地域、はたまた景観形成地域、その他と四つの区分
であります。したがって、そこに住む人、そこを訪れる人、いずれにいた
しましても、やはり企業も住民も一体となって、この一つの方向を守るよ
うな開発というものが私は望ましいのかなというふうに感じております。
ただ、ご理解いただきたいのは、今非常に景気が低迷をして、そして不景
気であるということ、そして暖冬少雪という中でいろいろときょうあたり
もご質問があったわけでありますが、しかしガーラさん等を含めて高所ス
キー場という開発については、非常に貢献度高いわけでありまして、では
そういう高所スキー場が開発されなかったら、今の湯沢町は例えばかぐら
三俣、ガーラ、その他あるわけですが、どうなってしまうのだろうという
ことを考えたとき、そう急に今の時世がこうだからそれがすべていけない
というような論理には、私はならないのではないかというふうに思ってお
ります。そういった意味で、これから苗場を皮切りに始まったいろんな進
出等がありますけれども、少なくても共存共栄をしてきたという雇用の面、
そしてまた生活の根幹にかかわる社会資本の整備等の寄附金等を仰いだ事
実、それらまた地域貢献ということでは商業活動の物販の問題、あらゆる
点についても今日の湯沢町があるのは、そういう企業の恩恵が十分にある
ということをやはり感謝しなくては私はいけないというふうに思っており
ます。
今これから私どもが求められているのは、やはり単に民業が圧迫をされ
るということはいけないわけでありまして、ともに栄えていくという精神
が尊重されるべきだろうと思っております。したがいまして、こちらに第
三セクターのガーラさんのお話も出ておりますけれども、私どもも今回も
ウインタースポーツのIN湯沢カ8のときにもご協力をいただいて、北口
のドームをお借りして一緒になって宣伝をしたこと、はたまた新幹線の6
本プラスされた増発便の1日15便の始発終着というような問題を含めて
も、これからやはり大変お世話になる中でお互いがやっぱりよかったとい
うような問題を真剣にとらえていく。そして、同時にこれからの中では夏
場も含めてあの山を湯沢高原と一体のものとして町民の理解を得る中で、
やはりこれから大きく湯沢リゾートとして大企業である東日本さんからも
PRをしていただくような方策というものは、やっぱり私は必要なのでは
ないかと。そしてまた、町民や議会の皆さんも夏場の運転等も考えるべき
だという声も今出ているわけでありますので、それらはやはり私町の長と
しても、共存共栄を図れるような方策をこれから勉強してまいりたいなと
いうふうに考えております。
それと同時に、2番の問題の下水道のつなぎ込みにつきましては、これ
は担当課長の方が詳しいと思いますので、ひとつ答弁をさせます。
以上であります。
議 長 下水道課長。
下水道課長 それでは、町長の答弁に補足させていただきます。
結論的に申し上げますと、理由について伺いたいということでございま
すが、結論的について申しますと、理由についてわかりませんという言葉
になります。といいますのは、どういうことかと申しますと、平成7年度
までは標準価格表というのをつくっておりました。それをやめました。や
めた理由というのはあります。独占禁止法の価格カルテルに抵触するとい
うことであります。したがいまして、その標準価格表をやめましたので、
設備屋さんと、それからうちを持っている方との話し合いといいますか、
見積書の提出によって工事が定まるという、こういう結果になったわけで
あります。
それから、工事内容につきまして申し上げますと、工事指定店という制
度がございます。例えば私個人が勝手に工事をするのはできないわけです、
指定店でないものですから。指定店でありますと、事前に排水設備確認申
請書、それから図面、数量など記入しました設計書を提出していただきま
して、それをうちの方が、下水道課になりますが、下水道課で審査いたし
ます。それで、基準に適合した場合については確認書を逆にお出しすると、
こういう仕掛けになっております。それから、今度は工事の完成になりま
すが、完了届出していただきます。完了しましたら、1軒、1軒回って検
査をして、合格通知というような仕掛けになってございます。
以上、申し上げましたように、経過、それから流れを申し上げましたが、
推測の範疇になりますが、工事費が下がったということにつきましては、
業者がもう一回見直してみてほかのルートがあったかどうかわかりませ
