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避難所の備蓄について |
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昨年、日本各地に被害をもたらした台風19号であるが、湯沢町においても国道17号線が一時通行止めとなり三俣―浅貝間が一時孤立状態となる事態が生じたほか、町内各所でも被害が出たと報告を受けている。
災害等が発生した際、生命の安全を確保するため、あるいは被災時の一時的な生活の本拠地としての「避難場所」や「避難所」が町内各所に設置されるわけであるが、今回の台風19号の際、三俣地区においても「旧三俣小学校」が避難所として開設され、役場職員が実際に現地で対応を行ってくれたことは大変ありがたいと思っている。
ただ、その一方で今回の災害時に感じたのが、避難所としての備蓄量の脆弱さである。
アルファ化米や保存水、薄いマットなど最低限のものは備蓄されているが、仮に今回の台風19号と同規模もしくはそれ以上の規模の何がしかの災害が冬期に発生したと想定したとき、その状態で良いのか考える。
台風による災害時などには季節的に暖を取るような事態などはないであろうが、例えば2月の寒さ厳しい時期に地震等の災害が発生し、避難所に避難をしてきたとき、果たしていま備蓄されているマットの使用だけで寒さを乗り切れるのだろうか。
避難所における備蓄等については、ある程度の指針が示され、全国各地で同様に対応されており、湯沢町においてもそれらに準じて対応がなされているのだと考えるが、「雪国」という立地的条件を考えた時には、そこに地域独自のプラスの備蓄を進めることも考慮していかなくてはならないのではないのかと考えるが町長の考えを伺います。
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2. |
越後湯沢駅西口の消雪パイプについて |
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越後湯沢駅西口について、昨年大規模な改修が行われた訳であるが、冬期に入り西口の南側(熊野地区側)の歩道の融雪(消雪パイプ)について不備が生じている。
この件については、以前から指摘されてきているとの声を聞いているが、西口の北側の歩道(西山地区側)の消雪パイプがうまく機能しているのに対し、南側の歩道は降雪時には30から40センチの雪が積もるなどして住民や観光客等の通行を大いに阻害している。消雪パイプ自体は設置をされているのだが、位置が良くなく、十分に機能できていないのである。
南側にはエンゼルグランディア越後中里の案内所(バス乗り場)や神立スノーリゾートのバス停があり、北側ほどではないにしろ、多くの観光客が行き交っている。また、駅を降りたばかりという状況でもあり、不慣れな恰好(長靴を履いていないなど)の観光客がほとんどで、近年のインバウンド観光客の増加等も影響しているであろうが、大きなキャリーバックを引いている観光客も非常に多い。
この状況下にあって、歩道が雪に埋もれているという状態はお客様の安全という面から考えても非常によろしくない状況ではないかと考えるが町長の考えを伺います。
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3. |
湯沢中央公園有料施設予約抽選会について |
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夏季、湯沢町の多くの宿泊施設には合宿を目的とした団体が大勢入ってきており、これが宿泊施設の大きな収入源となっている訳であるが、夏の団体の予約というものは大体の傾向として前年の秋季からはじまり、多くは2月から3月にかけて予約が確定してくる。つまり、現在、湯沢中央公園有料施設の使用予約の抽選会は概ね4月中旬に行われているが、昨今の業界の状況からするとちょっと時期が遅いと言わざるを得ないということは、宿泊施設を経営者である町長にもご理解いただけるのではないかと思う。
合宿を受け入れるにあたって体育施設等を必要としている宿泊施設からすると、必要となる施設が確保できていない状況で予約を受けるというとのはある程度のリスクを抱えなくてはならないし、良い客を取ろうと強気で営業をして予約を受けたとしても、施設の抽選から漏れて予約をキャンセルせざるを得ないなどという状況になっては、それこそ信用問題になってくる。
以上のことから、湯沢中央公園有料施設予約抽選会実施時期の再考について、町長の考えを伺います。 |
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