1. |
「愛される湯沢病院」を目指す新たな行動は |
|
3月定例会で、私自身の体験から「もっと愛される湯沢病院」を目指すべきと提案した。その後、従来の体制の報告を頂いたが、それが今後どう有効に活かされるのか、あるいは新たな取り組みをされるのかまでは聴いていない。
行政と病院管理者とのお話(改善への検討)はされたのだと思うが、それぞれの具体策、または共同での対応策など、どのように検討されどの程度進んでいるのか伺う。
|
2. |
町単独工事のあり方を工夫しよう |
|
地方自治体には「会計年度独立の原則」がある。また、今さら言うに及ばずながら昨今の傾向は、深刻化する降雪の減少、資機材の高騰や欠品、人件費の上昇と働き方改革、恒常的な人材不足等々。地域整備部においても人員不足で、慢性的に技術者の配置もままならない状況と理解している。大きな事業者は少し事情が異なるかも知れないが、雪のない3・4月と繁忙期、つまり春先の仕事のない時期と、特に秋以降の仕事が重なり過ぎる時期の落差、もっと言えば運転資金調達が必要となりそうな時期と、外注したくても業者が見つからない時期の差に、喘ぐ傾向にあると聞く。とは言え今後、全体の土木建築などの公共工事が増えて行くとは思えない。
そこで、計画的に一部町単独工事を、次年度の支出を約束する「債務負担行為」として、9月または12月議会で予算化してはいかがか。消雪パイプの修繕やポンプの入れ替えをはじめ設備工事や電気工事、その他修繕などなど工事の前の会計年度の債務負担行為として予算化して、入札と契約をすることができれば、雪のない春先も予め仕事を確保できるし、早ければ4月、5月の入金もあり得る。納期の長い資機材も、その時点の価格で発注し、余裕をもって確保できる上、その時期なら自社内での作業が叶う。
そして、秋への工事集中が減れば稲刈り前後からの人手不足が緩和され、外注費も減少することでしょう。
結果、担当部では金額変更や工期延長などの変更は減るし、総工費も抑えられると考えられる。
内部的には、4〜6月までは国県助成の工事の手続きに集中できると想像する。また、内水面漁業期間の後(秋以降雪降り前までの繁忙期)に消雪井戸の保守が集中することも避けられる。町内要望も次の春には反映できるかもしれない。いきなりは無理としても、2〜3年かけてペースに乗れば、工事予算を増やすことなく、事業者も行政も効率的で合理的な改善となるのではないかと愚考する。
限られた税収であっても、工事部門の適時な支出は無駄のない有効な税の町内還流に繋がる。
一部、町単独工事の「債務負担行為」化。行政と議会で取り組んでみようではないか。
|
3. |
町史の続編編纂のための準備とその予算化を |
|
町史の編纂は大仕事だが、そのための準備は定期的に行ってゆく必要がある。高く評価される前回の湯沢町史の発行は平成12〜18年。つまりざっくりと20年。形にするのには、それから数年かかる。準備は、四半世紀に一度はせねばならない事業と考える。
この20年、行政的にも様々なことがあった。地球温暖化が加速する中、「大地震」「大イベント」。そして、「新型コロナ」。世界情勢の変化から、各地の紛争。影響を受けた経済も、民俗文化も、自然環境の変化や農業まで、大きな変化とその過渡期となっている。
町史の追加編纂は50年に一度でも、その準備はしておかなければならない。また、歴史の記述は、体系的で俯瞰的・普遍的、偏らない広い視線と独自性が必要で、中心となる人、表現できる人、まとめて保存できる人など、欠かすことができません。
さすがに「みんなAIにお任せ」とはまいりません。まごまごしていると、当然ながら適齢期のライターも高齢化する。25年先のことは、その時の方々にお任せし、今は「今、すべきこと」を考えましょう。いかがか。 |
|
|
|