ん。けれども、それらの方法で工事費下がったのか、もう一つは業者の企
業努力といいますか、例えば忙しい時期と暇な時期の差によっても工事費
が違うのではないかというようなことは考えられます。
議 長 執行部の答弁が終わりました。
高野軍三議員の2回目の質問を許します。
高野(軍) 2回目の質問をさせていただきます。
答弁の中にガーラスキー場についての夏場の開発について、今後進めて
いくというようなお話、そうあればこれは幸いだと思っております。その
開発当初そういう話の中でありながらして、要するに財源の不足というよ
うな形の中で、それをやらないで来ておるわけですから、そういう形で今
後いくとするならば、これはその方向で大いにやっていただきたいと思っ
ております。
それから、もう一つ、下水道についてのことですけれども、今後そうい
う話が出ないようにその工事者に指導をしていただければ幸いかと思いま
す。この開発についても住民主体として見た場合、マンション新設に当た
っては、土地が高騰を招き、その後遺症として高額な税負担となって住民
の上にはね返ってきているのが現実であります。安心をして暮らせるよう
に正常な価格に戻すべく、行政としてでき得る限りの努力が必要と思われ
ますが、いかがでしょう。
二つ目としまして、マンションのホテル化はなかなか売れないといって、
マンション側の意向に町行政も協力をしてきたが、それがホテル申請に変
わってしまった。そういう中で、やはり町行政、受付の窓口も慎重に対応
し、地域との連絡を密に行うべきで、特に今回のホテル化は、あの地域で
はコクドさんのスキー場開発当時、企業との話し合いの中では宿泊設備は
やらないと言って、そういう話の中で進んできているわけです。スキー産
業が低迷している今日、民宿の方たちはそれでなくとも大変なときなので
あります。今後ホテル化申請等は地域住民と慎重な対話をして、問題が住
民との間に起きないようにすべきだと思うが、いかがでしょうか。
また、マンションの空き部屋販売対策等考えたらどうでしょうか。町行
政として、例えば農業体験とか、マンションを第二のふる里と考えてもら
うように、休んでおる農地を都会の方たちに格安で貸して自分の菜園をつ
くってもらうとか、あるいは地域特産品の開発、湯沢の自然のよさをアピ
ールするなど、対策を考えていくことがマンション業者と協力していくの
はいかがでしょうか。スキー場開発業者にしても、自分のところだけを考
えて観光事業をするのではなく、地域と一緒に考え、共存共栄の道を探っ
ていく方向で行政がその橋渡しをしていくという考えはいかがでしょう
か。宿泊施設などから考えた場合、一過性の観光事業ではなく、これから
は既存の観光地に健康、保養という新しい機能を医療、保養、スポーツ、
レクリエーション等をつけ加えた滞在型の観光地へと再生していく道をつ
くっていくまちづくりとは、自分の生活をつくることであり、自分が住ん
でよいところは人も来てよいと言っておられると思います。以上のことか
ら、観光地として湯沢を再生していく考えというのはいかがでしょうか。
それから、もう一つは、非常に案内看板が不足しているということなの
で、これを駅前あたりへ、要するに登山する人たちが目的地が明確にわか
るような看板を設置するということと、地元の人は歩いていても自分で行
くところというのは非常にわかるわけですけれども、都会から来た人たち
というのはそういう部分は、どこにどう行けばいいかということは、これ
は不わかりのわけで、そういう部分のわかりやすい看板を設置することと、
それから登山なんかの場合ですけれども、基地をどこにするかという、こ
れはパンフレットとかそういうものに上げてもらう場合のことですけれど
も、基地をどこにするか、この基地はどこであるというような、そこを基
地にしてそこから目的地にそこの宿泊された宿へお送りするとかというこ
とで、やはり宿泊者をふやすパンフレットなり、そういう宣伝の中にして、
ただパンフレットを作成してやるというだけでなくて、少しでも地元に足
をとめるような方法のパンフレットの作成をお願いできればなということ
で、第2回目の質問は終わります。
議 長 高野議員の2回目の質問が終わりました。
町長の答弁を許します。
町長。
町 長 それでは、2回目の質問に対しましての答弁をさせていただきますが、
まさに今高野議員がお話ございましたように夏場の開発というガーラの問
