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文化交流活動拠点の整備について |
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文化活動は地方自治体においても、交流人口・関係人口の拡大に優位に働く施策であると考える。国は2016年策定の「日本の明日を支える観光ビジョン」や2020年の「観光ビジョン実現プログラム2020」でも地域の文化資源の発掘や活用、磨き上げ、基盤整備の重要性を訴えており、県においても2017年の「新潟県文化振興ビジョン」があり、今年の４月に観光文化スポーツ部として組織の再編が行われるなど、この分野を一体となって取り組みを進めているところで、今後も観光と文化(とスポーツ)は不可分の領域になってくると考えられる。
こういった流れを踏まえると、観光立町が町是である我が町においては、文化は言わば活動の両輪に位置するといっても過言ではない。
一方で普段の暮らしを思うと、まだまだ観光に施策が偏重しており、文化については多分に発展の余地があると考える。
町内において主要な産業である合宿誘致であるが、スポーツ系のグループのみならず、音楽系サークルの合宿が行われるなど盛んに文化系の団体の活動があるが、例えばこれらの団体の合宿成果の仕上げとなる大会や発表会を行えるような施設を整備することにより、そこでステージに立つことがキャリアの上での一つのステータスシンボルとなるし、町に興味を持ってもらい、愛着心を育むという面でも大いに意味がある。
学生との定期的な交流の機会があることは最初に述べたように、文化活動による関係人口や交流人口の増大につながり、これは将来の移住・定住予備軍を大きく増やすことができる可能性を秘めていることを強く認識していただきたい。併せて、町民の文化活動の機会の確保にもつながり、生涯学習や社会教育活動を重視する自治体であることを内外にアピールすることもできる。
・音響設備の整ったコンサートホールや野外の舞台などを整備する計画や構想などはあるか。
・どこにどんな規模のものが必要だと考えるか。
現状の施設で、上記のような需要を十分に満たせるとお考えか伺う。
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インバウンドやスノーエントリー層のために越後湯沢駅を中心とした機能の強化を |
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① 先般、湯沢町観光振興計画2022-2031が出来上がったが、その中で湯沢町スノーリゾート形成計画の概要について述べられており、これは観光庁の選定する「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業」の対象の一つということだが、ここに「利用者本位であることを重視し、越後湯沢駅を拠点とするエリアとしての一体感をもって取組をおこなう」との記述がある。
私はこれに大いに共感している。そこで伺いたいのは、まずこの記述はどのような取組を今後、行うことを念頭に置いての記述であるのか説明を願う。
② 現在の越後湯沢駅の機能を振り返ってみると、事業者の方々には申し訳ないが、シャトルバスの発着所は東西に分散しており、更衣室は無く、入浴施設も当町を訪れるスキー人口に対してキャパシティが十分だとは思えない。
スノーエントリー層に世界一やさしいスノーリゾートを目指すのであれば、交通結節点である駅を中心とした機能の強化は不可欠だ。
利用者本位というのは具体的に申し上げれば、大きなリュックやキャリーバッグを引き、足元は普通の靴で、上着や帽子や手袋も備えていない、完全な手ぶらのお客様を想定していただきたい。例えば、ガーラ湯沢は駅の改札を出ると全てワンストップで、レンタルコーナーやチケットカウンター・コインロッカー・更衣室・シャワールームといった雪遊びに必要な身支度を整える施設が完備されている。越後中里駅も日帰りスキーセンターが駅に直結しているし、屋外に出ることなくスキーの支度を整えてゲレンデに出発することができるというのが大事だということは理解していただけると思う。
大きな駅舎や東口広場という空間的余裕を抱えている越後湯沢駅を、これらのように機能を強化することで、新幹線駅である強みを生かして、全ての支度を整えた上でそれぞれのスキー場に向かう交通手段に乗り換えることが可能となれば、計画のターゲット層であるインバウンドやスノーエントリー層からは大いに喜ばれることと思うし、各スキー場もマイカー以外の利用客が増えることで、利用者の増大が見込めることと思う。
公共交通機関の利用人数が増えれば地域交通にとってもプラスであるし、一体感のあるブランディングを行っていくのであればぜひ取り組んでいただきたいのだが、町長の所見を伺う。
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通りや場所に名前をつけることについて |
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① 国土交通省の社会実験の一つに、「通り名で道案内」というものがある。
通常の道案内だと町名や番地で示すため、土地勘の無い来訪者にとってはわかりにくいところがあるが、これは土地に不慣れな方、具体的には観光客やインバウンドに対して通りの名前と距離を表す番号を記載した地点標で目的地への案内をしようという試みで、わかりやすいのは国道17号線に立っているキロポストのようなものを町中にも置こうという試みだ。取り組みとしてはやや古く、2006年(平成18年)から２年間、全国で行われたとホームページに記載がある。
アイデアそのものは今でも通用すると考えており、湯沢の西の温泉街や東の商店街、駅通りなどの回遊性を高めるための施策として取り入れても良いと考える。
通りに呼び名をつける過程で地域のコミュニティの醸成にもつながり、イベントなどでも活用が可能と考えるが、いかがか。
② 名前のないスポットは、なかなか認知度が高まらない。代表的なのは、西口の足湯であろう。名前があることは思い出を共有しやすくなり、町の歴史において重要な意味を持つ。
道興(どうこう)という室町時代の僧侶が北陸を通って越後に入り、三国峠を越えて関東を旅した時の記録である『廻国雑記』(かいこくざっき)という文献がある。
ここで、室町時代の湯沢町に比定できる地名として「くつぬぎのさと」という記述が出てくる。「これより、くつぬぎといへる里を過ぎ侍るとて、” 我も亦
あしをやすめて 立ちぞよる 水かふ 駒の沓ぬぎの里”」これは、今の熊野の辺りのことだという先行文献があった。つまり「ツナギ」の古い名前だと想像できる。
「ツナギ」は綱の木で馬を停めるための木ということだが、それも含めて旅人が足を休める機能が大昔から、ここにあったということに他ならない。
現代の旅人も湯沢を訪れて靴を脱ぎ、足を休めているというところに大きな歴史のロマンのようなものを私は感じる。ぜひ廻国雑記の記述に由来する名前を、西口の足湯に与えてほしいと考えるが、どうか。
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地域再生計画に具体性を持たせることについて |
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企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)について問う。企業版ふるさと納税は返礼品ではなく、地域再生計画についての寄付という扱いと理解しているが、湯沢町の地域再生計画「湯沢町
まち・ひと・仕事創生推進計画」には、湯沢の重要なブランドである「雪国」も「温泉」も「山」も「スキー」も「フジロック」も出ていない。地域再生計画に共感を呼べなければ、企業版ふるさと納税も実績には結び付きにくい。地域再生計画のより具体的な内容を提示することについて町長はどうお考えか。 |
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令和４年12月定例会