題につきましては、湯沢町もトレッキングということで大峯山頂から清津
の谷へ下る、上るという部分がありまして、やはり山を生かしていこうと
いうのは重要だと思います。今冬は、温浴施設もガーラさんはできました
ので、夏場もそれらを有効に活用したいというお話も伺っておる中で、こ
れから山を生かし、そして音楽というようなものも取り入れていただけな
いかというようなことも、私お話は役員会でもしたところでありますが、
さらにこれからぜひ役員の皆さん方ともお話しする中で、何とか共存共栄
ができるような道を模索してまいりたいというふうに考えておるところで
あります。
なお、お話のありましたマンションのホテル化の問題につきましては、
議会の皆様方からもいろいろとご助言等を賜りまして、ご意見をちょうだ
いしまして、地域の方々とトラブルがないように、今後建築確認の窓口で
あります企画調整課の方もそれについてはよく精査をして、間違いが起こ
らないように努力をしていきたいというふうに考えております。
それから、マンションのお客さんが来たときを含めてもそうですが、農
業体験というようなお話がありまして、まさに自然との触れ合う体験交流
という中では旭原の花の郷周辺に陶芸工房もできますし、あそこではフィ
ッシングができたり、ゴルフもできたりというようなことでいろんな意味
でこれから自然と親しまれるような体制整備に組んでいきたいと。その中
でも、農業体験というようなものも一つのメニューに加えられないかなと
いうことで、今の中山間地域総合整備事業の中でもご採択をいただくよう
に努力しておりますので、そんなときにマンションの客のみならず湯沢町
に滞在型のリゾート地としてぜひ日の目を見るような努力もこれからして
いきたいなというふうに考えております。
なお、案内看板につきましては、今ご指摘のように非常に不案内、非常
に親切ではないというお声も聞くところでありますので、10年度の予算の
中にはこの案内標識を確立ができるような予算化を図ってまいりたいとい
うふうに思っております。
なお、パンフレットにつきましては、これでいいのだという気持ちはご
ざいませんので、ぜひまた民間の皆さん方からよりよいご意見をちょうだ
いする中でひとつ組み入れて、また担当課も努力してまいりたいというふ
うに考えているところであります。
以上であります。
議 長 それでは、高野議員の3回目の質問を許します。
高野(軍) 町民が難儀をしている一番の問題について、税の問題についてなのです
けれども、積極的にやっぱり町もこの対策に取り組んでもらえるかどうか
ということ1点だけひとつお聞かせ願いたいと。それは、賢議員が質問の
中でも大変だということですけれども、できるだけ正常な価格にやはりや
りたい。あれは何があっても、マンションが進出したがために価値のない
ものがぼんと上がってしまったという形の中で、それ1点ひとつ。
3回目の質問を終わります。
議 長 3回目の質問が終わりましたので、町長の答弁を求めます。
町 長 それでは、答弁させていただきますが、マンションの林立、言うなれば
当時バブル期に東京マネーが進出して、湯沢町に林立をしたということで
土地が高騰いたしまして、それの土地の評価額が高くなりまして、それに
伴って固定資産税が上がって、今きゅうきゅうとしているというお話であ
ります。そのことにつきましては、議員の皆さん方からも再三ご指摘をい
ただいておりますし、私としても観光湯沢にとって今この不景気の中で税
の徴収ということでは大変大きく私も考えております。また、スキー場を
取り巻く環境の中で、町有地の貸付料を値下げしてほしいというような問
題も考慮していかなければいけないというふうにも考えております。した
がいまして、今高野議員がご質問された税を含めて、これはあくまで適正
な課税に努めていかなければいけないという努力は今後もさせていただき
ますので、よろしくお願いいたします。
議 長 以上で高野軍三議員の一般質問が終わりました。
以上で一般質問を終わります。
日程第2
同意第1号 湯沢町都市計画審議会委員の委嘱の同意について
議 長 本案を議題といたします。
執行部から提案理由の説明を求めます。
助役。
助 役 同意第1号湯沢町都市計画審議会委員の委嘱の同意についてお願いを申
し上げたいと思います。
今年の7月の25日並びに本日でございますが、12月の19日で6名の方の
委員の任期が切れますので、したがいまして今議会に審議委員の皆さん方
について委嘱を申し上げたいということでお願いをするものでございま
す。
1号委員、それから2号委員のうちほとんどの皆さん方が再任という形
でお願いを申し上げております。新たにお願いを申し上げましたのは、第
1号委員の本田一郎さん、昭和13年9月1日生まれでございます。ご案内
のように、1号委員は知識経験者ということで、本人は役場にも長年勤め
ておりましたし、そういう面での知識経験を生かしてご活躍いただきたい
ということでお願いを申し上げるわけでございます。
よろしくお願いいたします。
議 長 説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
3番高野栄司議員。
高野(栄) 都市計画審議委員の委員には問題はないのですが、提案としまして役場
ではいろいろの委員をお願いしていると思いますが、出席率の悪い委員の
方はやっぱり任期内でやめてもらうぐらいの新陳代謝図ってもらいたいと
いうことと、大分高齢になった方はまた再任ということではなくて、ある
程度の年、70歳ぐらいをめどに特別の人でなかったら、やっぱり次の方に
譲ってもらいたい。そういうのをはっきりしてもらったり、あとはその関
係の委員会に入ったら、課長から1年に1回ぐらい勉強会してもらって、
きちんとわかるような委員になってもらいたいと思いますので、それをお
願いしたいと思います。
議 長 助役。
助 役 今回の委員の選出につきましても6名という多くの皆さんですので、例
えば女の皆さんにお願いしたらいいのではないかというようなことで、い
ろいろ模索もさせていただきましたが、なかなか適任者が見つからなかっ
たというようなことで、今ほどご提案のありましたように高齢者の方とか
というようなことについては、配意をさせていただいたつもりでございま
す。
出席云々のことも当然考えていくべきであろうというふうにとらえてお
りますので、また担当の課長と相談しながら進めていきたいと思いますの
で、よろしくお願いいたします。
議 長 3番。
高野(栄) 助役さんは、今回のこれではなくて、町全体の委員のことを言っている
わけで、いろいろの特定の委員の人に指すようでは申しわけないのですが、
民生委員なんかは年とった方がいて、車に乗れないと仕事が遅くて、お願
いした人がなかなかうまくないというような、そういういろいろな話聞い
ていますので、それで提案みたいな形でやっていますので、お願いします。
議 長 11番樋口議員。
樋 口 2号委員の高橋義勝さんていう方、これはどんなお仕事なさっているの
でしょうか。
議 長 助役。
助 役 古野の出身の方で、鉄道に長くお勤めいただいたのですが、今内田観光
をやっている方でございますけれども。
議 長 ほかに質疑はございませんか。
( な し )
議 長 お諮りをいたします。
質疑を終結し、討論を省略して直ちに採決をしたいと思いますが、ご異
議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認め、採決をいたします。
日程第2、同意第1号湯沢町都市計画審議会委員の委嘱の同意について、
本案に賛成の方はご起立を願います。
( 起立全員 )
議 長 起立全員で本案は原案どおり同意することに決しました。
議 長 本件を議題といたします。
各常任委員長、特別委員長から所管に関する事務調査などについて、会
議規則第75条の規定によりお手元に配付した申出書のとおり、閉会中の継
続審査の申し出があります。
お諮りいたします。各委員会の長からの申し出のとおり、閉会中の継続
審査とすることにご異議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認めます。
したがって、各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査とするこ
とに決定しました。
日程第4
要求第1号 マンションのホテル化対策特別委員会調査期限延長要
求について
議 長 本件を議題といたします。
マンションのホテル化対策特別委員会に付託中の本件につきましては、
12月定例会までに審査を終了するよう期限をつけましたが、同委員会から
会議規則第46条第2項の規定によって、3月定例会まで期限を延長された
いとの要求がありました。
ここでマンションのホテル化対策特別委員長の中間報告を求めます。
マンションのホテル化対策特別委員長、池田宏議員。
池 田 ただいま議長の方で話がありましたとおり、調査期限の延期をいたしま
す。
よって、マンションのホテル化対策特別委員会会務報告の中間報告を行
います。
平成9年9月18日に開催の特別委員会でホテルエンゼルグランディア問
題の膠着状態打破は、両者がテーブルに着くことが大前提である。それに
は、通知書の撤回が最も必要との協議がなされました。
よって、9月29日、正副委員長及び高橋茂雄委員の3名が中里エンゼル
グランディアに出向いて、押田社長、杉井専務に対して、関秋雄氏あてに
出した通知書の撤回を申し入れましたが、文書による撤回でなく口頭によ
る謝罪と陳謝を取り計らってもらいたい旨の話があり、地元対策委員会と
協議する旨返答をいたしました。
そのことによりまして、10月17日、議会側より正副委員長及び高橋茂雄
委員、地元側よりホテルエンゼルグランディア問題対策委員会委員長、高
橋良和及び中里観光協会長、南雲和夫両氏から出席をいただき、エンゼル
グランディア側は委員会が申し入れをした通知書の撤回は口頭でしたい申
し入れである旨を伝え、協議をして了解を得た次第であります。
そのことによりまして、10月28日に特別委員会より正副委員長及び高橋
茂雄委員、地元よりホテルエンゼルグランディア対策委員会副委員長、田
村正、中里観光協会長、南雲和夫及び協会委員、関秋雄の3氏、エンゼル
グランディア側より押田社長、杉井専務ほか2氏の4氏が出席をし、会合
を開催しました。まず、冒頭エンゼルグランディア押田社長より関秋雄氏
に提出をした通知書については、会社のために行ったことではあるが、軽
率であり、大変にご迷惑をかけて申しわけなかった。以後は、皆様と話し
合いを行ってこの問題の解決に努力していきたいので、何とぞよろしくお
願いをしたい旨の謝罪の話があり、これに対して関秋雄氏より謝罪をいた
だき感謝をします。今後は、前に向かって話し合いができるようにお互い
の努力は必要である旨の話があり、出席者全員より今後の対策と対応など
について懇談をし、決裂し膠着状態にあった両者に融和が戻りました。そ
のことから、今後は両者がみずから話し合いのテーブルで話し合いを重ね、
必要に応じては特別委員会の要請も行うが、結論を見つけるべく細心の努
力をすることとなりました。
その後の特別委員会の協議事項として、@、請願についての採否につい
て協議をいたしました。A、今後この問題の事例が発生しない対応及び発
生したときの対応を協議いたしました。
11月17日、特別委員会を開催しまして、今までの経過を報告、質疑をし、
次の要約をいたしました。(1)、ホテルエンゼルグランディア問題は、デ
リケートな内容もあり、12月定例議会委員会報告は中間報告とすると。
(2)、今後の対応は、指導要綱の整備強化案の早期作成を行い、委員会
で協議をしていくと。(3)定例議会前の委員会は、地元の状況を見て正
副委員長と高橋茂雄委員で協議、決定せよの協議がなされました。
さらに、地元にこの問題で迷惑をかけたということで、わびの言葉を出
していただけないかという委員会からの申し入れをしたわけでございます
が、そのことにつきまして中里観光協会長、南雲和夫殿あてに株式会社エ
ンゼル代表取締役、押田伸二、エンゼルグランディア越後中里総支配人、
畑中祥照からわびの文書が届いておりますので、皆様にお知らせいたしま
す。読んでみます。
「拝啓、貴協会におかれましてはますますご清勝のこととお喜びを申し
上げます。日ごろは当ホテルに対しまして、協会の皆様の温かいご理解を
いただき、まことにありがたく厚く御礼を申し上げます。
さて、このたびの当ホテルの運営に関することで、貴協会の皆様には多
大なご迷惑及びご心配をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。
今後は協会の皆様との情報交換やコミュニケーションを密に行い、意思の
疎通を図り、行き違いのないよう中里地区発展のため協力していく所存で
ございます。
どうぞこれからも地元皆様との共存共栄を目指して頑張るつもりでおり
ますので、今後ともよろしくご指導、ご鞭撻くださいますようよろしくお
願いを申し上げます」との書面が中里観光協会に届き、私どもの方に観光
協会の方から連絡いただいておりますので、報告いたしました。
以上が今までの中間報告でございます。
議 長 委員長の報告が終わりました。
お諮りをいたします。日程第4、要求第1号マンションのホテル化対策
特別委員会調査期限延長要求について、委員会要求のとおり期限を延長す
ることにご異議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認めます。
したがって、マンションのホテル化対策特別委員会調査期限について、
委員会要求のとおり3月定例会まで延期することに決定しました。
日程第5
発議第10号 第4次急傾斜地崩壊対策事業5箇年計画策定に対す
る意見書の提出について
議 長 本件を議題といたします。
提出議員より説明をお願いします。
15番冨沢議員。
冨 沢 第4次急傾斜地崩壊対策事業5箇年計画策定に対する意見書の提出につ
いて、この案について説明を申し上げます。
朗読をお願いをします。
議 長 事務局長、朗読をお願いします。
( 議会事務局長意見書に基づき朗読 )
冨 沢 今朗読をしていただいたとおりでありますが、建設公共事業の7%カッ
トという中で、山間地域の急傾斜地崩壊対策についての予算を確実なもの
にしたいという意味合いでございます。
湯沢町の場合でも何カ所かこういう場所がございます。小さい砂防ダム
といいましょうか、を含めて小沢近辺あるいは湯沢フィッシングパークの
上のあたり、こういう傾斜地あるいはがけ崩れの場所等がたくさん見受け
られます。そういう場所についての予算が十分にとれるように皆様方のご
協力をお願いをしたいと思います。
以上です。
議 長 説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
18番林議員。
林 伺っただけでも、この問題については大変重要で必要な措置であるとは
思いますが、今ほど建設委員長の説明の中で、湯沢町においても何カ所か
やはりこういう危険が予測される場所もあると言われましたが、町当局は
厳密にこの危険箇所の地区の拾い出し、そういうのをやったことがあって、
現在何カ所かそれを認識しておりますかどうか伺いたいわけです。お願い
したいと思います。
冨 沢 この意見書は、議会から国に対して出すものでありますので、執行部に
対する質問はこの際ちょっと難しいと思います。
それから、私も委員会委員長でございますので、そういう調査詳しくは
存じ上げておりませんが、要はポジションがいろいろございます。国のか
かわり合いのものあるいは県のかかわり合いのもの、町がやらなければな
らぬものとありますので、それぞれ合算した形でやっていかなければなら
ないと思いますが、これらについては特に国の行うものだと思いますので、
それらの数値については私存じ上げてございません。
議 長 ほかに質疑はございませんか。
( な し )
議 長 お諮りをいたします。
質疑を終結し、討論を省略して直ちに採決をしたいと思いますが、ご異
議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認め、採決をいたします。
日程第5、発議第10号第4次急傾斜地崩壊対策事業5箇年計画策定に対
する意見書の提出について、本件に賛成の方はご起立を願います。
( 起立全員 )
議 長 起立全員で本案は原案どおり可決されました。
議 長 本件を議題といたします。
紹介議員より説明をお願いします。
17番南雲賢議員。
南 雲 請願第14号の紹介をいたします。
事務局より朗読をお願いします。
議 長 事務局長、朗読を願います。
( 議会事務局長請願書に基づき朗読 )
南 雲 この請願については、9月定例議会でも県の事業見直し、5カ年以上経
過したものについてという問題がありまして、そういったことについて県
としてそういうことをしないようにということを、湯沢町議会としても採
択をしていただきました。そういう点で、今回そういう中で特に暮らしや
福祉や教育に関係する切実な問題なのですが、このような4点について来
年度予算に減額をするとかということのないように、ひとつ湯沢町議会か
らも意見書を出していただきたいと、こういうことであります。
今特別養護老人ホームの建設が、湯沢町は今年度、来年と始まりますけ
れども、その次に控えております特養の建設が大変厳しい状況というのが
現実であります。そういう点で、やはりこの問題についても県が積極的に
やっていくことと、こういうものに対する施設についての超過負担という
問題があるわけですけれども、やはり超過負担が出ないように県としても
図っていただきたいということでありますし、今乳幼児医療費の助成制度
の関係も今よりも状況を悪くしないようにやっていただきたいということ
であります。
学校給食の関係も、やはり今米飯給食への負担が減らされようとしてお
るわけですけれども、特に新潟県は米産県でもありますし、そういうよう
に米の消費についての県の補助制度といいますか、そういうのを存続をし
ておいしい米を子供たちに与えてほしいというようにこれを存続していく
と、こういうことであります。
特にいじめ、不登校の問題は、新潟県は全国でも最も悪い部類に服して
おりますので、この問題について一層県として力を入れてやっていただき
たいと、このようなことであります。
ぜひ皆さんから意見書を採択していただいて、県に上げてまいりたいと
思います。以上です。
議 長 説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑はございませ
んか。
( な し )
議 長 お諮りをいたします。
質疑を終結し、討論を省略して直ちに採決をしたいと思いますが、ご異
議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認め、採決をいたします。
日程第6、請願第14号98年度県予算編成に関する請願、本請願を採択す
ることに賛成の方はご起立を願います。
( 起立多数 )
議 長 起立多数で本件は採択することに決定しました。
日程第7
陳情第8号 国立療養所西小千谷病院を神経筋高度中核専門病院と
して整備・拡充を求める陳情
議 長 本件を議題といたします。
事務局長の朗読を求めます。
事務局長。
( 議会事務局長陳情書に基づき朗読 )
議 長 これより討論を行います。討論はございませんか。
( な し )
議 長 討論を終結して採決をしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認め、採決をいたします。
日程第7、陳情第8号国立療養所西小千谷病院を神経筋高度中核専門病
院として整備・拡充を求める陳情、本陳情を採択することに賛成の方はご
起立を願います。
( 起立全員 )
議 長 起立全員で本陳情は採択することに決定しました。
日程第8
陳情第9号 生産調整の拡大に反対し、真の農業、農村の振興を図
る施策の確立を求める陳情
議 長 本件を議題といたします。
事務局長の朗読を求めます。
事務局長。
( 議会事務局長陳情書に基づき朗読 )
議 長 これより討論を行います。討論はございませんか。
( な し )
議 長 討論を終結して採決をしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認め、採決をいたします。
日程第8、陳情第9号生産調整の拡大に反対し、真の農業、農村の振興
を図る施策の確立を求める陳情、本陳情を採択するに賛成の方はご起立を
願います。
( 起立多数 )
議 長 起立多数で本陳情は採択することに決定しました。
日程第9
陳情第10号 通学時間帯の定期バス運行を二居地区町道廻りとす
る陳情
議 長 本件を議題といたします。
事務局長の朗読を求めます。
事務局長。
( 議会事務局長陳情書に基づき朗読 )
議 長 それでは、これより討論を行います。討論はございませんか。
( な し )
議 長 討論を終結して採決をしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
( 異議なし )
議 長 異議なしと認め、採決をいたします。
日程第9、陳情第10号通学時間帯の定期バス運行を二居地区町道廻りと
する陳情、本陳情を採択するに賛成の方はご起立を願います。
( 起立全員 )
議 長 起立全員で本陳情は採択することに決定いたしました。
広報委員会から発言が求められておりますので、広報委員長の発言を許
します。
黒 柳 今回の議会だよりに提出される原稿を24日までといたしますので、お願
いいたします。
それから、原稿用紙については各引き出しに入っておりますので、よろ
しくお願いしたいと思います。
それから、委員の方はそれぞれ自分の担当をする原稿を出す必要のある
人は、原稿用紙持っていっていただきたいと思います。
以上です。よろしくお願いします。
議 長 それでは、長期間にわたり執行部初め議員の皆様大変ご苦労様でした。
一日も早い降雪と皆様がよい年をお迎えできるよう祈念いたしまして、
これにて平成9年第8回湯沢町議会定例会を閉会いたします。
15時59分